JP3065832U - 素焼き製の多用途造形物 - Google Patents

素焼き製の多用途造形物

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渉 杉野
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株式会社カメレン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み合せ自在で、創作性を多彩に発揮でき新
しい感覚のインテリアおよびエクステリアデザインを可
能にする多用途造詣物の実現。 【解決手段】 両底面が全面開口する筒状体からなり、
この筒状体の横断面はハ−ト形状、円形、方形、星形、
渦巻き、半円、その他所望の啓上をなすように構成され
た素焼き性の多用途造詣物とこれらの組み合わせであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、素焼き製の多用途造形物に関し、詳しくは、空間部とこれを囲繞 する筒状の側壁部とを具え、筒状の該側壁部の横断面が円形、星形、方形等種々 の形状を有してガ−デニングにおけるアクセントとしての装飾装置品、区画部材 あるいは室内アクセサリ−としてのインテリア用品等の多方面で使用できる造形 物に関するものである。
【0002】
【考案の背景】
従来、屋外、屋内のアクセントポイントとして、例えば日本庭園では石灯篭等 、洋庭園では種々の人物トルソ−の彫刻等、また室内では書画等が装飾装置品と して使用されてきた。しかしながら、前記従来の装飾装置品は、それなりの規模 の庭園、床の間を有する格式ある和室、あるいは本格的な様式による洋室等の存 在が前提となるものであって、活用の場が限定される。 したがって、極く通常の生活レベルの環境下で、室内外の装飾装置品を設置し ようとすると、従来の装飾装置品のサイズダウンしたもの、陶器製の壷、皿その 他の小品に限られていた、といっても過言ではない。 しかしながら、これらの装飾装置品は、具象的な表現内容のものが多く、屋外 、室内の様式環境、あるいはこれらの中での生活者の感覚が従来の伝統的なもの とは大きく変化した今日、換言すればモダ−ンア−ト風、あるいはナチュラリズ ムのフィ−リングが日常化しつつある現代には誠にそぐわないものになって久し い。
【0003】 例えば、フロ−リングの床、ア−トな壁紙を有するシャ−プな感覚の今風室内 には、これまでのような蛙の置物、七福神像といったものは全くそぐわない。 また、住宅の外観も伝統的な和形式が廃れ、和式洋風ともいうべきものに変わ ってしまった現状では、エクテリア用品として従来のようなミニチュア灯篭、庭 石等もミスマッチの極みとして敬遠される。 さらにまた、庭の様式も維持管理に少なからざる手間、暇、費用を要する和風 のものは少なくなり、英国風の自然態様の、いわゆるガ−デニングの語で表され るスタイルが好まれる趨勢におよびエクテリア用品に対する需要も大きく変化し ている。 このような状況にありながら、今日まで、生活環境の変化あるいは美意識の変 化に対応した装飾装置品はほとんど提供されていないのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願考案に係る素焼き製の多用途造形物は、上述の状況に鑑みてなされたもの で、両底面が全面開口する筒状体からなり、この筒状体の横断面はハ−ト形状を なすように構成されている。
【0005】 前記構成において、筒状体の横断面は円形状をなすように構成することがあ る。
【0006】 また、前記構成において、筒状体の横断面は方形状をなすように構成するこ とがある。
【0007】 さらに、前記構成において、筒状体の横断面は星形状をなすように構成する ことがある。
【0008】 さらにまた、前記構成において、筒状体の横断面は渦巻き形状をなすように 構成することがある。
【0009】 また、前記構成において、筒状体の横断面は半円形状をなすように構成する ことがある。
【0010】 そして、前記構成に係る素焼き製の多用途造形物ののうち、いずれか1以上 を複数個着脱自在に組み合わせて多用途造形物となすことがある。
【0011】
【考案の実施形態】
図面にもとづいてこの考案の実施の形態を説明する。 図1は、請求項1に係る多用途造形物の1実施形態を示す斜視図で、図におい て、1は多用途造形物を構成する筒状体で、その上底1aおよび下底1bは全面 開口している。そして、この筒状体1の横断面は、図2に示すようにハ−ト形状 をなしていて、したがって上底1aおよび下底1bにおける全面開口部分も筒状 体1の横断面に相当するハ−ト形状をなしている。 この筒状体1は、周知の型 抜き技法により軟質粘土により原形を形成し、乾燥工程を経た後、釉薬を施さず 所定温度で焼成して得たものであり、いわゆる素焼きの性状を具備している。こ の実施形態では、焼成温度を800〓C前後に設定しており、明るい赤褐色を呈 している。製品の色合は、焼成温度により調整が可能で高温になるにしたがい色 合は濃くなる。
