JPH0447615Y2 - - Google Patents

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JPH0447615Y2
JPH0447615Y2 JP14105286U JP14105286U JPH0447615Y2 JP H0447615 Y2 JPH0447615 Y2 JP H0447615Y2 JP 14105286 U JP14105286 U JP 14105286U JP 14105286 U JP14105286 U JP 14105286U JP H0447615 Y2 JPH0447615 Y2 JP H0447615Y2
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slit
plate
slits
rotary encoder
light
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Optical Transform (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の分野〕 本考案は回転板の半径方向に多数のスリツトが
形成されその回転角度を検出するアブソリユート
型の光学式ロータリーエンコーダに関するもので
ある 〔考案の概要〕 本考案による光学式ロータリーエンコーダは、
回転板のスリツト及びスリツトに対向して固定さ
れるマスク板のスリツト面積を回転軸からの半径
方向に対応して変化させ、外周では細く内側とな
るに従つて順次太くなるように構成し、各ビツト
についてほぼ受光量を同一となるように構成した
ものである。そうすれば投光部の各ビツトの投受
光素子の駆動電流や受光部の受光感度を各ビツト
について調整することなく、検出ミスのない回転
角度信号を得ることができる。
〔従来技術とその問題点〕
(従来技術) 従来アブソリユート型の光学式ロータリーエン
コーダは、円形の回転板の半径方向に異なる角度
を有する多数のスリツトが設けられ、各半径方向
のスリツトに対応する位置に投受光素子を対向さ
せ、マスク板を介して光の透過の有無によつて回
転板の回転角度を検出するようにしている。この
ような従来のロータリーエンコーダでは、回転板
やマスク板のスリツト角度はロータリーエンコー
ダの分解能によつて決定され、全周が同一の角度
に分割されている。第5図はロータリーエンコー
ダのマスク板1の一例を示す図であり、スリツト
角度に対応したビツト数と同一の数のスリツト2
a〜2eが同心円状に形成されている。そして
夫々のビツトのスリツト幅d1〜d5はスリツト
を形成する同心円の半径にかかわらず、即ち図示
しない回転板とマスク板1の外側のビツトも内側
のビツトも同一の幅を有して構成されていた。
第6図はロータリーエンコーダ内に固定され回
転板及びマスク板を介して対向して配置される投
受光部の回路構成を示す図である。本図において
スリツトの各ビツトは抵抗R1a〜R1eを介し
て夫々投光素子であるD1a〜D1eに接続され
て構成される。又受光回路はフオトトランジスタ
3a〜3eの出力がエミツタフオロワによつて取
出され、演算増幅器4a〜4eによつて増幅され
方形波に変換されてトランジスタ5a〜5eより
出力が与えられる。抵抗R3a〜R3eは演算増
幅器4a〜4eの帰還抵抗である。
(考案が解決しようとする問題点) このような従来の光学式ロータリーエンコーダ
では、外側のビツトほどスリツトの面積が大きい
ため受光光量も大きくなる。又内側のビツトは面
積が小さいため受光光量が少なくなる。それ故第
6図に示すようにこの受光部側でフオトトランジ
スタ等を用いて方形波の信号に変換する場合に
は、内側及び外側のスリツトによつて受光レベル
が異なるため第7図a及び第7図b,cに示すよ
うに光量によつて異なる出力波形が得られ、同一
の閾値レベルを用いる場合には出力パルス波形が
各ビツト毎に異なり位相差が生じるという欠点が
あつた。このような問題を解決するために抵抗R
1a〜R1eの値を順次小さくなるように変化さ
せ、投光素子D1a〜D1eの駆動電流をスリツ
トの半径に対応させて異ならせたり、受光部のフ
オトトランジスタ3a〜3eのコレクタ電流を抵
抗R2a〜R2eによつて調整したり、増幅器4
a〜4eの帰還抵抗R3a〜R3eを調整し、又
は閾値レベルVrefa〜Vrefeをスリツトの半径位
置に対応させて連続的に変化させていた。そのた
め従来のロータリーエンコーダは投受光部の構成
が複雑となり、又調整も複雑になるという問題点
があつた。
〔考案の目的〕
本考案はこのような従来の光学式ロータリーエ
ンコーダの問題点に鑑みてなされたものであつ
て、スリツト板の半径にかかわらず夫々のビツト
につき同一の受光量を得るようにすることを技術
的課題とする。
〔考案の構成と効果〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は回転軸に取付けられ複数の同心円に断
続的にスリツトが形成されたスリツト板を有し、
各同心円に投受光部が本体に固定されスリツトを
有するマスク板を介して対向して配置された光学
式ロータリーエンコーダであつて、第1図〜第3
図に示すように、スリツト板及びマスク板に形成
されるスリツトは外周ではその幅を狭く、内側に
なるに従つて順次太く、各同心円について実質的
に同一のスリツト面積を有するように構成したこ
とを特徴とするものである。
(作用) このような特徴を有する本考案によれば、回転
板及びマスク板のスリツトを半径に対応させて異
ならせ、スリツト板の外側ではスリツトの幅を細
く内側となるに従つて同一のスリツト角度に対し
てスリツト幅を順次太くなるようにしている。従
つてスリツト板の半径位置にかかわらず各ビツト
について受光光量を実質的に同一とすることがで
きる。
(考案の効果) そのため本考案によれば、投光部の回路定数を
異ならせて投光素子の駆動電流をスリツトの半径
毎に変えたり、又受光部の増幅器の増幅率や閾値
レベル等を半径位置に応じて変える必要がなく、
