JPH0448612B2 - - Google Patents

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JPH0448612B2
JPH0448612B2 JP59147633A JP14763384A JPH0448612B2 JP H0448612 B2 JPH0448612 B2 JP H0448612B2 JP 59147633 A JP59147633 A JP 59147633A JP 14763384 A JP14763384 A JP 14763384A JP H0448612 B2 JPH0448612 B2 JP H0448612B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
heat
container
temperature
melting point
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59147633A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6133905A (ja
Inventor
Junji Fujii
Kazuhisa Kaneda
Juji Takamatsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP14763384A priority Critical patent/JPS6133905A/ja
Publication of JPS6133905A publication Critical patent/JPS6133905A/ja
Publication of JPH0448612B2 publication Critical patent/JPH0448612B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加熱流動性食品充填用容器の製造方法
に関し、詳しくは加熱流動性食品の充填、成形、
包装を一体化することができ、しかも外観にすぐ
れた加熱流動性食品充填用容器を製造する方法に
関する。 従来、アメ、チヨコレートなど高温になると流
動性を生ずる食品、つまり加熱流動性食品を包装
して包装食品を製造する方法としては、予め流し
型によつて所望の形状に成形した加熱流動性食品
を型より取出した後、フイルムなどでひねり包装
したり、或いは樹脂シートを熱成形して得られる
容器に移し替えてパツクしたりすることが行なわ
れている。 しかしながら、これらの方法はその工程が複雑
で作業能率が低く、しかもゴミや雑菌の混入のお
それがあるなど安全衛生上からも望ましくない。 このため、ある種の食品にあつては、ポリ塩化
ビニル樹脂やポリスチレン系樹脂などの透明な容
器に流し込んで成形硬化し、蓋材でシールするこ
とが行なわれている。しかしながら、この方法は
比較的低温で流動性を生ずる食品には適用しうる
ものの、アメやチヨコレートなどのように流動性
を生ずる温度が高い食品には耐熱性の点で適用す
ることができないという欠点がある。このような
問題点を解消するために、容器の素材として耐熱
性にすぐれたポリプロピレン系樹脂やポリカーボ
ネート樹脂を用いることも提案されている。 しかしながら、ポリプロピレン系樹脂はその結
晶性により透明性が悪く、内容物を判別しにくい
とともに、光沢も不十分であつて高級感に欠け、
商品価値が低く実用的でない。そこで、透明性を
向上させるために、延伸または圧延をかなりの程
度に行ない、透明性にすぐれたシートを得た後、
熱成形して得た容器を用いることも考えられる
が、延伸度が高いために高温状態の流動性食品の
充填によつて容器が収縮したり変形したりして外
観良好な包装を行なうことができないという欠点
がある。 さらに、このような素材シートを用いた場合、
熱成形での賦形性が十分でなく、複雑な凹凸模様
を有する容器が得られないという大きな欠点があ
る。また、素材シートの延伸度が高いために、熱
成形時の成形温度を比較的低くする必要があり、
したがつて成形圧力の高くしなければ容器の成形
ができず、結果として得られる容器の延伸度がま
すます高くなる。したがつて、食品の充填時、容
器を金型に真空吸着するなどの方法を採用する必
要があり、実用化が困難である。 また、ポリカーボネート樹脂を用いた場合に
は、アメやチヨコレートなどの食品がポリカーボ
ネート樹脂に付着し、剥離することができない。
しかも防湿性が悪く、長期の保存により内容物が
吸湿するなどの欠点がある。 本発明はこれら従来の欠点を解消し、加熱流動
性食品の充填、成形、包装を連続一体化すること
ができ、しかも透明性、食品離型性などにすぐれ
た加熱流動性食品充填用容器の製造方法を提供す
ることを目的とするものである。 すなわち本発明は、ポリプロピレン系樹脂を膜
