JP5349984B2 - 回転電機のブラシ装置および回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機のブラシ装置および回転電機に関し、特に、ディスクコンミテータを用いた回転電機のブラシ装置および回転電機に関する。
回転電機、例えば始動用電動機として、アマチュアと、アマチュアを回転自在に支持するブラケットと、ブラケットに固定されるステータとを備えたものが知られている。この種の始動用電動機において、アマチュアは、アマチュアの軸線方向の端部に取り付けられるコンミテータと、ロータコアと、コンミテータとロータコアが圧入された回転軸とを有している。ステータは、マグネットを備えたヨークであって、ブラケットは、ヨークの一方の開口周縁部に固定され、回転軸の一方の端部を回転自在に支持するリアブラケットと、ヨークの他方の開口周縁部に固定され、回転軸の他方の端部を回転自在に支持するフロントブラケットとを有している。なお、リアブラケットには、コンミテータと摺接するブラシが収容されるブラシホルダが固定されている(例えば、特許文献1、2)。
一般に、コンミテータと摺接するブラシの数を増加させると、整流性が向上し、ブラシの寿命が長期化する。しかしながら、ブラシの数を増加させるに従い、ブラシに電流を供給する給電板(正極ターミナルプレート)とアース端子(負極ターミナルプレート)とは、電気的に短絡しやすくなる。
これに対して、特許文献3に記載された始動用電動機のブラシホルダでは、樹脂製のブラシホルダと、ブラシホルダに固定された給電板(正極ターミナルプレート)と、アース端子(負極ターミナルプレート)と、給電板に接続された3個のプラス側ブラシと、アース端子に接続された3個のマイナス側ブラシとを有している。アース端子は、給電板が配置された位置から軸方向に離れた位置に配置されている。そのため、3個のプラス側ブラシと3個のマイナス側ブラシとを周方向において交互に配置した上で、アース端子は、給電板と電気的に短絡することなく配置される。(例えば、特許文献3)
特開2003−324908号公報 特開2004−304946号公報 特開2003−289651号公報
しかしながら、上述の実施形態では、アース端子は、給電板が配置された位置から軸方向において離れた位置に配置されるため、ブラシホルダの軸線方向における寸法は、長くなる。すなわち、始動用電動機の軸線方向における寸法が長くなり、始動用電動機の小型化は阻害されてしまう。
さらに、上述の実施形態において、ブラシは、ピグテールを有しており、プラス側ブラシのピグテールは、径方向外側に引き出され、給電板に接続され、マイナス側ブラシのピグテールは、径方向外側に引き出され、アース端子に接続される。そのため、ブラシホルダの径方向における寸法は、長くなる。すなわち、始動用電動機の径方向における寸法が長くなり、始動用電動機の小型化は阻害されてしまう。
本発明が解決しようとする課題は、給電板(正極ターミナルプレート)と、アース端子(負極ターミナルプレート)との電気的な短絡を回避し、3個のプラス側ブラシ(正極ブラシ部材)と3個のマイナス側ブラシ(負極ブラシ部材)とを周方向に交互に配置することができる小型のブラシホルダ(ブラシ装置)および、これを備えた始動用電動機を提供することにある。
第1の発明は、第1のターミナルプレートと、第1のターミナルプレートに近接する位置に配置された第2のターミナルプレートと、第1のターミナルプレートと第2のターミナルプレートとを有する絶縁性のブラシホルダと、第1のターミナルプレートに電気的に接続される複数の第1のブラシ部材と、第2のターミナルプレートに電気的に接続される複数の第2のブラシ部材と、ブラシホルダ上に形成され、第1のブラシ部材と第2のブラシ部材とを周方向に交互に収容する複数個のブラシ収容部とを有する回転電機のブラシ装置において、第1のターミナルプレートは、平面視C字状に形成された金属板であって、第1の本体部と、第1の本体部の両側から延出形成された一対の第1の脚部と、第1の脚部の先端に形成された第1の導通接続部とを有しており、第2のターミナルプレートは、平面視C字状に形成された金属板であって、第2の本体部と、第2の本体部の両側から延出形成された一対の第2の脚部と、第2の脚部の先端に形成された第2の導通接続部とを有しており、第1のターミナルプレートの第1の本体部は、第2のターミナルプレートの第2の本体部と対向する位置に配置されており、第1のターミナルプレートの第1の導通接続部は、第2のターミナルプレートの第2の本体部と第2のターミナルプレートの第2の導通接続部との間に配されており、第2のターミナルプレートの第2の導通接続部は、第1のターミナルプレートの第1の本体部と第1のターミナルプレートの第1の導通接続部との間に配されていることを特徴とすることを特徴とする回転電機のブラシ装置である。
第2の発明は、第1の発明による回転電機のブラシ装置において、第1のターミナルプレートの第1の導通接続部は、第2のターミナルプレートの第2の脚部の間に配されており、第2のターミナルプレートの第2の導通接続部は、第1のターミナルプレートの第1の脚部の間に配されていることを特徴とする回転電機のブラシ装置である。
第3の発明は、第1または第2の発明による回転電機のブラシ装置において、第1のターミナルプレートの第1の導通接続部は、第2のターミナルプレートの第2の導通接続部が配置された仮想平面上に配置されており、第1の導通接続部と第2の導通接続部とは、同一の円周上に配置されていることを特徴とする回転電機のブラシ装置である。
第4の発明は、第の発明による回転電機のブラシ装置において、第1のターミナルプレートの第1の脚部は、第1の本体部と第1の導通接続部との間に屈曲形成された第1の屈曲部と、第1の本体部と第1の屈曲部との間に形成され、第1の本体部が配置された仮想平面上に配置された第1の基端部とを有しており、第2のターミナルプレートの第2の脚部は、第2の本体部と第2の導通接続部との間に屈曲形成された第2の屈曲部と、第2の本体部と第2の屈曲部との間に形成され、第1の本体部が配置された仮想平面上に配置される第2の基端部とを有していることを特徴とする回転電機のブラシ装置である。
第5の発明は、第4の発明による回転電機のブラシ装置において、第2のターミナルプレートの第2の屈曲部は、第1のターミナルプレートの第1の脚部の外側に配され、第2のターミナルプレートの第2の先端部は、第1のターミナルプレートの第1の基端部を跨いでおり、第2のターミナルプレートの第2の導通接続部は、第1のターミナルプレートの第1の脚部の間に配置され、第1のターミナルプレートの第1の導通接続部は、第2のターミナルプレートの第2の脚部の間に配置されることを特徴とする回転電機のブラシ装置である。
