JPH0447146B2 - - Google Patents
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- JPH0447146B2 JPH0447146B2 JP60014328A JP1432885A JPH0447146B2 JP H0447146 B2 JPH0447146 B2 JP H0447146B2 JP 60014328 A JP60014328 A JP 60014328A JP 1432885 A JP1432885 A JP 1432885A JP H0447146 B2 JPH0447146 B2 JP H0447146B2
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- JP
- Japan
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- intake passage
- load
- intake
- fuel
- branch
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- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 58
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 29
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 24
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 24
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 5
- 238000009834 vaporization Methods 0.000 description 4
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 description 4
- 238000000889 atomisation Methods 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000011049 filling Methods 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、低負荷用吸気通路の他に、高負荷時
にのみ吸気を供給する高負荷用吸気通路を備えた
エンジンの燃料噴射装置に関するものである。
にのみ吸気を供給する高負荷用吸気通路を備えた
エンジンの燃料噴射装置に関するものである。
(従来技術)
近時、燃費向上のため、リーン運転(大きな空
燃比の運転)が行われることが多くなつており、
このため、例えば特開昭56−148636号公報に示す
ように、各気筒の吸気行程に含ませて燃料噴射を
行うことにより成層化燃焼を得る等の工夫がなさ
れている。
燃比の運転)が行われることが多くなつており、
このため、例えば特開昭56−148636号公報に示す
ように、各気筒の吸気行程に含ませて燃料噴射を
行うことにより成層化燃焼を得る等の工夫がなさ
れている。
ところで、エンジンの吸気装置のなかには、各
気筒毎に低負荷用吸気通路と高負荷用吸気通路と
を備えて、高負荷用吸気通路に配設したシヤツタ
弁の開閉を制御することにより、低負荷時には低
負荷用吸気通路のみから流速の速い吸気を供給し
て運転性向上を図る一方、高負荷時には高負荷用
吸気通路からも吸気を供給して充填効率の向上を
図るようにしてたものがある。このようなエンジ
ンの吸気装置において、各気筒毎に1本の燃料噴
射弁のみによつて燃料を供給可能とするため、特
開昭58−48712号公報に示すように、全運転域に
おいて吸入空気が流れる低負荷用の吸気通路に対
して燃料噴射弁を設けるようにしたものがある。
気筒毎に低負荷用吸気通路と高負荷用吸気通路と
を備えて、高負荷用吸気通路に配設したシヤツタ
弁の開閉を制御することにより、低負荷時には低
負荷用吸気通路のみから流速の速い吸気を供給し
て運転性向上を図る一方、高負荷時には高負荷用
吸気通路からも吸気を供給して充填効率の向上を
図るようにしてたものがある。このようなエンジ
ンの吸気装置において、各気筒毎に1本の燃料噴
