JP2011015470A - 回転電機のブラシ装置および回転電機 - Google Patents

回転電機のブラシ装置および回転電機 Download PDF

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Takayuki Ishizeki
隆行 石関
Shuji Uehara
修二 上原
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Abstract

【課題】
ブラシ部材がスポット溶接された後に、ブラシホルダに配されるターミナルプレートを有するブラシ装置および、ブラシ装置を用いた始動用電動機を提供することにある。
【解決手段】
ブラシ装置は、第1のターミナルプレートと、第2のターミナルプレートと、第1、第2のターミナルプレートの各々に接続される第1、第2のブラシ部材とを備えている。第1、第2のターミナルプレートは、第1、第2のターミナルプレートの略中央に配される本体部と、第1のブラシ部材が接続される板形状の第1の導通接続部と、第2のブラシ部材が接続される板形状の第2の導通接続部とを有し、第1、第2の導通接続部は、鉛直方向に立設されている。そのため、第1、第2の導通接続部に対して、電極を近づけることができ、第1、第2のブラシ部材がターミナルプレートにスポット溶接された後に、ターミナルプレートはブラシホルダに配される。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機のブラシ装置および回転電機に関し、特に、ディスクコンミテータを用いた回転電機のブラシ装置および回転電機に関する。
回転電機、例えば、車両に備わる内燃機関の始動用電動機として、アーマチュアと、アーマチュアを回転自在に支持するブラケットと、ブラケットに固定されるステータとを備えたものが知られている。この種の始動用電動機において、アーマチュアは、アーマチュアの軸線方向の端部に取り付けられるコンミテータと、ロータコアと、コンミテータとロータコアが圧入された回転軸とを有している。ステータは、マグネットを備えたヨークであって、ブラケットは、ヨークの一方の開口周縁部に固定され、回転軸の一方の端部を回転自在に支持するリアブラケットと、ヨークの他方の開口周縁部に固定され、回転軸の他方の端部を回転自在に支持するフロントブラケットとを有している。なお、リアブラケットには、コンミテータと摺接するブラシが収容されるブラシホルダが固定されている(例えば、特許文献1、2)。
一般に、コンミテータと摺接するブラシの数が増加されると、整流性が向上し、ブラシの寿命が長期化する。しかしながら、ブラシの数が増加されるに従い、ブラシに電流を供給する給電板(正極ターミナルプレート)とアース端子(負極ターミナルプレート)とは、電気的に短絡しやすくなる。
これに対して、特許文献3に記載された始動用電動機のブラシ装置では、樹脂製のブラシホルダと、ブラシホルダに固定された給電板(正極ターミナルプレート)と、アース端子(負極ターミナルプレート)と、給電板に接続された3個のプラス側ブラシと、アース端子に接続された3個のマイナス側ブラシとを有している。そして、給電板に接続された3個のプラス側ブラシと、アース端子に接続された3個のマイナス側ブラシとは、周方向において交互に配置された上で、アース端子は、給電板が配置された位置から軸方向に十分に離れた位置に配置されている。そのため、マイナス側ブラシが接続されたアース端子と、プラス側ブラシが接続された給電板とは、互いに電気的に短絡されるおそれなく配置される。(例えば、特許文献3)
特開2003−324908号公報 特開2004−304946号公報 特開2003−289651号公報
しかしながら、上述の実施形態において、プラス側ブラシは、給電板がブラシホルダにインサートモールドされた後に、給電板に対してスポット溶接されている。したがって、プラス側ブラシを給電板に対してスポット溶接すると、ブラシホルダに熱が加わり、ブラシホルダが変形する恐れがあった。
そこで、ブラシ部材がスポット溶接された後に、ブラシホルダに配されるターミナルプレートを有するブラシ装置が求められており、本発明は、この課題を解決するブラシ装置および、ブラシ装置を用いた始動用電動機を提供することにある。
請求項1に記載された発明は、外部電源と電気的に接続される略C字形状の第1のターミナルプレートと、車体に接地される略C字形状の第2のターミナルプレートと、第1、第
