JPH0447840Y2 - - Google Patents

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JPH0447840Y2
JPH0447840Y2 JP10644986U JP10644986U JPH0447840Y2 JP H0447840 Y2 JPH0447840 Y2 JP H0447840Y2 JP 10644986 U JP10644986 U JP 10644986U JP 10644986 U JP10644986 U JP 10644986U JP H0447840 Y2 JPH0447840 Y2 JP H0447840Y2
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lid
gasket
case
disk
actuator
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JP10644986U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばコンピユータの外部記憶装置
として用いられるハードデイスク装置に適用する
のに最適なデイスクプレーヤであつて、デイスク
プレーヤとアクチユエータとが収納されたケース
の内部を蓋によつて密封するようにしたデイスク
プレーヤに関する。
〔考案の概要〕
本考案は、デイスクとアクチユエータとが収納
されたケースにガスケツトを介して蓋を取付け、
この蓋によつてケース内を密封すると共にガスケ
ツトによつて密封性を保持するように構成したデ
イスクプレーヤにおいて、密封性保持のための密
着部とこの密着部から内方へ延長された延長部と
からなる広い面積のガスケツトを蓋の内側面の広
い範囲に貼付するようにして、密封性保持のため
のガスケツトを蓋の共振防止にも利用することに
より、部品点数及び作業工数を増加させることな
く、蓋の共振を抑えることができるようにしたも
のである。
〔従来の技術〕
まず、従来のハードデイスク(磁気デイスク)
装置を第4図及び第5図によつて説明する。
第4図において、装置のケース1内にはデイス
ク2がターンテーブル3に水平に装着されて収納
され、このデイスク2はモータ4によつて矢印a
方向に高速回転される。またケース1内にはアー
ム5とボイスコイルモータ6とからなるアクチユ
エータ7が配置されている。そしてアーム5は支
軸8を中心として矢印b,b′方向に水平に回動自
在に構成され、その先端にはヘツド(磁気ヘツ
ド)9が取付けられている。なおボイスコイルモ
ータ6は、アーム5の後端に設けられたボイスコ
イル10とケース1に固定配置された固定ヨーク
及び永久磁石とからなる磁気回路11とによつて
構成されている。
そして、このハードデイスク装置では、デイス
ク2がモータ4によつて矢印a方向に高速回転さ
れながら、ボイスコイルモータ6によつてアーム
5が矢印b,b′方向に往復駆動される。これによ
りヘツド9がデイスク2の記録面からサブミクロ
ンの〓間で浮上した状態でその記録面に沿つて矢
印b,b′方向に往復動されて、このヘツド9によ
つてデイスク2の記録、再生が行われる。
ところで、この種のハードデイスク装置は、デ
イスク2のトラツクピツチが極めて小さく、また
デイスク2の高速回転で生じるサブミクロンの空
気膜によつてヘツド9を記録面上に浮上させて記
録、再生を行うので、微小な塵埃等があつても、
その塵埃等がデイスク2の記録面とヘツド9との
間に入り込み、データ転送時にエラーが発生す
る。
従つて、この種のハードデイスク装置では、ケ
ース1の内部を塵埃等の侵入がないように密封す
るように構成されている。即ち、第5図(内部機
構は省略した)に示すように、ケース1の上部に
はアルミ板等によつて形成された蓋13が複数本
のネジ16にて取付けられる。そして蓋13の内
側面14における外周部15と、ケース1の開口
周縁部であるフランジ部17との間に数ミリ幅の
環状のガスケツト18を介在させている。そして
蓋13によつてケース1内が密封されると共に、
ガスケツト18によつてその密封性が保持される
ように構成されている。
なお、19は蓋13に設けられた通気孔20を
覆う呼吸フイルタであり、密封されたケース1の
内部と外部との温度、湿度、気圧等を同等に保持
させるものである。また21はケース1の密封後
にそのケース1内の塵埃量を検査するために蓋1
3に設けられた検査孔を閉塞するプラグである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、ケース1の上部に取付けられた蓋1
3は、多少の凹凸が設けられることがあつても、
