JPH0446965Y2 - - Google Patents

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JPH0446965Y2
JPH0446965Y2 JP1984088540U JP8854084U JPH0446965Y2 JP H0446965 Y2 JPH0446965 Y2 JP H0446965Y2 JP 1984088540 U JP1984088540 U JP 1984088540U JP 8854084 U JP8854084 U JP 8854084U JP H0446965 Y2 JPH0446965 Y2 JP H0446965Y2
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JP
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bracket
axle case
fixed
axle
brackets
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JP1984088540U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案はアクスルケースに複数のブラケツトを
固定するアクスルブラケツト構造に関する。
(従来の技術) 従来のアクスルブラケツト構造は、昭和58年6
月に日産自動車株式会社が発光した「NISSAN
サービス周報」第484号第248頁に記載されるよう
なものがある。即ちこの従来例は、アクスルケー
スに対して、パナールロツドを取付ける第1のブ
ラケツトと、シヨツクアブソーバを取付ける第2
のブラケツトと、サスペンシヨンリンクを取付け
る第3のブラケツトとをアクスルケースの軸方向
における近い位置でアクスルケース端面から見て
取付け範囲が重なり合うよう個別に独立して固定
する構造となつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のアクスルブラ
ケツト構造にあつては、複数の車種ごとに個別に
各ブラケツトを設計する場合には、当然のことな
がら各ブラケツトに干渉は生じないが、同一構造
のアクスルケース、ブラケツト類を多種の車両に
使用する所謂汎用の場合は、車種の変更に伴つ
て、いずれかのブラケツトをアクスルケースの軸
方向における相互に近い位置に固定する必要があ
ることもある。かかる場合には、アクスルケース
端面から見て各ブラケツト相互の取付範囲が重な
り合い、しかもブラケツト相互間が近い位置にあ
るために、当該ブラケツトと他のブラケツトとが
干渉することがあつて、いずれかのブラケツト又
は両ブラケツトの形状を変更する必要が生じた。
従つて、このような場合には、車種の変化に伴
つて各ブラケツトをその都度設計変更しなければ
ならないという問題点があつた。
本考案はこのような従来技術の問題点に着目し
てなされたものであり、アクスルケース外周にお
いてブラケツトの取付位置を他のブラケツトとの
干渉なしに変更でき、もつて異なる車種間でブラ
ケツトの共用化が可能なアクスルブラケツト構造
にすることを目的としている。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、第1のサスペンシヨン部材を取付け
る第1のブラケツトと、第2のサスペンシヨン部
材を取付ける第2のブラケツトと、第3のサスペ
ンシヨン部材を取付ける第3のブラケツトとを、
アクスルケースの中心軸方向における相互に近い
位置で、アクスルケース端面から見て取付け範囲
が重なり合うようアクスルケースに固定するアク
スルブラケツト構造において、第1のブラケツト
の上部と下部に、アクスルケースの中心軸と平行
で且つ前記中心軸方向に延長された平行部を個別
に形成し、前記第2のブラケツトと第3のブラケ
ツトとを、前記第1のブラケツトの両平行部に個
別に且つ相互に独立させて固定する構造とした。
(作用) 第1のブラケツトの両平行部は、アクスルケー
スの中心軸と平行で且つこの中心軸方向に延長さ
れているから、中心軸方向のいずれの位置におい
ても同一の形状をしている。このため、当該平行
部に固定される第2及び第3のブラケツトの、平
行部に対する固定面は、平行部の位置にかかわら
ず同一であつてよい。
このため、第1のブラケツトに対する第2,3
のブラケツトの固定位置がアクスルケースの中心
軸方向に変わつても、第1のブラケツトと第2,
3のブラケツトとの固定面の形状は変わらないか
ら、第2,3のブラケツトを、第1のブラケツト
の平行部のいずれの位置にもそのまま固定するこ
とができる。
また第2,3のブラケツトは両平行面に個別に
固定されるから、前記軸方向に固定位置が変わつ
ても、相互に干渉するおそれはない。
さらに第1のブラケツト自体のアクスルケース
に対する軸方向の位置も、アクスルケースの外形
が同一の範囲において自在に設定することができ
る。
従つて、アクスルケースに対して第1のブラケ
ツトを任意の位置に固定できるし、その後、この
第1のブラケツトの両平行面の任意位置に第2,
3のブラケツトを固定することができる。この固
定手段は、通常は溶接による。
(実施例) 第1,2図は、本考案を5リンクリヤサスペン
シヨンに適用した実施例を示す。
図中1が第1のブラケツト、2が第2のブラケ
ツト、3が第3のブラケツトであり、また4がア
クスルケースである。
アクスルケース4は中心軸方向の中央部に図示
しないデフケースが形成され、また左右両端には
ブレーキ装置等を取付けるフランジ4aが形成さ
れる。アクスルケース4の、フランジ4aとデフ
ケースとの中間部4bは同一の外径の管に形成さ
れている。
かかる中間部4bに第1のブラケツト1が溶接
固定される。この第1のブラケツト1には、5リ
ンクの1つをなすパナールロツド取付用のピン1
aが固定され、また上部と下部に、アクスルケー
ス4の中心軸と平行で且つ前記中心軸方向に延長
された平行部1b,1cが形成される。平行部1
b,1cはアクスルケース4を上下から挟むよう
に配置され、且つ両平行部1b,1cとも平板か
