JPH0448144Y2 - - Google Patents

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JPH0448144Y2
JPH0448144Y2 JP1986057337U JP5733786U JPH0448144Y2 JP H0448144 Y2 JPH0448144 Y2 JP H0448144Y2 JP 1986057337 U JP1986057337 U JP 1986057337U JP 5733786 U JP5733786 U JP 5733786U JP H0448144 Y2 JPH0448144 Y2 JP H0448144Y2
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JP
Japan
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detector
temperature
resistance value
series
brushless motor
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JP1986057337U
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JPS62188977U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案はブラシレスモータに関する。 〔従来の技術とその問題点〕 ブラシレスモータには、ロータの回転位置を検
出してステータのコイルへの通電を切換制御する
ための信号を発生させる磁界検出器が設けられて
いる。そして、この検出器は、通常ホール素子が
使用される。また、ホール素子は、温度が変化す
ればその温度に対応して、その抵抗値が変化する
という特性を有している。 従つて、モータが使用される雰囲気温度が変化
すれば、ホール素子の出力が変化し、コイルへの
通電の切換制御が適格に行なえず、このモータは
なめらかに回転することができない。 本考案は従来のこのような問題点を解決して、
温度の変化により、検出器の抵抗値が変化した場
合も、常に、なめらかな回転にて回転するブラシ
レスモータを提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案のブラシレスモータは、多極着磁された
ロータマグネツトと、コイルが巻設されたステー
タと、該ロータマグネツトの回転位置を検出する
ための磁界検出器と、を備えたブラシレスモータ
において、磁界検出器が接続される回路に、電源
に対して、該検出器と直列に接続される直列抵
抗、及び該検出器と並列に接続される並列抵抗
を、設けている。 〔作用〕 上述の如く構成すれば、このモータが使用され
る雰囲気温度が変化した場合、直列抵抗及び並列
抵抗により、検出器に流れる電流の電流値をその
温度変化に応じて変化させることができる。 〔実施例〕 以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳
説する。 第5図は本考案に係るブラシレスモータを示
し、このブラシレスモータは、略円盤形状のハウ
ジング1と、該ハウジング1に回転自在として枢
支される略円盤形状のロータホルダ2と、該ロー
タホルダ2の立上り部3内面に固着されると共に
周方向に沿つてN極、S極が順次着磁されるロー
タマグネツト4と、該ロータホルダ2に内嵌状と
して該ハウジング1に固着されかつコイル5が巻
設されるステータ6と、を備えている。 7はハウジング1の裏面8に付設されたプリン
ト配線基板9に、結線された磁界検出器であつ
て、ロータマグネツト4の回転位置を検出する。
即ち、該検出器7からの回転位置検出信号に基づ
いて上記ステータ6のコイル5への通電が切換制
御され、このブラシレスモータは回転する。 また、検出器7としては、ホール素子が使用さ
れ、この検出器7が結線される上記プリント配線
基板9の回路には、第1図に示す様に、このブラ
シレスモータの電源に対して、検出器7と直列に
接続される直列抵抗Ra,Ra、及び該検出器7と
並列に接続される並列抵抗Rbが設けられている。
また、例えば、この検出器7の内部抵抗値は−1
%/℃の温度係数をもつと共に、直列抵抗Raの
抵抗値と並列抵抗Rbの抵抗値は等しく設定され
ている。なお、両直列抵抗Ra、Raを一個の抵抗
とするも好ましく、また、直列抵抗Ra,Raの抵
抗値を異なる値に設定するも好ましい。 しかして、第3図に示す様に、並列抵抗Rbを
有さない回路を考えた場合、検出器7の温度特性
が直接外部に現れ、その温度に対する出力特性は
ほぼ第4図に示す様なグラフとなる。また、この
グラフは温度に対する検出器7の内部抵抗値のグ
ラフとほぼ一致する。 即ち、第3図において、この回路の両端の電位
差を12V、検出器7の抵抗値を常温20℃で、
130Ω、該検出器7を流れる電流を6mAとすれば、
直列抵抗Ra,Raは夫々935Ωとなる。そして、温
度が50℃に上昇すれば、検出器7の内部抵抗値は
91Ωとなる。(つまり、検出器7の内部抵抗値は、
温度が30℃上昇すれば、30%減少すると仮定して
いる。)従つて、この時、この回路の両端の電位
差が12Vであれば、検出器7を流れる電流は、
12/(935×2+91)=6.1mAとなり、常温時に比
べて、1.6%増加することになる。 しかして、検出器7の出力は、第4図から30℃
の温度変化で27%減少するので、この出力の減少
分を、該検出器7に流れる電流の増加にて捕え
ば、検出器7の出力を、温度が変化した場合にお
いても一定とすることができる。即ち、この回路
の両端の電位差を12V、検出器7の抵抗値を常温
20℃で130Ω、該検出器7を流れる電流を6mA、
