JPH0447069A - 軽量気泡コンクリートの現場混練ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は軽量気泡コンクリ− ニットに関するものである。

トの現場混練ユ 〈従来の技術〉 硬化後のコンクリート躯体の軽量化を図ることを主な目
的として、生コンクリートに気泡を混練して製造する方
法がある。

従来、作業現場において、生コンクリートと気泡とを混
練する場合は、ミキサー車により生コンクリートを現場
へ搬入し、現場に据付の発泡設備によって気泡を製造し
、直接ミキサー車内に気泡を投入し、ミキサーの回転に
より撹拌して、軽量気泡コンクリートを製造していた。

〈本発明が解決しようとする問題点〉 前記した従来の軽量気泡コンクリートの現場混練技術に
は、次のような問題点が存在する。

〈イ〉直接、ミキサー車内に気泡を投入して撹拌するた
め、気泡を投入する容積分だけ、生コンクリートの一回
の搬入量が減少する。

例えば、４．ＥＭの容量を有するミキサー車において、
生コンクリートと気泡の割合が等しい軽量コンクリート
を製造する場合には、生コンクリ−トの一回の搬入量は
、２．２５−となり、ミキサーの容量の半分しか搬入す
ることができない。

〈口〉ミキサー内に、気泡を含有したコンクリートが付
着して残ってしまう。

そのため、通常の気泡を含まないコンクリートを製造す
る場合、ミキサー内に残った気泡コンクリートと混練さ
れてしまい、コンクリートの品質管理上問題がある。

〈ハ〉生コンクリートと気泡は、品質管理上、十分に混
練する必要がある。

しかし、ミキサー車には、十分な混線能力がないため、
高品質な軽量気泡コンクリートの製造が困難である。

〈本発明の目的〉 本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、生コンクリートの搬入効率を向上させ、かつ高
品質な軽量気泡コンクリートを製造することができる、
軽量気泡コンクリートの現場混練ユニットを提供するこ
とを目的とする。

〈問題点を解決するための手段〉 即ち本発明は、生コンクリートと気泡を投入して混練す
るミキサーと、ミキサー内に投入する気泡を製造する装
置と、生コンクリートをミキサー内に投入し、かつミキ
サー内から所定の場所に供給する搬送装置と、前記各装
置に電力を供給する発電機と、前記各装置の運転を制御
する制御盤とよりなる、軽量気泡コンクリートの現場混
練ユニットである。

〈本発明の説明〉 以下、本発明の詳細な説明する。

〈イ〉ミキサー ミキサー１は、生コンクリートと気泡を投入して混練す
る箱型等の混線装置である。

ミキサー１には、十分な混練能力を有するものを使用す
る。

〈口〉気泡製造装置 気泡製造装置２は、ミキサー１内に投入する気泡を製造
する公知の装置である。

この気泡製造装置２には、発泡原液撹拌槽２１、コンプ
レッサー２２、発泡機２３が連結さている。

発泡機２３には、例えば特開昭６３−１５６５２６号公
報に記載された構造のものを用いることができる。

即ち、筒体内に耐水性の微小球体を密に充填し、筒体の
一端から加圧した気体と液体を同時に圧入し、他端から
噴出させて発泡させる装置などである。

そして、発泡原液撹拌槽２１からは発泡原液が、コンプ
レッサー２２からは空気が気泡製造装置２内に供給され
、発泡原液と空気との混合体を、発泡機２３によって所
定の発泡倍率で発泡させることができる。