らなる。
第1のブラケツト1の平行部1b上面には第2
のブラケツト2が溶接固定される。第2のブラケ
ツト2は一部がアクスルケース4にも溶接されて
いる。かかる第2のブラケツト2には、車体側と
の間に架設されるシヨツクアブソーバの取付用の
孔2aが開設される。また孔2bはワインドアツ
プ防止用ダンパの取付用の孔である。
第1のブラケツト1の平行部1c下面には第3
のブラケツト3が溶接固定される。この第3のブ
ラケツト3も一部がアクスルケース4に溶接され
る。かかる第3のブラケツト3には、5リンクの
1つをなすロアリンクを取付けるための孔3aが
開設される。
而して、アクスルケース4に対する各ブラケツ
ト1,2,3の固定は次のようにして行われる。
即ち、最初にアクスルケース4に対して第1のブ
ラケツト1の取付けを行う。これは、パナールロ
ツドの、アクスルケース4に対する取付位置に対
応して決定される位置に第1のブラケツト1を配
置し、これをアクスルケース4に溶接固定して行
う。ここではピン1aが車両後方を指向するよう
な向きで固定される。
次に、第2のブラケツト2と第3のブラケツト
3とを第1のブラケツト1に溶接固定する。第2
のブラケツト2は、シヨツクアブソーバ及びワイ
ンドアツプ防止用ダンパのアクスルケース4に対
する取付位置に対応して決定される位置に配置さ
れる。また第3のブラケツト3は、ロアリンク
の、アクスルケース4に対する取付位置に対応し
て決定される位置に配置される。
この両ブラケツト2,3が配置される位置は、
アクスルケース4の中心軸方向のいずれかの位置
に設定されるが、第1のブラケツト1の平行部1
b,1cが、同中心軸方向に延長されているた
め、第2のブラケツト2及び第3のブラケツト3
の配置位置にまで平行部1b,1cが及んでい
る。このため平行部1b,1cの、予め設定され
た位置に、第2のブラケツト2及び第3のブラケ
ツト3を溶接固定することができる。このとき、
両ブラケツト2,3の一部はアクスルケース4に
直接溶接されるが、平行部1b,1c及び両ブラ
ケツト2,3の形状によつては平行部1b,1c
にのみ溶接固定される。
またアクスルケース4はフランジ4aとデフケ
ースとの間が同一の外径になつているため、これ
に直接固定される第1のブラケツト1は、車種に
応じてアクスルケース4の中心軸方向に取付位置
を変更することもできる。
かくして、第2のブラケツト2及び第3のブラ
ケツト3は、第1のブラケツト1の平行部1b,
1cにおける予め車種に応じて設定された位置に
固定されるものであるから、第1〜3の各ブラケ
ツト1,2,3は、その固定位置が相互に干渉す
ることもない。このため、各ブラケツト1,2,
3はその形状を変えることなくアクスルケース4
中心軸方向に固定位置を変更することが可能にな
る。
なお前記各ブラケツト1,2,3へ取付けられ
るサスペンシヨン部材は、前記とは別の部材であ
つてもよいことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のアクスルブラケ
ツト構造は、第1のブラケツトの上部と下部に、
アクスルケースの中心軸と平行で且つ前記中心軸
方向に延長された平行部を個別に形成し、前記第
2のブラケツトと第3のブラケツトとを、前記第
1のブラケツトの両平行部に個別に固定する構造
とした。このため、アクスルケースに対して第1
のブラケツトを固定した後、この第1のブラケツ
トの両平行面を、あたかもアクスルケースの表面
の一部として、これらの任意位置に第2,3のブ
ラケツトを固定することができるから、各ブラケ
ツトはアクスルケースの軸方向において相互に近
い位置にあつても相互に干渉することなく、その
固定位置を設定することができる。従つて、各ブ
ラケツトはその形状を変えることなくアクスルケ
ース中心軸方向に固定位置を変更することが可能
になるから、異なる車種に対しても汎用性が大に
なる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示す後面図、第2
図は、第1図の−線断面図である。 1……第1のブラケツト、1b,1c……平行
部、2……第2のブラケツト、3……第3のブラ
ケツト、4……アクスルケース、4b……中間
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1のサスペンシヨン部材を取付ける第1のブ
    ラケツトと、第2のサスペンシヨン部材を取付け
    る第2のブラケツトと、第3のサスペンシヨン部
    材を取付ける第3のブラケツトとを、アクスルケ
    ースの中心軸方向における相互に近い位置で、ア
    クスルケース端面から見て取付け範囲が重なり合
    うようアクスルケースに固定するアクスルブラケ
    ツト構造において、第1のブラケツトの上部と下
    部に、アクスルケースの中心軸と平行で且つ前記
    中心軸方向に延長された平行部を個別に形成し、
    前記第2のブラケツトと第3のブラケツトとを、
    前記第1のブラケツトの両平行部に個別に且つ相
    互に独立させて固定したことを特徴とするアクス
    ルブラケツト構造。
JP8854084U 1984-06-14 1984-06-14 アクスルブラケツト構造 Granted JPS613707U (ja)

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JP8854084U JPS613707U (ja) 1984-06-14 1984-06-14 アクスルブラケツト構造

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JPS613707U JPS613707U (ja) 1986-01-10
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JPS5620246U (ja) * 1979-07-25 1981-02-23

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