JPH0449298Y2

JPH0449298Y2 -

Info

Publication number: JPH0449298Y2
Application number: JP3777586U
Authority: JP
Priority date: 1986-03-15
Filing date: 1986-03-15
Publication date: 1992-11-19
Also published as: JPS62149530U

Description

【考案の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本考案は建築、構築物の内、外装の主に横張り
壁体、および縦張り壁体を形成するのに有用なサ
イデイングボード（以下、単にボードという）に
関する。〔従来の技術〕従来から使用されているこの種のボードとして
は特公昭51−29339号、実公昭51−11882号、
実公昭54−26649号などがある。〔考案が解決しようとする問題点〕しかしながら、上記ボードにおいては種々の問
題があつた。すなわち、のボード（下見板）で
は雨水が風で吹きつけられたりすると単なる平板
同士の連結構造のため雨水が裏面に漏洩し、胴
縁、柱を腐食させたり、室内や押入れに湿気を与
えたりする欠点があつた。またのボードでは下
縁の傾斜部の立上がり部までの長さが長いため引
張り力に弱く、目地なしの外装しか形成できない
不利があつた。しかも、本来は目地なしの外装な
のに施工者の技術によつて目地なし、目地ありの
バラバラな幅の目地からなる外装となると共に、
施工の際に立上がり部で負傷する危険があつた。
また、のボードは側面の形状が複雑で成形が難
しく、かつ、高価となり、その上、平坦部に補強
用のリブもなく、反り、捩じれなどが大幅に化粧
面に現れて美観を損なう欠点があつた。また、ボ
ードはいずれも裏打材がなく、かつ、壁下地と表
面材が直接接触しているため、化粧面の裏面に結
露が生じ、錆たり、壁下地の腐食をまねき、壁体
自体の断熱性、防火性、防音性に欠けると共に、
化粧面の変形を阻止できず、しかもボード自体が
変形しやすく、かつ、連結力に欠ける欠点があつ
た。さらに、これらボードは立体感に欠け、目地
部の連結にガタが多く、防水性、係合力に劣る等
の欠点があつた。〔問題点を解決するための手段〕本考案はこのような欠点を除去するため、化粧
面部を横長の２つの化粧片を鈍角に配した１つの
化粧部を少なくとも２つ平行に形成し、かつ化粧
部間に段差部を設けると共に、化粧面部の下縁と
なる底面片に化粧リブを形成して連結力、防水性
の強化を図り、その上ボードの捩じれ、施工性、
反りを防止し、ボードを広幅に形成して経済性、
施工性を改善したボードを提案するものである。〔実施例〕以下に、図面を用いて本考案に係るボードの代
表的な実施例について詳細に説明する。すなわ
ち、第１図は上記ボードＡを示す斜視図であり、
例えば表面処理鋼板、亜鉛・ニツケル合金メツキ
鋼板、アルミ・亜鉛合金メツキ鋼板（商品名ガル
フアン、ガルバリウム鋼板、スーパージンク）、
アルミニウム板、アルミニウム合金板、銅板、ス
テンレス板、クラツド鋼板、制振鋼板等の１種か
らなる金属板（平板、エンボス加工板を含む）、
または合成樹脂板をロール、プレス、あるいは押
出成形などの１種により形成した表面材１と、表
面材１の裏面に充填した芯材２３と、芯材２３の
裏面を被覆したシート状の裏面材２４とから形成
したものである。さらに説明すると、表面材１は
第２図に示すように化粧面部２、雄型連結部８、
雌型連結部１８とから構成したものである。さら
に、化粧面部２は横長の２つの化粧片３，４を鈍
角θ₁に配した化粧部５を少なくとも２つ平行に形
成し、かつ化粧部５間に化粧片３の下端縁を内方
へ任意角度θ₂に形成した段差部６を設けたもので
ある。なお、化粧片３は水平面とし、θ₁を鈍角と
し、化粧片３と４の幅W₁，W₂の割合を１：９〜
