JPH0448140A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0448140A
JPH0448140A JP2157653A JP15765390A JPH0448140A JP H0448140 A JPH0448140 A JP H0448140A JP 2157653 A JP2157653 A JP 2157653A JP 15765390 A JP15765390 A JP 15765390A JP H0448140 A JPH0448140 A JP H0448140A
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JP
Japan
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heat exchanger
indoor
heating
way valve
radiant
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JP2157653A
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English (en)
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Chikau Suma
須摩 誓
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、室内に熱を輻射する輻射パネルを備えた空
気調和機に関する。
(従来の技術) 一般に、空気調和機としては、圧縮機、四方弁、室外熱
交換器、減圧器1室内熱交換器を順次接続したヒートポ
ンプ式冷凍サイクルを備え、冷房運転および暖房運転を
可能とするものがある。
ところが、上記暖房運転はいわゆる温風暖房であり、こ
のため人体にドラフト感(風が当たる不快感)を与える
ことがある。また、冷たくなった手足を速やかに温める
ことができるたとえば石油ストーブなどに比べて暖房感
が弱かった。
そこで、通常の温風暖房に加えて輻射暖房を可能とする
空気調和機が登場した。
これは、室内ユニットの前面に輻射パネルを露出して設
けるとともに、その輻射パネルに輻射熱交換器を取り付
け、この輻射熱交換器に高温冷媒を通すことによって室
内に熱を放出するものである。
すなわち、人体にドラフト感を与えずに室内を暖めるこ
とができ、また輻射パネルにかざされる手足を速やかに
温めることができるなど、温風暖房にはない格別な暖房
効果が得られる。
このような輻射暖房機能を備えた空気調和機の冷凍サイ
クルの一例を第6図に示す。
図中1は圧縮機で、この圧縮111に四方弁2、二方弁
3、輻射パネル4に取り付けた輻射熱交換器4 a %
暖房サイクル形成用の逆止弁5、室内熱交換器6、減圧
器たとえば膨張弁7.室外熱交換器8が順次に配管接続
され、ヒートポンプ式冷凍サイクルが構成されている。
この冷凍サイクル中、逆止弁5と室内熱交換器6との間
の接続管から四方弁2と三方弁3との間の接続管にかけ
てバイパス管9が設けられ、そのバイパス管9に冷房サ
イクル形成用の逆止弁10が設けられている。
さらに、室内熱交換器6の近傍に室内ファン11が設け
られ、室外熱交換器8の近傍に室外ファン12が設けら
れている。
作用を説明する。
暖房運転モードでは、四方弁2が図示の状態に切換わり
、圧縮機1の吐出冷媒が図示破線矢印の方向に流れて暖
房サイクルが形成される。
すなわち、圧縮機1の吐出冷媒は四方弁2.二方弁3を
通って輻射熱交換器4aに流入し、そこで冷媒のもって
いる一部の熱が輻射パネル4を通して室内に輻射される
。輻射熱交換器4aを経た冷媒は逆止弁5を通って室内
熱交換器6に流入し、そこで冷媒のもっている残りの熱
が温風として室内に放出される。室内熱交換器6を経た
冷媒は膨張弁7で減圧されて室外熱交換器8に流入し、
そこで冷媒が蒸発することにより外気から熱が汲み上げ
られる。室外熱交換器8を経た冷媒は四方弁2を通り、
圧縮機1に吸い込まれる。
冷房運転モードでは、四方弁2が復帰し、圧縮機1の吐
出冷媒が図示実線矢印の方向に流れて冷房サイクルが形
成される。
すなわち、圧縮機1の吐出冷媒は四方弁2を通って室外
熱交換器8に流入し、そこで冷媒が凝縮される。室外熱
交換器8を経た冷媒は膨張弁7で減圧されて室内熱交換
器6に流入し、そこで冷媒が気化することにより室内空
気が冷却される。室内熱交換器6を経た冷媒はバイパス
管9および四方弁2を通り、圧縮機1に吸い込まれる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記の暖房運転では、輻射熱交換器4aによ
る輻射暖房分だけ運転開始時の室内温度の立上がりが遅
