JPH0448354B2 - - Google Patents
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- JPH0448354B2 JPH0448354B2 JP61064161A JP6416186A JPH0448354B2 JP H0448354 B2 JPH0448354 B2 JP H0448354B2 JP 61064161 A JP61064161 A JP 61064161A JP 6416186 A JP6416186 A JP 6416186A JP H0448354 B2 JPH0448354 B2 JP H0448354B2
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Landscapes
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は書き換え可能な相変化型光メモリ材料
に係り、特に記録状態が安定であり、かつ書き換
えが迅速に行える相変化型光メモリ材料に関す
る。 [従来の技術] 従来、書き換え可能な相変化型光メモリ材料
は、Sn−Se−Te系がある。この記録材料は記録
状態の安定性が充分でなかつた。 Sn−Se−Te系材料では、硝子基板に約700〜
900Aの厚さの真空蒸着を行なうと非晶質な膜が
形成される。この膜の上、下にSiO23000Aの膜を
つけて光をあてるか、加熱して結晶化させる。ま
た820μmの半導体レーザー光のパルスをあてる
と、あたつた部分は急速に温度が融点以上に上昇
し、結晶がとける。 レーザー光パルスがなくなると、約109℃/sec
の高速で冷却されるので結晶化せず、非晶質にな
る。この非晶質状態が情報を書き込まれた状態で
ある。この非晶質状態の安定性が充分でなかつ
た。例えばSn13Te69Se18(原子記号の右下ツキの
数字は原子パーセントを表す。)では、示差走査
熱量計ではかつた結晶化温度(Txという)は120
℃である。またGe8Sn5Te87はTxが約100℃であ
る。これらのものでは50℃に10年保つ条件では結
晶化がある程度おこり得て、非晶質状態が情報を
記録された状態であるが、これが程度問題である
が失われる可能性がある。より安定であることが
望まれる。 さて、Sn13Te69Se18では結晶化する時に、Te
結晶、SnTe結晶、SnSe結晶が析出するのである
が、反射率が向上し、これら結晶がとけこんだ非
晶質状態との間に可視及び赤外域の光に対して大
きな反射率の差(約20%)が生ずる。このTe,
SnTe及びSnSe結晶がとけこんだ非晶質状態に
820μmの半導体レーザー光をあてると加熱され、
Te結晶、SnTe及びSnSe結晶が析出して反射率
がもとの60%にもどる。この消去によつてもとの
結晶状態にもどすには、レーザー光を約6μsec照
射せねばならない。 [発明が解決しようとする問題点] 従来の相変化形可逆光メモリ材料は(1)非晶質状
態の熱的安定性が充分でない。(2)非晶質状態から
レーザー光を、照射して結晶化させるときの時間
が高速でない。ほぼ6μsec以上であつた。 これらの欠点を解決するため、本発明の目的は
相変化形可逆メモリ材料においてTe系カルコゲ
ナイドガラスとしては全く新しい元素の組合せか
らなる光メモリ材料を提供することにある。すな
わち、非晶質状態の熱的安定性が充分に高く、し
かも非晶質状態にレーザー光をあてて結晶化させ
る時間が5μsec以下と高速である光メモリ材料を
提供することである。 [問題点を解決するための手段] 本発明は上記の目的を達成するためには、従来
とは全く異なるAl−Sn−Te系のカルコゲナイド
ガラスを用いれば良いことを見出してなつたもの
である。そして、そのカルコゲナイドガラスの組
成範囲は原子%でAl 7〜18%、Sn 4〜14%、
Te 78〜82%であることが望ましい。この組成以
外の範囲であると充分安定なガラス(非晶質状
態)が得られない。すなわち、Teのみの場合に
は、安定でなく結晶、非結晶の繰返しが制限され
るが、これに上記範囲内でAl,Snを加えると安
定なガラスが得られる。このガラスを光メモリと
して使用する場合、先ず真空蒸着又はスパツタリ
ングによつてカルコゲナイドガラス膜を作成し、
加熱により結晶化させる。メモリさせる場合に
は、強くて短かいパルスのレーザー光を照射する
ことによつてガラス化させ、その反射率を変え
る。またこのメモリを消去する場合には、これに
弱い光を照射して結晶化させれば良い。このよう
にメモリと消去との繰返しは、ガラス化と結晶化
との繰返しであり、このため非晶質状態が安定で
ないとメモリと消去との繰返しが困難となる。 カルコゲナイド膜の厚さは700〜1000A程度が
望ましく、その上下面は、SiO2膜又はポリイミ
ド等の耐熱プラスチツク性の膜によつて保護され
る。 [作用] AlとSnとTeを必須成分とし、これらを独立に
ヒーターにおき、3元の元素の同時真空蒸着をす
る。3元の各ヒーターを加減して、目標の組成の
膜になるように真空蒸着する。膜厚は800Aであ
る。ここで基板はガラス板でもよいし、メチルメ