0.1位とし、水平な化粧片３と傾斜した化粧片４
の反射差により化粧面部２に立体感を付与すると
共に、強度を補強して反り、ペコツキ、捩じれを
防止してボードを広幅に形成できるようにしたも
のである。７は補強リブで主に段差部６と化粧部
５間の補強を図ると共に、ボードＡを連結した際
に生ずる空隙７ａと近似した空隙７ｂを化粧部５
間に形成し、壁面においてボードＡの連結部と補
強リブ７の空隙７ｂとを近似させることにより美
観性を大幅に向上させることができるものであ
る。前記雄型連結部８は化粧面部２の長手方向の
一端縁を外側方に突出した差込縁９と、差込縁９
を上縁とする係合溝１２と、係合溝１２の下縁１
３を外側方に突出した延長部１４とから構成した
ものである。さらに説明すると、差込縁９は後述
する雌型連結部１８の嵌合溝２１に挿入し、また
係合溝１２は嵌合溝２１の下縁２０を係合してボ
ードＡの連結構造を２重にして防水性、係合力、
パツキング性を強化し、ボードＡを横張りにも、
縦張りにも使用することができるようにするもの
である。さらに差込縁９の上側には必要に応じて
長手方向と平行に窪ませた溝部１０と先端にリブ
（図ではパイプ状）１１とを形成するものである。
この溝部１０は第３図に示すようにボードＡの連
結構造内に空隙Ｂを形成して毛細管現象を防止す
るのに役立つものである。また、リブ１１はボー
ドＡの連結構造内における雨返しの機能を果た
し、溝部１０の毛細管現象の阻止と共に、連結部
の防水性の強化を図るものである。また、延長部
１４はボードＡを直接雨水の侵入しない位置で釘
等の固定具により壁下地に固定する部分である。
さらに、延長部１４の先端には必要に応じてはぜ
状に内方、または外方に屈曲した舌片１５を設け
るものである。この舌片１５は延長部１４の先端
の波打ちを防止すると共に、作業の際に延長部１
４の端縁によつて負傷するのを防止するものであ
る。なお、後記するように、舌片１５は上はぜ状
に形成し、裏面材２４の端縁を挟持することも可
能である。また、１６は底面片で化粧面部２の他
側縁を内方へ前記段差部６の角度θ₂に対応した角
度θ₃で屈曲したものである。１７は化粧リブで底
面片１６の下端縁を外方へ任意角度θ₄で屈曲し、
その先端を内方へ折り返したものであり、主にボ
ードＡ間の連結部の係合力、防水性の強化を図る
と共に、連結部のアクセントづけとして機能する
ものである。前記雌型連結部１８は化粧リブ１７
の裏面を内側方へそのまま延長し、これを上縁１
９としてその先端を外方へ屈曲した下縁２０とか
ら断面をほぼＵ字状に形成した嵌合溝２１と、下
縁２０の先端に必要によつてはぜ状に屈曲して設
けた舌片２２とから形成したものである。この嵌
合溝２１は差込縁９を嵌合し、また下縁２０は係
合溝１２に係合してボードＡの連結構造を２重に
するものである。また、舌片２２は下縁２０の端
縁の波打ちを防止し、下縁２０を係合溝１２に挿
入しやすくすると共に、下縁２０の端縁による負
傷を防止するものである。なお、舌片２２は図示
するように上はぜ状に形成して裏面材２４の端縁
を挟持し、表面材１、芯材２３、裏面材２４の一
体化を強化すると共に、芯材２３の雌方連結部１
８周辺からの漏洩を防止したり、または、後記す
るように下はぜ状に形成することも可能である。
また、芯材２３は表面材１の化粧面部２、雄型連
結部８、底面片１６、雌型連結部１８によつて囲
まれた樋状の部分に少なくとも充填して形成した
ものであり、ボードＡの断熱材、サンドイツチ構
造化用の接着剤、蒿上材、クツシヨン材、防火材
の少なくとも１つの機能を有するものである。芯
材２３の具体例としては、合成樹脂発泡体、ロツ
クウール、グラスウール、シージングボード、石
膏ボード、木毛セメント板等の１種以上の一層も
しくは複数層からなり、原料状態で吐出し、成
形、硬化、自己接着させるもの、あるいは成形体
のいずれかからなるものである。なお、芯材２３