第6の発明は、第4の発明による回転電機のブラシ装置において、第1のターミナルプレートの一方の第1の先端部は、第2のターミナルプレートの一方の第2の基端部を跨ぎ、第2のターミナルプレートの他方の第2の先端部は、第1のターミナルプレートの他方の第1の基端部を跨ぎ、第2のターミナルプレートの第2の導通接続部は、第1のターミナルプレートの第1の脚部の間に配置され、第1のターミナルプレートの第1の導通接続部は、第2のターミナルプレートの第2の脚部の間に配置されることを特徴とする回転電機のブラシ装置である。
第7の発明は、第1から第6のいずれかの発明による回転電機のブラシ装置において、ブラシ装置は、第1のターミナルプレートと第2のターミナルプレートとを含んで、インサート成形されていることを特徴とする回転電機のブラシ装置である。
第8の発明は、第1から第7のいずれかの発明による回転電機のブラシ装置と、ブラシ装置が固定されるハウジングと、ハウジングに回転自在に支持される回転子とを有する回転電機である。
第9の発明は、第8の発明による回転電機において、回転電機は、外部電源と電気的に接続された第1のターミナルプレートと、ハウジングと電気的に接続された第2のターミナルプレートとを有することを特徴とする回転電機である。
第10の発明は、第9の発明による回転電機において、回転子は、第1のブラシと第2のブラシとが摺接する円盤形状のディスクコンミテータと、多数のティース部を有するロータコアと、ディスクコンミテータとロータコアのティース部とに短節巻で巻装されたコイルとを有し、ハウジングは、N極に着磁された3個の第1のマグネットとS極に着磁された3個の第2のマグネットを備えたヨークと、小型に形成されたブラシ装置が固定されるリアブラケットとを有し、ブラシ装置は、ディスクコンミテータに当接する3個の第1のブラシと、ディスクコンミテータに当接する3個の第2のブラシとを有することを特徴とする回転電機である。
第1の発明によると、第1のターミナルプレートと第2のターミナルプレートは、各々、C字状に形成されている。第1のターミナルプレートの導通接続部は、第2のターミナルプレートの本体部と第2のターミナルプレートの導通接続部との間に配され、第2のターミナルプレートの導通接続部は、第1のターミナルプレートの本体部と第1のターミナルプレートの導通接続部との間に配される。そのため、第1のターミナルプレートの導通接続部と、第2のターミナルプレートの導通接続部は、各々、ブラシ収容部の間に配することができる。したがって、第1のターミナルプレートと第2のターミナルプレートとの電気的な短絡を回避した上で、第1のターミナルプレートに電気的に接続されるブラシ部材と第2のターミナルプレートに電気的に接続されるブラシ部材とを周方向に交互に配置した場合であっても、ブラシ装置は、径方向に大型化することはない。
第2の発明によると、第1のターミナルプレートの導通接続部は、第2のターミナルプレートの脚部の間に配され、第2のターミナルプレートの導通接続部は、第1のターミナルプレートの脚部の間に配置されている。そのため、第1のターミナルプレートの導通接続部は、第2のターミナルプレートの脚部と軸方向において重なることなく配置され、第2のターミナルプレートの導通接続部は、第1のターミナルプレートの脚部と軸方向において重なることなく配置される。したがって、ブラシホルダに第1のターミナルプレートと第2のターミナルプレートとを固定した後であっても、第1のターミナルプレートの導通接続部と第2のターミナルプレートの導通接続部とは、各々、ブラシ部材とスポット溶接により接続することができる。
第3の発明によると、第1のターミナルプレートの導通接続部と第2のターミナルプレートの導通接続部とは、同一の平面上に配置される。すなわち、第1のブラシ部材が第1のターミナルプレートの導通接続部とスポット溶接される軸方向における位置と、第2のブラシ部材が第2のターミナルプレートの導通接続部とスポット溶接される軸方向における位置とは、同一になる。また、第1のターミナルプレートの導通接続部と第2のターミナルプレートの導通接続部とは、同一の円周上に配置される。すなわち、ブラシホルダの中心位置から、第1のブラシ部材が第1のターミナルプレートの導通接続部とスポット溶接される位置まで距離と、ブラシホルダの中心位置から、第2のブラシ部材が第2のターミナルプレートの導通接続部とスポット溶接される位置まで距離とは、等しくなる。したがって、第1のターミナルプレートの導通接続部とブラシ部材とのスポット溶接作業と、第2のターミナルプレートの導通接続部とブラシ部材とのスポット溶接作業とを容易にすることができる。
第4の発明によると、第1のターミナルプレートの基端部と、第2のターミナルプレートの基端部とが同一平面上に配置されている。したがって、第1のターミナルプレートと第2のターミナルプレートとの絶縁性を確保した上で、ブラシ装置の軸方向における寸法を短くすることができる。
第5の発明によると、第2のターミナルプレートは、第1のターミナルプレートの脚部の外側に配置されており、第2のターミナルプレートの先端部は、第1のターミナルプレートの脚部を跨いでいる。したがって、第1のターミナルプレートと第2のターミナルプレートとの絶縁性を確保した上で、ブラシ装置の径方向における寸法を短くすることができる。
第6の発明によると、第2のターミナルプレートの一方の先端部は、第1のターミナルプレートの一方の脚部を跨いでおり、第1のターミナルプレートの他方の先端部は、第2のターミナルプレートの他方の脚部を跨いでいる。したがって、第1のターミナルプレートと第2のターミナルプレートとの絶縁性を確保し、ブラシ装置の径方向における寸法を短くした上で、第1のターミナルプレートと第2のターミナルプレートの形状を同一にすることができる。すなわち、第1のターミナルプレートと第2のターミナルプレートとは、歩留まり良く生産される。さらに、部品の種類を減らすことができるため、部品管理が容易になる。
第7の発明によると、ブラシ装置は、第1のターミナルプレートと第2のターミナルプレートとを含んで、インサート成形されている。したがって、ブラシホルダに第1のターミナルプレートと第2のターミナルプレートと組み付ける必要がなくなり、組み付け工数を削減することができる。
第8の発明によると、回転電機は、小型化されたブラシ装置を有している。したがって、小型化された回転電機を提供することができる。
第9の発明によると、第1のターミナルプレートは、外部電源と電気的に接続され、第2のターミナルプレートは、ハウジングと電気的に接続されている。したがって、外部電源と電気的に接続された第1のターミナルプレートが、リアブラケットの内周面から離れた位置に配置されるため、安全性に優れた回転電機を提供することができる。