くなるという欠点がある。
また、室内温度が上昇して安定域に入っても、温風暖房
と輻射暖房の両方が実行されるため、電力が無駄に消費
されてしまうという欠点がある。
この発明は上記の事情を考慮したもので、その目的とす
るところは、温風暖房および輻射暖房を可能としながら
、運転開始時の室内温度の立上がりを速めることができ
、また電力の消費量を少なくして省エネルギ効果の向上
を図ることができる空気調和機を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 圧縮機、室内熱交換器、室外熱交換器を有する冷凍サイ
クルと、輻射パネルを通して室内に熱を輻射する輻射熱
交換器と、上記圧縮機の吐出冷媒を室内熱交換器、室外
熱交換器の順に流し室内熱交換器の放熱のみによる暖房
運転を実行する第1の暖房運転手段と、上記圧縮機の吐
出冷媒を室内熱交換器と輻射熱交換器の並列回路、室外
熱交換器の順に流し室内熱交換器および輻射熱交換器の
放熱による暖房運転を実行する第2の暖房運転手段と、
上記圧縮機の吐出冷媒を輻射熱交換器と室内熱交換器の
直列回路、室外熱交換器の順に流し室内熱交換器および
輻射熱交換器の放熱による暖房運転を実行する第3の暖
房運転手段と、上記圧縮機の吐出冷媒を輻射熱交換器、
室外熱交換器の順に流し輻射熱交換器の放熱のみによる
暖房運転を実行する第4の暖房運転手段と、これら暖房
運転手段を暖房負荷に応じて選択する手段とを備える。
(作用) 室内熱交換器の放熱による温風暖房の単独実行、室内熱
交換器の放熱による温風暖房(優先)および輻射熱交換
器の放熱による輻射暖房の同時実行、輻射熱交換器の放
熱による輻射暖房(優先)および室内熱交換器の放熱に
よる温風暖房の同時実行、輻射熱交換器の放熱による輻
射暖房の単独実行のうち、1つが暖房負荷に応じて選択
される。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図において、21は能力可変圧縮機で、この圧縮機
21に四方弁22、二方弁23、室内熱交換器24、第
1減圧器たとえば電動式膨張弁25、室外熱交換器26
が順次に配管接続され、ヒートポンプ式冷凍サイクルが
構成される。
この冷凍サイクル中、三方弁23、室内熱交換器24、
電動式膨張弁25の直列回路に対し、二方弁27、輻射
パネル28に取り付けた輻射熱交換器28a1第2減圧
器たとえば電動式膨張弁29の直列回路が並列に接続さ
れる。
上記冷凍サイクル中、二方弁23と室内熱交換器24と
の間の接続管から輻射熱交換器28aと電動式膨張弁2
9との間の接続管にかけてバイパス管30が設けられ、
そのバイパス管30に第3減圧器たとえば電動式膨張弁
31が設けられる。
室内熱交換器′24に熱交換器温度センサ32が取り付
けられる。
輻射パネル28にパネル温度センサ33が取り付けられ
る。
室内熱交換器24の近傍に室内ファン34が設けられ、
室外熱交換器26の近傍に室外ファン35が設けられる
制御回路を第2図に示す。
図中、40は空気調和機の全般にわたる制御を行なう制
御部で、マイクロコンピュータおよびその周辺回路から
なる。
この制御部40に、室内ファンモータ34M1室外フア
ンモータ35M1四方弁22、電動式膨張弁25,29
.31、二方弁23,27、熱交換器温度センサ32、
パネル温度センサ33、操作部41、インバータ回路4
2、および室内温度センサ50が接続される。
操作部41は、運転モードの設定や室内温度の設定など
、各種運転条件を設定するためのものである。
インバータ回路42は、商用交流電源43の電圧を整流
し、それを制御部40の指令に応じた所定周波数(およ
び電圧)の交流に変換し、圧縮機モータ21Mへ駆動電
力として供給するものである。
室内温度センサ50は、上記室内ファン34の運転によ
って室内ユニットに吸い込まれる空気の温度を検知する
ものである。
制御部40は、次の機能手段を備えている。
■圧縮機21の運転、四方弁22の切換、二方弁23の
開放、三方弁27の閉成、電動式膨張弁25の適宜な絞
り、電動式膨張弁29.31の全閉、室内ファン34の
運転、および室外ファン35の運転を設定し、これによ
り圧縮機21の吐出冷媒を四方弁22.二方弁23.室
内熱交換器24、電動式膨張弁25.室外熱交換器26
の順に流し、室内熱交換器24の放熱のみによる暖房運
転(以下、運転パターンAと称す)を実行する第1の暖
房運転手段。
■運転パターンAの実行中、熱交換器温度センサ32で
検知される室内熱交換器24の温度(凝縮温度)Tcと
設定値Tcsとの差(室内熱交換器24での冷媒の過冷
却度に相当)を検出し、その差が予め定めた値に一定と
なるよう電動式膨張弁25の開度を制御する手段。
■圧縮機21の運転、四方弁22の切換、二方弁23.
