JPH0448465A

JPH0448465A - 情報記録再生装置用シリンダ

Info

Publication number: JPH0448465A
Application number: JP2154673A
Authority: JP
Inventors: Satoru Oikawa; 悟及川; Kotaro Matsuura; 松浦　宏太郎
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1990-06-12
Filing date: 1990-06-12
Publication date: 1992-02-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、情報記録再生装置用シリンダのテープ走行の
安定化に関する。

（ロ）従来の技術従来の磁気記録再生装置におけるシリンダは、上下一対
の固定シリンダの間に回転ヘッドを有する回転円板を配
置した上下シリンダ固定式のものと、上部が回転ヘッド
を有する回転シリンダに構成され、下部がテープリード
部を有する固定シリンダに構成された上シリンダ回転式
のものとの２方式がある。しがし、現在では上シリンダ
回転式のものが一鮫的となっている。上シリンダ回転式
のシリンダの斜視図を第１図に、その断面図を第２図に
、その正面図を第３図に示す。図において、シリンダ（
１）は回転シリンダ（２）と固定シリンダ（３）からな
り、回転シリンダ（２）には回転ヘッド（４）が設置さ
れ、空気溝（５）が設けられており、固定シリンダ（３
）にはリード部（６）が設けられている。ここで、回転
シリンダ（２）は軸（７）、軸受（８）によって固定シ
リンダ（３）に対して回転自在に軸支されており、シリ
ンダモータ部（９）により回転駆動される。また、シリ
ンダ（１）に巻き付けられたテープ（１０）は、回転ヘ
ッド（４）によりトレースされ情報が記録再生される。

記録あるいは再生される情報はロータリートランス（１
１）により外部との間で伝送される。

以上の構成によりテープ（１０）はガイドビン（１２）
により走行が規制されている。即ち、ガイドピン（１２
）の上７ランジ（１３）をテープ（１０）の上エツジに
当て、上フランジ（１３）を上下方向に調整し、テープ
（ｌＯ）を下方向に押し下げることによりテープ（１０
）の下エツジを固定シリンダ（３）のリード部（６）に
沿わせてテープ（１０）の走行位置を決定している。し
かし、テープ（１０）の走行調整はガイドピン（１２）
の調整だけでは不十分であり、様々な要因によりテープ
（１０）は上下方向に移動しようとする。

テープ（１０）は回転シリンダ（２）と固定シリンダ（
３）にまたがって走行するが、この時テープ（１０）と
回転ヘッド（４）の間に摩擦力が発生しする。更に、回
転シリンダ（２）は高速で回転するためテープ（１０）
と回転シリンダ（２）の間に空気膜が発生するが、固定
シリンダ（３）とテープ（１０）の間にはほとんど空気
膜が発生しないので固定シリンダ（３）とテープ（１０
）は摺接し、回転シリンダ（２）側と固定シリンダ（３
）側とでは摩擦力に差が生じ、テープ（１０）に上下方
向の力が働く。また、テープ（１０）には一定のテンシ
ョンがかかるよう制御されているが、このテンションの
変動によってもテープ（ｌＯ）の走行安定性に影響を与
える。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかし、上記従来技術では、テープとシリンダの間には
摩擦抵抗があり、テープのシリンダに対する巻き付は角
度が大きくなると摩擦抵抗は急激に増加し、その増加に
従いテープテンションも増加する。従って、テープ入口
側付近とテープ出口側付近とでは、テープテンションが
大きく異なりこのためテープと回転ヘッドの接触力がテ
ープ入口側とテープ出口側とでは、テープ出口側のほう
が大きくなり、ジッター量の増加やテープダメージを大
きくしていた。

（ニ）課題を解決するための手段本発明は上記欠点に鑑み為されたもので、情報記録再生
装置用シリンダにおいて、固定シリンダのテープ走行面
の摩擦抵抗をテープ入口側からテープ出口側に向かって
少なくする構成とした。

（ホ）作用本発明によれば、シリンダに対するテープ巻き付は角が
増加しても摩擦抵抗が急激に増加しないのでテープ入口
側からテープ出口側に向かってテープテンションの増加
は急激にならない。

（へ）実施例本発明の実施例を従来技術の説明で使用した図面を用い
て説明する。第１図及び第３図において、固定シリンダ
（３）のテープ走行面（１４）を矢印六方向に向かって
テープ（１０）との摩擦抵抗が徐々に小さくなるように
表面粗さを次第に粗くなるように加工を施す。

以上の構成により、テープ（１０）はテープ入口側の摩
擦抵抗の大きなほうからテープ出口側の摩擦抵抗が小さ
いほうへとスムーズに走行し、回転ヘッド（４）のテー
プ（１０）への接触力が急激に大きくなることはなくな
る。

尚、本発明の実施例では、上シリンダ回転式のものにつ
いて説明したが、上下シリンダ固定式の上シリンダ及び
下シリンダに本発明を適用できることはいうまでもない
。

（ト）発明の効果以上のように本発明によれば、摩擦抵抗がテープ入口側
からテープ出口側へと小さくなっているので、テープ入
口側の摩擦抵抗の大きなほうからテープ出口側の摩擦抵
抗が小さいほうへとスムーズに走行し、回転ヘッドのテ
ープへの接触力が急激に大きくなることはないので、ジ
ッター量が低減し、テープを損傷することもなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例及び従来技術を説明するための
シリンダの斜視図、第２図は本発明の実施例及び従来技
術を説明するためのシリンダの断面図、第３図は本発明
の実施例及び従来技術を説明するためのシリンダの側面
図である。（６）−−−−−−一個定シリンダ、（１４）−−−−
−−−−テープ走行面。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）情報記録再生装置用シリンダにおいて、固定シリ
ンダのテープ走行面の摩擦抵抗をテープ入口側からテー
プ出口側に向かって少なくする構成としたこと特徴とす
る情報記録再生装置用シリンダ。