JPH0448133Y2 - - Google Patents

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JPH0448133Y2
JPH0448133Y2 JP1987064184U JP6418487U JPH0448133Y2 JP H0448133 Y2 JPH0448133 Y2 JP H0448133Y2 JP 1987064184 U JP1987064184 U JP 1987064184U JP 6418487 U JP6418487 U JP 6418487U JP H0448133 Y2 JPH0448133 Y2 JP H0448133Y2
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JP
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lead wire
shield
brush
casing member
pump
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JPS63172270U (ja
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、電動モータのアーマチユアに、該ア
ーマチユアに形成されたコンミテータに押圧接触
されたブラシを介して給電して、アーマチユアに
接続されたポンプを回転駆動する燃料ポンプに関
する。
〈従来の技術〉 このような従来の燃料ポンプとして、たとえば
第2図及び第3図に示すようなものがある(実開
昭59−17292号公報及び実開昭58−156353号公報
参照)。これは筒状のケーシング1内にロータリ
ー型ポンプ2と電動モータ3とを組み込んだもの
である。
ポンプ2は、ポンプベース4とポンププレート
5との間に設けられたポンプリング6と、このポ
ンプリング6内にあつてその偏心位置を貫通する
固定シャフト7周りを回転可能なロータ8と、こ
のロータ8の外周面に等間隔に形成された溝8a
に収納されたローラーベーン9などによつて構成
される。
モータ3は、固定磁界発生用のマグネット13
が固定されケーシング1内面に嵌挿されたヨーク
22の内側であつて固定シャフト7周りに、鉄心
10aとコイル10bとによりなるアーマチユア
10を配設して構成される。アーマチユア10の
端部には、コンミテータ14が設けられており、
該コンミテータ14にはブラシホルダ17により
揺動自在に支持されたカーボン製のブラシ15が
スプリング18により押圧接触されている。ブラ
シ15は、図示しない電源とリードワイヤ16に
より電気接続されている。
このようにして、電源からリードワイヤ16、
ブラシ15及びコンミテータ14を介して、アー
マチユア10に給電して、アーマチユア10を回
転させ、アーマチユア10の端部に取り付けたス
リーブ状のジヨイント11により、ロータ8の端
面に固定したジヨイント12を介してロータ8を
回転駆動する。そして、ポンプ2により燃料をケ
ーシング1の入口19から吸引し、ケーシング1
の出口20から図示しない燃料噴射弁に供給す
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような従来の燃料ポンプに
おいては、リードワイヤ16が近接するケーシン
グ1及びヨーク22が車体にアースされている一
方、該リードワイヤ16が電源の陽極側に電気接
触されているため、ケーシング1側と、ケーシン
グ1側に近接するリードワイヤ16と、の間に電
位差が生ずる。また、ポンプ2の駆動時にはケー
シング1内には燃料が満たされていて、この燃料
の導電性いかんによつては、リードワイヤ16か
らケーシング1側に電流が流れて陽極側となつた
リードワイヤ16がイオン化して溶解するいわゆ
る、電食現象が生じて、リードワイヤ16が破段
することがあつた。特に、燃料としてメタノール
(アルコール混合ガソリンを含む。)を使用した場
合には、導電性が大きいため、上述の電食現象は
著しい。
本考案はこのような従来の技術の問題点に着目
してなされたもので、リードワイヤの電食を防止
した燃料ポンプを提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため、電源の陽極側に接続されたリードワ
イヤとアースされたケーシング部材との間の燃料
中に、ブラシホルダに取付けた導電性材料からな
る遮蔽体を、リードワイヤから離間させ、前記ケ
ーシング部材に近接させて配設すると共に、該遮
蔽体を電源の陽極側に電気接続した。
〈作用〉 上記のような構成を採用したので、ケーシング
部材とリードワイヤとの間に電位差が生じても、
これらの間であつてケーシング部材に近接して介
装された遮蔽板からケーシング部材に向けて電流
が流れて遮蔽体がイオン化して溶解する。したが
つて、遮蔽体に充分な質量をもたせておけば、遮
蔽体が存在する限りにおいては、遮蔽体が電食さ
れて、リードワイヤには電食が生ずることがな
い。このように、遮蔽体を犠牲にして、リードワ
イヤの電食を防止するのである。