射弁のみによつて燃料を供給可能とするため、特
開昭58−48712号公報に示すように、全運転域に
おいて吸入空気が流れる低負荷用の吸気通路に対
して燃料噴射弁を設けるようにしたものがある。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、上述のように低負荷用吸気通路
に対してのみ燃料噴射弁からの燃料を供給するも
のにあつては、シヤツタ弁が開いた高負荷時に、
高負荷用吸気通路から吸気通路に対する燃料の混
合性が悪く、すなわち燃焼室内で燃料が部分的に
編在することとなり、出力、燃費、排気対策上不
利となる。
に対してのみ燃料噴射弁からの燃料を供給するも
のにあつては、シヤツタ弁が開いた高負荷時に、
高負荷用吸気通路から吸気通路に対する燃料の混
合性が悪く、すなわち燃焼室内で燃料が部分的に
編在することとなり、出力、燃費、排気対策上不
利となる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされた
もので、低負荷用吸気通路とシヤツタ弁が配設さ
れた高負荷用吸気通路とを備えたものにおいて、
低負荷時の燃焼安定性をより向上させると共に、
高負荷時の出力および燃費向上と排気対策上より
有利なエンジンの燃料噴射装置を提供することを
目的とする。
もので、低負荷用吸気通路とシヤツタ弁が配設さ
れた高負荷用吸気通路とを備えたものにおいて、
低負荷時の燃焼安定性をより向上させると共に、
高負荷時の出力および燃費向上と排気対策上より
有利なエンジンの燃料噴射装置を提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段、作用)
上記目的を達成するために、本発明において
は、低負荷時に閉弁されるシヤツタ弁が配設され
ると共に該シヤツタ弁下流において第1、第2の
分岐吸気通路に分岐され、該第1、第2の分岐吸
気通路を介して燃焼室にそれぞれ連通する高負荷
用吸気通路と、 前記シヤツタ弁の上流において前記高負荷用吸
気通路と分岐されると共に前記第1、第2の分岐
吸気通路の一方を介して前記燃焼室に連通され、
前記燃焼室に吸気のスワールを生成するように指
向された低負荷用吸気通路と、 前記シヤツタ弁下流側において前記高負荷用吸
気通路に配設され、吸気行程に同期して燃料を噴
射する燃料噴射弁と、 を備え、前記燃料噴射弁は、その噴口部延長線が
前記高負荷用吸気通路を横断して前記低負荷用吸
気通路の下流側開口部を通りかつ前記スワールの
旋回方向順方向となるように設定されている、 ことを特徴とするエンジンの燃料噴射装置とした
構成とされている。
は、低負荷時に閉弁されるシヤツタ弁が配設され
ると共に該シヤツタ弁下流において第1、第2の
分岐吸気通路に分岐され、該第1、第2の分岐吸
気通路を介して燃焼室にそれぞれ連通する高負荷
用吸気通路と、 前記シヤツタ弁の上流において前記高負荷用吸
気通路と分岐されると共に前記第1、第2の分岐
吸気通路の一方を介して前記燃焼室に連通され、
前記燃焼室に吸気のスワールを生成するように指
向された低負荷用吸気通路と、 前記シヤツタ弁下流側において前記高負荷用吸
気通路に配設され、吸気行程に同期して燃料を噴
射する燃料噴射弁と、 を備え、前記燃料噴射弁は、その噴口部延長線が
前記高負荷用吸気通路を横断して前記低負荷用吸
気通路の下流側開口部を通りかつ前記スワールの
旋回方向順方向となるように設定されている、 ことを特徴とするエンジンの燃料噴射装置とした
構成とされている。
このような構成とすることにより、低負荷時に
あつては、スワールに対して燃料が順方向に供給
されるため、スワールが助長される格好となつて
燃焼安定性がより向上される。また、高負荷時に
は、燃料は比較的大きな角度をもつて高負荷用吸
気通路を横断するので、この横断する際に高負荷
用吸気通路を流れる吸入空気に対しても燃料が十
分に混合されて、全体として燃料の霧化促進、均
一混合化が図られ、この結果、出力の向上、燃費
の向上とり、また排気ガス中の有害成分も減少さ
れることになる。しかも、この場合、低負荷用吸
気通路が連通する一方の分岐吸気通路において
は、低負荷用吸気通路から吸入される空気のスワ
ールを利用して、該一方の分岐吸気通路からの燃
料の気化のアシストがされる一方、低負荷用吸気
通路が連通しない他方の分岐吸気通路において