として成形体を用いる場合には芯材２３と表面材
１、裏面材２４間に接着剤（図示せず）が必要で
ある。さらに説明すると、芯材２３としては主に
合成樹脂発泡体を用い、例えばポリウレタンフオ
ーム用樹脂、フエノールフオーム用樹脂、ポリイ
ソシアヌレートフオーム用樹脂、ポリスチレンフ
オーム、パーライトの周囲にフエノールフオーム
樹脂をコーテイングし、これを加湿、加圧して発
泡させるフオーム、およびこれらに難燃剤、難燃
助剤（硼砂、メタ硼酸ソーダ、三酸化アンチモ
ン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、ベン
トナイト、パーライト粒、シラスバルーン、アス
ベスト、各種繊維）の１種以上を添加したものな
どからなる。なお、芯材２３の雌型連結部１８近
傍にはへこみ部２３ａを形成し、ボードＡの連結
部において延長部１４との組み合わせによりガタ
を除去し、ボードＡのフイツト性をよりよくす
る。さらに、後記するように芯材２３は延長部１
４の裏面より下方に膨出して設け、より断熱性、
防火性を向上することも可能である。なお、芯材
２３にフエノールフオーム系の合成樹脂を用いる
場合には、芯材２３の酸性成分が直接表面材１に
接触しないように防錆塗料を表面材１の裏面に塗
布したり、防錆紙を表面材１の裏面に貼着するこ
とも可能である。さらに裏面材２４は少なくとも
芯材２３の裏面を覆つてボードＡをサンドイツチ
構造とし、ボードＡ自体の機械強度を向上するも
のであり、防火材、防水材、遮音材、断熱材、吸
水材（高吸水樹脂を含浸させ、より性能を向上し
たシートも含む）、パツキング材としての機能を
有するものである。その具体例としてはアスベス
ト紙、クラフト紙、アスフアルトフエルト、金属
箔（Al，Fe，Pb，Cu）、合成樹脂シート、ゴム
シート、布シート、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガ
ラス繊維不織布等の１種、または２種以上をラミ
ネートしたもの、あるいは防水処理、難燃処理さ
れたシートなどからなるものである。なお、裏面
材２４の両端は舌片１５，２２によつて挟持され
たり、また表面材１と芯材２３との中間に配設し
たり、または雄型連結部８の端縁より外方に突出
することも可能である。ここで上記各部の大きさについて説明する。第
１図、および第２図に示すように化粧片３，４の
幅をW₁，W₂、雄型連結部８側の化粧片４の端縁
から差込縁９の先端までの距離をl₁、係合溝１２
の最奥から差込縁９の先端までの距離をl₂、係合
溝１２の最奥から延長部１４の端縁までの距離を
l₃、嵌合溝２１の最奥から底面片１６の端縁まで
の距離をl₄、嵌合溝２１の最奥から下縁２０の先
端までの距離をl₅、底面片１６から化粧リブ１７
先端までの距離をl₆、へこみ部２３ａの範囲をl₇、
段差部６の高さをh₁、底面片１６の高さをh₂、延
長部１４裏面から差込縁９の表面までの高さh₃、
上縁１９から舌片２２表面までの高さをh₄、空隙
７ｂの高さを△h₁、ボードＡ連結部の空隙７ａの
高さを△h₂、ボードＡの化粧片３における厚さを
それぞれh₅，h₆とすると、l₁≒l₄，l₂≒l₅，l₃≒l₇，
l₆＝３〜10mm，W₁：W₂＝１：９〜0.1，h₁≒h₂，
h₃≒h₄，h₅≒h₆で10〜30mm位、△h₁≒△h₂とした
ものである。また、前記した底面片１６と化粧リ
ブ１７の角度θ₄はθ₃とθ₃≒θ₄かθ₃より幾分小さい
ものである。次に施工例について第３図を用いて説明する
と、第１図に示すようなボードＡを第３図に示す
ように横張りして壁体を形成すると仮定する。な
お、ボードA₁，A₂は表面材１に0.27mm厚のカラ
ー鋼板を用い、裏面材２４にはアルミ・クラフト
紙を用い、芯材２３は表面材１と裏面材２４の間
にポリイソシアヌレートフオーム用原料を吐出
し、反応、発泡させ、次にキユアして一体化した
