JPH0449892B2 - - Google Patents

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JPH0449892B2
JPH0449892B2 JP60283644A JP28364485A JPH0449892B2 JP H0449892 B2 JPH0449892 B2 JP H0449892B2 JP 60283644 A JP60283644 A JP 60283644A JP 28364485 A JP28364485 A JP 28364485A JP H0449892 B2 JPH0449892 B2 JP H0449892B2
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JP
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signal
orbit
multiplication
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Kenzaburo Iijima
Yoshinori Hayashi
Terumoto Nonaka
Akira Usui
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Yamaha Corp
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Priority to US06/940,545 priority patent/US4811254A/en
Priority to EP86810589A priority patent/EP0226546A3/en
Priority to KR1019860010791A priority patent/KR940007110B1/ko
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Publication of JPH0449892B2 publication Critical patent/JPH0449892B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B7/00Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、角度や位置などの変位を検出する
際に用いて好適なエンコーダ用変位検出装置に関
する。
「従来の技術」 アナログの角度信号をデジタル信号に変換する
回路としては、第4図に示す回路が一般に知られ
ている。この図に示す回路は、レゾルバ信号をデ
ジタル角度信号に変換する回路である。図におい
て、1はレゾルバ信号を出力する角度検出部であ
り、回転トランスの一種であるシンクロと、この
シンクロの出力信号レゾルバ信号に変換するスコ
ツトトランス等からなつている。この場合、シン
クロのロータに搬送波信号sinω0tを供給すると、
そのステータからはロータの回転角θに対応した
シンクロ信号が得られ、このシンクロ信号をスコ
ツトトランスの1次側に供給すると、スコツトト
ランスの2次側からはsinθ・sinω0tおよびcosθ・
sinω0tなるレゾルバ信号が得られるようになつて
いる。
次に、2,3は各々復調器であり、同期検波等
を行うことにより、レゾルバ信号から搬送波信号
を除いてsinθおよびcosθの各角度信号を抽出す
る。この復調器2,3の各出力信号は、各々アナ
ログ乗算器4,5の一方の入力端に供給され、ア
ナログ乗算器4,5の出力信号は減算器6に供給
されて差が検出される。減算器6の出力信号は
VCO(電圧制御発振器)7に供給され、VOC7
の出力信号はアツプダウンカウンタ8に供給され
る。
この場合、減算器6の出力信号が正のときは、
VOC7の出力信号はアツプダウンカウンタ8の
アツプカウント端子に供給され、減算器6の出力
信号が負のときは、VOC7の出力信号はダウン
カウント端子に供給される。このアツプダウンカ
ウンタ8の出力信号Φは、アナログ関数発生器9
に入力端に供給され、この結果、アナログ関数発
生器9は、カウンタ出力Φに対応する正弦および
余弦信号(sinΦおよびcosΦ)を出力する。そし
て、信号sinΦはアナログ乗算器5の他方の入力
端に供給され、信号cosΦはアナログ乗算器4の
他方の入力端に供給される。
上述した回路によれば、アナログ乗算器4,5
の出力信号は、各々sinθ.cosΦおよびcosθ・sinΦ
となる。したがつて、減算器6の出力信号は、 sinθ・cosΦ−cosθ・sinΦ=sin(θ−Φ) ……(1) となり、VCO7の出力信号は、sin(θ−Φ)の
値に対応した周波数となる。そして、アツプダウ
ンカウンタ8の出力信号Φは、sin(θ−Φ)の値
に応じてアツプダウンするから、結局、上述した
回路はsin(θ−Φ)の値を0とするような、すな
わち、θ=Φとするようなフエイズロツクドルー
プとなる。この場合にΦを10ビツト程度に設定す
