JPH0449279Y2 - - Google Patents

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JPH0449279Y2
JPH0449279Y2 JP4837586U JP4837586U JPH0449279Y2 JP H0449279 Y2 JPH0449279 Y2 JP H0449279Y2 JP 4837586 U JP4837586 U JP 4837586U JP 4837586 U JP4837586 U JP 4837586U JP H0449279 Y2 JPH0449279 Y2 JP H0449279Y2
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JP
Japan
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door
opening
damper
evacuation
wire
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JP4837586U
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JPS6314700U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は道路トンネル内に災害が発生した時避
難する避難路の入口に設けるトンネル避難扉の気
圧調整ダンパーに関する。
〔従来の技術〕
高速道路の長大な道路トンネルでは道路トンネ
ル内に火災等の災害が発生した時、トンネル内の
ドライバーが災害地点から緊急に脱出できるよう
に所定距離毎に避難路が設けられている。この避
難路の入口には平常時自閉装置によつて閉鎖され
ている避難扉が設けられており、緊急事態発生時
に人が避難扉を押し開いて避難路に脱出した後、
扉は自閉装置によつて自動的に閉鎖し、避難時以
外は常時道路トンネルと避難トンネルとを遮断し
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで前記道路トンネルは常時強力な送風機
で換気されているため、道路トンネルと避難路と
の内圧に大きな差圧が生じており、避難扉にこの
差圧が作用している。この圧力は扉の受圧面積に
比例するから扉の開閉に際し扉の開度の小さい位
置では扉の受圧による走行抵抗が非常に大きくな
り、このため自閉装置によつて扉が閉じるにつれ
て閉鎖速度が非常に遅くなる。そこで自閉装置の
閉鎖力を強くすると人が扉を開けるのに大きな労
力が必要となり、開扉が容易でないという問題が
生じる。
本考案は上記の従来の問題を一挙に解決すべく
創案されたものであつて、その目的とするところ
は、避難扉の開扉が容易であると共に、開扉後の
自動閉扉が速かになされるトンネル避難扉の気圧
調整ダンパーを提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成させるために本考案は自閉装置
によつて通常閉鎖されているトンネル避難扉と、
その上方に設けた開口部に装備したダンパーと
を、バランスウエイトを介挿したワイヤを介して
連動連結し、上記避難扉の開動又は閉動に応動し
て開口部を開放又は閉鎖するように構成すると共
に、避難扉の開扉状態では開口部の開放状態を保
持し、かつ避難扉の閉扉と同時に開放状態を解除
して開口部を閉鎖するダンパーの動作制御機構を
設けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
前記構成において、避難扉を開動するとこれに
応動してダンパーがワイヤにより吊り上げられて
開口部を開放し、扉の開扉状態ではワイヤはダン
パーの動作制御機構によつて逆行が制止されるの
で、ダンパーは前記開放位置に保持され、一方、
扉の開動をやめると扉は自閉装置によつて閉動さ
れるが、扉が閉鎖位置に復帰するとこれに応動し
て前記動作制御機構の逆行制止が解除されてワイ
ヤは逆行し、ダンパーが自重降下して開口部が閉
鎖される。このため、開口部は扉の閉鎖ストロー
ク中全開状態に保持され、道路トンネル側と避難
路側との気圧差は開口部を通じて均等に調整され
るから、扉の閉鎖に伴う扉の受圧力の増大による