【0012】 当該実施形態では、筒状体1の長さを、20cm,10cm,5cm,3cm の各種に設定し、筒状体1の横断面をほぼ8cm×8cmの大きさにしたが前記 各設定値は需要に応じて自由になし得る。
【0013】 図3および図4は、それぞれ請求項2に係る多用途造形物の1実施形態を示す 斜視図および横断面図で、ここでは筒状体の横断面形状が円形状をなすように構 成されている他は、前述の請求項1に係る実施形態とまったく同様であり、図中 、2は多用途造形物を構成する筒状体、2a、2bはそれぞれ筒状体2の上底お よび下底である。
【0014】 図5および図6は、それぞれ請求項3に係る多用途造形物の1実施形態を示す 斜視図および横断面図で、ここでは筒状体の横断面形状が方形状をなすように構 成されている他は、前述の請求項1に係る実施形態とまったく同様であり、図中 、3は筒状体、3a、3bはそれぞれ筒状体3の上底および下底である。 なお、該実施形態では、方形として正方形を選択しているが、平行四辺形を含 む多角形状をも含んでいる。
【0015】 図7および図8は、それぞれ請求項4に係る多用途造形物の1実施形態を示す 斜視図および横断面図で、ここでは筒状体の横断面形状が星形状をなすように構 成されている他は、前述の請求項1に係る実施形態とまったく同様であり、図中 、4は筒状体、4a、4bはそれぞれ筒状体4の上底および下底である。
【0016】 図9および図10は、それぞれ請求項5に係る多用途造形物の1実施形態を示 す斜視図および横断面図で、ここでは筒状体の横断面形状が渦巻き形状をなすよ うに構成されている他は、前述の請求項1に係る実施形態とまったく同様であり 、図中、5は筒状体、5a、5bそれぞれ筒状体5の上底および下底である。
【0017】 図11および図12は、それぞれ請求項6に係る多用途造形物の1実施形態を 示す斜視図および横断面図で、ここでは筒状体の横断面形状が半円形状をなすよ うに構成されている他は、前述の請求項1に係る実施形態とまったく同様であり 、図中、6は筒状体、6a、6bはそれぞれ筒状体6の上底および下底である。
【0018】 そして、図13は、請求項7に係る考案の1実施形態を示す図で、前記構成に 係る素焼き製の多用途造形物のうち、いずれか1以上を複数個着脱自在に組み合 わせて構成されている。この実施形態では、テ−ブルその他の置台Tの上に、前 述の各種の多用途造形物を積み上げて全くイメ−ジの異なる造詣物を形成してい る。 すなわち、置台T上に一対の多用途造形物3、3を適宜間隔で裁置したう え、これらの間にプレ−トP1を架け渡し、さらにプレ−トP1上に前記と同様 に一対の多用途造形物3、3を適宜間隔で裁置する。そしてさらに、これらの多 用途造形物3、3間にプレ−トP2を架け渡して、このプレ−トP2上に一対の 多用途造形物5、5を適宜間隔でセットすることにより所望のイメ−ジを具えた 新たな多用途造形物が完成する。
【0019】 さて、請求項1ないし6に係る多用途造形物の各実施形態では、筒状体の開口 部面(上底および下底)は筒状体の軸線に対して垂交状態に形成してあるが、図 14に示すように一方の開口部面(上底)を軸線に対して斜角を有するように形 成しても良い。すなわち、図14において、(a)、(b)、(c)、(d)、 (e)および(f)は、それぞれ請求項1ないし6に係る多用途造形物の第2実 施形態を示す斜視図で、各多用途造形物の一方の開口部面(上底)は筒状体の軸 線に対して直角を除く所定の角度を有するように設定されている。
【0020】 次に、本願に係る多用途造形物の使用例を2、3説明する。 図15は、段落番号18で述べたように多用途造形物3と5を組み合わせてイ ンテリアとして飾り棚機能をもつ造形物を形成した例を示す正面図である。 Tはテ−ブルその他の置台、P1、P2は棚板としてのプレ−トであり、この プレ−トP1、P2には、室内アクセサリ−としてのファッション性を具備する 香水瓶Fあるいは花小鉢G等が飾られている。
【0021】 図16は、その他の使用例を示す図で、図において(a)、(b)ともに上記 段落番号20において述べた使用例と基本的には同一であるので、説明の詳細は 省略する。
【0022】 図17は、鑑賞魚等の水槽Sに多用途造形物4、5、6を設置した例を示す一 部切欠斜視図である。これらを水中に埋設することにより、水槽の趣味性が向上 し、水中における鑑賞魚等の回遊が容易になるとともに、これら多用途造形物4 、5、6は微細多孔性を有するので水を濾過し水質の劣化を防止できる。