基本的には一枚の板金によつて形成されたもので
あり、振動し易いものである。このため、記録再
生時にケース1の外部から加わる振動やモータ4
の連続振動等によつて蓋13に共振が発生し、こ
の共振がアーム5への外乱や騒音発生の原因とな
つていた。特にアーム5への外乱はこれが極く僅
かなものであつても、極めて高い精度が要求され
るトラツキングに対しては著しい悪影響となる。
なお、蓋13の共振を抑えるために、蓋13に
共振防止材を貼付することが考えられるが、この
場合は、特別な共振防止材によつて部品点数及び
作業工数が増加し、コストが上昇する問題とな
る。
そこで本考案は、部品点数及び作業工数を増加
させることなく、蓋の共振を抑えることができる
ようにするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前述したデイスクプレーヤにおい
て、前記蓋の外周部と前記ケースの開口周縁部と
によつて挾み込まれる密着部と、この密着部に連
接されて内方へ延長された延長部とからなる広い
面積のガスケツトを設け、このガスケツトの密着
部と延長部とを前記蓋の内側面でその外周部から
内方へ亘つて広い範囲に貼付したものである。
〔作用〕
本考案によれば、蓋の内側面の広い範囲にガス
ケツトの延長部が貼付されるので、この延長部に
よつて蓋が効果的に制振(ダンピング)され、そ
の共振を抑えることができる。そしてガスケツト
の延長部は、蓋とケースとによつて挾み込まれる
密着部に連接されて内方へ延長されているので、
特別な共振防止材を設ける必要がなく、部品点数
及び作業工数が増加することはない。
〔実施例〕
以下、本考案をハードデイスク装置に適用した
デイスクプレーヤの一実施例を第1図〜第3図に
よつて説明する。なお前記〔従来の技術〕の項で
説明した従来例と同一の部分には、これと共通の
符号を付してその説明を省略する。
即ち、本実施例においては、第1図に示すよう
にケース1と蓋13との間に介在させるガスケツ
ト30が、蓋13の内側面14の外周部15とケ
ース1の開口周縁部であるフランジ部17とによ
つて挾み込まれることになる環状の密着部31
と、この密着部31に一体に連接されて内方へ延
長された幅広の延長部32とからなる広い面積の
ガスケツトにて構成されている。そしてこのガス
ケツト30はウレタン等の柔軟な素材からなり、
そのシート状素材から打抜き等によつて形成され
る。なおガスケツト30の延長部32は複雑な形
状に形成されているが、これはケース1を極力薄
くしながらケース1内のデイスク2やアクチユエ
ータ7等とガスケツト30の延長部32との干渉
を避けるためである。そして延長部32の所々に
は複数の切欠き33が設けられ、また延長部32
の円形状部分34には複数本の切込み35が設け
られている。
次に、アルミ板等によつて形成された蓋13の
外周部15から内方は、プレス加工等によつて内
側から外側へ浅く凹まされた凹部37となつてお
り、デイスク2に対向する部分は円形状凹部38
となつている。また凹部37には多数の小円形凹
部によつて凹凸部39が形成されている。そして
第2図に示すように、この蓋13の内側面14に
ガスケツト30が貼付される。即ち、ガスケツト
30の上面には粘着剤が塗布されており、このガ
スケツト30の密着部31と延長部32とが蓋1
3の内側面14でその外周部15から内方へ亘つ
て広い範囲に貼付される。そして第3図に示すよ
うに、ガスケツト30が貼付された蓋13がケー
ス1の上部に複数本のネジ16によつて取付けら
れ、ガスケツト30の密着部31が蓋13の外周
部15とケース1のフランジ部17とによつて挾
み込まれる。
上述の実施例によれば、蓋13が一枚の板金で
あつても、その蓋13の内側面14の広い範囲に
貼付されたガスケツト30の延長部32によつ
て、蓋13が効果的に制振(ダンピング)され、
その蓋13の共振が確実に抑え込まれる。なお蓋
13の凹部37や凹凸部39等によつて蓋13の
剛性は多少大きくなるが、その蓋13の共振を確
実に抑えるのは延長部32である。
そしてこの際、ガスケツト30の延長部32は
密着部31に一体に連接されて内方へ延長部され
たものなので、従来では使用されずに廃棄される
部分を有効に利用することによつて、部品点数及
び作業工数を何ら増加させることなしに、蓋13
の共振防止を行える。
しかも、ガスケツト30は延長部32によつて
幅が広くなるので、数ミリ幅の環状であつた従来
のガスケツト18に比較して、捩れたり切れたり
することがなく、取扱い易くて蓋13への貼付作
業を極めて容易に行える。なおこの貼付の際、延
長部32に設けられた複数の切欠き33によつ