れば、回転角0〜2πの範囲を1024分割する分解
能とすることができる。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、第4図に示す変換回路においては、
アナログ系の信号を主とする回路であるため、集
積度に限界があり、現状ではハイブリツドICタ
イプのもので50×50mm程度の大きさとなつてい
る。また、VOC7の温度特性や電源電圧の変動
に伴うドリフトが発生し易く、このため、信頼性
や精度点で問題があつた。また、上記従来例は角
度検出する変位測定装置の例であつたが、直線的
な変位を検出する従来の変位装置においても、そ
の分解能や精度の点は未だ充分と言える程ではな
かつた。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもの
で、処理のほとんどをデジタル信号によつて行
い、これにより、アナログ回路要素をなくすこと
ができるので、単一のモノシリツク半導体基体上
において集積度を高く構成できるとともに、ドリ
フトを解消して精度を向上させ、合わせて分解能
を高めることができるエンコーダ用変位検出装置
を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 この発明は上記問題点を解決するために、所定
の軌道から一定の区間毎に直接正弦波のみが得ら
れるように信号発生源が付与されているスケール
と、各々が前記軌道上に対し相対的に移動自在で
あるとともに、前記軌道の信号発生源の信号の強
さに対応するレベル信号を出力し、かつ、前記正
弦波の波長に対して位相が90°ずれるようにして
設けられる第1、第2のセンサと、この第1、第
2のセンサの出力信号を各々デジタル信号に変換
する第1、第2のA/D変換器と、所定データに
対応する余弦値と前記第1のA/D変換器の出力
信号との乗算結果および前記所定データに対応す
る正弦値と前記第2のA/D変換器の出力信号の
乗算結果を出力する関数発生乗算部と、この関数
発生乗算部の各乗算結果の差を検出する減算手段
と、この減算手段において検出された差に対応す
るカウントを行うとともに、前記差の正負により
カウントのアツプ/ダウンを切り変え、このカウ
ント結果を前記関数発生乗算部に前記所定データ
として供給するカウント手段と、前記カウント手
段のカウント結果の時間当りの変化率を算出する
速度検出手段と、前記第1、第2の磁気センサの
出力信号を波形整形して位相が90°異なる2相の
矩形波を作成し、この矩形波から前記第1もしく
は第2の磁気センサが前記軌道上の検出区間をい
くつ通過したかを検出する通過区間検出部とを具
備するとともに、前記関数発生乗算部、前記減算
手段および前記カウント手段がフエイズロツクド
ループとなるようにし、前記カウント手段と前記
通過区間検出部の出力信号を変位データとして出
力するとともに前記速度検出手段の出力信号を前
記検出区間内の通過速度として出力することを特
徴としている。
「作用」 各磁気センサから搬送波を含まないsin,cos信
号が出力され、また、前記磁気センサの信号がデ
ジタル信号に変換された後、デジタル処理による
フエイズドロツクループに供給され、このフエイ
ズドロツクループの出力信号から前記磁気センサ
の磁化区間内における変位データが出力される。
「実施例」 以下、図面を参照して、磁気スケールを用いた
場合のこの発明の実施例について説明する。
第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロ
ツク図である。この図において、15はスケール
であり、所定の軌道を一定周期の正弦波によつて
磁化することにより構成されている。この実施例
のスケール15は、円盤状の磁性体表面に円軌道
を設定し、この円軌道を磁化することにより構成
されている。また、磁化に用いる正弦波の波長λ
は、数十〜数百μm程度に設定されている。1
6,17は各々磁気センサであり、スケール15
上の磁化の強さに対応するレベル信号を出力す
る。すなわち、磁気センサ16,17としては、
その出力信号に搬送波を含まないものが用いら
れ、例えば、半導体素子の使用したセンサが用い
られる。また、磁気センサ17は、磁気センサ1
6に対し1/4λ(90°)ずれるように設定されてい
る。したがつて、磁気センサ16,17の間隔は
(m±1/4)λとなる(ただし、mは正整数)よう
に設定されている。この磁気センサ16,17と
スケール15とは、相対的に移動自在となつてお
り、いずれか一方を固定したとすると、他方は回
転運動を行うようになつている。そして、上述し
たことから判るように、磁気センサ16が出力す
る信号をsin波とすれば、磁気センサ17が出力
する信号はcos波となる。したがつて、磁化正弦
波の一周期の間隔(スケール15の極から極ま
で)をθ=0〜2πとすれば、磁気センサ16,
17の各出力信号は、各々sinθおよびcosθとな
る。
次に、第1図に示す18,19は、各々磁気セ
ンサ16,17の出力信号をデジタル信号に変換
するA/D変換器であり、デジタル化されたsinθ
およびcosθをデジタル乗算器20,21の一方の