タアクリレート(PMMA)板でもよい。カルコ
ゲナイド膜の上下面にSiO2の保護膜を厚さ約
3000Aつける。この保護膜は、レーザー光に対す
る反射防止とカルコゲナイド膜の酸化防止に役立
つている。また強いレーザー光に対して光メモリ
膜のピンホールが出るのを防ぐ作用がある。 [実施例] 実施例 1 純度が5NのAl,Sn,Teを用いてAl15Sn5Te80
の組成のガラスを合成する。これは結晶が混つて
いる。このガラスの一部を取り、BN(ボロンナ
イドライド)セラミツクのタンマン管(内径1.5
mm、肉厚0.7mm、長さ50mm)のものにこのガラス
をとり、N2ガス中でBNタンマン管に入れたガラ
スを500℃で溶かし、ついでこれを氷水中に急冷
する。できたガラスはX線で非晶質であることが
確認された。示差装置熱量計にかけると図面に示
すようにTeの結晶化による大きな鋭い発熱ピー
クBが曲線上に見られる。CはSnTe結晶である
が、極めて小さい。ピークDはAl2Te3結晶の析
出による発熱である。ピークEは融解である。
Teの結晶化温度は170℃で充分高い。 さて、Al15Sn5Te80の組成のターゲツトをつく
り、スパツタリング装置で厚さ800〜900Aの膜を
つくる。この膜の下及び上にSiO2を3000Aスパツ
タリングでつける。この三層からなる膜はガラス
板上についているとする。はじめ、320℃に加熱
してAl15Sn5Te80膜を結晶化させておく。次に出
力10mW 820μmを出す半導体レーザー光を集光
して1μm中のスポツトにあてる。これを100nsec
あてて膜のメルテイングポイント(約370℃)よ
り上の温度の加熱により結晶を溶かし、かつ急冷
されて非晶質になる。このときの非晶質状態の反
射率は820μmで40%であつた。ついで、同じ半導
体レーザー光を出力6mWにして、3μsecあてる
と、Al15Sn5Te80は320℃付近まで加熱されて、
Teを結晶化する。SnTeも僅かだが結晶化する。
ただし、Al2Te3は殆んど結晶化していなかつた。
この状態で反射率は60%になつた。更にこの結晶
化した部分に出力10mWのレーザーを100nsec、
パルス状にあてると非晶質になつた。これに出力
6mWのレーザー光を3μsecあてると結晶化した。
反射率60%、すなわち可逆である。 実施例 2 純度5NのAl,Sn,Teを用いて、Al11Sn11Te78
の組成のガラスを構成する。前の実施例Al15Sn5
Te80の場合と同様に、Al11Sn11Te78の合成物をタ
ーゲツトとしてスパツタリングによつてつくられ
た900Aの膜をつくる。この膜の上、下にSiO2を
スパツタリングで300Aつける。この三層の膜は
ガラス板状につくられている。光をあてて予め
350℃付近に加熱してアンニールすると同時結晶
化する。これに820μmの半導体レーザー光を
1μmφに集光する。これを出力10mWで100nsecあ
てるとその部分は結晶がとけて急冷されてアモル
フアスになる。その反射率は40%であつた。次に
同じ半導体レーザー光を出力6mWにして、2μsec
あてると、結晶化して56%の反射率になつた。こ
れにまた10mWのレーザー光を100nsecあてると
非晶質化して、反射率が40%になつた。即ち可逆
であり、2μsecで消去できて充分な高速である。 またAl11Sn11Te78ガラスを前に述べたボロンナ
イトライドの急冷管によつて急冷して作り、これ
を示差装置熱量計にかけると、Teの結晶化温度
は179℃と充分高温であつて、非晶質状態は熱的
に安定であるといえる。 さらに実施例3〜8は、実施例1,2と同様の
条件で実施したもので、その組成と反射率、結晶
化温度、消去時間を表に示す。
に係り、特に記録状態が安定であり、かつ書き換
えが迅速に行える相変化型光メモリ材料に関す
る。 [従来の技術] 従来、書き換え可能な相変化型光メモリ材料
は、Sn−Se−Te系がある。この記録材料は記録
状態の安定性が充分でなかつた。 Sn−Se−Te系材料では、硝子基板に約700〜
900Aの厚さの真空蒸着を行なうと非晶質な膜が
形成される。この膜の上、下にSiO23000Aの膜を
つけて光をあてるか、加熱して結晶化させる。ま
た820μmの半導体レーザー光のパルスをあてる
と、あたつた部分は急速に温度が融点以上に上昇
し、結晶がとける。 レーザー光パルスがなくなると、約109℃/sec
の高速で冷却されるので結晶化せず、非晶質にな
る。この非晶質状態が情報を書き込まれた状態で
ある。この非晶質状態の安定性が充分でなかつ
た。例えばSn13Te69Se18(原子記号の右下ツキの
数字は原子パーセントを表す。)では、示差走査
熱量計ではかつた結晶化温度(Txという)は120
℃である。またGe8Sn5Te87はTxが約100℃であ
る。これらのものでは50℃に10年保つ条件では結
晶化がある程度おこり得て、非晶質状態が情報を
記録された状態であるが、これが程度問題である
が失われる可能性がある。より安定であることが
望まれる。 さて、Sn13Te69Se18では結晶化する時に、Te
結晶、SnTe結晶、SnSe結晶が析出するのである
が、反射率が向上し、これら結晶がとけこんだ非
