JPH0449886B2 - - Google Patents

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JPH0449886B2
JPH0449886B2 JP20469386A JP20469386A JPH0449886B2 JP H0449886 B2 JPH0449886 B2 JP H0449886B2 JP 20469386 A JP20469386 A JP 20469386A JP 20469386 A JP20469386 A JP 20469386A JP H0449886 B2 JPH0449886 B2 JP H0449886B2
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JP
Japan
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image sensor
drill blade
light
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diameter
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JP20469386A
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Yukio Yoshimoto
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Azbil Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は回転中のドリル刃の直径を計測する
ドリル刃径の計測装置に関する。
[従来の技術] 第4図a,b、は従来のドリル刃4を示す正面
図および底面図であり、これが短冊状の2枚刃を
捩じつた形状をなし、大径部Daと小径部Dbとか
らなる。かかるドリル刃4を使つて加工部材に穿
孔するばあいには、あらかじめ設計したとおりの
直径となるように、そのドリル刃4の最大径をあ
らかじめ計測する必要があり、従来はマイクロメ
ータにより、最大径と思われる部分を計測してい
た。しかし、この方法は、最大径を求めるのが困
難であり、人によつて計測精度がことなるほか、
小計のドリル刃では測定作業中にこれを折損する
怖れがあつた。
また、ラインセンサなどの光電素子を受光面と
して、手で回転させるドリル刃の像を得ることに
より、その最大径を計測する方法も提案されてい
るが、この計測したドリル刃をドリルチヤツクに
取付ける作業過程で、他のドリル刃を付け違える
などの作業ミスをしていた。さらに、このような
ラインセンサを用いた他の計測方法では、第5図
に示すように、ドリル刃4の最大径部Da、小径
部Dbによる変化を高速でサンプリングし、この
サンプリング値から最大値を求めたり、このサン
プリング値をマイクロプロセツサにおいて比較演
算して最大値を求めたりしている。このばあいに
は、1分間で20000回回転するドリルのばあい、
その回転速度以上でサンプリングする必要がある
ところから、たとえば、1回転で2回サンプリン
グするばあいには4万回/60秒=1332Hzのサンプ
リング周波数となり、1秒間に1000個以上の計数
をし、上記最大値を求めなければならず、回路お
よび処理動作がかなり大掛かりとなつてしまうな
どの問題点があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、ラインイメージセンサ上に、
回転中のドリル刃を投影し、これの直径を迅速か
つ確実に計測することができるドリル刃径の計測
装置を得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明にかかるドリル刃の計測装置は、回転
中のドリル刃の像をラインイメージセンサの受光
面に結像するとともに、その像の最大幅を電荷変
化量として積分固定し、その積分固定した像のビ
ツトパルスを計数回路で計数し、このビツトツパ
ルスと上記光学系のスケールフアクタとから、上
記ドリル刃の最大径を演算回路によつて演算する
ような構成としたものである。
[作用] この発明におけるラインイメージセンサは、瞬
時の光電変換量ではなく、時間積分された光電変
換量を出力するので、ドリル刃に小径部があつて
も、光源の光量および電荷蓄積時間を適当に選ぶ
ことによつて、受光面上に得られたドリル刃の像
の最大値に対応した数のビツトパルスを正確に出
力し、このパルス数から演算によつてドリル刃の
最大値を正確に求めるように作用する。
[実施例] 以下、図によつて、この発明の一実施例を説明
する。
すなわち第1図において、1は平行光線を投射
する冷陰極放電管などの光源、2はその冷陰極放
電管の高周波電源で、たとえば30[Hz]、80[dV]
の電圧を発生する。3はレンズ、7は被計測物で
ある回転中のドリル刃、5は電荷蓄積作用のある