請求項10に記載された発明によると、回転電機は、6個のマグネットと、6個のブラシと、多数のティース部が形成されたロータコアと、ディスクコンミテータと、ロータコアのティース部とディスクコンミテータに短節巻で巻装されたコイルと、小型のリアブラケットとを有している。したがって、小型でかつ、整流性に優れた回転電機を提供することができる。
本発明による回転電機のブラシ装置を始動用電動機に適用した第1の実施形態を示す半断面図である。 図1のII−II断面図である。 本発明による第1の実施形態を示す図2のB−B断面図である。 本発明による第1の実施形態を示すブラシホルダの正面図である。 本発明による第1の実施形態を示す正極ターミナルプレートと負極ターミナルプレートとの配置を示す正面図である。 図5のX矢視図である。 本発明の第1の実施形態による正極ターミナルプレートの斜視図である。 本発明の第1の実施形態による負極ターミナルプレートの斜視図である。 本発明の第2の実施形態を示す正極ターミナルプレートの正面図である。 本発明の第2の実施形態を示す負極ターミナルプレートの正面図である。 本発明の第3の実施形態を示す正極ターミナルプレートと負極ターミナルプレートとの正面図である。 本発明の第4の実施形態を示すブラシ装置のB−B断面図である。
以下に、本発明による回転電機のブラシ装置を始動用電動機に適用した第1の実施形態を、図1から図8を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態の始動用電動機Mの全体構成を示している。始動用電動機Mは、車両のエンジン(不図示)に固定されるモータハウジング(ハウジング)16と、モータハウジング16に回転自在に支持される回転子30とを有している。モータハウジング16は、複数の永久磁石18を備えた円筒形状のヨーク10と、ヨーク10の一方の開口周縁部10aに固定され、給電部Eとブラシ装置40とを有するリアブラケット14と、ヨーク10の他方の開口周縁部10bに固定されるフロントブラケット12とを有している。
回転子30は、ブラシ装置40を介して、給電部Eと電気的に接続されるコイル28を有しており、永久磁石18に対向して、モータハウジング16の内部に配されている。そのため、給電部Eからブラシ装置40を介して、コイル28に電流が供給されると、回転子30は励磁される。すなわち、コイル28に電流が供給されると、回転子30には周方向に力が発生し、回転子30が回転し、エンジンは駆動される。
回転子30は、ロータコア26と、ディスクコンミテータ32と、ロータコア26とディスクコンミテータ32とが圧入されたシャフト24とを有している。回転子30のシャフト24の一方の端部24aは、リアブラケット14に圧入されたオイルレスメタル22に挿入され、回転子30のシャフト24の他方の端部24bは、フロントブラケット12に圧入されたベアリング20に挿入される。
回転子30のシャフト24には、ロータコア26とディスクコンミテータ32とが圧入されており、回転子30は、モータハウジング16によって回転自在に支持される。シャフト24の他方の端部24bには、ギヤ24cが形成されており、エンジンのギヤ(不図示)と噛合する。そのため、回転子30の回転に伴って、エンジンは駆動される。
シャフト24に圧入されるロータコア26は、磁性材料からなる複数のコアプレートを積層形成したものであって、T字状のティース部120を有している。なお、第1の実施形態において、ロータコア26は、整流性を向上させるために、32個のティース部120を有している。ただし、整流性を向上させるためには、ロータコア26は、25個から35個のティース部120を有していれば良い。
積層形成されたロータコア26は、絶縁性を確保するためにコーティング材によって被覆されている。コーティング材によって被覆されたロータコア26のティース部120には、コイル28が巻装されており、コイル28は、コーティング材によってロータコア26に固定される。そのため、コイル28同士が接触する恐れはなく、コイル28の絶縁性は確保される。なお、始動用電動機Mの整流性を向上させるために、コイル28は、短節巻で、ロータコア26のティース部120に巻装されている。
シャフト24に圧入されるディスクコンミテータ32は、回転子30と一体に回転する。ディスクコンミテータ32は、複数の扇状の導電部36を有しており、円盤状に形成された絶縁性のベース部材34は、扇状に形成された導電部36を含んで、インサート成形されている。なお、ディスクコンミテータ32には、コイル28がヒュージングによって接続される。このため、ディスクコンミテータ32は、ロータコア26に巻装されたコイル28と電気的に接続される。
モータハウジング16は、円筒状に形成されたヨーク10と、ヨーク10の一方の開口周縁部10aとインロー嵌合するリアブラケット14と、ヨーク10の他方の開口周縁部10bとインロー嵌合するフロントブラケット12とを有している。始動用電動機Mは、リアブラケット14に形成された脚部14kを介して、ボルト(不図示)などによって、エンジンに固定される。
ヨーク10は、鉄などの磁性材によって円筒状に形成されており、ヨーク10には、複数の永久磁石18が磁極を交互にして配設されている。ヨーク10の一方の開口周縁部10aは、リアブラケット14とインロー嵌合し、ヨーク10の他方の開口周縁部10bは、フロントブラケット12とインロー嵌合する。そのため、ヨーク10の開口周縁部10a、10bは、肉薄に形成されている。
ヨーク10の他方の開口周縁部10bにインロー嵌合されたフロントブラケット12には、ボルト114が挿入される。ボルト114は、ヨーク10を介して、リアブラケット14に形成されたボルト孔122に螺入される。すなわち、ヨーク10と、リアブラケット14と、フロントブラケット12とは、ボルト114によって一体化され、始動用電動機Mを構成する。なお、ヨーク10の一方の開口周縁部10aとリアブラケット14の開口周縁部14aとの間には、ゴム製の角リング116が配されており、ヨーク10の他方の開口周縁部10bとフロントブラケット12の開口周縁部12aとの間には、ゴム製の角リング116が配されている。すなわち、角リング116によって、ヨーク10とリアブラケット14の間はシールされ、ヨーク10とフロントブラケット12との間は、シールされる。そのため、モータハウジング16の内部には、外部から水等が浸入することはない。
フロントブラケット12は、アルミダイキャストによって碗状に形成されており、ヨーク10の一方の開口周縁部10bとインロー嵌合する。そのため、フロントブラケット12の開口周縁部12aは、肉薄に形成されている。フロントブラケット12には、筒形状のボス部12bが形成されており、ボス部12bには、Oリング112が固定されている。そのため、エンジンに取り付けられた始動用電動機Mは、Oリング112によってシールされる。
