JPH0448191Y2 - - Google Patents

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JPH0448191Y2
JPH0448191Y2 JP2055089U JP2055089U JPH0448191Y2 JP H0448191 Y2 JPH0448191 Y2 JP H0448191Y2 JP 2055089 U JP2055089 U JP 2055089U JP 2055089 U JP2055089 U JP 2055089U JP H0448191 Y2 JPH0448191 Y2 JP H0448191Y2
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opening
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、細頸部を捩切り開封する形式の合成
樹脂製薬液封入用灌注器に関する。
従来の技術及びその問題点 従来、上記薬液封入用灌注器として、本出願人
の実公昭54−37410号公報に記載の合成樹脂製灌
注器が提案されている。この灌注器は、第6図に
示すように、患部の出血、器具類等を洗い流す洗
浄液等を収容するための本体部21を有し、該本
体部21の上部に形成された細頸部22の小開口
捩切り部23を捩切ることにより、開封し得るよ
うに構成されている。該灌注器は、その開封され
た本体部を押圧することにより、該本体部内薬液
(図示せず)を小開口から患部等に灌注するもの
である。しかしながら、このように構成された灌
注器においては、捩切り部23の捩切りを行う際
に合成樹脂が延伸するため、小開口24が所定の
径より狭まつたり(第7図参照)、小開口25周
縁に樹脂のヒゲ26等が生じたり(第8図参照)
することがあつた。これにより、小開口24から
の薬液噴出量が不十分となり、該薬液の灌注作業
が効率よく行えないという問題があつた。更に、
薬液がヒゲ26に沿つて拡開飛散するため、効率
よい洗浄作業を行えず、更に薬液を多量に損失す
るという問題もあつた。
本考案の目的は、上記問題点を解決し、用途に
応じた所定の口径を有する開口を確保でき、更に
該開口からの薬液噴出に方向性をもたせて該薬液
の拡開する飛散等を防止し得る合成樹脂製薬液封
入用灌注器を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本考案の上記目的は、薬液を収容する本体部及
び該本体部上に一体に形成された細頸部を有し、
該細頸部を捩切り開封する形式の合成樹脂製薬液
封入用灌注器において、前記細頸部は、大開口の
捩切り部と、該捩切り部の下方に位置する小開口
部とを具備し、該小開口部は、前記大開口捩切り
部より大なる強度を有していることを特徴とする
薬液封入用灌注器により達成される。
前記細頸部は、その大開口捩切り部及び小開口
部の上下に跨がつて前記本体部に一体に形成され
た縦向き板状部を有し、該板状部は、前記捩切り
部から該板状部の両外側端に向けて延びる細幅の
薄肉部を有していてもよい。
前記捩切り部の大開口径は、前方小開口部の開
口径に比して、十分に大なることが好ましい。
実施例 以下に、本考案の実施例を、添付図面を参照し
つつ説明する。
第1図から第3図は、本考案の1実施例にかか
る薬液封入用灌注器を示す。第1図は、複数の灌
注器が、ブリツジ7を介して複数並設された一体
成形体を示し、第2図はその側面を、第3図は第
1図の−線に沿う断面を示す。この一体成形
体においては、灌注器の小分けを簡便なものとす
るため、ブリツジ7の中央に小分け用薄肉部8が
形成されている。上記灌注器は、薬液(図示せ
ず)が入れられる本体部1と、該本体部1の上端
に一体に設けられた細頸部2とを備えている。該
細頸部2は、第4図に示すように、大開口の捩切
り部3と、該捩切り部3の下方に位置し且つ該捩
切り部3の大開口中心軸線と軸線を同じくする小
開口部4とを具備し、更に該捩切り部3及び小開
口部4の上下に跨がつて本体部1の肩部に結合し
上述のブリツジ7に連続する縦向き板状部5,
5′が一体成形されている。この板状部5,5′に
は、捩切り部3から該板状部5,5′の両外側端
に向けて延びる細幅の薄肉部6が形成されてい