2のターミナルプレートの各々に接続される第1、第2のブラシ部材とを備えたブラシ装置において、第1、第2のターミナルプレートは、第1、第2のターミナルプレートの略中央に配される本体部と、本体部の一方の側部から延出形成された第1の脚部と、第1の脚部の先端に形成され、第1のブラシ部材が接続される板形状の第1の導通接続部と、本体部の他方の側部から延出形成された第2の脚部と、第2の脚部の先端に形成され、第2のブラシ部材が接続される板形状の第2の導通接続部とを有し、第1、第2の導通接続部は、第1、第2の脚部に対して鉛直方向に立設されることを特徴とするブラシ装置である。
請求項2に記載された発明は請求項1に記載されたブラシ装置において、第2の導通接続部は、第1の導通接続部に対して、予め定められた角度だけ傾斜して配されることを特徴とするブラシ装置である。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2のいずれか1項に記載されたブラシ装置と、ブラシ装置が固定されるハウジングと、ハウジングによって回転自在に支持される回転子とを有する回転電機において、回転子は、第1、第2、第3のブラシ部材が摺接する円盤形状のディスクコンミテータと、ディスクコンミテータと電気的に接続されたコイルと、コイルが巻装されたロータコアとを有することを特徴とする回転電機である。
請求項4に記載された発明は、請求項3に記載された回転電機において、第1、第2のターミナルプレートの本体部には、第3のブラシ部材が接続されており、第3のブラシ部材は、ディスクコンミテータと摺接することを特徴とする回転電機である。
本発明において、第1、第2のターミナルプレートの導通接続部は、板状に形成されており、脚部に対して鉛直方向に立設されている。そのため、導通接続部は、1対の電極によって挟み込まれ、ブラシ部材は、ターミナルプレートにスポット溶接される。そして、ブラシホルダには、ブラシ部材がスポット溶接されたターミナルプレートが配される。
本発明のブラシ装置が固定されたリアブラケットの正面図である。 ストッパ部材の正面図である。 ストッパ部材の側面図である。 ブラシホルダの正面図である。 正極ターミナルプレートの正面図である。 負極ターミナルプレートの正面図である。 ターミナルカバーの正面図である。 始動用電動機の一部断面図である。
図1は、ブラシ装置1が固定されたリアブラケット14の正面図である。
ブラシ装置1は、リアブラケット14上に固定される絶縁性のブラシホルダ2と、ブラシホルダ2上に配される絶縁性のターミナルカバー4と、ブラシホルダ2とターミナルカバー4との間に配される正極ターミナルプレート3(第1のターミナルプレート)と、ターミナルカバー4上に配される負極ターミナルプレート5(第2のターミナルプレート)とを有しており、外部電源(不図示)に接続されるターミナルボルト6と、リアブラケット14に螺入される螺子7とによって、リアブラケット14に固定される。なお、本実施形態において、正極ターミナルプレート3には、3個の正極ブラシ9(第1のブラシ部材)が予めスポット溶接されており、負極ターミナルプレート5には、3個の負極ブラシ部材
10(第2のブラシ部材)が予めスポット溶接されている。そのため、ターミナルプレート3、5が配されるブラシホルダ2には、熱が加わることはなく、ブラシホルダ2が変形する恐れはない。なお、ブラシ部材9、10は、ブラシボルダ2上に形成されたブラシ収容部2fに収容される。
したがって、正極ターミナルプレート3は、ターミナルカバー4と、ブラシホルダ2との間に配されるため、リアブラケット14や、負極ターミナルプレート5に接触することはない。すなわち、正極ターミナルプレート3は、ターミナルカバー4と、ブラシホルダ2とによって保護されるため、電気的に短絡することはない。
また、ターミナルボルト6と、正極ターミナルプレート3との間には、ストッパ部材8が配される。ストッパ部材8は、図2に示されるように、略三角形状の当接部8dと、当接部8dの両側から延出し、屈曲形成された段差部8eとを有しており、段差部8eは、ターミナルカバー4上に形成された支持部4d上に配される。したがって、ターミナルボルト6がリアブラケット14に固定されると、ターミナルカバー4は、段差部8eによって、リアブラケット14に向かって押圧される。
また、負極ターミナルプレート5には、延出部5oが形成されており、ターミナルカバー4には、台座部4oが形成されており、負極ターミナルプレート5が、ターミナルカバー4上に配されると、延出部5oは、台座部4oに当接する。そのため、負極ターミナルプレート5が、螺子7によってリアブラケット14に固定されると、ターミナルカバー4は、延出部5oによって、リアブラケット14向かって押圧される。