走行抵抗の増加がなくなり、自閉装置の閉鎖力を
強くしなくても扉の閉鎖速度の低下が解消され
る。
〔実施例〕
以下本考案を図示の一実施例に基いて詳細に説
明する。
第1図は本考案を適用したトンネル避難扉の正
面図、第2図はその要部詳細図である。図におい
て1は避難路の入口に設けた避難扉で、該避難扉
1は入口上部のハンガーレール2にローラー3を
介して吊支された片開きの二枚扉1a,1bから
成り、戸先側の扉1aが引かれ、戸尻側の扉1b
にほぼ重なると両扉1a,1bが共に引かれて戸
袋4に納まるようになつている。戸先側の扉1a
の上部見込み部には引き金具5が起立されてお
り、一方ハンガーレール2の戸先側上部に自閉装
置6が装着され、自閉装置6の引きワイヤ6aは
戸先側のガイドシーブ7を介して扉1の開閉方向
に変向され引き金具5に連結されている。
避難扉1上方の下がり壁8には道路トンネル側
と避難路側とを連通する開口部9が設けられてお
り、この開口部9にはダンパー10が吊りワイヤ
11で吊下げられ、吊りワイヤ11には中間にガ
イドシーブ12,13およびダンパー10の動作
制御機構14が介挿され、戸先扉側1aの引き金
具5に穿設された通孔5aを遊貫されて末端がハ
ンガーレール2の戸尻側上部に装着されたワイヤ
緊張装置15に連結されていて、扉1とダンパー
10はワイヤ11を介して連動連結されている。
なお吊りワイヤ11にはガイドシーブ13と動作
制御機構14との間の垂直部にダンパー10の重
量よりやや軽いバランスウエイト16が取付けら
れ、また戸先側扉1aの引き金具5とワイヤ緊張
装置15との間の所定位置に当たり金具17が取
付けられている。
前記動作制御機構14は、ドラム14aの一側
部にラチエツト車14bが取付けられ、ラチエツ
ト車14bには爪レバー14cが係離可能に係合
され、爪レバー14cの係合状態においてドラム
14aに巻回された吊りワイヤ11に扉1aの開
方向(ダンパー10の吊上げ方向)の回転を許
し、扉1aの閉方向(ダンパー10の吊 下げ方
向)の回転を制止するようにしている。爪レバー
14cは常時ラチエツト車14bと係合する方向
に付勢され、戸先側の扉1aが閉鎖すると爪レバ
ー14cがラチエツト車14bとの係合を解離す
る方向に回動し(第2図に二点鎖線で図示)、扉
1aを開くと爪レバー14cは自己の付勢力でラ
チエツト車14bと係合する方向に回動する(第
2図に実線で図示)。なおワイヤ11はドラム1
4aに1周以上巻付けてスリツプを防ぐようにす
る。
叙上の構成において、平常時避難扉1は自閉装
置6の引きワイヤ6aに引かれて避難路を閉鎖し
ている。この時動作制御機構14の爪レバー14
cはラチエツト車14bから解離しており、ダン
パー10は自重で降下して開口部9を閉鎖してい
る。従つて道路トンネルの強制換気の漏洩はな
い。
ここで道路トンネルに災害が発生し、避難路に
退避するに際し扉1aを開方向に引くと、爪レバ
ー14cが扉1aから外れて自己付勢力で回動し
てラチエツト車14bと係合する。なおも扉1a
を引いていくと扉1aは引き金具5で自閉装置6
の引きワイヤ6aを引出しながら開かれる。この
時吊りワイヤ11は扉1aの引き金具5の通孔5
aに遊貫されているため、吊りワイヤ11は扉1
aに引かれず停止し、従つてダンパー10は開口
部9を閉鎖したままであるが、さらに扉1aを開
動し引き金具5が吊りワイヤ11の当り金具17
に当接すると、今度は扉1aの開動に連動して吊
りワイヤ11は扉1aの開方向に引かれ、動作制
御機構14のドラム14aを扉1aの開方向に回
転させ、ダンパー10は吊上げられ、戸先側の扉
1aが戸尻側の扉1bにほぼ重なつた位置でダン
パー10は開口部9を全開する。ここで、ダンパ
ー10の重量はバランスウエイト16によつてほ
ぼバランスされているから、ダンパー10を吊上
げる力は僅かですみ、また吊りワイヤ11が引か
れた余長はワイヤ緊張装置15によつて吸収され
る。上記において、扉1a側の引き金具5と吊り
ワイヤ11側の当り金具17との間に適当な間隔
を配して扉1aの開動に吊りワイヤ11を直ちに
連動させないようにしているのは、扉1aの移動
ストロークに対して小さいダンパー10の開閉ス
トロークを対応させるためである。
前記扉1aが扉1bと重なつた位置で人が避難
路に脱出するのに十分な開きであり、脱出後扉1
aから手を離すと扉1aは自閉装置6の引きワイ