て、その延長部32は蓋13の凹部37の段差に
極めて円滑に馴染んで貼付される。また延長部3
2の円形状部分34に設けられた複数本の切込み
35によつて、その円形状部分34の〓間なく蓋
13の円形状凹部38に馴染んで貼付される。
なお、密着部31に延長部32が一体に連接さ
れることによつて、蓋13の外周部15とケース
1のフランジ部17との接合部分には密着部31
が〓間なく密着することになり、この密着部31
による密着性も一段と高められる。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考
案は実施例に限定されることなく、本考案の技術
的思想に基づいて各種の有効な変更が可能であ
る。
例えば、実施例ではケース内のデイスクやアク
チユエータ等と干渉しないようにガスケツトの延
長部を形成したが、この延長部を蓋の内側面のほ
ぼ全面に亘つて貼付するように構成してもよい。
なお本考案は、ハードデイスク装置に限定され
ることなく、各種のデイスクを使用する各種のデ
イスクプレーヤに適用可能である。
〔考案の効果〕
本考案は、ケース内の密封性を保持するために
使用されるガスケツトを蓋の共振防止のためにも
利用することによつて、特別な共振防止材を必要
とせずに部品点数及び作業工数を増加させること
なく、ケース内外の振動に起因する蓋の共振を確
実に抑え込むことができ、ケース内のアクチユエ
ータへの悪影響や騒音等を低減して、信頼性を著
しく向上させることができる。
そして、ガスケツトの延長部は、従来では使用
されずに廃棄される部分を有効に利用したもので
あるから、コストが上昇する問題は全くない。し
かも延長部によつて広い面積となつたガスケツト
は、細い環状であつた従来のガスケツトに比較し
て、捩れたり切れたりすることがないので、極め
て取扱い易く、蓋への貼付作業を極めて簡単に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案をハードデイスク装置
に適用した一実施例を示すものであつて、第1図
はケースとガスケツトと蓋との分解斜視図、第2
図はガスケツトを蓋の内側面に貼付した状態の平
面図、第3図は蓋をケースに取付けた状態の断面
図である。第4図及び第5図は従来のハードデイ
スク装置を示すものであつて、第4図はケースの
平面図、第5図はケースとガスケツトと蓋との分
解斜視図である。 なお図面に用いた符号において、1……ケー
ス、2……デイスク、7……アクチユエータ、1
3……蓋、14……蓋の内側面、15……蓋の内
側面の外周部、17……フランジ部(開口周縁
部)、30……ガスケツト、31……密着部、3
2……延長部、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 デイスクとアクチユエータとが収納されたケー
    スにガスケツトを介して蓋を取付け、この蓋によ
    つてケース内を密封すると共にガスケツトによつ
    て密封性を保持するように構成したデイスクプレ
    ーヤにおいて、 前記蓋の外周部と前記ケースの開口周縁部とに
    よつて挾み込まれる密着部と、この密着部に連接
    されて内方へ延長された延長部とからなる広い面
    積のガスケツトを設け、 このガスケツトの密着部と延長部とを前記蓋の
    内側面でその外周部から内方へ亘つて広い範囲に
    貼付したことを特徴とするデイスクプレーヤ。
JP10644986U 1986-07-11 1986-07-11 Expired JPH0447840Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10644986U JPH0447840Y2 (ja) 1986-07-11 1986-07-11

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10644986U JPH0447840Y2 (ja) 1986-07-11 1986-07-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6313473U JPS6313473U (ja) 1988-01-28
JPH0447840Y2 true JPH0447840Y2 (ja) 1992-11-11

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JP10644986U Expired JPH0447840Y2 (ja) 1986-07-11 1986-07-11

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