すなわち、ターミナルカバー4は、段差部8eと、延出部5oとによって押圧される。ターミナルカバー4が、ブラシホルダ2に密着するため、正極ターミナルプレート3の絶縁性は、確実に確保される。また、台座部4oが、支持部4dと対向する位置に形成されているため、ターミナルカバー4は、ストッパ部材8の段差部8eと、負極ターミナルプレート5の延出部5oとによって、バランス良く押圧され、正極ターミナルプレート3は、ブラシホルダ2上に安定して配される。
図1、図3に示されるように、ブラシホルダ2は、正極ターミナルプレート3が配されるフランジ部2dと、フランジ部2dの中央に立設された円筒形状の円筒部2eと、円筒部2eの外周面に沿って、周方向等間隔に形成された6個のブラシ収容部2fとを有している。なお、ブラシ収容部2fの壁面は、同一の周方向に向かって開口形成されているため、ブラシ部材9、10に接続されたピグテール11は、容易に引き回される。前述したように、各ブラシ収容部2fには、3個の正極ブラシ部材9と、3個の負極ブラシ部材10とが配されており、ブラシ部材9、10は、周方向において、交互にブラシ収容部2f内に収容されている。
図1、図4に示されるように、正極ターミナルプレート3は、平面視C字状に形成されており、略三角形状の本体部3dと、本体部3dの両側から延出形成された1対の脚部3e、3fとを有している。本体部3dの略中央には、貫通孔3hが形成されており、貫通孔3hには、ターミナルボルト6が挿入される。前述したように、ターミナルボルト6がリアブラケット14に固定されると、正極ターミナルプレート3は、ブラシホルダ2を挟んでリアブラケット14に固定される。したがって、正極ターミナルプレート3は、ターミナルボルト6を介して外部電源と電気的に接続される。なお、正極ターミナルプレート3の本体部3dには、略板形状の突出部3pが形成されており、突出部3pは、本体部3dに対して略垂直に屈曲形成されている。また、正極ターミナルプレート3の脚部3e、3fの先端には、略板形状の導通接続部3m、3nが形成されており、導通接続部3m、3nは、突出部3pと同様に、脚部3e、3fに対して略垂直に屈曲形成されている。
図1、図5に示されるように、負極ターミナルプレート5は、平面視C字状に形成されており、略長方形状の本体部5dと、本体部5dの両側から延出形成された1対の脚部5e、5fとを有している。本体部5dの略中央には、貫通孔5hが形成されており、貫通孔5hには、螺子7が挿入される。したがって、前述したように、螺子7が、リアブラケット14に螺入されると、負極ターミナルプレート5は、螺子7によって、リアブラケット14に固定される。そして、螺子7によって、負極ターミナルプレート5は、リアブラケット14と電気的に接続される。なお、負極ターミナルプレート5の脚部5e、5fの先端には、略板形状の導通接続部5m、5nが形成されており、導通接続部5m、5nは、脚部5e、5fに対して略垂直に屈曲形成されている。
なお、ターミナルプレート3、5の導通接続部3n、5nは、導通接続部3m、5mに対して、略120度傾斜して形成されており、ブラシホルダ2の円筒部2eの外周面には、ブラシ収容部2fが60度毎に形成されている。そのため、正極ターミナルプレート3がブラシホルダ2上に配されると、導通接続部3m、3nは、ブラシ収容部2fの壁面に当接し、負極ターミナルプレート5がターミナルカバー4上に配されると、導通接続部5m、5nは、ブラシ収容部2fの壁面に当接する。導通接続部3m、3n、5m、5nは、ブラシ収容部2fの壁面に当接するため、安定して配される。
本体部3dから本体部5dの方向に向かってターミナルプレート3、5に力が加えられると、導通接続部3n、5mは、ターミナルプレート3、5を支持し、本体部5dから本体部3dの方向に向かってターミナルプレート3、5に力が加えられると、導通接続部3m、5nは、ターミナルプレート3、5を支持する。そのため、ターミナルプレート3、5は、安定して配される。
前述したように、導通接続部3n、5nは、導通接続部3m、5mに対して120度傾斜している。さらに、導通接続部3m、3n、5m、5nは、脚部導通接続部3e、3f、5e、5fに対して略垂直に屈曲形成されており、ターミナルプレート3、5の軸方向の高さよりも高い位置に配される。したがって、導通接続部3m、3n、5m、5nの中心を通る仮想線X1−X1、X2−X2、X3−X3、X4−X4上には、遮蔽物が存在しない。したがって、電極(不図示)は、仮想線X1−X1、X2−X2、X3−X3、X4−X4上に配されるため、ピグテール11は、導通接続部3m、3n、5m、5nにスポット溶接される。また、ブラシ収容部2fの壁面が開口形成され、いずれのピグテール11も同一の周方向に向かって引き回されているため、各ピグテール11同士が接触することはない。また、ターミナルプレート3、5の導通接続部3m、3n、5m、5nは、ブラシホルダ2の壁面に沿って配されるため、ターミナルプレート3、5は、安定して配される。