晶質状態との間に可視及び赤外域の光に対して大
きな反射率の差(約20%)が生ずる。このTe,
SnTe及びSnSe結晶がとけこんだ非晶質状態に
820μmの半導体レーザー光をあてると加熱され、
Te結晶、SnTe及びSnSe結晶が析出して反射率
がもとの60%にもどる。この消去によつてもとの
結晶状態にもどすには、レーザー光を約6μsec照
射せねばならない。 [発明が解決しようとする問題点] 従来の相変化形可逆光メモリ材料は(1)非晶質状
態の熱的安定性が充分でない。(2)非晶質状態から
レーザー光を、照射して結晶化させるときの時間
が高速でない。ほぼ6μsec以上であつた。 これらの欠点を解決するため、本発明の目的は
相変化形可逆メモリ材料においてTe系カルコゲ
ナイドガラスとしては全く新しい元素の組合せか
らなる光メモリ材料を提供することにある。すな
わち、非晶質状態の熱的安定性が充分に高く、し
かも非晶質状態にレーザー光をあてて結晶化させ
る時間が5μsec以下と高速である光メモリ材料を
提供することである。 [問題点を解決するための手段] 本発明は上記の目的を達成するためには、従来
とは全く異なるAl−Sn−Te系のカルコゲナイド
ガラスを用いれば良いことを見出してなつたもの
である。そして、そのカルコゲナイドガラスの組
成範囲は原子%でAl 7〜18%、Sn 4〜14%、
Te 78〜82%であることが望ましい。この組成以
外の範囲であると充分安定なガラス(非晶質状
態)が得られない。すなわち、Teのみの場合に
は、安定でなく結晶、非結晶の繰返しが制限され
るが、これに上記範囲内でAl,Snを加えると安
定なガラスが得られる。このガラスを光メモリと
して使用する場合、先ず真空蒸着又はスパツタリ
ングによつてカルコゲナイドガラス膜を作成し、
加熱により結晶化させる。メモリさせる場合に
は、強くて短かいパルスのレーザー光を照射する
ことによつてガラス化させ、その反射率を変え
る。またこのメモリを消去する場合には、これに
弱い光を照射して結晶化させれば良い。このよう
にメモリと消去との繰返しは、ガラス化と結晶化
との繰返しであり、このため非晶質状態が安定で
ないとメモリと消去との繰返しが困難となる。 カルコゲナイド膜の厚さは700〜1000A程度が
望ましく、その上下面は、SiO2膜又はポリイミ
ド等の耐熱プラスチツク性の膜によつて保護され
る。 [作用] AlとSnとTeを必須成分とし、これらを独立に
ヒーターにおき、3元の元素の同時真空蒸着をす
る。3元の各ヒーターを加減して、目標の組成の
膜になるように真空蒸着する。膜厚は800Aであ
る。ここで基板はガラス板でもよいし、メチルメ
タアクリレート(PMMA)板でもよい。カルコ
ゲナイド膜の上下面にSiO2の保護膜を厚さ約
3000Aつける。この保護膜は、レーザー光に対す
る反射防止とカルコゲナイド膜の酸化防止に役立
つている。また強いレーザー光に対して光メモリ
膜のピンホールが出るのを防ぐ作用がある。 [実施例] 実施例 1 純度が5NのAl,Sn,Teを用いてAl15Sn5Te80
の組成のガラスを合成する。これは結晶が混つて
いる。このガラスの一部を取り、BN(ボロンナ
イドライド)セラミツクのタンマン管(内径1.5
mm、肉厚0.7mm、長さ50mm)のものにこのガラス
をとり、N2ガス中でBNタンマン管に入れたガラ
スを500℃で溶かし、ついでこれを氷水中に急冷
する。できたガラスはX線で非晶質であることが
確認された。示差装置熱量計にかけると図面に示
すようにTeの結晶化による大きな鋭い発熱ピー
クBが曲線上に見られる。CはSnTe結晶である
が、極めて小さい。ピークDはAl2Te3結晶の析
出による発熱である。ピークEは融解である。
Teの結晶化温度は170℃で充分高い。 さて、Al15Sn5Te80の組成のターゲツトをつく
り、スパツタリング装置で厚さ800〜900Aの膜を
つくる。この膜の下及び上にSiO2を3000Aスパツ
タリングでつける。この三層からなる膜はガラス
板上についているとする。はじめ、320℃に加熱
してAl15Sn5Te80膜を結晶化させておく。次に出
力10mW 820μmを出す半導体レーザー光を集光
して1μm中のスポツトにあてる。これを100nsec
あてて膜のメルテイングポイント(約370℃)よ
り上の温度の加熱により結晶を溶かし、かつ急冷
されて非晶質になる。このときの非晶質状態の反
射率は820μmで40%であつた。ついで、同じ半導
体レーザー光を出力6mWにして、3μsecあてる
と、Al15Sn5Te80は320℃付近まで加熱されて、
Teを結晶化する。SnTeも僅かだが結晶化する。
ただし、Al2Te3は殆んど結晶化していなかつた。
この状態で反射率は60%になつた。更にこの結晶
化した部分に出力10mWのレーザーを100nsec、
パルス状にあてると非晶質になつた。これに出力
6mWのレーザー光を3μsecあてると結晶化した。
反射率60%、すなわち可逆である。 実施例 2 純度5NのAl,Sn,Teを用いて、Al11Sn11Te78
の組成のガラスを構成する。前の実施例Al15Sn5
Te80の場合と同様に、Al11Sn11Te78の合成物をタ