フロントブラケット12には、ベアリング20とオイルシール109とが圧入されている。そのため、モータハウジング16の内部には、エンジンオイルが浸入することはない。また、フロントブラケット12に圧入されたベアリング20には、回転子30のシャフト24の他方の端部24bが挿入される。そのため、回転子30は、フロントブラケット12によって回転自在に支持される。
リアブラケット14は、アルミダイキャストによって碗状に形成されており、ヨーク10の一方の開口周縁部10aとインロー嵌合する。そのため、リアブラケット14の開口周縁部14aは、肉薄に形成されている。なお、第1の実施形態において、リアブラケット14は、小型に形成されている。具体的には、リアブラケット14の外径は、60mmから68mmの範囲内に設定されている。
リアブラケット14は、回転子30と電気的に接続される給電部Eと、ブラシ装置40とを有している。給電部Eは、リアブラケット14に固定されたターミナルボルト100を有しており、ターミナルボルト100は、不図示の外部電源と接続される。ブラシ装置40は、ブラシホルダ42と、ブラシホルダ42上に形成された複数のブラシ収容部48とを有しており、ブラシ収容部48に収容された複数のブラシ部材50、56は、ディスクコンミテータ32の導電部36と摺接する。
給電部Eは、ターミナルボルト100を有している。ターミナルボルト100は、リアブラケット14の内側からブラシ装置40を介して、リアブラケット14に形成された貫通孔106に挿入される。貫通孔106に挿入されたターミナルボルト100には、リアブラケット14の外側からナット108が螺入される。したがって、ターミナルボルト100は、ナット108によってリアブラケット14に固定される。
リアブラケット14の中央には、円筒形状のボス部14bが突出形成されており、ボス部14bには、オイルレスメタル22が圧入されている。ボス部14bに圧入されたオイルレスメタル22には、回転子30のシャフト24の一方の端部24aが挿入される。すなわち、回転子30は、リアブラケット14によって回転自在に支持される。
ブラシ装置40の詳細を、図2から図8を参照して説明する。リアブラケット14に固定されるブラシ装置40は、ターミナルボルト100と電気的に接続された正極ターミナルプレート70(第1のターミナルプレート)と、リアブラケット14と電気的に接続された負極ターミナルプレート80(第2のターミナルプレート)と、ターミナルプレート70、80を有するブラシホルダ42と、正極ターミナルプレート70と接続され、ディスクコンミテータ32に摺接する正極ブラシ部材50(第1のブラシ部材)と、負極ターミナルプレート80と接続され、ディスクコンミテータ32に摺接する負極ブラシ部材56(第2のブラシ部材)と、ブラシホルダ42上に形成され、ブラシ部材50、56を有するブラシ収容部48とを有している。
ブラシホルダ42上に形成された各ブラシ収容部48には、正極ブラシ部材50と、負極ブラシ部材56とが、周方向において交互に収容される。正極ブラシ部材50は、正極ターミナルプレート70にスポット溶接されるピグテール110を有しており、負極ブラシ部材56は、負極ターミナルプレート80にスポット溶接されるピグテール110を有している。
正極ターミナルプレート70に形成された貫通孔76には、ターミナルボルト100が挿入され、ターミナルボルト100は、正極ターミナルプレート70とブラシホルダ42を介して、リアブラケット14に固定される。また、負極ターミナルプレート80に形成された貫通孔86には、螺子104が挿入され、螺子104は、負極ターミナルプレート80を介して、リアブラケット14に螺入される。すなわち、ブラシ装置40は、外部電源と接続されるターミナルボルト100と、リアブラケット14に螺入される螺子104とによって、リアブラケット14に固定される。
したがって、外部電源と電気的に接続されたターミナルボルト100は、ターミナルボルト100と当接する正極ターミナルプレート70に電流を供給する。ターミナルボルト100から電流が供給された正極ターミナルプレート70は、正極ターミナルプレート70に接続された正極ブラシ部材50に電流を供給する。正極ターミナルプレート70から電流が供給された正極ブラシ部材50は、ディスクコンミテータ32を介して、コイル28に電流を供給する。
正極ブラシ部材50から電流が供給されたコイル28は、ディスクコンミテータ32を介して、負極ブラシ部材56に電流を供給する。コイル28から電流が供給された負極ブラシ部材56は、負極ブラシ部材56が接続された負極ターミナルプレート80に電流を供給する。負極ブラシ部材56から電流が供給された負極ターミナルプレート80は、負極ターミナルプレート80に当接する螺子104に電流を供給する。負極ターミナルプレート80から電流が供給された螺子104は、リアブラケット14に電流を供給する。螺子104から電流が供給されたリアブラケット14は、リアブラケット14の脚部14kを介して、不図示の車体に電流を供給する。
ブラシホルダ42は、ターミナルプレート70、80の双方を含んで、インサート成形されている。なお、第1の実施形態では、ターミナルプレート70、80は、プレス加工によって形成された金属板である。また、ブラシホルダ42は、リアブラケット14に形成されたボス部14bを外嵌する円筒部44と、円筒部44の一方の端部に形成され、リアブラケット14の底面に当接するフランジ部46と、円筒部44を囲んでフランジ部46上に形成された複数のブラシ収容部48とを有している。ブラシ収容部48には、正極ブラシ部材50と負極ブラシ部材56とが交互に収容されており、ブラシ部材50、56は、カーボン材等によってそれぞれ同一の形状に形成されている。なお、ブラシ部材50、56は、ブラシ収容部48に収容された圧縮コイルばね62(図3参照)によって付勢され、ディスクコンミテータ32の導電部36に摺接する。
ブラシホルダ42のフランジ部46の外径は、リアブラケット14の内径よりも小さく形成されている。そのため、フランジ部46とリアブラケット14の内周面とが接触することはない。また、ブラシホルダ42のフランジ部46には、6個のブラシ収容部48がブラシ装置40の中心位置Cから、同一の距離だけ離れた位置に配されている。なお、ブラシ収容部48は、周方向において等間隔に配置され、円筒部44の周囲を囲んでいる。
第1の実施形態では、ブラシホルダ42のフランジ部46には、6個のブラシ収容部48が形成されており、各ブラシ収容部48には、3個の正極ブラシ部材50と、3個の負極ブラシ部材56とが、周方向において交互に収容されている。また、ブラシホルダ42は、ターミナルプレート70、80の双方を含んで、インサート成形されており、正極ターミナルプレート70は、負極ターミナルプレート80と接触することなく、ブラシホルダ42に配置されている。