入力端に供給する。乗算器20,21の出力信号
は、各々デジタル減算器22の一方および他方の
入力端に供給され、減算器22の出力信号はデジ
タル比較器23に供給される。このデジタル比較
器23は、減算器22の減算結果が正の場合は、
カウンタ24(8〜10ビツトのカウンタ)にアツ
プパルスを供給し、減算結果が負の場合は、カウ
ンタ27にダウンパルスを供給する。25は関数
発生ROMであり、カウンタ24のカウント値Φ
に対応する正弦および余弦データを出力するもの
である。すなわち、関数発生ROM25内には予
めsinΦおよびcosΦのデータが記憶されており、
この記憶されたデータがカウント値Φに応じて順
次読み出されるようになつている。そして、デー
タcosΦがデジタル乗算器20の他方の入力端に
供給され、デジタルsinΦがデジタル乗算器21
と他方の入力端に供給される。上記構成による
と、減算器22の出力は、前述した第4図に示す
回路の場合と同様にsin(θ−Φ)となる。したが
つて、比較器は23はsin(θ−Φ)の値が正の場
合はアツプパルス、負の場合はダウンパルスを出
力し、この結果、カウンタ24のカウント値Φ
は、sin(θ−Φ)の値に応じて増減する。なお、
上記構成中乗算器20,21、および関数発生
ROM25で関数発生乗算部28が構成され。比
較器23およびカウンタ24でカウント手段29
が構成されている。
次に、第1図に示す26は、カウンタ24の出
力信号Φを時間tで微分して出力する速度検出部
である。この速度検出部26の速度検出原理につ
いては後述する。
一方、第1図に示す30,31は、各々磁気セ
ンサ16,17の出力信号を所定のしきい値で判
定することにより、“H”レベルと“L”レベル
の2値信号に変換する波形整形回路である。この
場合、波形整形回路30,31の出力信号P1
P2は、各々第2図イ,ロに示すように位相が
π/2ずれた矩形波となるよう構成されており、
また、磁気センサ16,17の移動が正方向の場
合は、パルスP1が進み、移動が負方向の場合は、
パルスP2が進むようになつている。33は磁気
センサ16,17の移動方向を判別する方向判別
回路であり、例えば、パルスP1の立ち上がり時
におけるパルスP2のレベルが“H”か“L”か
によつて方向を判別するようにしている。この方
向判別回路33の出力信号Swは、カウンタ34
のアツプダウン切換端子に供給されるとともに、
外部に出力されるようになつている。カウンタ3
4は、信号Swによつてアツプかダウンの切換を
行いながら、パルスP1をカウントするようにな
つている。この実施例では、磁気センサ16,1
7が正方向に移動しているときにアツプカウン
ト、負方向に移動しているときにダウンカウント
が行なわれるようになつている。また、磁気セン
サ16,17がスケール15を1回転する毎に、
その基準位置において出力される0点信号Szが、
波形整形回路32を介した後に0点パルスPzと
なり、この0点パルスPzがカウンタ34のリセ
ツト端子Rに供給されるようになつており、この
結果、カウンタ34は、磁気センサ16,17が
基準位置に達する毎にリセツトされる。したがつ
て、カウンタ34のカウント値は、磁気センサ1
6,17の現在位置と基準位置との間でにおい
て、磁気センサ16,17が通過したスケール1
5上の磁気区間の数(磁気極数)に対応する値と
なる。そして、このカウンタ34の出力信号と、
カウンタ24の出力信号とが、アブソリユート位
置データDoutとして外部に出力されるようにな
つている。この場合、カウンタ34の出力信号N
がデータDoutの上位側ビツトのデータを構成し、
カウンタ24のカウント値ΦがデータDoutの下
位側ビツトのデータを構成する。
次に、上記構成によるこの実施例の動作につい
て説明する。
まず、磁気センサ16,17が正方向に移動を
開始したとすると、カウンタ34は磁気センサ1
6,17が磁気区間(磁化ピツチ)を通過する毎
にアツプカウントを行つて行き、このカウント値
がデータDoutの上位側ビツトに出力される。し
たがつて、データDoutの上位側ビツトをみれば、
磁気センサ16,17が磁化区間をいくつ通過し
たか、すなわち、現時点の磁気センサ16,17
が、基準位置から何ピツチ目に位置しているかが
判る。
一方、磁気センサ16,17から出力される信
号sinθ,cosθは、各々A/D変換器18,19に
よつてデジタル信号に変換された後、関数発生
ROM25が出力する信号cosΦ、sinΦと乗算され
る。そして、減算器22に供給されてsin(θ−
Φ)が検出され、このsin(θ−Φ)の値が正の時
はカウンタ24のカウント値Φが増加し、また、
sin(θ−Φ)が負の時はカウント値Φが減少す
る。そして、関数発生ROMの出力sinΦ、cosΦ
は、各々カウント値Φに応じて増減するから、結
局、第1図に示す回路は第4図に示す回路と同様
にsin(θ−Φ)の値を0とするような、すなわ
ち、θ=Φとするようなフエイズロツクドループ
となる。したがつて、カウンタ24のカウント値
Φは、磁気センサ16が磁化区間のどの位置にい
るか、言い替えれば、磁気センサ16が磁極と磁
