JPH0449395Y2 - - Google Patents

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JPH0449395Y2
JPH0449395Y2 JP8017088U JP8017088U JPH0449395Y2 JP H0449395 Y2 JPH0449395 Y2 JP H0449395Y2 JP 8017088 U JP8017088 U JP 8017088U JP 8017088 U JP8017088 U JP 8017088U JP H0449395 Y2 JPH0449395 Y2 JP H0449395Y2
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JP
Japan
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cylinder
shock absorber
hydraulic shock
outer cylinder
cylinder outer
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JP8017088U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車両の懸架装置に用いられる液圧緩
衝器に関する。
従来の技術 この種従来の液圧緩衝器としては、例えば第4
図に示すようなものが知られている(実開昭60−
121538号公報等参照)。
すなわち、このストラツト形液圧緩衝器1は、
シリンダ外筒2の下部外周に異形皿状のスプリン
グシート3が溶接固定されていると共に、下端部
4の内側には内部2aを封止する皿状の底部5が
溶接固定されている。また、シリンダ外筒2の下
端部4外周には、該シリンダ外筒2を図外のナツ
クルアームに取り付けるためのブラケツト6がこ
れも溶接によつて一体に固定されている。このブ
ラケツト6は、シリンダ外筒2の下端部4に巻着
する筒部7と、該筒部7の各周端から略半径方向
へ並行に突出してボルトによりナツクルアームに
直接固定される一対の取付部8,8と、該取付部
8,8間に固定されたコ字形の補強部材9とを備
えている。そして、上記筒部7及び補強部材9の
各下端部7a,9aは、シリンダ外筒2の下端部
4よりさらに延長されて底部5を取り囲むように
配置されている。
ところで、上述のような液圧緩衝器1にあつて
は、車体に取り付ける前に特に防錆等を目的とし
てシリンダ外筒2やブラケツト6を同時に自動塗
装器などにより吹き付け塗装処理を行つている。
考案が解決しようとする問題点 上述のように液圧緩衝器1を塗装する際には、
シリンダ外筒2の内部2aの塗装を防止するため
に所定個所にマスキングを行つているが、液圧緩
衝器1をグランドライン(図中A側)に対して横
臥状態に配置すると、上記マスキング部材をシリ
ンダ外筒2の内周面との気密性を確保するために
外筒2の内径に対して一定の締代を具有させなけ
ればならず、したがつてマスキング部材の製造及
びマスキング作業が煩雑になり、塗装作業性が悪
化する。
そこで液圧緩衝器1をグランドライン(図中B
側)に対して上下方向へ立ち上がり状態に配置す
ると、シリンダ外筒2の側部上下からの吹き付け
塗装となるため、マスキング部材をシリンダ外筒
2の上端部に被せるだけで良いが、シリンダ外筒
2の底部5が筒部7や補強部材9の各下端部7
a,9aに取り囲まれているため、該各下端部7
a,9aの内周面7b,9bや底部5の外面5a
に吹き付け塗料が十分に行き渡らずに塗装不良を
招くといつた問題がある。また、斯かる事態を防
止するために、第5図に示すようにシリンダ外筒
2の下端部4を、筒部7の下端縁近傍まで延長し
て底部5外面5aを露出することも考えられる
が、シリンダ外筒2の延長化により重量増やコス
トの高騰が余儀なくされる。
課題を解決するための手段 本考案は、上記従来の問題点に鑑みて案出され
たもので、シリンダ外筒の底部外面を取り囲むブ
ラケツトの下端部に切欠窓を形成したことを特徴
としている。
作 用 この考案によれば、塗装の際に液圧緩衝器をグ
ランドラインに対して立ち上がり状態に配置する
と、マスキング処理作業が容易になることは勿論
のこと、液圧緩衝器の側部上下方向から吹き付け
られた塗料が、切欠窓を通つてシリンダ外筒の底
部外面付近に効果的に吹き付けられる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。尚、上記従来と共通の構成個所には同一符号
を付して重複説明を省略する。
すなわち、この実施例の液圧緩衝器1は、第1
図〜第3図に示すようにシリンダ外筒2の所定個
所に夫々溶接固定されたスプリングシート3と、
底部5と、ブラケツト6とを備えており、このブ
ラケツト6は、筒部7の下端部7aがシリンダ外
筒2の下端部4より下方に延在して底部5の回り
を取り囲むように配置されている。そして、取付
部8,8間に一体に固定されたコ字形の補強部材
9の下部に、底部外面5aと各下端部7a,9a
の内周面7b,9bとの間の空間10に臨む矩形
状の切欠窓11が形成されている。
したがつて、この実施例によれば、液圧緩衝器
1を自動塗装機により吹き付け塗装する際、該液
圧緩衝器1をグランドラインに対して立ち上がり
状態に配置した場合は、マスキング部材(図示せ
ず)をシリンダ外周2の上端部に単に被嵌するだ
けであるから、マスキング部材の製造作業やマス
キング処理作業が容易となり、塗装作業全体の効
率化が図れることは勿論のこと、液圧緩衝器1の
側部上下方向から吹き付けられた塗料が、切欠窓
11から空間10内に流入するため、補強部材9
や筒部7の下端部各内周面7b,9b及び底部外
面5aに均一かつ十分に吹き付けられ良好な塗装
が得られる。したがつて、該内周面7b,9bや
底部外面5aを手作業などにより後塗りする必要
がなくなり、この点からも塗装作業の効率化が図
れる。
また、上述のように底部外面5a等への良好な
塗装ができる結果、シリンダ外筒2の下端部4を
延長する必要がなく、したがつて、重量増やコス
トの高騰が抑制される。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、本考案に係る液
圧緩衝器によれば、シリンダ外筒の底部を取り囲
むブラケツトの下端部に切欠窓を形成したため、
該下端部の内周面や底部外面に塗料が十分に吹き
付けられ、塗装不良が防止される。
また、シリンダ外筒の延長が不要となるため、
全体の重量増加やコストの高騰が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る液圧緩衝器の一実施例の
要部を断面して示す正面図、第2図はこの実施例
に側面図、第3図はこの実施例の底面図、第4図
は従来の液圧緩衝器を断面して示す正面図、第5
図は従来の他例を断面して示す正面図である。 1……液圧緩衝器、2……シリンダ外筒、4…
…下端部、5……底部、6……ブラケツト、11
……切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ外筒の下端部に、略筒状のブラケツト
    を固定してなる液圧緩衝器において、上記シリン
    ダ外筒の底部を取り囲む上記ブラケツトの下端部
    に切欠窓を形成したことを特徴とする液圧緩衝
    器。
JP8017088U 1988-06-17 1988-06-17 Expired JPH0449395Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8017088U JPH0449395Y2 (ja) 1988-06-17 1988-06-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8017088U JPH0449395Y2 (ja) 1988-06-17 1988-06-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH022547U JPH022547U (ja) 1990-01-09
JPH0449395Y2 true JPH0449395Y2 (ja) 1992-11-20

Family

ID=31305010

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JP8017088U Expired JPH0449395Y2 (ja) 1988-06-17 1988-06-17

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JP (1) JPH0449395Y2 (ja)

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JPH022547U (ja) 1990-01-09

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