JPH0447735Y2 - - Google Patents

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JPH0447735Y2
JPH0447735Y2 JP5214086U JP5214086U JPH0447735Y2 JP H0447735 Y2 JPH0447735 Y2 JP H0447735Y2 JP 5214086 U JP5214086 U JP 5214086U JP 5214086 U JP5214086 U JP 5214086U JP H0447735 Y2 JPH0447735 Y2 JP H0447735Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は脱臭機能と感熱記録機能とを併せ有す
る脱臭ラベルに関するものである。
従来の技術 考案が解決すべき問題点 従来の脱臭剤は例えば活性炭や硫酸第一鉄の如
きものの粉体を結合剤を用い又は用いずして粒
状・顆粒状、平板状等に造粒又は加工し、通気性
の紙とか各種の織布からなる袋又は箱に入れて使
用する場所に設置するか、又は硫酸第一鉄/L−
アスコルビン酸系水溶液等溶液状態のものをその
ままもしくは溶剤、液化ガスに溶解し、エアゾル
タイプのものとして脱臭をしようとする対象物
(容器、家具、靴の内部等)に散布するか、又は
脱臭剤の溶液を活性炭、珪藻土、鋸屑、ゼオライ
ト、軽石、多孔性プラスチツク、発泡コンクリー
ト、不織布、布、綿、紙等の担体に含浸担持させ
たものを脱臭を必要とするところに設置して用い
ていた。
しかし上記のような従来技術では、固型脱臭剤
ではこれを設置するための一定のスペースが必要
となるし、エアゾルタイプのものは溶剤を用いる
結果、使用時に細心の注意を必要とする外、使用
場所は溶剤で悪影響のないものに限られる外、脱
臭機能が低下した場合はこれを剥離する必要があ
るか、その作業が手数がかかる等の諸問題があつ
た。
その対策として例えば実開昭57−5833号では脱
臭効果のある鉱物粉末を空気透過性の2枚のシー
ト間に挟着したもので、シート状とした点では一
つの新商品を生み出したものであるが、前記の技
術の形を変えたものを示したに過ぎず、任意のと
ころに貼付けられるものではない。
又、従来の技術はいずれのものもラベル化した
ものは知られておらず、その点からの改良は待望
されていたところである。
問題点を解決するための手段 本考案は上述の如き実情に鑑み、従来実在しな
かつた脱臭ラベルについて検討の結果以下に示す
構造のものを生み出した。
即ち脱臭シートの表面には感熱記録層が設けら
れ、又裏面には接着層が設けられていることを特
徴とするラベルである。
作 用 従つて上記構造を有するために任意の箇所に貼
り付けることができ、又、脱臭層によつてその周
囲の臭を除去することができ、更に、商品の価
格、品名、店名、などの表示ラベル或いは生産工
程の部品管理用ラベルとして感熱発色記録画像を
生成する感熱記録層を利用することができる。
以下本考案の脱臭ラベルの構造を図面によつて
説明する。
第1図は本考案の1例で、脱臭シート1の表面
に感熱発色層のみからなる感熱記録層2を設け、
又、裏面には貼着層3aを介してセパレータ4を
付着させてある。
第2図は他の例で、脱臭シート1の表面に感熱
発色層2aとその表面の保護層2bとからなを感
熱記録層2を設け又裏面には貼着層3aを介して
セパレータ4を付着させてある。
第3図は他の例で支持体に脱臭剤を含浸又は混
和等させた脱臭性支持体層1aとその上のラミネ
ート層1bとからなりその他は第1図と同様な構
造を有する。
第4図は他の例で脱臭シート1として脱臭性支
持体層1aとラミネート層1bとからなるものを
用いた外は第2図と同様な構造を有する。
第5図は更に他の例で脱臭シート1の上に感熱
記録層2を設け、裏面には感湿接着層3bを設け
たものである。
次に本考案の脱臭ラベルの構成材料と製造方法
の概略について述べる。
脱臭シートは紙、プラスチツクフイルム、金属
箔、不織布等からなる支持体に脱臭剤を含浸、塗
工、混抄練り込み等の手段により担持させること
によつて形成される。
ここに脱臭剤を挙げれば亜鉛石鹸「(C18H32
O32Zn」、無水フタル酸の如き酸無水物、金属フ
タロシアニン系、シアナミド系、グリオキザー
ル、ナフトキノン類、硫酸第一鉄(FeSO4・7H2
O)/L−アスコルビン酸系水溶液等がある。こ
の中でFeSO4・7H2O/L−アスコルビン酸はア
スコルビン酸(H2ASC)の作用によりFe()
が活性状態となり、悪臭成分と錯体を形成する