また、ブラシホルダ42のフランジ部46には、円形に肉抜きされた複数の開口部90が形成されている。ブラシホルダ42のフランジ部46に形成された複数の開口部90は、ブラシ収容部48と同様に円周A上に配置されている。ターミナルプレート70、80の導通接続部72、74、82、84は、各々、フランジ部46に形成された開口部90が形成された位置に配置される。したがって、各導通接続部72、74、82、84は、ブラシホルダ42のフランジ部46の内部に埋没することなく、フランジ部46の外部に露出する。そして、各導通接続部72、74、82、84は、スポット溶接により、ブラシ部材50、56と接続される。
図5、図7に示されるように、正極ターミナルプレート70は、平面視C字状に形成されており、本体部70Aと、本体部70Aの一方から延出形成された脚部70B(第1の脚部)と、本体部70Aの他方から延出形成された脚部70C(第1の脚部)とを有している。正極ターミナルプレート70の脚部70Bの先端には、略円状の導通接続部72(第1の導通接続部)が形成されており、正極ターミナルプレート70の脚部70Cの先端には、略円状の導通接続部74(第1の導通接続部)が形成されている。正極ターミナルプレート70の本体部70Aは、脚部70B、70Cよりも幅広に形成されており、本体部70Aの略中央には、貫通孔76が形成されている。正極ターミナルプレート70の本体部70Aに形成された貫通孔76には、ターミナルボルト100(図1、図5参照)が挿入される。そのため、外部電源と接続されるターミナルボルト100は、正極ターミナルプレート70と、電気的に接続される。
正極ターミナルプレート70の本体部70Aと導通接続部72との間の脚部70Bには、脚部70Bを板厚方向の段違い形状にする屈曲部70D(第1の屈曲部)が形成されており、正極ターミナルプレート70の本体部70Aと導通接続部74との間の脚部70Cには、脚部70Cを板厚方向の段違い形状にする屈曲部70E(第2の屈曲部)が形成されている。なお、正極ターミナルプレート70は、プレス加工により形成されているため、屈曲部70D、70Eは、新たな加工を施すことなく形成される。正極ターミナルプレート70に形成された屈曲部70Dと本体部70Aとの間の脚部70Bには、基端部70H(第1の基端部)が形成されており、正極ターミナルプレート70に形成された屈曲部70Eと本体部70Aとの間の脚部70Cには、基端部70I(第1の基端部)が形成されている。
図5、図8に示されるように、負極ターミナルプレート80は、平面視C字状に形成されており、本体部80Aと、本体部80Aの一方から延出形成された脚部80B(第2の脚部)と、本体部80Aの他方から延出形成された脚部80C(第2の脚部)とを有している。負極ターミナルプレート80の脚部80Bの先端には、略円状の導通接続部82(第2の導通接続部)が形成されており、負極ターミナルプレート80の脚部80Cの先端には、略円状の導通接続部84(第2の導通接続部)が形成されている。
負極ターミナルプレート80の本体部80Aは、脚部80B、80Cよりも幅広に形成されており、本体部80Aの略中央には、貫通孔86が形成されている。本体部80Aに形成された貫通孔86には、螺子104(図2参照)が挿入され、螺子104は、リアブラケット14に螺入される。したがって、リアブラケット14と負極ターミナルプレート80とは、螺子104を介して、電気的に接続される。
負極ターミナルプレート80の本体部80Aと導通接続部82との間の脚部80Bには、脚部80Bを板厚方向の段違い形状にする屈曲部80D(第2の屈曲部)が形成されており、負極ターミナルプレート80の本体部80Aと導通接続部84との間の脚部80Cには、脚部80Cを板厚方向の段違い形状にする屈曲部80E(第2の屈曲部)が形成されている。なお、負極ターミナルプレート80は、プレス加工により形成されているため、屈曲部80D、80Eは、新たな加工を施すことなく形成される。負極ターミナルプレート80に形成された屈曲部80Dと本体部80Aとの間の脚部80Bには、基端部80H(第2の基端部)が形成されており、負極ターミナルプレート80に形成された屈曲部80Eと本体部80Aとの間の脚部80Cには、基端部80I(第2の基端部)が形成されている。
図3は、図2のB−B断面図である。図6に示されるように、正極ターミナルプレート70の導通接続部72、74が配置された第1の仮想平面A1と、正極ターミナルプレート70の基端部70H、70Iが配置された第2の仮想平面A2とは、予め定められた距離Hpだけ軸方向において離れている。なお、正極ターミナルプレート70と負極ターミナルプレート80との接触を防止するため、第1の仮想平面A1と第2の仮想平面A2との間の距離Hpは、負極ターミナルプレート80の板厚Tn(図6参照)より大きい値に設定されている。また、負極ターミナルプレート80の板圧Tnは、正極ターミナルプレートの板圧Tpと略等しい値に設定されている。
負極ターミナルプレート80の導通接続部82、84が配置された第3の仮想平面A3と、負極ターミナルプレート80の基端部80H、80Iが配置された第4の仮想平面A4とは、予め定められた距離Hnだけ軸方向において離れている。なお、負極ターミナルプレート80と正極ターミナルプレート70との接触を防止するため、第3の仮想平面A3と第4の仮想平面A4との間の距離Hnは、正極ターミナルプレート70の板厚Tp(図6参照)より大きい値に設定されている。
なお、図3、図6に示されるように、正極ターミナルプレート70の導通接続部72、74が配置された第1の仮想平面A1と、負極ターミナルプレート80の導通接続部82、84が配置された第3の仮想平面A3とは、同一の平面上に形成される。すなわち、第1の仮想平面A1と第2の仮想平面A2との間の距離Hpと、第3の仮想平面A3と第4の仮想平面A4との間の距離Hpとは、等しい値に設定されている。そのため、正極ターミナルプレート70の導通接続部72、74は、負極ターミナルプレート80の脚部80B、80Cから、十分に離れた位置に配置することができ、負極ターミナルプレート80の導通接続部82、84は、正極ターミナルプレート70の脚部70B、70Cから、十分に離れた位置に配置することができる。すなわち、正極ターミナルプレート70と負極ターミナルプレート80との電気的な短絡は、確実に回避される。
図5に示されるように、正極ターミナルプレート70の本体部70Aは、負極ターミナルプレート80の本体部80Aと対向する位置に配置される。負極ターミナルプレート80の脚部80Bは、正極ターミナルプレート70の脚部70Bの基端部70Hを跨いでおり、負極ターミナルプレート80の脚部80Cは、正極ターミナルプレート70の脚部70Cの基端部70Iを跨いでいる。したがって、負極ターミナルプレート80の導通接続部82、84は、正極ターミナルプレート70の脚部70B、70Cが配置された位置よりも、径方向内側の位置に配置される。