〈実施例〉 以下に本考案に係る一実施例について第1図に
基づいて説明する。なお、従来例と同様な要素に
は第2図及び第3図と同一の符号を付して説明を
省略する。
本実施例では、電源の陽極側に電気接続された
ブラシ15を揺動自在に支持するブラシホルダ1
7に、導電性材料からなる遮蔽体23が電気的接
続を保持しつつ取り付けられている。該遮蔽体2
3は、ケーシング1内のヨーク22に近接すると
共に、ヨーク22と反対側の面でブラシ15に接
続されたリードワイヤ16を覆つて配設される。
なお、ケーシング1及びヨーク22は、本考案
のケーシング部材を構成し、それぞれは車体にア
ースされている。
本実施例の作用について説明する。
本実施例でも、リードワイヤ16とケーシング
1との間には電位差が生ずる。
しかしながら、ブラシ15と電気的に接続され
たブラシホルダ17に遮蔽体23が取り付けられ
ているため、該遮蔽体23はブラシ15に接続さ
れたリードワイヤ16と略同電位となり、該遮蔽
体23がケーシング1に近接しているため、燃料
を介して遮蔽体23からのみケーシング1又はヨ
ーク22に向かう電流が生じて、遮蔽体23のみ
に電食現象が生ずる。
このように、電食現象に対して遮蔽体23を犠
牲にして、リードワイヤ16を電食現象から保護
することができる。したがつて、電食によるリー
ドワイヤ16の破断が防止される。
また、ブラシホルダ17に遮蔽体23を取り付
けるようにしたので、遮蔽体23を取付けるため
の取付部材を特別に設けることなく、ブラシ15
付近のリードワイヤ16を覆つて遮蔽体23を配
設できる。したがつて、コストの増大や装置の大
型化を抑制しつつ、効果的にリードワイヤ16の
電食を防止することができる。
また、遮蔽体23をリードワイヤ16よりもイ
オン化傾向の大なる(イオン化し易い)材料で形
成することで、更にリードワイヤ16の電食防止
効果を増大させることができる。
〈考案の効果〉 以上説明してきたように、本考案によれば、電
源の陽極側に接続されたリードワイヤと、アース
されたケーシング部材との間の燃料中に、ブラシ
ホルダに取付けた導電性材料からなる遮蔽体を、
リードワイヤから離間させ、前記ケーシング部材
に近接させて配設すると共に、該遮蔽体を電源の
陽極側に電気接続したので、遮蔽体を犠牲にする
ことで、リードワイヤを電食から保護できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例の要部断面図、
第2図は従来の燃料ポンプの断面図、第3図は同
上の要部断面図である。 1……ケーシング、2……ポンプ、10……ア
ーマチユア、14……コンミテータ、15……ブ
ラシ、16……リードワイヤ、17……ブラシホ
ルダ、18……スプリング、22……ヨーク、2
3……遮蔽体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプを駆動する電動モータのアーマチユア
    と、該アーマチユアに形成されたコンミテータに
    押圧接触されリードワイヤを介して電源と電気接
    続されたブラシと、該ブラシを支持するブラシホ
    ルダと、前記リードワイヤに近接して設けられア
    ースされたケーシング部材と、を備え、前記リー
    ドワイヤとケーシング部材との間に前記ポンプの
    駆動時に燃料が導入される構造の燃料ポンプにお
    いて、前記電源の陽極側に接続されたリードワイ
    ヤと前記ケーシング部材との間の燃料中に、前記
    ブラシホルダに取り付けた導電性材料からなる遮
    蔽体を、前記リードワイヤから離間させて取付け
    ると共に前記ケーシング部材に近接させて、配設
    し、かつ該遮蔽体を電源の陽極側に電気接続した
    ことを特徴とする燃料ポンプ。
JP1987064184U 1987-04-30 1987-04-30 Expired JPH0448133Y2 (ja)

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JP1987064184U JPH0448133Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30

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JPS63172270U JPS63172270U (ja) 1988-11-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013104398A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Aisan Industry Co Ltd 燃料ポンプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS615899U (ja) * 1984-06-14 1986-01-14 株式会社豊田自動織機製作所 分割型高所作業車

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