全てのビツトについて同一の回路構成によつて投
受光部を構成することができる。従つて投光部や
受光部の構成を極めて容易にすると共に、従来必
要であつた電気回路の微調整を不要にすることが
できる。又投受光部をワンチツプ化した素子を用
いることも可能であり、ロータリーエンコーダを
低価格化することも可能となる。
〔実施例の説明〕
第1図は本考案の一実施例によるロータリーエ
ンコーダのスリツト板であり、第2図はその構成
を示す断面図である。これらの図においてロータ
リーエンコーダはシヤフト11がベアリング12
によつて回転自在に保持されており、シヤフト1
1に回転板13が取付けられる。回転板13は第
1図に示すように半径方向に多数の同心円状のス
リツトが設けられており、そのスリツトに対応す
るスリツトを有するマスク板14が固定されてい
る。そしてロータリーエンコーダ本体に回転板1
3とマスク板14に対応して投光部15及び受光
部16が配置されている。
さて回転板13のスリツトは最外周では最も細
かい角度に分割されてロータリーエンコーダの1
ビツトの分解能に対応している。又マスク板14
は第3図に示すように8つのスリツト17a〜1
7hが設けられる。各スリツト17a〜17hの
幅は回転板の半径に対応して変化させ、外周では
狭く内側になるに従つて順次広くなるように構成
し、各スリツト17a〜17hの面積を同一とな
るようにしておくものとする。又回転板13のス
リツトも最外周の同心円のスリツト幅が細く内側
になるに従つて順次スリツト幅を太くなるように
構成するものとする。尚第1図では内側のスリツ
トとなるに従つて順次スリツトの角度が大きくな
るように構成されているが、各ビツトを分割すれ
ば同一のスリツト角度を有するように構成してお
くことはいうまでもない。
投光部15は第4図に示すように、電源から同
一の抵抗値を有する抵抗R5a〜R5hを介して
8個の発光ダイオードD2a〜D2hが夫々直列
接続されて構成されている。又受光部16は例え
ば図示のようにフオトトランジスタ18a〜18
hをオープンコレクタ接続とし、その出力端に波
形整形回路19a〜19hが接続されて構成され
る。
こうして構成されたロータリーエンコーダによ
れば、投光部15の発光ダイオードD2a〜D2
hの駆動電流を同一とすれば、スリツト板14及
び回転板13を介して与えられる投光部15の光
量は回転板の半径位置にかかわらず全てにビツト
について同一となる。従つてフオトトランジスタ
18a〜18hの回路定数等を全て同一にするこ
とができる。又夫々のフオトトランジスタ18a
〜18hの後段に接続される波形整形回路19a
〜19hは夫々同一の増幅率及び閾値を有する回
路とすることができる。従つて本考案では各ビツ
トについて同一の回路定数の投受光部とすること
ができ、1チツプ化した素子を用いることが可能
であり、ロータリーエンコーダを低価格化するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるロータリーエ
ンコーダに用いられる回転板を示す図、第2図は
本実施例のロータリーエンコーダの縦断面図、第
3図は本実施例のスリツト板を示す図、第4図は
その投受光部の回路構成を示す図、第5図は従来
のロータリーエンコーダのスリツト板、第6図は
従来のロータリーエンコーダの投受光回路、第7
図は従来の投受光回路の受光特性を示す図であ
る。 1,14……マスク板、2a〜2e,17a〜
17h……スリツト、3a〜3e,18a〜18
h……フオトトランジスタ、13……回転板、1
5……投光部、16……受光部、19a〜19h
……波形整形回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転軸に取付けられ複数の同心円に断続的にス
    リツトが形成されたスリツト板を有し、各同心円
    に投受光部が本体に固定されスリツトを有するマ
    スク板を介して対向して配置された光学式ロータ
    リーエンコーダにおいて、 前記スリツト板及びマスク板に形成されるスリ
    ツトは外周ではその幅を細く、内側になるに従つ
    て順次太く、各同心円について実質的に同一のス
    リツト面積を有するように構成したことを特徴と
    する光学式ロータリーエンコーダ。
JP14105286U 1986-09-12 1986-09-12 Expired JPH0447615Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14105286U JPH0447615Y2 (ja) 1986-09-12 1986-09-12

Applications Claiming Priority (1)

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JP14105286U JPH0447615Y2 (ja) 1986-09-12 1986-09-12

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Publication Number Publication Date
JPS6347223U JPS6347223U (ja) 1988-03-30
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JPH0774742B2 (ja) * 1988-07-12 1995-08-09 古野電気株式会社 ロータリーエンコーダ
JPH11183201A (ja) * 1997-12-19 1999-07-09 Yaskawa Electric Corp エンコーダ
JP5200550B2 (ja) * 2008-01-16 2013-06-05 株式会社ニコン 検出ユニット及びエンコーダ

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JPS6347223U (ja) 1988-03-30

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