図1、図6に示されるように、ターミナルカバー4は、円環状に形成された保護部4eと、保護部4e上に形成された規制部4fと、保護部4eから突出形成された三角形状の案内部4gとを有しており、ターミナルカバー4は、案内部4gと、ブラシ収容部2fの壁面とによって案内され、正極ターミナルプレート3、ブラシホルダ2上に配される。すなわち、ターミナルカバー4は、ブラシホルダ2に対して所定の位置に配される。さらに、負極ターミナルプレート5の脚部5m、5nの先端は、案内部4g上に配されるため、負極ターミナルプレート5は、ターミナルカバー4上に安定して配される。
また、保護部4eは、正極ターミナルプレート3と、負極ターミナルプレート5との間に配されるため、前述したように、正極ターミナルプレート3は、負極ターミナルプレート5と接触することはなく、正極ターミナルプレート3の絶縁性は、確実に確保される。なお、本実施の形態において、保護部4eは、円環状に形成されている。しかしながら、保
護部4eの形状は、これに限られることはなく、正極ターミナルプレート3と、負極ターミナルプレート5との間に配される形状であれば良い。
また、規制部4fは、保護部4e上に形成され、負極ターミナルプレート5と当接する。規制部4fは、互い違いに形成されているため、負極ターミナルプレート5の径方向の動きは規制され、負極ターミナルプレート5は、安定してターミナルカバー4上に配される。
なお、負極ターミナルプレート5の1対の脚部5e、5fは、本体部5dに対して略垂直に屈曲形成されているため、脚部5e、5fの軸方向に対する剛性は向上する。さらに、負極ターミナルプレート5の外形は小型化され、ブラシ装置1は小型化される。
ターミナルボルト6は、ブラシ収容部2fの間に配される三角部6dと、凹部6eとを有しており、凹部6eは、正極ターミナルプレート3に形成された突出部3pに近接して配置される。そのため、ターミナルボルト6は、突出部3pに接続されたピグテール11と干渉することなく、ブラシホルダ2に挿入される。前述したように、正極ターミナルプレート3の本体部3dには、貫通孔3hが形成されており、ターミナルボルト6は、貫通孔3hを介して、リアブラケットに固定され、外部電源と電気的に接続される。
また、本実施形態において、フランジ部2dには、6個のブラシ収容部2fが周方向において等間隔に立設されており、ターミナルプレート3、5の導通接続部3m、3n、5m、5nは、各々、ブラシ収容部2fと同様に、同一円周上に配置されている。すなわち、ターミナルプレート3、5の導通接続部3m、3n、5m、5nが、ブラシ収容部2fの間に配置されるため、ブラシ装置1は小型化される。
さらに、正極ターミナルプレート3の本体部3dは、負極ターミナルプレート5の本体部5dと対向する位置に配置される。負極ターミナルプレート5の脚部5e、5fは、ターミナルカバー4を介して、正極ターミナルプレート3の脚部3e、3fの上に配されている。
正極ターミナルプレート3の本体部3dは、略三角形状に形成され、本体部3dの先端寄りに形成された貫通孔3hには、ターミナルボルト6が挿入される。そのため、ターミナルボルト6は、ブラシホルダ2の中心寄りに配置され、正極ターミナルプレート3の本体部3dに当接する。また、正極ターミナルプレート3の本体部3dは、周方向において、負極ターミナルプレート5の導通接続部5m、5nの間に配されており、負極ターミナルプレート5の本体部5dは、周方向において、正極ターミナルプレート3の導通接続部3m、3nの間に配されている。そのため、ブラシ装置1が大型化することなく、ターミナルプレート3、5は、電気的に短絡することなく、ブラシ部材9、10は、周方向において、交互に配置される。
さらに、ブラシ装置1の中心位置Oから、ターミナルプレート3、5の導通接続部3m、3n、5m、5nまでの間の距離は、いずれも等しい。したがって、導通接続部3m、3n、5m、5nには、同一の長さを有するピグテール11が接続され、部品管理は、容易になる。
