JP3002105U - ベランダ等の美観保持具

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(57)【要約】【目的】ベランダの通気性を損うことなく、四季の
花，絵画又はディスプレイを飾ってベランダの美観を向
上させるものである。【構成】ベランダの手すりＢに着脱自在に固定した保
持板１に造花２を取り付け、ベランダの美観を保持した
ものである。

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ベランダ、物干し場などの美観を保持し、外部から遮蔽すると共に造花，絵画並びにディスプレイなどによりベランダの美観を保持する保持具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術およびその課題】

一般に高層住宅では、晴天時にはベランダ、物干し場などの手すりに布団や洗濯物をかけて乾していた。

【０００３】そのため高層住宅のベランダでは種々色あいの布団、洗濯物が満艦飾となり、外観的に見苦しくあまり体裁のよい光景ではないのである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案によるベランダ等の美観保持具は、かかる従来の外観上並びに体裁上の問題点を解決するためになされたものであり、保持具はベランダの手すりへの取付を極めて容易且つ着脱自在に固定すると共に、この保持具を格子板，網板等に形成し造花等の美観具の取付、取り外しに便なる構成としたことにある。

【０００５】

【作用】

この考案によれば保持板に造花，絵画並びにディスプレイ等を順次取替自在に保持してこの保持板をベランダに着脱自在に固定してベランダの美観を一層高める効果がある。

【０００６】

【実施例】

以下、この考案の一実施例を添付図面に基づいて説明する。

【０００７】図１乃至図３において、Ａはベランダ、Ｂはベランダの手すりである。

【０００８】１は手すりＢに着脱自在に固定した保持板である。該保持板１は、その上下端部を図１，図２の如く直接ベランダの手すりＢに掛止部材Ｃを介して着脱自在に固定したものである。

【０００９】前記した保持板１は、格子板，網板等からなり、例えば造花の茎部を着脱自在に掛止する様に掛合手段を設けている。この掛合手段は針金等適当な掛合手段を任意に選択しうる。２は保持板１に取り付けた造花である。更に絵画，ディスプレイ等も同様手段で設けることもできる。

【００１０】図４は他の実施例を示すもので保持板１は手すりＢから突出部３を突出させて一定の間隔を設けている。その為手すりＢと保持板１に間隔があり、この間隔に布団等をかけても保持板１の造花又は絵画，ディスプレイにより美観を保持するのである。

【００１１】

【考案の効果】

この考案のベランダ等の美観保持具は上記の如き構成であり、外部からは造花等の美観具が見え、通気性もよく、更に造花は四季に応じて取替自在であり、ベランダの美観を更に向上させるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の美観保持具の斜視図。

【図２】同上の要部断面図。

【図３】保持板の正面図。

【図４】他の実施例の断面図。

【符号の説明】

ＡベランダＢベランダの手すりＣ掛止部材１保持板２美観具３突出部

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ベランダの手すりと一体に又は着脱自在
に固定し、且つ造花，絵画並びにディスプレイ等の美観
具を取替自在に保持した保持板を設けたことを特徴とす
るベランダ等の美観保持具。
【請求項２】上記保持板が、格子板，網板等からな
り、造花，絵画並びにディスプレイ等の美観具の取付、
取り外しに便なる構成からなる請求項１に述べたベラン
ダ等の美観保持具。
【請求項３】上記保持板が手すりから一定の間隔を設
けて突出している請求項１に述べたベランダ等の美観保
持具。