27の開放、電動式膨張弁25.29の適宜な絞り、電
動式膨張弁31の全閉、室内ファン34の運転、および
室外ファン35の運転を設定し、これにより圧縮機21
の吐出冷媒を四方弁22、二方弁23.室内熱交換器2
4.電動式膨張弁25.室外熱交換器26の順に流し、
さらに四方弁22を経た冷媒の一部を二方弁27.輻射
熱交換器28a、電動式膨張弁29を通して室外熱交換
器26への冷媒の流れに合流させ、室内熱交換器24の
放熱(優先)および輻射熱交換器28aの放熱による暖
房運転(以下、運転パターンBと称す)を実行する第2
の暖房運転手段。
■運転パターンBの実行中、熱交換器温度センサ32で
検知される室内熱交換器24の温度(凝縮温度)Tcと
設定値Tesとの差(室内熱交換器24での冷媒の過冷
却度に相当)を検出し、その差が一定値となるよう電動
式膨張弁25の開度を制御する手段。
■運転パターンBの実行中、パネル温度センサ33で検
知される輻射パネル28の温度Tpと設定値Tpsとの
差(輻射熱交換器28aでの冷媒の過冷却度に相当)を
検出し、その差が一定値となるよう電動式膨張弁29の
開度を制御する手段。
■圧縮機21の運転、四方弁22の切換、二方弁23の
閉成、二方弁27の開放、電動式膨張弁25.31の適
宜な絞り、電動式膨張弁29の全閉、室内ファン34の
運転、および室外ファン35の運転を設定し、これによ
り圧縮機21の吐出冷媒を四方弁22.二方弁27.輻
射熱交換器28a、電動式膨張弁31.室内熱交換器2
4゜電動式膨張弁25.室外熱交換器26の順に流し、
輻射熱交換器28aの放熱(優先)および室内熱交換器
24の放熱による暖房運転(以下、運転パターンCと称
す)を実行する第3の暖房運転手段。
■運転パターンCの実行中、パネル温度センサ33で検
知される輻射パネル28の温度Tpと設定値Tpsとの
差を検出し、その差が一定値となるよう電動式膨張弁3
1の開度を制御する手段。
■運転パターンCの実行中、熱交換器温度センサ32で
検知される室内熱交換器24の温度(凝縮温度)Tcと
設定値Tcsとの差を検出し、その差が一定値となるよ
う電動式膨張弁25の開度を制御する手段。
■圧縮機21の運転、四方弁22の切換、二方弁23の
閉成、二方弁27の開放、電動式膨張弁25.31の閉
成、電動式膨張弁29の適宜な絞り、室内ファン34の
運転、および室外ファン35の運転を設定し、これによ
り圧縮機21の吐出冷媒を四方弁22.二方弁27.輻
射熱交換器28a、電動式膨張弁29.室外熱交換器2
6の順に流し、輻射熱交換器28gの放熱のみによる暖
房運転(以下、運転パターンDと称す)を実行する第4
の暖房運転手段。
■運転パターンDの実行中、パネル温度センサ33で検
知される輻射パネル28の温度Tpと設定値Tpsとの
差を検出し、その差が一定値となるよう電動式膨張弁2
9の開度を制御する手段。
■暖房運転モードにおいて、室内温度センサ50で検知
される室内温度Taと操作部41の設定室内温度Tsと
の差(−Ta−Ts)を暖房負荷として検出し、同暖房
負荷に応じて上記運転パターンA、B、C,Dを選択的
に実行する手段。
@運転パターンA、B、Cのそれぞれの実行中、上記暖
房負荷に応じて圧縮機21の運転周波数(インバータ回
路42の出力周波数)を制御する手段。
◎運転パターンDの実行中、パネル温度センサ33で検
知される輻射パネル28の温度Tpと設定値Tpsとの
差に応じて圧縮機21の運転周波数を制御する手段。
■圧縮機21の運転、四方弁22の非切換、二方弁23
の開放、二方弁27の開成、電動式膨張弁25の適宜な
絞り、電動式膨張弁29.31の全閉、室内ファン34
の運転、および室外ファン35の運転を設定し、これに
より圧縮機21の吐出冷媒を四方弁22.室外熱交換器