また、正極ターミナルプレート70の導通接続部72、74は、負極ターミナルプレート80の脚部80B、80Cが配置された位置よりも、径方向内側の位置に配置される。すなわち、正極ターミナルプレート70の導通接続部72、74は、負極ターミナルプレート80の脚部80B、80Cと軸方向において重ならず、負極ターミナルプレート80の導通接続部82、84は、正極ターミナルプレート70の脚部70B、70Cと軸方向において重ならない。
換言すると、正極ターミナルプレート70と負極ターミナルプレート80は、ブラシホルダ42の径方向に延在して互いに交差する交差部分130、132を含み、当該交差部分130、132において、ブラシホルダ42の軸線方向に互いに間隙を有して非接触状態の配置になっている。
本実施形態では、負極ターミナルプレート80の脚部80B、80Cの屈曲部80D、80Eより導通接続部82、84の側、つまり段違いの高い側が、正極ターミナルプレート70の脚部70B、70Cの屈曲部70D、70Eより本体部80Aの側、つまり段違いの低い側の上方を、径方向外方から径方向内方に跨いでいる。この跨ぎにより、導通接続部82、84が脚部70B、70Cより径方向内方に位置している。この跨ぎ部分が交差部分130、132であり、図6に示されているように、脚部70B、70Cの段差低位側と脚片部80B、80Cの段差低位側とが同一高さ位置にあり、脚部70B、70Cの段差高位側と脚片部80B、80Cの段差高位側とが同一高さ位置にあり、Hn>Tp、Hp>Tnであることにより、交差部分130、132において、Hn−Tp、Hp−Tnの間隙を確保できる。
なお、ブラシホルダ42のフランジ部46には、ターミナルプレート70、80の導通接続部72、74、82、84が配置された位置に、円形に肉抜きされた開口部90が形成されている。そのため、ターミナルプレート70、80の導通接続部72、74、82、84は、各々、ブラシホルダ42の外部に露出している。したがって、ターミナルプレート70、80の導通接続部72、74、82、84とピグテール110とを、スポット溶接により、接続することが可能となる。
さらに、第1の仮想平面A1と第2の仮想平面A2との間の距離Hpと、第3の仮想平面A3と第4の仮想平面A4との間の距離Hnとは、等しい値に設定されている。また、ターミナルプレート70、80の導通接続部72、74、82、84は、各々、ブラシ収容部48と同様に円周A上に配される。したがって、ターミナルプレート70、80の導通接続部72、74、82、84とピグテール110とのスポット溶接が容易にすることができる。また、ターミナルプレート70、80の導通接続部72、74、82、84とピグテール110とのスポット溶接を自動化することも可能になる。
第1の実施形態では、負極ターミナルプレート80の脚部80B、80Cは、正極ターミナルプレート70の脚部70B、70Cの外側に配置される。したがって、正極ターミナルプレート70の脚部70B、70Cは、負極ターミナルプレート80の脚部80B、80Cよりも、リアブラケット14の内側寄りに配置される。すなわち、正極ターミナルプレート70Bとリアブラケット14との電気的な短絡は、回避される。
また、第1の実施形態では、ターミナルプレート70、80の導通接続部72、74、82、84は、各々、ブラシ収容部48と同様に円周A上に配置されており、第1の仮想平面A1と第3の仮想平面A3とは、同一の平面上に配置される。ターミナルプレート70、80が配置されたブラシホルダ42のフランジ部46には、6個のブラシ収容部48が周方向において等間隔に形成されている。ブラシ収容部48の間には、円形に肉抜き形成された開口部90が形成されており、開口部90には、ターミナルプレート70、80の導通接続部72、74、82、84が、各々、配置されている。また、ターミナルプレート70、80の導通接続部72、74、82、84は、ブラシ収容部48と同様に円周A上に配置されている。すなわち、ターミナルプレート70、80の導通接続部72、74、82、84が、ブラシホルダ42の中心寄りに配置されるため、ブラシ装置40を小型化することができる。
また、正極ターミナルプレート70の本体部70Aは、周方向において負極ターミナルプレート80の導通接続部82、84の間に配されており、負極ターミナルプレート80の本体部80Aと導通接続部72、74の間に配されている。そのため、ブラシ装置40が大型化することなく、正極ターミナルプレート70と負極ターミナルプレート80との電気的な短絡を回避した上で、正極ブラシ部材50と負極ブラシ部材56とを、周方向において、交互に配置することができ、整流性に優れた始動用電動機Mを提供することができる。
正極ターミナルプレート70の本体部70Aに形成された貫通孔76には、外部電源と接続されるターミナルボルト100が挿入され、ターミナルボルト100には、正極ブラシ部材50のピグテール110が接続されている。ターミナルボルト100の頭部102は、平面視略五角形状に形成されている。そのため、ターミナルボルト100は、ブラシ収容部48の壁面に沿って正極ターミナルプレート70の本体部70Aに形成された貫通孔76に挿入される。
正極ターミナルプレート70の本体部70Aは、略三角形状の突出部77が形成されている。そのため、ターミナルボルト100が挿入される貫通孔76は、正極ターミナルプレート70の突出部77の先端寄りに形成される。また、ブラシホルダ42の外部に露出正極ターミナルプレート70の本体部70Aに形成された突出部77は、円周A上に配置される。したがって、ターミナルボルト100をブラシホルダ42の中心側に配置した場合であっても、ターミナルボルト100の頭部102は、樹脂材などによって阻害されることなく、正極ターミナルプレート70の本体部70Aに当接する。
さらに、ブラシ装置40の中心位置Cからターミナルボルト100までの距離は、ブラシ装置40の中心位置Cからターミナルプレート70、80の導通接続部72、74、82、84までの間の距離と等しくなる。すなわち、ターミナルボルト100に接続されるピグテール110の長さは、ターミナルプレート70、80の導通接続部72、74、82、84に接続されるピグテール110の長さと等しくなる。そのため、同一の長さのピグテール110を使用することができ、容易に部品管理をすることができる。
負極ターミナルプレート80の本体部80Aは、ブラシホルダ42に埋没することなく、ブラシホルダ42の外部に露出しており、正極ターミナルプレート70の本体部70Aとブラシ装置40の中心位置Cを中心にして、対称となる位置に配置されている。負極ターミナルプレート80の本体部80Aには、負極ブラシ部材56のピグテール110が接続されている。なお、負極ターミナルプレート80の本体部80Aは、第4の仮想平面A4から、第3の仮想平面A3と第4の仮想平面A4との間の距離Hnよりも離れた位置に配されている。そのため、リアブラケット14には、螺子104が螺入されるための螺子孔(不図示)を形成することができる。