ラインイメージセンサ、6は光電素子、9は光電
素子6を制御するLSI回路、10はラインイメー
ジセンサ5のドライブ回路である。また、7は光
軸、8はドライブ回路10が出力するビデオ信
号、11は受光面である光電素子6上に結像した
ドリル刃4の像であり、これの直径が第5図に示
すように変動している。
なお、ラインイメージセンサ5は光学情報を電
気信号に変換する装置で、これの電荷蓄積機能に
よつて、次の特徴を持つ。
(イ) 瞬時の光電変換量ではなく、時間積分された
量が出力になる。このばあいにおいて、その出
力は光の強さに蓄積時間を乗算したものに比例
する。
(ロ) 露光量は光量x電荷蓄積時間であるため、蓄
積時間内の光量変化に追従せず、蓄積時間内の
光量平均値が出力となる。
(ハ) 出力は飽和特性を持つ。
次にこのラインイメージセンサ5を使用して
の、ドリル径の計測装置の動作について説明す
る。
光源1からドリル刃4に投射された光は、レン
ズ3を通つてラインイメージセンサ5の光電素子
(受光面)6上にそのドリル刃4の像を結ぶ。こ
の光電素子6は受光した光の明暗を2値信号に変
換するように作用し、光電素子6の全部に光が当
たるばあい、つまりドリル刃4がないばあいには
第2図aに示すように、光電素子6の全数につい
てドライブ回路10を通してパルス(ビデオ信号
8)を出力し、ドリル刃4があるばあいには、上
記像11の部分だけパルスを生じないパルス列波
形となる。たとえば、光電素子6が1024あるライ
ンイメージセンサ5の出力は、上記パルスが1024
個あり、ドリル刃4があるときは像(陰)の部分
だけパルスが不足した第2図bに示すようなパル
ス列波形となる。
このばあいにおいて、ドリル刃4は大径部Da
と小径部Dbとがあり、この小径部Dbに対応する
部分で光が光電素子6に脈動的に当たり、その光
量が少なくなることにより、上記パルス列のレベ
ルが少少低下するが、ラインイメージセンサ5の
積分効果によつて、光源1の光量と電荷蓄積時間
を調節することにより、第2図bに示すパルス列
波形を得ることができる。つまり、ラインイメー
ジセンサ5の電荷の蓄積時間を回転数に見合つた
十分に遅いスピードでドライブし、しかもこの間
十分な光を蓄積できるように光源の光量を決める
ことによつて、ドリル刃4の最大径に対応する数
のパルスを高精度に発生する。ここで、光源1の
光量は小径部Dbにおいてラインイメージセンサ
を飽和させない値に設定しておく。なお、電荷蓄
積時間は、MOS形のばあいはスタートパルス間
隔で、CCDセンサのばあいはトランスフアパル
ス間隔で決まる。また、電荷蓄積時間の長さは、
光量および周囲温度でも決まり、しかも出力が飽
和特性を持つため、飽和しないように光量および
電荷蓄積時間を決める必要がある。具体的には、
光源1の光量を小径部Dbの状態でイメージセン
サが飽和しない値に設定する。またスタートパル
スから次のスタートパルスまでの1個の間隔ある
いはトランスフアーパルスと次のトランスフアー
パルスまでの1つの間隔内で第5図に示す脈動を
検出してしまわないようにドリル刃に十分な数の
回転をさせ、平均光量が得られるように間隔と回
転数を設定する。たとえば、パルス間隔時間、す
なわちイメージセンサの電荷の積分時間をτと
し、ドリル刃の回転角速度をωとしたばあい、
ωτ>>1とする。
また、上述のようにして得られたビデオ信号は
不要信号やノイズを除去するため、コンパレータ
付きアンプ12を通してあらかじめ設定されたし
きいちでカツトされたレベルで、計数回路13に
入力され、この計数回路では、光電素子6の全数
(上記の例では1024個)をプリセツトしたプリセ
ツト出力回路14からのプセツト数1024からアン
プ12の出力たる光の当たつているビツト数を減
算し、ここで光の当たつていない光電素子数Nを
計数する。そして、この光電素子数Nに、上記光
学系の構成によつて定まるスケールフアクタを演
算回路15において乗じることによつて、ドリル
径の最大値を出力することができる。アンプ2の
コンパレータ機能はビデオ信号を計数回路に入力
する前に不要な信号やノイズを除くため、しきい
値レベルでビデオ信号レベルを区切る。このしき
い値レベルは最大露光値に近いレベルに設定す
る。
次に上記スケールフアクタを求める方法を説明
する。今、第1図において、ドリル刃4の回転中
心からレンズ3の中心までの距離をA、レンズ3
の中心から光電素子(受光面6)までの距離を
B、レンズ3の焦点距離をFとすると、(1)式が成
立する。
(1/A)+(1/B)=1/F ……(1) また、倍率をM、センサピツチをP、ビツト数
をn、ドリル刃4の最大径をLとすると、 M=B/A=nP/L ……(2) となる。そしてこの式を書き換えると、 L=(1/M)・nP ={(A/F)−1}・P・n ……(3) となる。ここで、光電素子6の1ビツトのスケー
ルフアクタYは、 Y=L/n=P/M={(A/F)−1}・P ……(4) として得られ、したがつて、光の当たつていない
光電素子6の数をNとすると、ドリル径はNxY