(例えばアンモニアガスの場合アンミン錯イオン
を形成する。)そして酸素がFe()により分子
状酸素から活性酸素となり元の酸素より酸化力が
強く、スーパーオキシドとして殺菌効果等の反応
性を示すので脱臭と殺菌の両面の作用を発揮する
ので好ましい材料である。
又、第3図、第4図のように支持体と組合され
るラミネート層はこれに隣接する感熱記録層から
の感熱塗料が浸透するのを防止する作用と粘着層
中への可塑剤が感熱層へ移行するのを防止を目的
とするものでポリオレフイン樹脂例えばポリエチ
レン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−
メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリ酸の
共重合体、エチレン−メタクリ酸の共重合体の金
属塩、エチレン−プロピレン共重合体、ポリプロ
ピレン等からなる樹脂層を5〜20μm程度の厚さ
になるよう設けたものである。
第5図は第1図の粘着層3aに代えて感湿接着
層3bを設けた場合でセパレータは当然不要であ
る。
本考案の感熱記録層を構成する感熱発色層に使
用される無色または淡色のロイコ染料、酸性物質
および結着剤は下記のとおり従来より公知のもの
が用いられる。次にその一例を示す。
◇ ロイコ染料 クリスタルバイオレツトラクトン、3−インド
リノ−3−p−ジメチルアミノフエニル−6−ジ
メチルアミノフタリド、3−ジエチルアミノ−7
−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−
メチル−7−t−ブチルフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
がある。
◇ 酸性物質 4−フエニルフエノール、4−t−ブチルフエ
ノール、4−ヒドロキシアセトフエノン、α−ナ
フトール、β−ナフトール、2,2′−ジヒドロキ
シジフエニル、メチル−4−ヒドロキシベンゾエ
ート、1,1′−ビス(4′−ヒドロキシフエニル)
−シクロヘキサン、4,4′−イソプロピリデンジ
フエノール、ノボラツク型フエノール樹脂、3−
5−ジ−α−メチルベンジルサルチル酸、4−ヒ
ドロキシ安息香酸エステル類。
◇ 結着剤 でんぷん類、ヒドロキシエチルセルロース、メ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ゼラチン、カゼイン、アラビアゴム、ポリビニル
アルコール、スチレン無水マレイン酸塩、ポリア
クリル酸塩、更に必要に応じて、上記のロイコ染
料、酸性物質、結着剤として形成される感熱発色
層中には他の添加剤、例えば、脂肪酸アマイド、
白色顔料が添加される。
又、本考案の脱臭ラベルには第2図および第4
図にあるように、上記感熱発色層の上に保護層を
設ける場合もある。この保護層は表面からの水、
油、可塑剤あるいは有機溶剤などの浸透を防止
し、記録画像の消失を防止するために設けるもの
で、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン等の水溶性高分子および必要に応じて耐
水化剤が添加されて構成される。
接着剤層は粘着剤系のものとしてアクリル酸エ
ステル樹脂、エチレン/酢酸ビニル系共重合体樹
脂等のエマルジヨン型で用いるものと、天然ゴム
系、合成ゴム系、ポリアクリル酸エステル系、ポ
リビニルアルコール系等の溶剤型のものが用いら
れ、粘着剤層の形成及びセパレータの付着に当つ
ては、脱臭シートの裏面に粘着剤を塗布しドライ
ラミネーシヨンでセパレータと貼り合わせるか、
セパレータに感圧粘着剤を塗布し、脱臭シートの
裏面と貼合せることによつて行なわれる。
接着剤系のものとしては感湿接着剤即ちポリビ
ニルアルコール、澱粉、デキストリン等の水溶性
の接着剤が適用され、この場合はセパレータは不
要である。
次にセパレータとしては紙等の支持体にシリコ
ンや弗素系樹脂等の離型剤を塗布含浸したもの、
又はシリコン樹脂、弗素樹脂等の離型作用の優れ
たプラスチツクテープが用いられる。
上記の如き構成を有するテープ状の脱臭ラベル
シートは、長尺のシートとして作成したものを予
め予定されているラベルの寸法、形状、表示内容
等に合わせて形状サイズが定められる。
ラベルの製造加工プロセスの一例は脱臭シート
の片面に感熱記録層を塗布し、その反対側の面と
予め粘着剤を塗工してなるセパレータの粘着面を
貼り合わせ、然る後ラベルの単位毎にスリツト加
工を施し、次に所望の大きさ、形状になるよう打
抜きによりラベル化し、ラベル感熱プリンターを