る。該薄肉部6は、板状部5,5′の捩回操作に
対して破断容易な肉厚にされており、これにより
該板状部5,5′捩回操作における小開口部4強
度が、捩切り部3強度より大きくなるよう構成さ
れている。
上述の如き薬液封入用灌注器は、板状部5,
5′を捩回操作することにより、該板状部5,
5′が薄肉部6において破断し、更に捩回操作を
行うことにより、第5図に示すように、捩切り部
3において捩切り開封される。この捩切りによつ
て上記捩切り部3は、大開口3′を形成する。
この大開口3′は、捩切り時における樹脂の延
伸により、開口径の狭まり及び開口周縁における
樹脂のヒゲを生ずる場合がある。しかし、該大開
口3′の周縁部形態に係わりなく、該大開口3′の
下方に位置する小開口部4の用途に応じた所定の
薬液噴出用小開口4′を灌注器製造状態のままで
確保できる。第5図に示すように、大開口3′は、
その口径が小開口径に比して十分に大きいため、
捩切りにより変形した場合であつても、該大開口
3′周縁部が小開口4′を遮ることがなく又は遮り
難く、よつて本体部1の押圧に基づく小開口4′
からの薬液噴出に方向性をもたせることができ、
該薬液の拡開する飛散等を防止することができ
る。従つて、第9図に示すように、本体部1内の
薬液を用いた患部等の効率よい洗浄作業を可能と
し、該作業に要する薬液の損失をなくすことがで
きる。
なお、上記実施例においては、小開口部の強度
を大開口捩切り部強度より大とするために、該捩
切り部から外側端に向かつて延びる破断容易な薄
肉部を板状部5,5′の間に設けたが、これに限
定されるものではなく、更に例えば小開口部周辺
の板状部5′の肉厚を増大させる、該小開口部周
辺の板状部5′に中空の板状部を設けるなどの適
当な手段を種々施すことができる。また、大開口
と小開口との中心軸線は、同一であるのが好まし
いが、該軸線は同じでなくてもよく、該大開口に
小開口が相対的に臨む位置にあればよい。この場
合、小開口の軸線は、大開口の中心位置近傍に存
するが好ましい。
考案の効果 以上から明らかなように、本考案薬液封入用灌
注器においては、細頸部が、大開口の捩切り部
と、該捩切り部の下方に位置する小開口部とを具
備し、該小開口部が、大開口捩切り部より大なる
強度を有しているので、捩切り部で捩切り開封し
ても、用途に応じた所定の口径を有する開口を確
保でき、更に該開口からの薬液噴出に方向性をも
たせて該薬液の拡開する飛散等を防止し得るとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例にかかる灌注器の複
数成形体を示す正面図、第2図はその側面図、第
3図は第1図の−線に沿う断面図、第4図は
本体部を一部切り欠いて拡大して示す正面図、第
5図は第4図における細頸部の捩切り部において
捩切つた状態の1例を示す正面図、第6図は従来
灌注器の細頸部を示す断面図、第7図及び第8図
はその細頸部の捩切り部において捩切つた状態の
例を各々示す断面図、第9図は本考案薬液封入用
灌注器の1使用例を示す斜視図である。 1……本体部、2……細頸部、3……捩切り
部、3′……大開口、4……小開口部、4′……薬
液噴出用小開口、5……板状部、6……薄肉部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 薬液を収容する本体部及び該本体部上に一体
    に形成された細頸部を有し、該細頸部を捩切り
    開封する形式の合成樹脂製薬液封入用灌注器に
    おいて、前記細頸部は、大開口の捩切り部と、
    該捩切り部の下方に位置する小開口部とを具備
    し、該小開口部は、前記大開口捩切り部より大
    なる強度を有していることを特徴とする薬液封
    入用灌注器。 前記細頸部は、その大開口捩切り部及び小開
    口部の上下に跨がつて前記本体部に一体に形成
    された縦向き板状部を有し、該板状部は、前記
    捩切り部から該板状部の両外側端に向けて延び
    る細幅の薄肉部を有していることを特徴とする
    請求項1記載の薬液封入用灌注器。
JP2055089U 1989-02-22 1989-02-22 Expired JPH0448191Y2 (ja)

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