は、燃焼室に対して、より上流で、該他方の分岐
吸気通路の燃料と空気とが衝突され、該他方の分
岐吸気通路からの燃料の気化・霧化が十分促進さ
れることになる。このため、低負荷用吸気通路
と、シヤツタ弁が配設されると共に該シヤツタ弁
の下流において分岐する第1、第2分岐吸気通路
を有する高負荷用吸気通路とを備えたエンジンの
燃料噴射装置であつても、高負荷時においても燃
焼安定性を向上させることができることになる。
あつては、スワールに対して燃料が順方向に供給
されるため、スワールが助長される格好となつて
燃焼安定性がより向上される。また、高負荷時に
は、燃料は比較的大きな角度をもつて高負荷用吸
気通路を横断するので、この横断する際に高負荷
用吸気通路を流れる吸入空気に対しても燃料が十
分に混合されて、全体として燃料の霧化促進、均
一混合化が図られ、この結果、出力の向上、燃費
の向上とり、また排気ガス中の有害成分も減少さ
れることになる。しかも、この場合、低負荷用吸
気通路が連通する一方の分岐吸気通路において
は、低負荷用吸気通路から吸入される空気のスワ
ールを利用して、該一方の分岐吸気通路からの燃
料の気化のアシストがされる一方、低負荷用吸気
通路が連通しない他方の分岐吸気通路において
は、燃焼室に対して、より上流で、該他方の分岐
吸気通路の燃料と空気とが衝突され、該他方の分
岐吸気通路からの燃料の気化・霧化が十分促進さ
れることになる。このため、低負荷用吸気通路
と、シヤツタ弁が配設されると共に該シヤツタ弁
の下流において分岐する第1、第2分岐吸気通路
を有する高負荷用吸気通路とを備えたエンジンの
燃料噴射装置であつても、高負荷時においても燃
焼安定性を向上させることができることになる。
(実施例)
以下本発明の実施例を添付した図面に基づいて
説明する。
説明する。
第1図および第2図は本発明の第1実施例を示
すものである。これらの図において、1はエンジ
ン本体であつて、シリンダブロツク2、シリンダ
ヘツド3およびシリンダヘツドカバー4等で構成
されており、このエンジン本体1の各気筒5内に
はピストン6が装備され、このピストン6の上方
は燃焼室7が形成されている。この燃焼室7には
第1および第2の2つの吸気ポート8,9と排気
ポート10とが開口している。上記両吸気ポート
8,9にはそれぞれ吸気弁11(第2吸気ポート
側の吸気弁は図示せず)が装備され、吸気ポート
10には排気弁12が装備されており、これらの
弁は動弁機構13によつて作動され、それぞれ所
定のタイミングで各ポート8,9,10を開閉す
るようになつている。また燃焼室7には点火プラ
グ14が具備されている。
すものである。これらの図において、1はエンジ
ン本体であつて、シリンダブロツク2、シリンダ
ヘツド3およびシリンダヘツドカバー4等で構成
されており、このエンジン本体1の各気筒5内に
はピストン6が装備され、このピストン6の上方
は燃焼室7が形成されている。この燃焼室7には
第1および第2の2つの吸気ポート8,9と排気
ポート10とが開口している。上記両吸気ポート
8,9にはそれぞれ吸気弁11(第2吸気ポート
側の吸気弁は図示せず)が装備され、吸気ポート
10には排気弁12が装備されており、これらの
弁は動弁機構13によつて作動され、それぞれ所
定のタイミングで各ポート8,9,10を開閉す
るようになつている。また燃焼室7には点火プラ
グ14が具備されている。
また、16はサージタンク、17はサージタン
ク16に接続された気筒別の吸気管であり、上記
サージタンク16には、エアクリーナ18、エア
フローメータ15、スロツト弁19を介して外気
が導入されるようになつている。上記吸気管17
はシリンダヘツド3に連結され、この吸気管17
とシリンダヘツド3の内部所定範囲とにわたつて
共通吸気通路21が形成されており、シリンダヘ
ツド3内おいてこの共通吸気通路21の下流端側
から分岐されてそれぞれ高負荷用吸気通路となる
第1および第2の分岐吸気通路22,23が、前
記両吸気ポート8,9に連通している。上記共通
吸気通路21の所定位置にはこの共通吸気通路2
1を開閉するシヤツタ弁24が設けられており、
このシヤツタ弁24は、図外のアクチユエータに
より、所定負荷未満の低負荷運転領域で閉じられ
すなわち全閉もしくは微小開度に閉じられ、逆に
高負荷運転領域では開かれるようにしている。ま
たこのシヤツタ弁24より上流の共通吸気通路2
1所定箇所からは、低負荷用吸気通路としての第