極の間のどの位置にいるかを示すデータとなる。
したがつて、データDoutの下位側ビツトは、磁
気センサ16の磁化区間内における微少位置を示
すデータとなる。この場合、カウンタ24は、前
述のように8〜10ビツトで構成されているから、
上記微少位置の分解能は、磁化区間の1/256〜1/2
048程度の精度となる。
ここで、速度検出回路26の検出原理について
説明する。上述のように、カウント値Φはθに等
しくなるように制御されるから、カウント値Φは
磁気センサ16,17の相対速度に応じて変化す
る。したがつて、カウント値Φの変化率(dΦ/
dt)は磁気センサ16,17の相対速度に対応し
た値となり、速度検出回路26からは速度信号が
出力され、また、速度信号が正値であるか負値で
あるかを判断することにより、方向判別を行うこ
とも可能である。
なお、この実施例においては、回路のほとんど
がデジタル信号を処理するようになつているの
で、アナログ回路要素をなくすことができ、単一
のモノシリツク半導体基板上において集積度を高
く構成することができる。そして、実際にICを
製作したところ、縦、横、高さが5×7×1(mm)
程度のフラツトパツケージに収納することができ
た。これは、従来のこの種の変換回路はアナログ
信号を処理するためのハイブリツドICしかなく、
その大きさが50×50×10(mm)程度であつたこと
と比べると、飛躍的な小形化であると言える。
また、温度変化(−20〜+80℃)および電源電
圧変化(±20%)に対するドリフトを第4図に示
す回路と比べたところ、第4図に示す回路におい
ては、温度および電圧の変化に対して共に±2ビ
ツトのドリフトがあつたが、本願においては、同
一条件において±1ビツトの低ドリフトであつ
た。この場合、本願におけるデータDoutの最下
位ビツトは、磁化区間内の微少位置を示すデータ
の最下位ビツトであるから、そのドリフトの影響
は極めて小さいという利点がある。
次に、第3図はこの実施例の一変形例の構成を
示すブロツク図である。なお、この変形例は前述
した関数発生乗算部28を変形した場合の例であ
り、その他の部分については、前述した実施例と
全く同様の構成となつている。
第3図において、40,41は各々対数テーブ
ルであり、sinおよびcosの対数値が予め0〜2πに
渡つて記憶されている。この対数テーブル40,
41は、各々A/D変換器18,19から供給さ
れるデータに対応したsinおよびcosの対数値を加
算器42,43の一方の入力端子に供給する。4
7はカウント値Φが供給されると、log(cosΦ)
およびlog(sinΦ)を加算器42,43の他方の
入力端に供給する関数発生ROMであり、これら
の対数値が、予め0〜2μの範囲で記憶されてい
る。加算器42,43の加算結果は、逆対数回路
45,46に入力されて逆対数が取られる。した
がつて、逆対数回路45,46の出力信号は、
各々sinθ・cosΦおよびcosθ・sinΦとなり、この
結果、減算器22の出力信号はsin(θ−Φ)とな
る。
上述したことから判るように、この変形例にお
ける動作は、前述した実施例と全く同様である。
すなわち、この実施例においては、いつたんsin
とcosの対数をとり、この対数を加算することで
事実上の乗算を行うようにしている。
なお、上述した各実施例は、磁化軌道が円形の
場合の実施例であり、この発明のロータリエンコ
ーダに適用した場合の実施例であるが、この発明
は磁気軌道が直線の場合、すなわち、リニアタイ
プのエンコーダにも勿論適用することができる。
また、実施例は磁気スケールを用いた場合に基づ
いて説明したが、光学式のエンコーダに適用する
ことも容易に可能である。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、所定
の軌道から一定の区間毎に直接正弦波のみが得ら
れるように信号発生源が付与されているスケール
と、各々が前記軌道上に対し相対的に移動自在で
あるとともに、前記軌道の信号発生源の信号の強
さに対応するレベル信号を出力し、かつ、前記正
弦波の波長に対して位相が90°ずれるようにして
設けられる第1、第2のセンサと、この第1、第
2のセンサの出力信号を各々デジタル信号に変換
する第1、第2のA/D変換器と、所定データに
対応する余弦値と前記第1のA/D変換器の出力
信号との乗算結果および前記所定データに対応す
る正弦値と前記第2のA/D変換器の出力信号の
乗算結果を出力する関数発生乗算部と、この関数
発生乗算部の各乗算結果の差を検出する減算手段
と、この減算手段において検出された差に対応す
るカウントを行うとともに、前記差の正負により
カウントのアツプ/ダウンを切り換え、このカウ
ント結果を前記関数発生乗算部に前記所定データ
として供給するカウント手段と、前記カウント手
段のカウント結果の時間当りの変化率を算出する
速度検出手段と、前記第1、第2の磁気センサの
出力信号を波形整形して位相が90°異なる2相の
矩形波を作成し、この矩形波から前記第1もしく
は第2の磁気センサが前記軌道上の検出区間をい
くつ通過したかを検出する通過区間検出部とを具