図7に示されるように、始動用電動機Mは、外部電源と電気的に接続されるブラシ装置1と、ブラシ装置1を備えたモータハウジング12(ハウジング)と、ブラシ装置1と電気的に接続される回転子23とを有している。始動用電動機Mは、モータハウジング12に形成された脚部14kを介して、ボルト(不図示)などによってエンジンに固定され、回転子23の回転によって、エンジンを駆動する。
モータハウジング12は、複数のマグネット16を備えた円筒形状のヨーク13と、ヨーク13の一方の開口周縁部13aに配されるリアブラケット14と、ヨーク13の他方の開口周縁部13bに配されるフロントブラケット15とを有している。セットボルト17が、フロントブラケット15、ヨーク13を介して、リアブラケット14に螺入されると、リアブラケット14は、ヨーク13の一方の開口周縁部13aに固定され、フロントブラケット15は、ヨーク13の他方の開口周縁部13bに固定される。なお、ヨーク13とリアブラケット14との間には、ゴム製の角リング18が配されており、ヨーク13とフロントブラケット15との間には、ゴム製の角リング18が配されている。そのため、モータハウジング12内には、外部から水等が浸入することはない。
ヨーク13は、鉄などの磁性材によって円筒状に形成されており、ヨーク13の内周面には、複数のマグネット16が磁極を交互にして配設されている。また、ヨーク13の一方の開口周縁部13aは、リアブラケット14とインロー嵌合し、ヨーク13の他方の開口周縁部13bは、フロントブラケット15とインロー嵌合する。
リアブラケット14は、アルミダイキャストによって碗状に形成されており、外部電源と電気的に接続されるブラシ装置1を有している。なお、本実施形態において、リアブラケット14は、小型に形成されている。具体的には、リアブラケット14の内径は、62mmから68mmの範囲内に設定されている。
リアブラケット14の中央には、円筒形状のボス部14eが突出形成されており、ボス部14eには、オイルレスメタル19が圧入されている。そのため、リアブラケット14は、オイルレスメタル19を介して、回転子23を回転自在に支持する。
フロントブラケット15は、アルミダイキャストによって碗状に形成されており、フロントブラケット15に突出形成されたボス部15eと、ボス部15eに圧入されたベアリング20とを有している。そのため、フロントブラケット15は、ボス部15eに圧入されたベアリング20を介して、回転子23を回転自在に支持する。
また、フロントブラケット15のボス部15e内には、オイルシール21が圧入されており、ボス部15eの外周面には、Oリング22が装着されている。そのため、モータハウジング12内に、エンジンオイルや異物などが浸入することはない。
回転子23は、磁性材料からなるロータコア23と、ブラシ部材9、10と電気的に接続されるディスクコンミテータ25と、ロータコア23とディスクコンミテータ25とが圧入されたシャフト26とを有しており、ロータコア23には、コイル27が巻装されている。なお、ブラシ収容部2fに収容されたブラシ部材9、10は、圧縮コイルばね(図参照)によって付勢され、ディスクコンミテータ25に摺接する。そのため、コイル27は、ディスクコンミテータ25、ブラシ装置1を介して、外部電源とで気的に接続される。したがって、外部電源から、ブラシ装置1、ディスクコンミテータ25を介して、コイル27に電流が供給されると、回転子23は励磁され、モータハウジング12内を回転する。
シャフト26の一方の端部26aは、リアブラケット14に圧入されたオイルレスメタル19に挿入され、シャフト26の他方の端部26bは、フロントブラケット15に圧入されたベアリング20に挿入される。したがって、回転子23は、前述したように、リアブラケット14と、フロントブラケット15とによって回転自在に支持され、ヨーク13の内周面に配された複数のマグネット16と対向する。また、シャフト26の他方の端部26bには、ギヤ部26cが形成されているため、回転子23が回転すると、ギヤ部26cは、エンジンのギヤ(不図示)と噛合し、エンジンは駆動される。
上述の如く、本実施形態のブラシ装置1において、負極ターミナルプレート5は、正極ターミナルプレート3に接触することなく配置される。すなわち、負極ターミナルプレート5は、正極ターミナルプレート3に近接する位置に配置され、ブラシ装置1の軸方向の寸法は、短くなる。そのため、本発明にかかるブラシ装置1を用いると、始動用電動機Mは、小型化される。