状に押出し、次いで冷却水の流れるスリツトに導
入し急冷して得られる曇り度20%以下のシート
を、該シートの融点以下の温度で倍率1.3倍以下
に延伸し、次いでこの延伸シートをその融点以下
の温度で熱成形することを特徴とする加熱流動性
食品充填用容器の製造方法を提供するものであ
る。 本発明において、対象とする食品は加熱により
流動性を生ずる食品であれば特に制限はないが、
100℃、特に120℃以上のような高温で流動性を生
ずる食品である。具体的には例えばアメ、チヨコ
レート、チーズ、などが挙げられる。なお、アメ
は各種薬品を含有するものであつても差支えな
い。 本発明においては容器の原料としてポリプロピ
レン系樹脂を用いる。ポリプロピレン系樹脂とし
ては、プロピレンホモポリマー、プロピレンとエ
チレンなど他の共重合成分とのブロツクコポリマ
ーやランダムコポリマー或いはこれらの混合物な
どが挙げられる。とりわけ耐熱性の点でプロピレ
ンのホモポリマーやブロツクコポリマーを用いる
ことが好ましい。また、このポリプロピレン系樹
脂のメルトインデツクスは通常0.2〜10g/10分
である。 本発明においては、必要により上記ポリプロピ
レン系樹脂にシリカ、タルク、p−tert−ブチル
安息香酸、アルミニウム、ジベンジリデンソルビ
トールなどの造核剤やアルキレンビスフエノー
ル、β、β′−チオプロピオン酸エステルなどの熱
安定剤等を適宜添加することもできる。 本発明においては、上記原料をT−ダイ押出装
置などを用いて膜状に溶融押出す。 次いで、押出された溶融樹脂膜状体を急冷す
る。ここで急冷温度は100℃以下、好ましくは60
℃以下である。急冷の方法として、透明性の良好
なシートを得るため、冷却水の流れるスリツト、
特に多段スリツトに導入し急冷する。 このように、押出された溶融樹脂膜状体を急冷
して曇り度20%以下、好ましくは15%以下であつ
て、厚み0.1〜2mmのシートを得る。 さらに、このシートをその融点以下の温度で倍
率1.5倍以下に延伸する。すなわち、急冷された
シートを融点以下、好ましくは融点より5〜50℃
低い温度、より好ましくは融点より10〜40℃低い
温度に加熱し、ロール延伸またはロール圧延を行
なう。ここで、該シートの加熱はロールやオーブ
ン等を用いて行なえばよい。また、延伸倍率は
1.3倍以下、より好ましくは1.02〜1.2倍の範囲で
あつて、包装する食品の加熱温度や容器の形状等
を考慮して選定する。 次いで、この延伸シートをその融点以下の温度
で熱成形して容器を得る。すなわち、延伸シート
をその融点以下の温度、具体的には融点より5〜
30℃低い温度、好ましくは融点より5〜25℃低い
温度において固相熱成形する。熱成形の方法とし
ては、真空成形、圧空成形等があるが、本発明に
おいては比較的成形温度の高いところの真空成形
を採用することが好ましい。ここで成形温度を融
点より30℃を越えて低くすると成形性が十分でな
く、真空のみでは成形できず、3Kg/cm2以上の圧
空を必要とするとともに、低温成形による圧延効
果により容器が高度に延伸されるので好ましくな
い。 このようにして所望の形状に成形された容器に
前記の加熱流動性食品を加熱溶融して流動状態で
充填する。ここで加熱流動性食品は例えばアメの
場合、砂糖、水アメ、水などのアメ材料を加熱溶
融して充填すればよい。 最後に、叙上のごとくして加熱流動性食品の充
填された容器を蓋材、例えばアルミニウムホイ
ル、プラスチツク単層フイルム、プラスチツク多
層フイルム、ラミネートフイルム等で閉止する。
閉止手段は特に制限はないが、通常加熱すること
により行なわれる。 このようにして所望形状に成形され、かつ、加
熱流動性食品が充填された製品(以下、加熱流動
性食品充填用製品と称することがある。)を製造
することができる。 本発明によれば、加熱流動性食品の充填、成
形、包装を連続一体化することができる。したが
つて、本発明は食品包装設備、作業の簡素化、衛
生性、エネルギー低減、省力化に大いに寄与する
ものである。 しかも、本発明の方法により得られる加熱流動
性食品充填用容器によれば、透明性、光沢にすぐ
れ、かつ収縮変形のない良好な外観を有する加熱
流動性食品充填製品を得ることができる。したが
つて、高級感のある商品価値の高い加熱流動性食
品充填製品が得られる。 さらに、本発明の方法により得られる加熱流動
性食品充填用容器は用いるシート素材が透明性か
つ真空成形性にすぐれており、複雑な凹凸模様を
有する加熱流動性食品充填製品を得ることができ
る。 また、本発明の方法により得られる加熱流動性
食品充填用容器はポリプロピレン系樹脂を用いて
いるため離型性、耐溶剤性、耐透湿性、安全衛生
性にもすぐれたものである。 それ故、本発明の方法により得られる加熱流動
性食品充填用容器は特に高温流動性食品の包装に
有効に利用することができる。 次に本発明の実施例を示す。 実施例 1〜2 アイソタクチツクポリプロピレン(メルトイン