26.電動式膨張弁25.室内熱交換器24.二方弁2
3の順に流し、室内熱交換器24の吸熱による冷房運転
を実行する手段。
■冷房運転の実行中、室内温度センサ50で検知される
室内温度Taと操作部41の設定室内温度Tsとの差(
−Ta−Ts)を冷房負荷として検出し、同暖房負荷に
応じて圧縮機21の運転周波数を制御する手段。
つぎに、上記の構成において第3図および第4図を参照
しながら作用を説明する。
操作部41で、暖房運転モードおよび所望の室内温度を
設定するとともに、運転スイッチ(図示しない)をオン
する。
すると、室内温度センサ50で検知される室内温度Ta
と操作部41の設定室内温度Tsとの差(−Ta−Ts
)が暖房負荷として検出される。
運転開始時は室内温度Taと設定室内温度Tsとの差が
たとえばT1と大きいため(暖房負荷が大)、まず運転
パターンAが選択されて実行される。
この運転パターンAでは、圧縮機21の運転、四方弁2
2の切換、二方弁23の開放、二方弁27の閉成、電動
式膨張弁25の適宜な絞り、電動式膨張弁29.31の
全開、室内ファン34の運転、および室外ファン35の
運転が設定される。
したがって、圧縮機21の吐出冷媒が四方弁22、二方
弁23.室内熱交換器24.電動式膨張弁25.室外熱
交換器26の順に流れ、室内熱交換器24の放熱のみに
よる強力な温風暖房が行なわれる。
この場合、室内温度Taと設定室内温度Tsとの差に応
じて圧縮機21の運転周波数が制御される。これにより
、暖房負荷に対応する大きな能力が圧縮機21から発揮
され、室内温度Taが設定室内温度Tsに向かって速や
かに上昇する。
同時に、熱交換器温度センサ32で検知される室内熱交
換器24の温度(凝縮温度)Tcと設定値Tcsとの差
(室内熱交換器24での冷媒の過冷却度に相当)が検出
され、その差が予め定めた値に一定となるよう電動式膨
張弁25の開度が制御される。これにより、圧縮機21
の能力変化にかかわらず、冷凍サイクルの安定運転が確
保される。
室内温度Taが上昇し、その室内温度Taと設定室内温
度Tsとの差がT2に縮まると、次に運転パターンBが
選択されて実行される。
この運転パターンBでは、圧縮機21の運転、四方弁2
2の切換、二方弁23.27の開放、電動式膨張弁25
.29の適宜な絞り、電動式膨張弁31の全閉、室内フ
ァン34の運転、および室外ファン35の運転が設定さ
れる。
したがって、圧縮機21の吐出冷媒が四方弁22、二方
弁23.室内熱交換器24.電動式膨張弁25.室外熱
交換器26の順に流れ、さらに四方弁22を経た冷媒の
一部が二方弁27.輻射熱交換器28a、電動式膨張弁
29を通って室外熱交換器26への冷媒の流れに合流す
る。つまり、圧縮機21の吐出冷媒が室内熱交換器24
と輻射熱交換器28aの並列回路に流れ2次に室外熱交
換器に流れる。こうして、室内熱交換器24の放熱によ
る温風暖房と輻射熱交換器28aの放熱による輻射暖房
とが同時に行なわれる。
この場合、室内温度Taと設定室内温度Tsとの差に応
じて圧縮機21の運転周波数が制御される。これにより
、暖房負荷に対応する最適な能力が圧縮機21から発揮
され、室内温度Taが設定室内温度Tsに向かって上昇
する。
同時に、熱交換器温度センサ32で検知される温度(凝
縮温度)Tcと設定値Tcsとの差(室内熱交換器24
での冷媒の過冷却度)が検出され、その差が予め定めた
値に一定となるよう電動式膨張弁25の開度が制御され
る。なお、この開度制御に当たっては、室内熱交換器2
4に輻射熱交換器28aよりも多めの冷媒が流れるよう
上記一定の値が定められており、これにより温風暖房の
方が輻射暖房よりも優先的に行なわれる。
また、パネル温度センサ33で検知される輻射パネル2