3の分岐吸気通路25が分岐している。この第3
の分岐吸気通路25は比較的通路断面積が小さく
形成され、共通吸気通路21の下流側に沿つて設
けられており、その上流側の入口部分25aが上
記共通吸気通路21所定箇所に開口する一方、下
流端側の出口部分25bが、第1吸気ポート8の
近傍において第1の分岐吸気通路22の下流側の
出口部分と合流されている。そして、この出口部
分25bは、燃焼室7の円周方向に向かつて開
口、すなわち燃焼室7内に吸気のスワールを構成
すべく開口されている。
ク16に接続された気筒別の吸気管であり、上記
サージタンク16には、エアクリーナ18、エア
フローメータ15、スロツト弁19を介して外気
が導入されるようになつている。上記吸気管17
はシリンダヘツド3に連結され、この吸気管17
とシリンダヘツド3の内部所定範囲とにわたつて
共通吸気通路21が形成されており、シリンダヘ
ツド3内おいてこの共通吸気通路21の下流端側
から分岐されてそれぞれ高負荷用吸気通路となる
第1および第2の分岐吸気通路22,23が、前
記両吸気ポート8,9に連通している。上記共通
吸気通路21の所定位置にはこの共通吸気通路2
1を開閉するシヤツタ弁24が設けられており、
このシヤツタ弁24は、図外のアクチユエータに
より、所定負荷未満の低負荷運転領域で閉じられ
すなわち全閉もしくは微小開度に閉じられ、逆に
高負荷運転領域では開かれるようにしている。ま
たこのシヤツタ弁24より上流の共通吸気通路2
1所定箇所からは、低負荷用吸気通路としての第
3の分岐吸気通路25が分岐している。この第3
の分岐吸気通路25は比較的通路断面積が小さく
形成され、共通吸気通路21の下流側に沿つて設
けられており、その上流側の入口部分25aが上
記共通吸気通路21所定箇所に開口する一方、下
流端側の出口部分25bが、第1吸気ポート8の
近傍において第1の分岐吸気通路22の下流側の
出口部分と合流されている。そして、この出口部
分25bは、燃焼室7の円周方向に向かつて開
口、すなわち燃焼室7内に吸気のスワールを構成
すべく開口されている。
上記シヤツタ弁24より下流の共通吸気通路2
1には、1つの燃料噴射弁26が装備されてい
る。この燃料噴射弁26は、第1図に示すよう
に、共通吸気通路21の幅方向において、吸気ポ
ート8とは反対側に位置して、その噴口部26a
が、第3の分岐吸気通路25の下流側開口部25
bに指向されている。より具体的には、噴口部2
6aの延長線Xすなわち噴射燃料は、第1の分岐
吸気通路22を横断して、上記下流側開口部25
bを通るようになされており、しかも、燃焼室7
のほぼ接続をとなるようにされている。勿論、こ
の燃料噴射弁26から燃料噴射は、吸気弁11が
開いた吸気行程に行われるようになつている。
1には、1つの燃料噴射弁26が装備されてい
る。この燃料噴射弁26は、第1図に示すよう
に、共通吸気通路21の幅方向において、吸気ポ
ート8とは反対側に位置して、その噴口部26a
が、第3の分岐吸気通路25の下流側開口部25
bに指向されている。より具体的には、噴口部2
6aの延長線Xすなわち噴射燃料は、第1の分岐
吸気通路22を横断して、上記下流側開口部25
bを通るようになされており、しかも、燃焼室7
のほぼ接続をとなるようにされている。勿論、こ
の燃料噴射弁26から燃料噴射は、吸気弁11が
開いた吸気行程に行われるようになつている。
以上のような構成において、低負荷時には前記
シヤツタ弁24が閉じられることにより、高負荷
用吸気通路として第1および第2の分岐吸気通路
22,23への吸気の流入が阻止もしくは抑制さ
れ、吸気は主に低負荷用吸気通路としての分岐吸
気通路25を通り、その出口部分25bから第1
の分岐吸気通路22の下流端部および第1の吸気
ポート8を経て燃焼室7に送り込まれる。これに
よつて吸気通路が速められると共に、燃焼室7に
スワールが生じ、低負荷時における燃焼性の向上
に有利な吸気条件が与えられる。特に、噴射され
た燃料は、スワールSの旋回方向順方向となるの
で、この噴射燃料の勢いによつてスワールSがよ
り助長されることにもなつて、燃焼安定性が大き
く向上され、これによりより一層のリーン化を進
めることができる。
シヤツタ弁24が閉じられることにより、高負荷
用吸気通路として第1および第2の分岐吸気通路
22,23への吸気の流入が阻止もしくは抑制さ