上述の如く、第1の実施形態のブラシ装置40において、負極ターミナルプレート80の導通接続部82、84は、正極ターミナルプレート70の脚部70B、70Cを跨いで配置されている。そのため、負極ターミナルプレート80の基端部80H、80Iが配置された第2の仮想平面A2と、正極ターミナルプレート70の基端部70H、70Iが配置された第4の仮想平面A4とを同一の平面上に配置した場合であっても、負極ターミナルプレート80は、正極ターミナルプレート70に接触することなく配置される。すなわち、負極ターミナルプレート80は、正極ターミナルプレート70に近接する位置に配置されるため、ブラシ装置40の軸方向の寸法を短くすることができる。
また、負極ターミナルプレート80は、正極ターミナルプレート70に近接して配置されるため、正極ターミナルプレート70と負極ターミナルプレート80との間には、樹脂が介在する。すなわち、正極ターミナルプレート70と負極ターミナルプレート80の電気的な短絡は、確実に回避される。さらに、ターミナルプレート70、80とをブラシホルダ42に組み付ける作業を省略することができ、生産性は向上する。
正極ターミナルプレート70の導通接続部72、74が配置された第1の仮想平面A1と、負極ターミナルプレート80の導通接続部82、84が配置された第3の仮想平面A3とは、同一の平面上に配されている。また、ターミナルプレート70、80の各導通接続部72、74、82、84は、6個のブラシ収容部48と同様に円周A上に配置される。そのため、ブラシ部材50、56と導通接続部72、74、82、84とを、容易にスポット溶接することができる。
また、正極ターミナルプレート70の導通接続部72、74と負極ターミナルプレート80の導通接続部82、84とは、6個のブラシ収容部48と同様に円周A上に配置される。そのため、正極ターミナルプレート70の導通接続部72、74は、正極ブラシ部材50と近接する位置に配置され、負極ターミナルプレート80の導通接続部82、84は、負極ブラシ部材56と近接する位置に配置される。すなわち、ターミナルプレート70、80の導通接続部72、74、82、84が、ブラシ収容部48の間に配置され、ブラシ装置40は小型化される。
なお、第1の実施形態では、正極ターミナルプレート70は、本体部70Aと脚部70B、70Cとが一体形成された1部品で構成され、負極ターミナルプレート80は、本体部80Aと脚部80B、80Cとが一体形成された1部品で構成されている。しかしながら、図9に示されるように、第2の実施形態では、正極ターミナルプレート70を、本体部70Aと脚部70Bとを有する第1の正極ターミナルプレート70Jと、本体部70Aと脚部70Cとを有する第2の正極ターミナルプレート70Kとの2物品によって構成しても良い。同様に、図10に示されるように、負極ターミナルプレート80を、本体部80Aと脚部80Bとが一体形成された第1の負極ターミナルプレート80Jと、本体部80Aと脚部80Cとが一体形成された第2の負極ターミナルプレート80Kとの2物品によって構成しても良い。この様に構成することで、正極ターミナルプレート70と、負極ターミナルプレート80とは、歩留まり良く生産される。
また、第1の実施形態では、正極ターミナルプレート70と、負極ターミナルプレート80とを異なる形状で形成した場合を示した。しかしながら、図11に示すように、第3の実施形態では、正極ターミナルプレート70と、負極ターミナルプレート80とを、同一の形状で形成しても良い。この様に構成することで、ターミナルプレート70、80は、歩留まり良く生産される。さらに、正極ターミナルプレート70の一方の脚部70Bに形成された導通接続72は、負極ターミナルプレート80の一方の脚部80Bを跨いで配置され、負極ターミナルプレートの他方の脚部80Bに形成された導通接続部84は、正極ターミナルプレート70の他方の脚部70Cを跨いで配置される。このように構成することで、上述の実施形態と同様に、6個のブラシを配置し、小型でかつ安全性に優れたブラシ装置40、および始動用電動機Mを提供することができる。
また、第1の実施形態では、ターミナルプレート70、80の導通接続部72、74、82、84を同一の仮想平面上に配置した場合を示した。しかしながら、図12に示すように、第4の実施形態では、負極ターミナルプレート80の本体部80Aとターミナルボルト100とは、ターミナルプレート70、80の導通接続部72、74、82、84が配置された仮想平面A1、A3上に配置されている。また、ターミナルボルト100の頭部102の高さHtは、第1仮想平面A1と第2仮想平面A2との間の距離Hpと等しい値に、設定されている。この様にすることで、ブラシ部材50、56からターミナルプレート70、80までの距離を全て等しくすることが可能となり、ピグテール110の長さは、全て同一になる。そのため、部品管理が容易になる。
10 ヨーク
12 フロントブラケット
14 リアブラケット
14 リアブラケット
16 モータハウジング
18 永久磁石
20 ベアリング
22 オイルレスメタル
24 シャフト
26 ロータコア
28 コイル
30 回転子
32 ディスクコンミテータ
40 ブラシ装置
42 ブラシホルダ
44 円筒部
46 フランジ部
48 ブラシ収容部
50 正極ブラシ部材
70 正極ターミナルプレート(第1のターミナルプレート)
70A 本体部(第1の本体部)
70B、70C 脚部(第1の脚部)
70D、70E 屈曲部(第1の屈曲部)
70H、70I 基端部(第1の基端部)
70J 第1の正極ターミナルプレート
70K 第2の正極ターミナルプレート
72、74 導通接続部(第1の導通接続部)
80 負極ターミナルプレート(第2のターミナルプレート)
80A 本体部(第2の本体部)
80B、80C 脚部(第2の脚部)
80D、80E 屈曲部(第2の屈曲部)
80H、80I 基端部(第2の基端部)
80J 第1の負極ターミナルプレート
80K 第2の負極ターミナルプレート
82、84 導通接続部(第2の導通接続部)
90 肉抜きされた開口部
100 ターミナルボルト
102 ターミナルボルトの頭部
104 螺子
110 ピグテール
130、132 交差部分
A 円周
A1 導通接続部72、74が配置された第1の仮想平面
A2 基端部70H、70Iが配置された第2の仮想平面
A3 導通接続部82、84が配置された第3の仮想平面
A4 基端部80H、80Iが配置された第4の仮想平面
C ブラシ装置40の中心位置
Hn 第3の仮想平面A3と第4の仮想平面A4との間の距離
Hp 第1の仮想平面A1と第2の仮想平面A2との間の距離
M 始動用電動機