ものである。なお、化粧リブ１７はl₆＝５mm，θ₃
≒θ₄とし連結部に表面材１の弾力を付加するよう
にしたものである。そこで、主柱、間柱、防水シ
ート等からなる壁下地（図では防水シートを使用
しない場合の壁下地を示す）αに第ｎ段目のボー
ドA₁の延長部１４を釘βを介して固定する。次
に第ｎ＋１段目のボードA₂の雌型連結部１８の
嵌合溝２１をボードA₁の差込縁９に組み合わせ
るようにして第３図に示すような、防水性、係合
力、パツキング性に富んだ目地部を形成するもの
である。また、壁体全体を形成するには、上記し
たような工程を土台から桁に向かつて行えばよい
ものである。なお、図示しないが、土台部分には
スタータ、縦目地部分にはジヨイナ、コーキング
材、出、入隅等の部分にはコーキング材、役物を
用いる必要がある。なお、前述したように本ボー
ドＡは縦張りとして使用することも可能である。以上説明したのは本考案に係るボードＡの一実
施例にすぎず、第４図ａ〜ｋ〜第９図ａ〜ｊに示
すように形成することもできる。すなわち第４図
ａ〜ｋは段差部６と補強リブ７のその他の実施例
を示すもので、ａ，ｂ図はθ₂を鋭角と鈍角に形成
したもの、ｃ，ｄ図は面取り部６ａを形成したも
の、ｅ〜ｈ図は空隙７ｂを図のように形成したも
の、ｉ図は補強リブ７を形成しないもの、ｊ，ｋ
図は段差部６の途中と下縁に化粧用リブ６ｂを形
成したものである。第５図ａ〜ｑは雄型連結部８
のその他の実施例を示すものであり、ａ図は舌片
１５を上はぜ状に形成したもの、ｂ〜ｄ図は延長
部１４の途中に凸条１４ａ、凹条１４ｂを形成し
たもの、ｅ図は差込縁９の裏面に凸条９ａを形成
したもの、ｆ図は補助溝部１０ａを形成したも
の、ｇ〜ｊ図は係合溝１２の変形例であり、ｋ図
は差込縁９の長さl₁と係合溝１２の深さl₂とをl₁
＜l₂としたもの、ｌ図は溝部１０を図示のような
谷状の溝部１０ｂに形成したもの、ｍ〜ｑ図は差
込縁９と化粧片４間に境界部を変形したものであ
り、ｍ，ｎ図は段部９ｂを差込縁９と化粧片４間
に形成したもの、ｏ図は水平部９ｃを形成したも
の、ｐ，ｑ図はリブ１１上に突条１１ａを形成し
たものである。特に段差部９ｂ，突条１１ａ，
凹，凸条は毛細管現象を防止するものである。第
６図ａ〜ｋは化粧リブ１７と雌型連結部１８の変
形例を示すものであり、ａ図は底面片１６の上端
に面取り部１６ａを形成したもの、ｂ図は舌片２
２を内方に屈曲したもの、ｃ，ｄ図は嵌合溝２１
内に突条１９ａ，２０ａを形成したもの、ｅ図は
下縁２０を化粧リブ１７より長く、所謂l₄＋l₆＜
l₅のように形成したもの、ｆ図は舌片２２を内側
方へ延長したもの、ｇ図は嵌合溝２１を図のよう
に形成したもの、ｈ図は嵌合溝２１、化粧リブ１
７を傾斜したもの、ｉ図は化粧リブ１７の途中に
突条１７ａを形成したもの、ｊ図は底面片１６と
化粧リブ１７間に空隙１６ｂを形成したもの、ｋ
図は化粧リブ１７を図のような形状に形成したも
のである。なお、第４図〜第６図は表面材１のみ
を示し、板厚は省略してある。さらに、第７図ａ
〜ｋは裏面材２４の雄型連結部８側における装着
状態を示す説明図であり、ａ図は裏面材２４を延
長部１４の裏面に積層するか、接着した状態、ｂ
図は舌片１５で裏面材２４の端部を挟持した状
態、ｃ図は裏面材２４を延長部１４の端縁より外
側方に突出した状態、ｄ〜ｊ図は芯材２３を延長
部１４より下方に膨出した際の裏面材２４の装着
状態、ｋ図は裏面材２４の端部を係合溝１２と芯
材２３の中間に配設した状態であり、ｂ，ｄ，
ｆ，ｈ，ｊ，ｋは芯材２３を原料で吐出した際の
液漏れ防止、あるいは離型材として役立たせた場
合、ｂ図は裏面材２４を挟持することによりボー
ドＡの機械強度の向上、変形防止を図る装着状
態、ｃ図は防水性の向上を図る場合である。ま
た、第８図ａ〜ｄは雌型連結部１８側での裏面材
２４の装着状態であり、目的、作用効果は第７図
と同様である。なお、第７図ａ〜ｋ、第８図ａ〜