並列抵抗Rbの抵抗値を56Ωとすれば、並列抵抗
Rbを流れる電流は130×6/56=13.9mAとなる。
従つて、この回路の全体の抵抗値は12×1000/
(6+13.9)=603Ωとなり、直列抵抗Ra,Raは
夫々282Ωとなる。そして、温度が50℃に上昇す
れば、検出器7の内部抵抗値は91Ωとなる。(つ
まり、この場合も、検出器7の内部抵抗値は、温
度が30℃上昇すれば、30%減少すると仮定してい
る。)従つて、この時、この回路の両端の電位差
が12Vであれば、直列抵抗Ra,Raに流れる電流
は、夫々、12/(564+35)=20mAとなり、検出
器7を流れる電流は56×20/(56+91)=7.62mA
となる。つまり、常温時に比べて、検出器7を流
れる電流は27%(7.62/6=1.27)増加すること
になり、温度が30℃上昇した場合において、検出
器7の出力を一定とすることができる。 しかして、温度が30℃上昇すれば、検出器7の
内部抵抗値が30%減少すると仮定して、並列抵抗
Rbの抵抗値を横軸に、検出器7に流れる電流の
増加率を縦軸にとれば、第2図に示す様な双曲線
となる。即ち、常温20℃の時に、検出器7の内部
抵抗値を130Ω、該検出器7に流れる電流の電流
値を6mAとすると共に、並列抵抗Rbの抵抗値
を、16Ω,32Ω,65Ω,130Ω,260Ω,400Ωとし
た場合において、検出器7に流れる電流の増加率
は表に示す様になる。
〔考案の効果〕
本考案のブラシレスモータはこのモータが使用
される雰囲気温度が変化した場合、直列抵抗Ra,
Ra及び並列抵抗Rbにより、検出器7に流れる電
流の電流値をその温度変化に応じて変化させるこ
とができるので、直列抵抗Ra,Ra及び並列抵抗
Rbの抵抗値を検出器7の特性(つまり、検出器
7の内部抵抗値の温度依存性)に応じて選べば、
該検出器7の出力の減少分を、該検出器7に流れ
る電流の電流値を増加させて補うことができる。
従つて、上記雰囲気温度が変化した場合も、検出
器7の特性に応じて直列抵抗Ra,Ra及び並列抵
抗Rbを選んでおけば、該検出器7の出力を一定
とすることができ、このブラシレスモータを常に
なめらかな回転にて回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例のブラシレスモ
ータにおける検出器が接続される回路の簡略図、
第2図は並列抵抗の抵抗値と検出器に流れる電流
の増加率との関係を示すグラフ図、第3図は検出
器が接続される回路の比較例を示す簡略図、第4
図は温度変化に対する検出器の出力及び内部抵抗
値のグラフ図、第5図はこのブラシレスモータの
断面図である。 4……ロータマグネツト、5……コイル、6…
…ステータ、7……検出器、Ra……直列抵抗、
Rb……並列抵抗。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 多極着磁されたロータマグネツト4と、コイル
    5が巻設されたステータ6と、該ロータマグネツ
    ト4の回転位置を検出するための磁界検出器7
    と、を備えたブラシレスモータにおいて、 磁界検出器7が接続される回路に、電源に対し
    て、該検出器7と直列に接続される直列抵抗Ra,
    Ra、及び該検出器7と並列に接続される並列抵
    抗Rbを、設けたことを特徴とするブラシレスモ
    ータ。
JP1986057337U 1986-04-16 1986-04-16 Expired JPH0448144Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986057337U JPH0448144Y2 (ja) 1986-04-16 1986-04-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986057337U JPH0448144Y2 (ja) 1986-04-16 1986-04-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62188977U JPS62188977U (ja) 1987-12-01
JPH0448144Y2 true JPH0448144Y2 (ja) 1992-11-12

Family

ID=30886952

Family Applications (1)

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JP1986057337U Expired JPH0448144Y2 (ja) 1986-04-16 1986-04-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0448144Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50144022A (ja) * 1974-04-23 1975-11-19
JPS5992786A (ja) * 1982-11-17 1984-05-29 Trio Kenwood Corp ホ−ルモ−タ固定子巻線駆動回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50144022A (ja) * 1974-04-23 1975-11-19
JPS5992786A (ja) * 1982-11-17 1984-05-29 Trio Kenwood Corp ホ−ルモ−タ固定子巻線駆動回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62188977U (ja) 1987-12-01

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