デツクス2.0g/10分、融点168℃)を樹脂温度240
℃でT−ダイ押出装置(押出機60mmφ、L/D=
28、ダイ巾550mm、ダイリツプ開度1mm)を用い
て透明な溶融樹脂膜状体を押出した。押出された
溶融樹脂膜状体を2℃の冷却水が流れる巾3mm、
高さ50mm、上部水槽水位5mmのスリツトに導入し
て水冷し、厚み0.4mm、曇り度13%のポリプロピ
レンシートを得た。引続き、加熱ロールを用いて
130℃に加熱し、次いで倍率1.03倍(実施例1)
および1.15倍(実施例2)に延伸して延伸透明シ
ート(曇り度6%)を得た。 このシートを、シート温度150〜156℃に間接加
熱し、深さ19mm、開口部25×15mmの半楕円状の凹
部を10個有する金型を用い、真空成形により容器
を得た。この容器にアメ材料(砂糖、水アメ、
水)を加熱溶融したものを第1表に示す温度で充
填した後、アルミニウムホイルで加熱シールし、
包装を行ない、各充填温度における容器の収縮の
有無、アメ離型性および透湿度を評価した。結果
を第1表に示す。 比較例 1 実施例1において、ポリプロピレンシートの代
わりに厚さ0.2mmのポリカーボネートシールを用
い、熱板圧空成形機で加熱温度165℃、成形圧4
Kg/cm2の条件で実施例1と同様な形状の容器を成
形した後、実施例1と同様にして包装を行ない、
評価した。結果を第1表に示す。 参考例 1 実施例2で得られたシートを熱板圧空成形機を
用い、温度135℃、成形圧4Kg/cm2の条件で成形
し、以下実施例2と同様にして包装を行ない、評
価した。結果を第1表に示す。 参考例1より、低温熱成形(圧空成形)を行な
つた容器は、延伸度が高いため加熱流動性食品充
填成形時の温度を高くできないことが明らかであ
る。 【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリプロピレン系樹脂を膜状に押出し、次い
    で冷却水の流れるスリツトに導入し急冷して得ら
    れる曇り度20%以下のシートを、該シートの融点
    以下の温度で倍率1.3倍以下に延伸し、次いでこ
    の延伸シートをその融点以下の温度で熱成形する
    ことを特徴とする加熱流動性食品充填用容器の製
    造方法。
JP14763384A 1984-07-18 1984-07-18 包装食品の製造方法 Granted JPS6133905A (ja)

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JP14763384A JPS6133905A (ja) 1984-07-18 1984-07-18 包装食品の製造方法

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JP14763384A JPS6133905A (ja) 1984-07-18 1984-07-18 包装食品の製造方法

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JPS6133905A JPS6133905A (ja) 1986-02-18
JPH0448612B2 true JPH0448612B2 (ja) 1992-08-07

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ID=15434742

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JP14763384A Granted JPS6133905A (ja) 1984-07-18 1984-07-18 包装食品の製造方法

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Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53128673A (en) * 1977-04-15 1978-11-09 Nippon Petrochemicals Co Ltd Production of sheet for heat molding
JPS5426854A (en) * 1977-08-01 1979-02-28 Tokan Kogyo Co Ltd Method of forming crystalline olefin resin case
JPS5434371B2 (ja) * 1976-08-19 1979-10-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6133905A (ja) 1986-02-18

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