【0023】 以上は、本願に係る多用途造形物を室内において使用する例を述べたが、これ らはいわゆるエクステリア装置品としての用途も種々考えられる。 すなわち、我が国の建築傾向、特に住宅のそれが伝統的な和風を脱して独特の 外観がみられるようになった今日では、例えば玄関回りその他の装飾装置品とし て灯篭、石等の従来の装置品は具象的に過ぎ、あるいは重厚過ぎてややもすると 調和がとれない場合が多く、これらの従来品に替えて新たな感覚のものが需めら れている。 さらにまた、今日、ガ−デニングと称される草花植栽が親しまれて いる。ガ−デニングの語は、英語の庭いじりを意味するが、我が国で語源の動詞 的な意味合いが薄れて、英国でなされていると伝えられる草花の自然な植栽とこ れに付随する作業、用具等も含めて使用される。 このようなガ−デニングにお ける庭、花壇の態様は「自然ありのまま」ではあるが、従来の東洋的な侘び、寂 びの感覚とは異なる感覚世界である。したがって、このようなガ−デニングには 、従来の日本庭園の装飾装置品はまったくそぐわない嫌いがある。
【0024】 このような背景において、本願考案に係る多用途造形物は、新しい感覚の戸外 装飾装置品として、ガ−デニング等による草花花壇の縁石、アクセントポイント として、あるいは玄関回りの装飾品として、洒落たタッチと背景に容易にマッチ する軽妙な抽象性を発揮するうえ、複数の多用途造形物の組み合わせにより、設 置場所に調和した自由な造形の創作が可能である。
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係る多用途造形物は、屋内、屋外の装飾装置 品として、使用の態様あるいは組み合わせにつき、設置場所に応じて自由な創作 性を発揮することができ、従来にない概念の物品として誠に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願請求項1に係る多用途造形物の第1実施形
態を示す斜視図である。
【図2】同上多用途造形物の横断面図である。
【図3】本願請求項2に係る多用途造形物の第1実施形
態を示す斜視図である。
【図4】同上多用途造形物の横断面図である。
【図5】本願請求項3に係る多用途造形物の第1実施形
態を示す斜視図である。
【図6】同上多用途造形物の横断面図である。
【図7】本願請求項4に係る多用途造形物の第1実施形
態を示す斜視図である。
【図8】同上多用途造形物の横断面図である。
【図9】本願請求項5に係る多用途造形物の第1実施形
態を示す斜視図である。
【図10】同上多用途造形物の横断面図である。
【図11】本願請求項6に係る多用途造形物の第1実施
形態を示す斜視図である。
【図12】同上多用途造形物の横断面図である。
【図13】本願請求項7に係る多用途造形物の例を示す
正面図である。
【図14】本願請求項1ないし6に係る多用途造形物の
第2実施形態を示す斜視図である。
【図15】本願に係る多用途造形物の使用例を示す正面
図である。
【図16】本願に係る多用途造形物の他の使用例を示す
正面図である。
【図17】本願に係る多用途造形物の水槽における使用
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1.........筒状体(多用途造形物) 1a、1b.....開口部(上底、下底) 2.........筒状体(多用途造形物) 2a、2b.....開口部(上底、下底) 3.........筒状体(多用途造形物) 3a、3b.....開口部(上底、下底) 4.........筒状体(多用途造形物) 4a、4b.....開口部(上底、下底) 5.........筒状体(多用途造形物) 5a、5b.....開口部(上底、下底) 6.........筒状体(多用途造形物) 6a、6b.....開口部(上底、下底) T.........テ−ブル G.........花小鉢 F.........香水瓶 P1,P2.....プレ−ト

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両底開口する筒状体からなり、この筒状
    体の横断面はハ−ト形状をなすことを特徴とする素焼き
    製の多用途造形物。
  2. 【請求項2】 両底開口する筒状体からなり、この筒状
    体の横断面は円形状をなすことを特徴とする素焼き製の
    多用途造形物。
  3. 【請求項3】 両底開口する筒状体からなり、この筒状
    体の横断面は方形状をなすことを特徴とする素焼き製の
    多用途造形物。
  4. 【請求項4】 両底開口する筒状体からなり、この筒状
    体の横断面は星形状をなすことを特徴とする素焼き製の
    多用途造形物。
  5. 【請求項5】 両底開口する筒状体からなり、この筒状
    体の横断面は渦巻き形状をなすことを特徴とする素焼き
    製の多用途造形物。
  6. 【請求項6】 両底開口する筒状体からなり、この筒状
    体の横断面は半円形状をなすことを特徴とする素焼き製
    の多用途造形物。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6に係るもののうちいず
    れか1以上を複数個着脱自在に組み合わせて構成される
    素焼き製の多用途造形物。
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