備するとともに、前記関数発生乗算部、前記減算
手段および前記カウント手段がフエイズロツクド
ループとなるようにし、前記カウント手段と前記
通過区間検出部の出力信号を変位データとして出
力するとともに前記速度検出手段の出力信号を前
記検出区間内の通過速度として出力するようにし
たので、処理のほとんどがデジタル信号によつて
行なわれ、これによりアナログ回路要素をなくす
ことができ、単一のモノシリツク半導体基板上に
おいて集積度を高く構成できるとともに、ドリフ
トが解消されて精度が向上し、かつ、分解能が高
上するという利点を得ることができる。また、速
度検出手段により検出区間内の通過速度が正確に
検出されるので、検出速度に対応した制御が可能
となるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロ
ツク図、第2図は同実施例における波形成形回路
30,31の出力信号波形を示す波形図、第3図
は同実施例の一変形例を示すブロツク図、第4図
は従来の変位検出装置の構成を示す回路図であ
る。 15……スケール、16,17……磁気センサ
(第1、第2の磁気センサ)、18,19……A/
D変換器(第1、第2のA/D変換器)、22…
…減算器、28……関数発生乗算部、29……カ
ウント手段、40,40……対数テーブル、4
2,43……加算器、45,46……逆対数回
路、47……関数発生ROM(以上40,41,
42,43,45,46,47は関数発生乗算
部)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定の軌道から一定の区間毎に直接正弦波の
    みが得られるように信号発生源が付与されている
    スケールと、 各々が前記軌道上に対し相対的に移動自在であ
    るとともに、前記軌道の信号発生源の信号の強さ
    に対応するレベル信号を出力し、かつ、前記正弦
    波の波長に対して位相が90°ずれるようにして設
    けられる第1、第2のセンサと、 この第1、第2のセンサの出力信号を各々デジ
    タル信号に変換する第1、第2のA/D変換器
    と、 所定データに対応する余弦値と前記第1のA/
    D変換器の出力信号との乗算結果および前記所定
    データに対応する正弦値と前記第2のA/D変換
    器の出力信号の乗算結果を出力する関数発生乗算
    部と、 この関数発生乗算部の各乗算結果の差を検出す
    る減算手段と、 この減算手段において検出された差に対応する
    カウントを行うとともに、前記差の正負によりカ
    ウントのアツプ/ダウンを切り換え、このカウン
    ト結果を前記関数発生乗算部に前記所定データと
    して供給するカウント手段と、 前記カウント手段のカウント結果の時間当りの
    変化率を算出する速度検出手段と、 前記第1、第2の磁気センサの出力信号を波形
    整形して位相が90°異なる2相の矩形波を作成し、
    この矩形波から前記第1もしくは第2の磁気セン
    サが前記軌道上の検出区間をいくつ通過したかを
    検出する通過区間検出部とを具備するとともに、
    前記関数発生乗算部、前記減算手段および前記カ
    ウント手段がフエイズロツクドループとなるよう
    にし、前記カウント手段と前記通過区間検出部の
    出力信号を変位データとして出力するとともに前
    記速度検出手段の出力信号を前記検出区間内の通
    過速度として出力することを特徴とするエンコー
    ダ用変位検出装置。 2 前記第1、第2のA/D変換器、前記関数発
    生部、前記減算手段、前記カウント手段、前記速
    度検出手段および前記通過区間検出部を各々単一
    のモノリシツク半導体基板上に組み込んだことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のエンコー
    ダ用変位検出装置。
JP60283644A 1985-12-17 1985-12-17 エンコ−ダ用変位検出装置 Granted JPS62142221A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60283644A JPS62142221A (ja) 1985-12-17 1985-12-17 エンコ−ダ用変位検出装置
US06/940,545 US4811254A (en) 1985-12-17 1986-12-12 Displacement detector for an encoder
EP86810589A EP0226546A3 (en) 1985-12-17 1986-12-15 An improved displacement detector for an encoder
KR1019860010791A KR940007110B1 (ko) 1985-12-17 1986-12-16 엔코우더용의 개선된 변위 검출장치

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