で得られることになる。
このようにすれば、変動するドリル刃4の像の
最大径に相当するビツト数が得られるように、上
記光学系の定数を設定すれば光の当たつている光
電素子のビツト数にスケールフアクタを乗ずるの
みで、ドリル刃4の直径を非接触で求めることが
できることになる。
第3図は計測装置の使用状況を示す説明図であ
る。これは、上記黄河矩形を収容したケース30
の挿入孔31内に、チヤツク32に取付けたドリ
ル刃4を挿入し、このドリル刃4を回転させた状
態にて、上記のようにラインイメージセンサ5上
にドリル刃4の像を結ばせる。これによれば、チ
ヤツク32を下げたとき、ドリル刃4の像(陰)
11が得られなければ、ドリル刃4が折れている
かまたはチヤツク32に付けられていないと判定
でき、ドリル刃4の先端が異常回転するなどし
て、通常より異常に像11の径が大きく測定され
たばあいには、ドリル刃4のチヤツク32への取
付けが異常であると判定することができる。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、回転中のドリ
ル刃の像をラインイメージセンサの受光面に結像
させ、その像の最大幅を電荷変化量として積分固
定し、この積分固定した像のビツトパルスと光学
系のスケールフアクタとから、上記ドリル刃の最
大径を演算するように構成したので、チヤツクに
付けた状態でドリル刃の上記最大径を誤りなく、
しかも迅速に計測でき、従来におけるようなドリ
ル刃の付け違いによる誤つた径の穿孔作業をなく
すことができる効果がある。また従来のように変
動する像の直径のサンプリングおよびそのサンプ
リングした信号の処理のために、大掛かりなマイ
コン等を用いる必要がなくなるなどの効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のドリル刃計測装置の一実施
例を示す基本構成図、第2図は同じくドリル刃が
光学系内にないばあいとあるばあいの、ラインイ
メージセンサの出力パルス列波形図、第3図は計
測装置の使用状態を示す説明図、第4図は従来の
2枚刃のドリル刃の正面図および底面図、第5図
はドリル刃の回転による直径の変化特性図であ
る。 1……光源、2……高周波電源、3……レン
ズ、4……ドリル刃、5……ラインイメージセン
サ、6……光電素子、7……光軸、8……ビデオ
信号、9……LSI回路、10……ドライブ回路、
11……ドリル刃4の像、12……アンプ、13
……計数回路、14……出力回路、15……演算
回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 光源からイメージセンサ上に投射する光によ
    つて、回転中のドリル刃の像を上記イメージセン
    サの受光面に結像させるとともに、その像の最大
    幅を電荷変化量として積分固定するラインイメー
    ジセンサと、このラインイメージセンサの出力に
    もとづき、上記像のピツトパルスを計数する計数
    回路と、上記像のピツトパルス数と上記光学系の
    スケールフアクタとから上記ドリル刃の直径を演
    算する演算回路とを備え、上記ドリル刃の回転角
    速度をω、上記イメージセンサの電荷の積分時間
    をτとしたとき、ωτ>>1であり、かつτは、
    上記イメージセンサ上に上記ドリル刃が存在しな
    いときの上記イメージセンサの最大受光部分にお
    いても、このイメージセンサが飽和しない値に設
    定され、さらに上記イメージセンサの出力を2値
    化する際のしきい値が、上記イメージセンサの最
    大受光量に近い状態に設定されたことを特徴とす
    るドリル刃径の計測装置。 2 スケールフアクタを光電素子1個あたりのド
    リル刃の直径としたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項のドリル刃径の計測装置。
JP20469386A 1986-08-29 1986-08-29 ドリル刃径の計測装置 Granted JPS6358203A (ja)

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AU4291299A (en) 1998-07-03 2000-01-24 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Ultraviolet irradiation apparatus for photochemical reaction and method for preparing vitamin d derivative using the same
WO2006027577A1 (en) 2004-09-08 2006-03-16 Renishaw Plc Detection device and method
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