JP3170025U - 雛のつるし飾り - Google Patents

Abstract

【課題】新規改良を加えた雛のつるし飾りを提供する。
【解決手段】装飾布地製キャップによって被冠される上部輪枠壁に複数本の布紐を懸吊し、この布紐に縁起飾物等を取り付けて雛のつるし飾りを構成する。さらに、前記の上部輪枠壁に懸吊される布紐が、短い布紐から長い布紐の順で上部輪枠壁に懸吊され、上部輪枠壁より吊り下がり、縁起物付き布紐全体が螺旋状を描くような形態になるよう形成されることを特徴とする。
【選択図】図２

Description

考案の詳細な名称

本考案は、雛のつるし飾りに関するものである。

技術背景

従来、三月節句時の雛段飾りに欠かせない飾り物として図１に示すような雛のつるし飾りが存在する。

即ち、図１に例示する雛のつるし飾りは、装飾布地製キャップ１を被冠する上部輪枠壁 に複数本の同じ長さの布紐２を係着して吊り下げ、個々の布紐２に、例えば鶴，ウサギ，宝袋，三番叟，這い這い人形，小毬，大毬などの縁起飾物３を装着した構造を有し、これを天井から吊り下げて飾ったり、或いは三月節句時の雛段脇に配置して雛段飾りを加飾させている。

従って、図１に例示する雛のつるし飾りにおいては、複数本の布紐２が同じ長さを有しているため、正面からみると、横方向の縁起飾物３の存在が死角となって、雛のつるし飾り全体を見難くする嫌いがあり、また、後方向の縁起飾物３も見離くなる不具合を有していた。

本考案は、上記従来の雛のつるし飾りに新たな改良を加えることを目的とするものであって、詳しくは、本考案は雛のつるし飾り形態をどの方向からでも万遍なく看取できるとともに、雛のつるし飾りの美観，体裁を向上させ、更には、看者に対して新趣向感覚を印象付けることができ、しかも、三月節句時の雛段脇に配置することで、雛段飾りの見映えを一層華美にすることができる特徴を有する雛のつるし飾りを提供するものである。

本考案は、装飾布地製キャップによって被冠される上部輪枠壁に複数本の布紐を懸吊し、この布紐に縁起飾物等を取り付けて構成される雛のつるし飾りにおいて、前記の上部輪枠壁に懸吊される布紐が、短い布紐から長い布紐の順で上部輪枠壁に懸吊され、上部輪枠壁より吊り下がる布紐全体が螺旋状を描くような形態になるよう形成されることを特徴とする（請求項１）。

本考案の一実施例を図２の全体斜視図に基き説明すると、図面符号１１は、本考案に係る雛のつるし飾りを示し、この雛のつるし飾り１１は、装飾布地製キャップ１２を被冠する上部輪枠壁１３と、この上部輪枠壁１３に懸吊される複数本の布紐１４と、この複数本の布紐１４に取り付けられる縁起飾物１５と、により大略、構成され、 前記の上部輪枠壁１３に懸吊される布紐１４は、短い布紐から長い布紐の順で、上部輪枠壁１３に懸吊され、この上部輪枠壁１３に懸吊される縁起飾物付きの布紐全体は図２に示す如く、螺旋状Ｒを描くような形態を顕現するように形成される。

なお、本考案に係る雛のつるし飾り１１は、スタンド（図示しない）に懸吊して使用に供することができる。また、室内の天井に吊り下げることで使用することができる。

考案の効果

本考案は、上記のような実施形態を特徴としているから、雛のつるし飾り形態を、どの方向からでも万遍なく容易に看取することができる。

また、従来の雛のつるし飾りに比し、一段と見映え、体裁が一段と向上し、看者に新規にして新趣向感覚を印象付けることができる雛のつるし飾りを提供することができる。

しかも、本考案のつるし飾りを三月節句の雛段脇に配置させることで、雛段飾りの見映えを一層、華美なものにすることができる。

従来の雛のつるし飾りを示す全体斜視図である。 本考案に係る雛のつるし飾りを示す全体斜視図である。

１１ 雛のつるし飾り
１２ 装飾布地製キャップ
１３ 上部輪枠壁
１４ 布紐
１５ 縁起飾物
Ｒ 螺旋状

Claims (1)

1. 装飾布地製キャップによって被冠される上部輪枠壁に複数本の布紐を懸吊し、この布紐に縁起飾物等を取り付けて構成される雛のつるし飾りにおいて、前記の上部輪枠壁に懸吊される布紐が、短い布紐から長い布紐の順で上部輪枠壁に懸吊され、上部輪枠壁より吊り下がり、縁起物付き布紐全体が螺旋状を描くような形態になるよう形成されることを特徴とする雛のつるし飾り。

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