れ、吸気は主に低負荷用吸気通路としての分岐吸
気通路25を通り、その出口部分25bから第1
の分岐吸気通路22の下流端部および第1の吸気
ポート8を経て燃焼室7に送り込まれる。これに
よつて吸気通路が速められると共に、燃焼室7に
スワールが生じ、低負荷時における燃焼性の向上
に有利な吸気条件が与えられる。特に、噴射され
た燃料は、スワールSの旋回方向順方向となるの
で、この噴射燃料の勢いによつてスワールSがよ
り助長されることにもなつて、燃焼安定性が大き
く向上され、これによりより一層のリーン化を進
めることができる。
また高負荷時には前記シヤツタ弁24が開かれ
ることにより、各分岐吸気通路22,23,25
から前記両吸気ポート8,9に吸気が送られて、
充填効率が高められることになる。特に、この高
負荷時には、燃料噴射弁26から噴射された燃料
が、高負荷用吸気通路となる第1の分岐吸気通路
22を横断するため、この横断途中において吸入
空気と良好に混合されることになる(第2の分岐
吸気通路23へ流れようとする吸入空気に対して
も同じ)。これにより、燃焼室7へ供給された混
合気は部分的に燃料が編在することなくほぼ全体
的に均一に存在することとなつて、完全燃焼を行
う上で好ましいものとなる。勿論、この完全燃焼
により、出力向上、燃費向上、排気ガス中の有害
成分減少が図られるものである。しかも、この場
合、第1の分岐吸気通路22においては、分岐吸
気通路25から吸入される空気のスワールを利用
して、該第1の分岐吸気通路22からの燃料の気
化のアシストがされる一方、第2の分岐吸気通路
23においては、燃焼室7に対して、より上流
で、該第2の分岐吸気通路23の燃料と空気とが
衝突され、該第2の分岐吸気通路23からの燃料
の気化・霧化が十分促進されることになる。この
ため、分岐吸気通路25と、シヤツタ弁24が配
設されると共に該シヤツタ弁24の下流において
分岐する第1、第2分岐吸気通路22,23を有
する高負荷用吸気通路とを備えたエンジンの燃料
噴射装置であつても、高負荷時においても燃焼安
定性を向上させることができることになる。
ることにより、各分岐吸気通路22,23,25
から前記両吸気ポート8,9に吸気が送られて、
充填効率が高められることになる。特に、この高
負荷時には、燃料噴射弁26から噴射された燃料
が、高負荷用吸気通路となる第1の分岐吸気通路
22を横断するため、この横断途中において吸入
空気と良好に混合されることになる(第2の分岐
吸気通路23へ流れようとする吸入空気に対して
も同じ)。これにより、燃焼室7へ供給された混
合気は部分的に燃料が編在することなくほぼ全体
的に均一に存在することとなつて、完全燃焼を行
う上で好ましいものとなる。勿論、この完全燃焼
により、出力向上、燃費向上、排気ガス中の有害
成分減少が図られるものである。しかも、この場
合、第1の分岐吸気通路22においては、分岐吸
気通路25から吸入される空気のスワールを利用
して、該第1の分岐吸気通路22からの燃料の気
化のアシストがされる一方、第2の分岐吸気通路
23においては、燃焼室7に対して、より上流
で、該第2の分岐吸気通路23の燃料と空気とが
衝突され、該第2の分岐吸気通路23からの燃料
の気化・霧化が十分促進されることになる。この
ため、分岐吸気通路25と、シヤツタ弁24が配
設されると共に該シヤツタ弁24の下流において
分岐する第1、第2分岐吸気通路22,23を有
する高負荷用吸気通路とを備えたエンジンの燃料
噴射装置であつても、高負荷時においても燃焼安
定性を向上させることができることになる。
(発明の効果)
本発明は以上述べたことから明らかなように、
低負荷時に、噴射燃料によりスワールの勢いが助
長されると共に、この燃料がスワールに効果的に
乗せられることになり、この結果燃焼安定性確保
やリーン化を行うことができる。
低負荷時に、噴射燃料によりスワールの勢いが助
長されると共に、この燃料がスワールに効果的に
乗せられることになり、この結果燃焼安定性確保
やリーン化を行うことができる。
また、高負荷時にも、燃料と吸入空気との混合
がより良好に行えて、出力や燃費向上さらには排
気対策上も有利なものが得られる。
がより良好に行えて、出力や燃費向上さらには排
気対策上も有利なものが得られる。
さらに、エンジンの燃料噴射装置が、シヤツタ
弁の下流において分岐する第1、第2分岐吸気通
路を有する高負荷用吸気通路を備えたエンジンの