また、正極ターミナルプレート3の導通接続部3m、3nと、負極ターミナルプレート5の導通接続部5m、5nとは、6個のブラシ収容部2fと同様に円周上に配置される。そのため、正極ターミナルプレート3の導通接続部3m、3nは、正極ブラシ部材9と近接する位置に配置され、負極ターミナルプレート5の導通接続部5m、5nは、負極ブラシ部材10と近接する位置に配置される。すなわち、ターミナルプレート3、5の導通接続部3m、3n、5m、5nが、ブラシ収容部2fの間に配置され、ブラシ装置1は小型化される。そのため、本発明にかかるブラシ装置1を用いると、始動用電動機Mは、小型化される。
また、正極ターミナルプレート3が組み付けられた後に、負極ターミナルプレート5は組みつけられる。そのため、ブラシ部材9、10は、予めターミナルプレート3、5に溶着しておくことが可能になり、ブラシ装置1は、容易に製造される。そのため、本発明にかかるブラシ装置1を用いると、始動用電動機Mは、容易に形成される。
すなわち、本実施形態のブラシ装置1を、始動用電動機Mに利用することによって、小型のブラシ装置1内に、6個のブラシが配置されるため、小型の始動用電動機Mの整流性は向上する。
1 ブラシ装置
2 ブラシホルダ
2d フランジ部
2e 円筒部
2f ブラシ収容部
3 正極ターミナルプレート
3d 本体部
3e、3f 脚部
3h 貫通孔
3m、3n 導通接続部
3p 突出部
4 ターミナルカバー
4d 支持部
4e 保護部
4f ターミナルプレート規制部
4g 案内部
4o 台座部
5 負極ターミナルプレート
5o 延出部
5d 本体部
5e、5f 脚部
5h 貫通孔
5m、5n 導通接続部
6 ターミナルボルト
6d 三角部
6e 凹部
7 螺子
8 ストッパ部材
8d 当接部
8e 段差部
9 正極ブラシ部材
10 負極ブラシ部材
11 ピグテール
12 モータハウジング
13 ヨーク
13a、13b 開口周縁部
14 リアブラケット
14k 脚部
15 フロントブラケット
15e ボス部
16 マグネット
17 セットボルト
18 角リング
19 オイルレスメタル
20 ベアリング
21 オイルシール
22 Oリング
23 回転子
24 ロータコア
25 ディスクコンミテータ
26 シャフト
26a、26b 端部
26g ギヤ部
27 コイル
M 始動用発電機

Claims (4)

  1. 外部電源と電気的に接続される略C字形状の第1のターミナルプレートと、車体に接地される略C字形状の第2のターミナルプレートと、前記第1、第2のターミナルプレートの各々に接続される第1、第2のブラシ部材とを備えたブラシ装置において、前記第1、第2のターミナルプレートは、前記第1、第2のターミナルプレートの略中央に配される本体部と、前記本体部の一方の側部から延出形成された第1の脚部と、前記第1の脚部の先端に形成され、前記第1のブラシ部材が接続される板形状の第1の導通接続部と、前記本体部の他方の側部から延出形成された第2の脚部と、前記第2の脚部の先端に形成され、前記第2のブラシ部材が接続される板形状の第2の導通接続部とを有し、前記第1、第2の導通接続部は、前記第1、第2の脚部に対して鉛直方向に立設されることを特徴とするブラシ装置。
  2. 請求項1に記載されたブラシ装置において、前記第2の導通接続部は、前記第1の導通接続部に対して、予め定められた角度だけ傾斜して配されることを特徴とするブラシ装置。
  3. 請求項1または請求項2のいずれか1項に記載されたブラシ装置と、前記ブラシ装置が固定されるハウジングと、前記ハウジングによって回転自在に支持される回転子とを有する回転電機において、前記回転子は、前記第1、第2、第3のブラシ部材が摺接する円盤形状のディスクコンミテータと、前記ディスクコンミテータと電気的に接続されたコイルと、前記コイルが巻装されたロータコアとを有することを特徴とする回転電機。
  4. 請求項3に記載された回転電機において、前記第1、第2のターミナルプレートの本体部には、第3のブラシ部材が接続されており、前記第3のブラシ部材は、前記ディスクコンミテータと摺接することを特徴とする回転電機。
JP2009154816A 2009-06-30 2009-06-30 回転電機のブラシ装置および回転電機 Pending JP2011015470A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9550783B2 (en) 2003-06-03 2017-01-24 Melinta Therapeutics, Inc. Biaryl heterocyclic compounds and methods of making and using the same

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