ーゲツトとしてスパツタリングによつてつくられ
た900Aの膜をつくる。この膜の上、下にSiO2を
スパツタリングで300Aつける。この三層の膜は
ガラス板状につくられている。光をあてて予め
350℃付近に加熱してアンニールすると同時結晶
化する。これに820μmの半導体レーザー光を
1μmφに集光する。これを出力10mWで100nsecあ
てるとその部分は結晶がとけて急冷されてアモル
フアスになる。その反射率は40%であつた。次に
同じ半導体レーザー光を出力6mWにして、2μsec
あてると、結晶化して56%の反射率になつた。こ
れにまた10mWのレーザー光を100nsecあてると
非晶質化して、反射率が40%になつた。即ち可逆
であり、2μsecで消去できて充分な高速である。 またAl11Sn11Te78ガラスを前に述べたボロンナ
イトライドの急冷管によつて急冷して作り、これ
を示差装置熱量計にかけると、Teの結晶化温度
は179℃と充分高温であつて、非晶質状態は熱的
に安定であるといえる。 さらに実施例3〜8は、実施例1,2と同様の
条件で実施したもので、その組成と反射率、結晶
化温度、消去時間を表に示す。
【表】
[発明の効果]
Al−Sn−Te系の光メモリ材料では(1)情報を書
き込んだ状態(非晶質)が安定である。(2)非晶質
状態に光パルスを与えて結晶化させる時間が
5μsec以下の高温である。
き込んだ状態(非晶質)が安定である。(2)非晶質
状態に光パルスを与えて結晶化させる時間が
5μsec以下の高温である。
図面は、本発明メモリ材料の示差走査熱量計に
よる各温度における発/吸熱ピークを示すグラフ
である。
よる各温度における発/吸熱ピークを示すグラフ
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 必須成分としてAl,Sn,Teを含むことを特
徴とするカルコゲナイドガラスを有する書き換え
可能光メモリ材料。 2 カルコゲナイドガラスの組成が原子%で、
Al7〜18%、Sn4〜14%、Te78〜82%の範囲にあ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
書き換え可能光メモリ材料。 3 カルコゲナイドガラスが700〜1000Aの膜で
あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の書き換え可能光メモリ材料。 4 カルコゲナイドガラス膜の上下面に保護膜を
設けたことを特徴とする特許請求の範囲第3項記
載の書き換え可能光メモリ材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61064161A JPS62222441A (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 | 書き換え可能光メモリ材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61064161A JPS62222441A (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 | 書き換え可能光メモリ材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62222441A JPS62222441A (ja) | 1987-09-30 |
JPH0448354B2 true JPH0448354B2 (ja) | 1992-08-06 |
Family
ID=13250065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61064161A Granted JPS62222441A (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 | 書き換え可能光メモリ材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62222441A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5162054A (en) * | 1989-09-07 | 1992-11-10 | Hoya Corporation | Process for producing multi-component glass doped with microparticles |
JPH0397638A (ja) * | 1989-09-07 | 1991-04-23 | Hoya Corp | 微粒子分散多成分ガラスおよびその製造方法 |
-
1986
- 1986-03-24 JP JP61064161A patent/JPS62222441A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62222441A (ja) | 1987-09-30 |
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