用いて感熱プリント処理をすることにより容易に
ラベル化される。
実施例 例1 坪量50〜240g/m2、密度0.5〜0.7g/
cm3、湿潤強度0.5〜2Kg/15mmの紙を支持体とし、
これに硫酸第一鉄(FeSO4・7H2O)/L−アス
コルビン酸系水溶液を対パルプ5〜40%となるよ
うに含浸せしめた後、乾燥し、脱臭シートとす
る。
次に3−N−メチルシクロヘキシルアミノ−6
−メチル−6−メチル−7−アニリノフルランを
発色剤とする塗料を脱臭シート表面に固型分付着
量5.5g/m2になるように塗布する。一方、シリ
コーン離型紙からなるセパレータの片面にエチレ
ン−アクリル酸エステル等の粘着剤を塗布し、乾
燥し、然る後該粘着面と脱臭シートの裏面とを貼
合せて本考案の脱臭ラベルシートを得る。
例2 坪量50〜100g/m2、密度0.7〜0.9g/
cm2、湿潤強度0.5Kg/15mm、サイズ度10秒以上の
紙を支持体とし、これに亜鉛石鹸〔(C18H32O32
Zn〕液を10g/m2塗工し、これにポリエチレン
フイルムをラミネートして脱臭シートを得、この
脱臭シートのラミネート面に前記実施例1と同様
に感熱発色塗料を固型分付着量5.5g/m2に塗布
し、更にその表面に保護層としてポリビニルアル
コールを塗工した後、裏面には実施例1と同様に
して粘着剤塗布及びセパレータを設け本考案の脱
臭ラベル用シートを得る。
得られた脱臭ラベルシートを所望の大きさのラ
ベルに打抜き、セパレータより剥離して実施例1
と同様にして評価したところ優れた脱臭効果が確
認された。
考案の効果 本考案によるときはラベルが脱臭効果と表示効
果とをかね備えたもので、セパレータを剥がして
必要とするところに貼着して使用するものであ
る。
従つて例えば食料、衣料等を吸収する大型の容
器の内面に貼る場合、貼付日又は期限等で表示し
てあれば脱臭剤の有効に働く期間を定めて使用
し、必要に応じ同ラベルを貼り替えすることによ
り収納物の保存効果を高めることができる。
又、生鮮食料品のパツク表面に貼着するときは
同パツクの内部より洩れてくる臭気を外部に出さ
ないことや、或は同パツクのおかれた周囲の臭気
を取り去りパツク内に移行させない等の効果を奏
することができる。
又、特に本考案のラベルは、表示機構が従来の
公知の一般的印刷手段により形成されたものとは
異なり、感熱記録層によるものであるが、この感
熱記録層の感熱記録は、ロイコ染料と酸性物質と
を発色成分とするロイコ発色による感熱記録によ
るものであるので、表示画像は鮮明であり、かつ
擦れ等によつて不鮮明となることがなく、又誰で
もサーマルプリンターで簡単に内容が表示できる
という作用効果を奏する。従つて従来の印刷プリ
ントによる表示とは大いに異なる。なお、具体的
にラベルの応用について考えると、ハンドラベラ
ーを用いて簡単に印字することができる。従つて
日付、数量、価額等の個別に変化する印字を要求
されるものには一品毎に、あるいはその都度低廉
なコストで対応することができるので、ラベルと
して従来の印刷技術では対応できないものへの応
用例えば、一品ごとに変わる商品の数量、価額、
品名、店名等の表示或いは生産工程における部品
管理用ラベルとして無駄がなく、有効に適用する
ことができる。
なお本考案の実施に当つて感熱記録層中にも脱
臭剤を入れておけば一層脱臭効果を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の脱臭ラベルの実施例
を示す断面図である。 1……脱臭シート、1a……支持体層、1b…
…ラミネート層、2……感熱記録層、2a……感
熱発色層、2b……保護層、3a……粘着剤層、
3b……感湿接着剤層、4……セパレータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 脱臭シート1の表面に感熱記録層2が設けら
    れ、裏面に接着層3が設けられていることを特
    徴とする脱臭ラベル。 (2) 脱臭シートが支持体に脱臭剤を担持させたも
    のもしくはこれにラミネート層を付したものか
    らなることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の脱臭ラベル。 (3) 感熱記録層が感熱発色層単独もしくはこれに
    保護層を付したものからなる実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の脱臭ラベル。
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