ｄにおいては表面材１を２点鎖線で示し、裏面材
２４を実線で示す。さらに、第９図ａ〜ｊは芯材
２３、および化粧面部２の変形を示す説明図であ
り、ａ〜ｃ図は芯材２３を延長部１４より下方に
膨出し、断熱性、防火性の向上を図つたボード
Ａ，ｄ図は芯材２３を複数の素材（同質、異質）
により形成したボードＡ，ｅ図は化粧片３，４間
に段差部２ａを形成したボードＡ，ｆ，ｇ図は裏
面に流通溝２５を形成し、壁体にエアサイクル効
果を付加したボードＡ，ｈ図は雄型連結部８、雌
型連結部１８のハツチングで示す位置の少なくと
も１ケ所にコーキング材２６を植設したボードＡ
であり、コーキング材２６としてはホツトメルト
系接着剤（２〜５倍位に発泡するものも含む）、
あるいは成形されたパツキング材、接着剤を塗布
後にホツトメルト接着剤で接着力のないパツキン
グ材を植設したようなものからなるものであり、
防水性の向上を図つたボードＡ，ｉ図は化粧面部
２の短尺方向の両端縁、あるいは一端縁に端面壁
２ｂを形成し、ボードＡを長手方向に付き合わせ
た場合の縦目地の防水処理を容易、かつ、確実に
できるようにしたボードＡ，ｊ図は化粧片３に中
間化粧溝３ａ、を形成したボードＡである。〔考案の効果〕上述したように本考案に係るボードによれば、
雄、雌型連結部を前記した落とし込み構造にし
たため、１人でも十分に施工でき、かつ、目地幅
を一定にすることができる。化粧面部に少なく
とも１本以上の段差部を形成したため、強度が十
分に補強されて、化粧面部の反り、捩じれ、ペコ
ツキが防止でき、また、化粧面部が山状になつた
りすることがない。化粧面部の化粧片を水平な
化粧片に対し鈍角で配した化粧片とからなる化粧
部を少なくとも２つ、段差部を介して形成すると
共に、化粧片の幅の割合、すなわち、水平な化粧
片の幅と鈍角に配した化粧片の幅の割合を１：９
〜0.1としたため、反射面の角度差によつて従前
にない立体感のある外観の壁体を形成できる。
底面片の下縁に化粧リブを形成したため、ボード
連結部の係合力、防水性が大幅に改善されると共
に、連結部の陰をより大きく形成し、かつ、アク
セントも付加することができる。等の特徴があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るサイデイングボードの一
実施例を示す斜視図、第２図は表面材を説明する
説明図、第３図は上記ボードを用いて形成した壁
体の目地部の一例を示す説明図，第４図ａ〜ｋ、
第５図ａ〜ｑ、第６図ａ〜ｋ、第７図ａ〜ｋ、第
８図ａ〜ｄ、および第９図ａ〜ｊはその他の実施
例を示す説明図である。Ａ……サイデイングボード、１……表面材、２
……化粧面部、３，４……化粧片、８……雄型連
結部、１８……雌型連結部、２１……嵌合溝、２
３……芯材、２４……裏面材。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

横長の金属板、または合成樹脂板を表面材と
し、該表面材の化粧面部の長手方向の一端に雄型
連結部、他端に雌型連結部を形成し、また前記表
面材の裏面には断熱材からなる芯材を充填し、該
芯材の裏面をシート状の裏面材で被覆し、サンド
イツチ構造に形成したサイデイングボードにおい
て、前記表面材の化粧面部を横長の２つの化粧片
を鈍角に配した１つの化粧部を少なくとも２つ平
行に形成すると共に、該化粧部間に段差部を設
け、かつ化粧片の幅寸法の割合を１：９〜0.1に
形成し、また前記雄型連結部は化粧面部の一端縁
を外方に突出した差込縁と、該差込縁を上縁とす
る係合溝と、該係合溝の下縁を外方に突出した延
長部とから形成し、前記雌型連結部は前記化粧面
部の他端を内方に屈曲して前記段差部に対応した
底面片と該底面片の下縁を外方へ屈曲し、次に内
方へ屈曲した化粧リブと、該化粧リブの下面を上
縁とする断面Ｕ字状の嵌合溝とから形成し、かつ
前記段差部と上記底面片の高さをほぼ近似させた
ことを特徴とするサイデイングボード。