ヤ6aに引かれて閉動を始めるが、吊りワイヤ1
1は動作制御機構14によつて逆行が制止される
ため、ダンパー10は開口部9の全開位置に保持
される。そして扉1aが閉鎖位置に復帰すると、
扉1aが動作制御機構14の爪レバー14cを回
動しラチエツト車14bとの係合を解除する。従
つて吊りワイヤ11は逆行自由となり、ダンパー
10は吊りワイヤ11をワイヤ緊張装置15から
引出しながら自重で降下し開口部9を閉鎖する。
即ち開口部9は扉1aの閉鎖ストローク中全開状
態に保持されるため道路トンネル側と避難路側と
の気圧差は開口部9を通じて均等に調整される。
従つて扉1aの閉鎖に伴う扉1aの受圧力の増大
による走行抵抗の増加がなくなり、自閉装置6の
閉鎖力を強くしなくても扉1aの閉鎖速度の低下
が解消され、同時に、開扉力も増加せず開扉が容
易となる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案によれば、自閉装置
によつて通常閉鎖されているトンネル避難扉と、
その上方に設けた開口部に装備したダンパーと
を、バランスウエイトを介挿したワイヤを介して
連動連結し、上記避難扉の開動又は閉動に応動し
て開口部を開放又は閉鎖するように構成すると共
に、避難扉の開扉状態では開口部の開放状態を保
持し、かつ避難扉の閉扉と同時に開放状態を解除
して開口部を閉鎖するダンパーの動作制御機構を
設けたから、開口部を扉の閉鎖ストローク中全開
状態に保持して、道路トンネル側と避難路側との
気圧差を開口部を通じて均等に調整することがで
き、従つて扉の閉鎖に伴う扉の受圧力の増大によ
る走行抵抗の増加がなくなり、自閉装置6の閉鎖
力を強くしなくても扉の閉鎖速度の低下が解消さ
れ、同時に、開扉力も増加せずに、それでいて開
扉が容易となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は本考
案を適用したトンネル避難扉の正面図、第2図は
その要部詳細図である。 1……避難扉、1a……戸先側の扉、1b……
戸尻側の扉、2……ハンガーレール、3……ロー
ラー、4……戸袋、5……引き金具、5a……通
孔、6……自閉装置、6a……引きワイヤ、7,
12,13……ガイドシーブ、8……下がり壁、
9……開口部、10……ダンパー、11……吊り
ワイヤ、14……動作制御機構、14a……ドラ
ム、14b……ラチエツト、14c……爪レバ
ー、15……ワイヤ緊張装置、16……バランス
ウエイト、17……当り金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自閉装置によつて通常閉鎖されているトンネル
    避難扉と、その上方に設けた開口部に装備したダ
    ンパーとを、バランスウエイトを介挿したワイヤ
    を介して連動連結し、上記避難扉の開動又は閉動
    に応動して開口部を開放又は閉鎖するように構成
    すると共に、避難扉の開扉状態では開口部の開放
    状態を保持し、かつ避難扉の閉扉と同時に開放状
    態を解除して開口部を閉鎖するダンパーの動作制
    御機構を設けたことを特徴とするトンネル避難扉
    の気圧調整ダンパー。
JP4837586U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH0449279Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4837586U JPH0449279Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4837586U JPH0449279Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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Publication Number Publication Date
JPS6314700U JPS6314700U (ja) 1988-01-30
JPH0449279Y2 true JPH0449279Y2 (ja) 1992-11-19

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