8の温度Tpと設定値Tpsとの差(輻射熱交換器28
aでの冷媒の過冷却度に相当)が検出され、その差が予
め定めた値に一定となるよう電動式膨張弁29の開度が
制御される。なお、この開度制御については、輻射熱交
換器28aにおけるアンダークールが起きない程度に上
記一定の値が定められる。
室内温度Taが設定室内温度Tsに近付き、その差がT
、まで縮まると、今度は運転パターンCが選択されて実
行される。
この運転パターンCでは、圧縮機21の運転、四方弁2
2の切換、二方弁23の閉成、二方弁27の開放、電動
式膨張弁25.31の適宜な絞り、電動式膨張弁29の
全開、室内ファン34の運転、および室外ファン35の
運転が設定される。
したがって、圧縮機21の吐出冷媒が四方弁22、三方
弁27.輻射熱交換器28a、電動式膨張弁31.室内
熱交換器24.電動式膨張弁25、室外熱交換器26の
順に流れる。つまり、圧縮機21の吐出冷媒が輻射熱交
換器28aと室内熱交換器24の直列回路に流れ1次に
室外熱交換器に流れる。こうして、室内熱交換器24の
放熱による温風暖房および輻射熱交換器28aの放熱に
よる輻射暖房が同時に行なわれる。
この場合、室内温度Taと設定室内温度Tsとの差に応
じて圧縮機21の運転周波数が制御される。これにより
、暖房負荷に対応する小さな能力が圧縮機21から発揮
され、室内温度Taが設定室内温度Tsに向かって徐々
に上昇する。
同時に、パネル温度センサ33で検知される輻射パネル
28の温度Tpと設定値Tpsとの差(輻射熱交換器2
8aでの冷媒の過冷却度)が検出され、その差が予め定
めた値に一定となるよう電動式膨張弁31の開度が制御
される。また、熱交換器温度センサ32の検知温度(凝
縮温度)Tcと設定値Tcsとの差(室内熱交換器24
での冷媒の過冷却度)が検aされ、その差が予め定めた
値に一定となるよう電動式膨張弁25の開度が制御され
る。
なお、この運転パターンCでは、圧縮機21から吐出さ
れる高温冷媒が先に輻射熱交換器28aに流れ、次に室
内熱交換器24に流れるので、輻射暖房の方が温風暖房
よりも優先的に行なわれる。
やがて、室内温度Taが設定室内温度Tsに到達しまた
は超過し、その差がT4の範囲に入ると、運転パターン
Dが選択されて実行される。
この運転パターンDでは、圧縮機21の運転、四方弁2
2の切換、二方弁23の閉成、二方弁27の開放、電動
式膨張弁25.31の開成、電動式膨張弁29の適宜な
絞り、室内ファン34の運転、および室外ファン35の
運転が設定される。
したがって、圧縮機21の吐出冷媒か四方弁22、二方
弁27.輻射熱交換器28a、電動式膨張弁29.室外
熱交換器26の順に流れ、輻射熱交換器28aの放熱の
みによる輻射暖房が行なわれる。
この場合、パネル温度センサ33で検知される輻射パネ
ル28の温度Tpと設定値Tpsとの差に応じて圧縮機
21の運転周波数が制御される。これにより、室内温度
Taが設定室内温度Tsに保持される。
このように、温風暖房の単独実行、温風暖房(優先)お
よび輻射暖房の同時実行、輻射暖房(優先)および温風
暖房の同時実行、輻射暖房の単独実行のうち、いずれか
1つを暖房負荷の変化に応じて選択することにより、運
転開始時の室内温度Taの立上がりを速めることができ
、しがち設定室内温度Ts付近の安定域では室内温度T
aの変動を小さく抑えることができる。また、この室内
温度Taの変動が小さいことも影響して電力の消費量が
少なくなり、省エネルギ効果の向上が図れる。
なお、上記実施例において、運転パターンCでは輻射暖
房を温風暖房よりも優先して行なうようにしたが、第5
図に示すように、バイパス管30を三方弁51.52に
よって室内熱交換器24および輻射熱交換器28aに対