燃料噴射装置であつても、高負荷時においても燃
焼安定性を向上させることができる。
弁の下流において分岐する第1、第2分岐吸気通
路を有する高負荷用吸気通路を備えたエンジンの
燃料噴射装置であつても、高負荷時においても燃
焼安定性を向上させることができる。
第1図は本発明の一実施例を示す平面図。第2
図は第1図の−線に沿つた断面図。 1……エンジン本体、5……気筒、7……燃焼
室、8,9……吸気ポート、17A……低負荷用
吸気通路、17B……高負荷用吸気通路、21…
…共通吸気通路、22,23……分岐吸気通路
(高負荷用吸気通路)、24……シヤツタ弁、25
……分岐吸気通路(低負荷用吸気通路)、26…
…燃料噴射弁、26a……噴口部、27……連通
口、S……スワール、X……燃料噴射方向。
図は第1図の−線に沿つた断面図。 1……エンジン本体、5……気筒、7……燃焼
室、8,9……吸気ポート、17A……低負荷用
吸気通路、17B……高負荷用吸気通路、21…
…共通吸気通路、22,23……分岐吸気通路
(高負荷用吸気通路)、24……シヤツタ弁、25
……分岐吸気通路(低負荷用吸気通路)、26…
…燃料噴射弁、26a……噴口部、27……連通
口、S……スワール、X……燃料噴射方向。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 低負荷時に閉弁されるシヤツタ弁が配設され
ると共に該シヤツタ弁下流において第1、第2の
分岐吸気通路に分岐され、該第1、第2の分岐吸
気通路を介して燃焼室にそれぞれ連通する高負荷
用吸気通路と、 前記シヤツタ弁の上流において前記高負荷用吸
気通路と分岐されると共に前記第1、第2の分岐
吸気通路の一方を介して前記燃焼室に連通され、
前記燃焼室に吸気のスワールを生成するように指
向された低負荷用吸気通路と、 前記シヤツタ弁下流側において前記高負荷用吸
気通路に配設され、吸気行程に同期して燃料を噴
射する燃料噴射弁と、 を備え、前記燃料噴射弁は、その噴口部延長線が
前記高負荷用吸気通路を横断して前記低負荷用吸
気通路の下流側開口部を通りかつ前記スワールの
旋回方向順方向となるように設定されている、 ことを特徴とするエンジンの燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60014328A JPS61175266A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | エンジンの燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60014328A JPS61175266A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | エンジンの燃料噴射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61175266A JPS61175266A (ja) | 1986-08-06 |
JPH0447146B2 true JPH0447146B2 (ja) | 1992-08-03 |
Family
ID=11858000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60014328A Granted JPS61175266A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | エンジンの燃料噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61175266A (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5956322U (ja) * | 1982-10-07 | 1984-04-12 | 日産自動車株式会社 | 燃料噴射式内燃機関 |
-
1985
- 1985-01-30 JP JP60014328A patent/JPS61175266A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61175266A (ja) | 1986-08-06 |
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