Tn 負極ターミナルプレートの板厚
Tp 正極ターミナルプレートの板厚

Claims (9)

  1. 第1のターミナルプレートと、前記第1のターミナルプレートに近接する位置に配置された第2のターミナルプレートと、前記第1のターミナルプレートと前記第2のターミナルプレートとの双方を含んだ絶縁性のブラシホルダと、前記第1のターミナルプレートに電気的に接続される複数の第1のブラシ部材と、前記第2のターミナルプレートに電気的に接続される複数の第2のブラシ部材と、前記ブラシホルダ上に形成され、前記第1のブラシ部材と前記第2のブラシ部材とを周方向に交互に収容する複数個のブラシ収容部とを有する回転電機のブラシ装置において、
    前記第1のターミナルプレートは、平面視C字状に形成された金属板であって、第1の本体部と、前記第1の本体部の両側から延出形成された一対の第1の脚部と、前記第1の脚部の先端に形成された前記第1の導通接続部とを有しており、
    前記第2のターミナルプレートは、平面視C字状に形成された金属板であって、第2の本体部と、前記第2の本体部の両側から延出形成された一対の第2の脚部と、前記第2の脚部の先端に形成された前記第2の導通接続部とを有しており、
    前記第1のターミナルプレートの前記第1の本体部は、前記第2のターミナルプレートの前記第2の本体部と対向する位置に配置されており、
    前記第1のターミナルプレートの前記第1の導通接続部は、前記第2のターミナルプレートの前記第2の本体部と前記第2のターミナルプレートの前記第2の導通接続部との間に配されていると共に周方向に隣接する前記ブラシ収容部の間に配置され、
    前記第2のターミナルプレートの前記第2の導通接続部は、前記第1のターミナルプレートの前記第1の本体部と前記第1のターミナルプレートの前記第1の導通接続部との間に配されていると共に周方向に隣接する前記ブラシ収容部の間に配置され、
    前記第1の導通接続部と前記第2の導通接続部とは同一の平面上に形成された仮想平面上に配置され、且つ前記第1の導通接続部と前記第2の導通接続部と前記ブラシ収容部とは、同一の円周上に配置され、
    前記第1の導通接続部および前記第2の導通接続部には、周方向に隣接する前記第1のブラシ部材および前記第2のブラシ部材に個々に接続されたピグテールが各々接続されていることを特徴とすることを特徴とする回転電機のブラシ装置。
  2. 請求項1に記載された回転電機のブラシ装置において、
    前記第1のターミナルプレートの前記第1の導通接続部は、前記第2のターミナルプレートの前記第2の脚部の間に配されており、
    前記第2のターミナルプレートの前記第2の導通接続部は、前記第1のターミナルプレートの前記第1の脚部の間に配されていることを特徴とする回転電機のブラシ装置。
  3. 請求項1または2に記載された回転電機のブラシ装置において、
    前記第1のターミナルプレートの前記第1の脚部は、前記第1の本体部と前記第1の導通接続部との間に屈曲形成された第1の屈曲部と、前記第1の本体部と前記第1の屈曲部との間に形成され、前記第1の本体部が配置された仮想平面上に配置された第1の基端部とを有しており、
    前記第2のターミナルプレートの前記第2の脚部は、前記第2の本体部と前記第2の導通接続部との間に屈曲形成された第2の屈曲部と、前記第2の本体部と前記第2の屈曲部との間に形成され、前記第1の本体部が配置された仮想平面上に配置される第2の基端部とを有していることを特徴とする回転電機のブラシ装置。
  4. 請求項に記載された回転電機のブラシ装置において、
    前記第2のターミナルプレートの前記第2の屈曲部は、前記第1のターミナルプレートの前記第1の脚部の外側に配され、前記第2のターミナルプレートの前記第2の導通接続部は、前記第1のターミナルプレートの前記第1の基端部を跨いでおり、
    前記第2のターミナルプレートの前記第2の導通接続部は、前記第1のターミナルプレートの前記第1の脚部の間に配置され、
    前記第1のターミナルプレートの前記第1の導通接続部は、前記第2のターミナルプレートの前記第2の脚部の間に配置されることを特徴とする回転電機のブラシ装置。
  5. 請求項に記載された回転電機のブラシ装置において、
    前記第1のターミナルプレートの一方の前記第1の導通接続部は、前記第2のターミナルプレートの一方の前記第2の基端部を跨ぎ、
    前記第2のターミナルプレートの他方の前記第2の導通接続部は、前記第1のターミナルプレートの他方の前記第1の基端部を跨ぎ、
    前記第2のターミナルプレートの前記第2の導通接続部は、前記第1のターミナルプレートの前記第1の脚部の間に配置され、
    前記第1のターミナルプレートの前記第1の導通接続部は、前記第2のターミナルプレートの前記第2の脚部の間に配置されることを特徴とする回転電機のブラシ装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載された回転電機のブラシ装置において、
    前記ブラシ装置は、前記第1のターミナルプレートと前記第2のターミナルプレートとを含んで、インサート成形されていることを特徴とする回転電機のブラシ装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載された回転電機のブラシ装置と、前記ブラシ装置が固定されるハウジングと、前記ハウジングに回転自在に支持される回転子とを有する回転電機。
  8. 請求項7に記載された回転電機において、
    前記回転電機は、外部電源と電気的に接続され前記第1のターミナルプレートと、前記ハウジングと電気的に接続された前記第2のターミナルプレートとを有することを特徴とする回転電機。
  9. 請求項に記載された回転電機において、
    当該回転電機はエンジン始動用の電動機であり、
    前記回転子は、前記第1のブラシと前記第2のブラシとが摺接する円盤形状のディスクコンミテータと、多数のティース部を有するロータコアと、前記ディスクコンミテータと前記ロータコアのティース部とに短節巻で巻装されたコイルとを有し、
    前記ハウジングは、N極に着磁された3個の第1のマグネットとS極に着磁された3個の第2のマグネットを備えた円筒形状のヨークと、前記ヨークの一方の開口周縁部に固定されると共に小型に形成された前記ブラシ装置が固定されるリアブラケットと、前記ヨークの他方の開口周縁部に固定されるとフロントブラケットとを有し、
    前記ブラシ装置は、前記ディスクコンミテータに当接する3個の前記第1のブラシと、前記ディスクコンミテータに当接する3個の前記第2のブラシとを有することを特徴とする回転電機。
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