しそれぞれ並列に接続し、圧縮機21の吐出冷媒を先に
輻射熱交換器28aに流して次に室内熱交換器241ご
流すパターンと、圧縮[21の吐出冷媒を先に室内熱交
換器24に流して次に輻射熱交換器28aに流すパター
ンを選択し得る構成としてもよい。こうすることにより
、ますますきめの細かい暖房を行なうことができる。
[発明の効果] 以上述べたようにこの発明によれば、圧縮機、室内熱交
換器、室外熱交換器を有する冷凍サイクルと、輻射パネ
ルを通して室内に熱を輻射する輻射熱交換器と、上記圧
縮機の吐出冷媒を室内熱交換器、室外熱交換器の順に流
し室内熱交換器の放熱のみによる暖房運転を実行する第
1の暖房運転手段と、上記圧縮機の吐出冷媒を室内熱交
換器と輻射熱交換器の並列回路、室外熱交換器の順に流
し室内熱交換器および輻射熱交換器の放熱にょる暖房運
転を実行する第2の暖房運転手段と、上記圧縮機の吐出
冷媒を輻射熱交換器、室内熱交換器。
室外熱交換器の順に流し室内熱交換器および輻射熱交換
器の放熱による暖房運転を実行する第3の暖房運転手段
と、上記圧縮機の吐出冷媒を輻射熱交換器、室外熱交換
器の順に流し輻射熱交換器の放熱のみによる暖房運転を
実行する第4の暖房運転手段と、これら暖房運転手段を
暖房負荷に応じて選択する手段とを備えたので、温風暖
房および輻射暖房を可能としながら、運転開始時の室内
温度の立上がりを速めることができ、また電力の消費量
を少なくして省エネルギ効果の向上を図ることができる
空気調和機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の冷凍サイクルおよびその
周辺部の構成を示す図、第2図は同実施例の制御回路の
構成を示すブロック図、第3図は同実施例における各運
転パターンの制御フォーマットを示す図、第4図は同実
施例における室内温度Taの変化の一例を示す図、第5
図は同実施例の変形例の冷凍サイクルおよびその周辺部
の構成を示す図、第6図は従来の空気調和機の冷凍サイ
クルおよびその周辺部の構成を示す図である。 21・・・能力可変圧縮機、24・9.室内熱交換器、
26・・・室外熱交換器、28・・・輻射パネル、28
g・・・輻射熱交換器、30・・・バイパス管、23.
27・・・二方弁、25,29.31・・・電動式膨張
弁、40・・・制御部。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第 11’71 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 圧縮機、室内熱交換器、室外熱交換器を有する冷凍サイ
    クルと、輻射パネルを通して室内に熱を輻射する輻射熱
    交換器と、上記圧縮機の吐出冷媒を室内熱交換器、室外
    熱交換器の順に流し室内熱交換器の放熱のみによる暖房
    運転を実行する第1の暖房運転手段と、上記圧縮機の吐
    出冷媒を室内熱交換器と輻射熱交換器の並列回路、室外
    熱交換器の順に流し室内熱交換器および輻射熱交換器の
    放熱による暖房運転を実行する第2の暖房運転手段と、
    上記圧縮機の吐出冷媒を輻射熱交換器と室内熱交換器の
    直列回路、室外熱交換器の順に流し室内熱交換器および
    輻射熱交換器の放熱による暖房運転を実行する第3の暖
    房運転手段と、上記圧縮機の吐出冷媒を輻射熱交換器、
    室外熱交換器の順に流し輻射熱交換器の放熱のみによる
    暖房運転を実行する第4の暖房運転手段と、これら暖房
    運転手段を暖房負荷に応じて選択する手段とを具備した
    ことを特徴とする空気調和機。
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