くハ〉搬送装置 搬送装置は、゛生コンクリートをミキサー１内に投入す
るフィーダ３と、ミキサー１内から所定の場所に供給す
るコンベア３１とによって構成される。

フィーダ３は、打設気泡コンクリートの比重に合わせて
、ミキサー１内に生コンクリートを定量供給することが
できる構造になっている。

フィーダ３の駆動は、油圧モータあるいはインバーター
駆動を採用するとよい。

コンベア３１は、ミキサー１の混線能力に合わせて、自
動的に打設場所への供給能力を増減できるものを採用す
る。

また、コンヘア３１には、スクリューコンベア等を用い
　ミキサー１での混練不足を補うように構成するとよい
。

〈二〉発電機 発電機４は、前記各装置に電力を供給できる容量を有し
ており、コンプレッサー２２の容量は、気泡製造装置２
の容量に合わせである。

〈ホ〉制御盤 制御盤５は、前記各装置の運転を制御する装置である。

〈へ〉搭載車 搭載車６は、上記の全装置を搭載する車両である。

例えば、８ｔユニツク車等を使用するとよい。

なお、搭載車６には、各装置の積み降ろし用のクレーン
６１を装備する。

〈混練方法〉 次に、上記のように構成した本発明の混線ユニットを用
いて、作業現場において、軽量気泡コンクリートを混練
する方法を説明する。

くイ〉混線ユニットの移動、設置 搭載車６上に全装置を搭載し、作業現場まで移動する。

そして、各装置をクレーン６１で所定の位置に降ろして
、第２図に示すようにセットする。

なお、発電機４とコンプレッサー２２は、搭載車６上に
搭載したままでもよい。

〈口〉生コンクリートと気泡の混線 各装置のセットが終了した後、容量−杯の生コンクリー
トを搬入したミキサー車７から、生コンクリートをフィ
ーダ３内に供給する。

フィーダ３は、打設軽量気泡コンクリートの比重に合わ
せて、ミキサー１に生コンクリートを定量供給する。

一方、制御盤５を操作して、気泡製造装置２と発泡機２
３によって、発泡倍率と気泡量を、打設軽量気泡コンク
リートの比重に合わせて調節した後、発泡機２３からミ
キサー１内に気泡を投入する。

ミキサー１内では、生コンクリートと気泡を十分混線す
る（１〜２分）。

そして、混練された気泡コンクリートを、コンベア３１
を介してポンプ車８等に供給し、打設箇所に圧送する。

〈本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるので、次のような効果
を期待することができる。

〈イ〉従来技術は、直接、ミキサー車内に気泡を投入し
て撹拌するため、気泡を投入する容積分だけ、生コンク
リートの一回の搬入量が減少する。

それに対して本発明は、混練ユニットを構成するミキサ
ー内において、生コンクリートと気泡を混練するもので
あり、従来のようにミキサー車内に直接気泡を投入する
構造ではない。

そのため、ミキサー車の全容量分の生コンクリートを一
回に搬入することができ、搬入効率を向上させることが
できる。

〈口〉従来技術は、ミキサー内に、気泡を含有したコン
クリートが付着し、通常の気泡を含まないコンクリート
を製造する場合、ミキサー内に残った気泡コンクリート
と混練されてしまい　コンクリートの品質管理上問題が
ある。

しかし本発明の場合は、前述のようにミキサー車内に直
接気泡を投入する構造ではないため、上記のような品質
管理上の間組が発生しない。

〈ハ〉生コンクリートと気泡は、品質管理上、十分に混
練する必要があるが、ミキサー車には、十分な混練能力
がないため、高品質な軽量気泡コンクリートの製造が困
難である。

それに対して本発明は、十分な混線能力を有するミキサ
ーにより、生コンクリートと気泡を混線するため、高品
質な軽量気泡コンクリートを製造することができる。

〈二〉本発明の混練ユニットは、搭載車に搭載できるよ
う構成されている。

そのため、作業現場への移動を容易に行うことができ、
作業性の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図二本発明の混線ユニットを搭載車上に搭載した状
態の説明図 第２図：混練ユニットの設置状態を示す説明図第３図：
フローチャートの説明図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）生コンクリートと気泡を投入して混練するミキサ
   ーと、 ミキサー内に投入する気泡を製造する装置と、生コンク
   リートをミキサー内に投入し、かつミキサー内から所定
   の場所に供給する搬送装置と、前記各装置に電力を供給
   する発電機と、 前記各装置の運転を制御する制御盤とよりなる、 軽量気泡コンクリートの現場混練ユニット。