JPH0447033Y2 - - Google Patents

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JPH0447033Y2
JPH0447033Y2 JP1985074745U JP7474585U JPH0447033Y2 JP H0447033 Y2 JPH0447033 Y2 JP H0447033Y2 JP 1985074745 U JP1985074745 U JP 1985074745U JP 7474585 U JP7474585 U JP 7474585U JP H0447033 Y2 JPH0447033 Y2 JP H0447033Y2
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pipe
lug
vertical pipe
stem
seat
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自転車用フレームの組みつけに使用さ
れるシートラグの画期的改良に関し、自転車フレ
ームの組みつけに際し、立パイプと上パイプある
いはバツクホークとの結合を容易とするとともに
フレームの組みつけ精度ならびに強度の著しい向
上、ならびに車体の軽量化をはかることを目的と
する。
(従来の技術) 従来公知の自転車用フレームは、たとえば特開
昭57−7776号にも示されているように、立パイプ
やシートパイプ等に対して印籠状に結合させるた
めの突出部を有するところのシートラグやハンガ
ーラグ、ヘツドラグ、バツクエンド等の各結合部
品を配置し、これらを立パイプ、上パイプ、下パ
イプ、バツクホーク等の各接続部材により相互に
位置合わせした後1個所ずつ順次ろうづけ溶接し
て一体化させていた。
(考案の解決すべき問題点) ところがかかる従来のものにあつては、シート
ラグをはじめとし、ハンガーラグ、あるいはヘツ
ドラグ、バツクエンド等の各結合部品がいずれも
複雑な形状を呈し、それらの加工に多くの工数を
要する。その結果シートラグにあつても立パイプ
や上パイプ、およびバツクホークとの接合のため
の各突出部の突出方向(角度)の精度保持が難し
く、組みつけに際して多くの困難性と熟練性を要
していた。
たとえばシートラグを固定し、これに立パイプ
の一端を正確に位置合わせしてろうづけ溶接した
後、さらに上パイプの一端を位置合わせおよび角
度調節をして同じくこれにろうづけ溶接する作業
は多くの工程数と熟練を要し、製品欠陥が多くな
るばかりか規定の精度を保つことが難しく、その
結果フレームの強度維持の面において必ずしも十
分ではない。
(問題点を解決するための手段) 種々の問題点を解決し、とくにシートラグにお
ける各突出部の突出方向の精度を向上させるよう
にしたものであつて、具体的には上方にシートポ
ストを挿通保持可能とするとともに、立パイプお
よび上パイプ、あるいは立パイプ、上パイプおよ
びバツクホーク等の各接続部材との接続方向に向
けてそれぞれ突設した支持部を有し、しかも該支
持部にはこれと接続すべき上記接続部材の先端部
に嵌着可能な接続用ステムを先端に有するアーム
を、溶接等により一体的に接合させたことを特徴
とするシートセツトラグに関する。
(実施例) 以下において本考案の具体的な内容を図示の一
実施例をもとに説明すると、1は鋳造等により一
体成型されたシートセツトラグを示し、上方にシ
ートポスト(図示省略)を挿通するための保持孔
2を有するとともに、該保持孔2の長手方向に沿
つて割り溝3を有し、さらに該割り溝をはさむ左
右両端縁部には一対の締付用環体4a,4bが対
設されており、この締付用環体4a,4bにその
一側からボルトを挿通し、反対側からナツトによ
り締め付けることにより保持孔2内に挿通された
シートポストを周方向から圧搾してシートセツト
ラグ1に一体的に保持させる。
さらにシートセツトラグ1には斜め下方に、立
パイプとの接続方向に向けて突設させた支持部1
a、および水平方向に上パイプとの接続方向に向
けて突設させた支持部1bを鋳造などにより一体
成型する。さらに上記の各支持部1a,1bに
は、先端に接続用ステム5a,6aを有するアー
ム5および6が、それぞれ立パイプ、あるいは上
パイプとの接続方向に向けて溶接や接着等の接合
手段により取り付けられる。さらにシートセツト
ラグ1の本体部分の左右両側面には、先端に接続
用ステム7aを突設させた支持部7が、その先端
を後方に略平行にバツクホークとの接続方向に向
けて溶接などの手段により一体的に取り付けられ
る。なお上記した各接続用ステム5a,6a,7
aは、アーム5,6,7に対して段差を設け、こ
れらと接続すべき立パイプ、上パイプおよびバツ
クホークの各接続部材の内径に略一致する外径と
なるように設定される。
尚、本案実施例においては、接続用ステム5
a,6a,7aと立パイプ、上パイプイプおよび
バツクホークとの連結合を所謂印籠継ぎとしたも
のであるが、必ずしもこれに限定されるものでは
なく、たとえば上記立パイプ、上パイプ等の結合
端縁部に割り溝部を形成し、他方の接続用ステム
側にはこの割り溝部内に嵌合する種々の形状の接
続用ステムを形成して相互に一体となるべく連結
合させるようにすることもできるほか、既述した
各アーム5,6,7そのものを接続用ステムにし
てもよい。
さらに上記したシートセツトラグの接続用ステ
ムは、これを接続すべき立パイプ、上パイプ等の
端部内周面内に挿通すべく突出させた構成とした
ものであるが、逆に立パイプ、上パイプ等の接続
端に接続用のステムを突出させ、シートセツトラ
グ側にはアーム5,6,7の接続端に上記ステム
を受容する凹部を形成するようにしてもよい。
(作用) 上記した実施例の構成において、シートセツト
ラグ1に対し、先端に接続用ステム5a,6a,
7aを有するアーム5,6,7を支持部1a,1
b、あるいはシートセツトラグ1の本体部分の側
面に、それぞれ取り付け方向・角度を充分に調節
して位置合わせした後、溶接などの手段により一
体的に取り付ける。さらにそのアーム5の接続用
ステム5aに立パイプ8を、アーム6の接続用ス
テム6aに上パイプ9を、さらにアーム7の接続
用ステム7aにバツクホーク10を、それぞれ印
籠継ぎ方式により挿通嵌合させて組みつけた後、
その各部をろうづけ溶接、圧入、ボルト止め、接
着剤等の接着手段により相互に一体的に連結合さ
せる。
さらに上記した立パイプ8、上パイプ9等の他
端側は、本案と同様にその接続方向に向けてそれ
ぞれアーム12,13,14およびその接続用ス
テム12a,13a,14aを有するハンガーセ
ツトラグ11と、アーム17,18およびその接
続用ステム17a,18aを有するヘツドセツト
ラグ16と、アーム20,21およびその接続用
ステム20a,21aを有するバツクエンドセツ
ト19とをそぞれ下パイプ22、およびチエーン
ステー23を介して順次組みつけた後、同じくろ
うづけ溶接等により一体に結合させる。
尚、上記したハンガーセツトラグ11、ヘツド
セツトラグ16、バツクエンドセツト19につい
ては必ずしも接続用ステムを備えている必要はな
く、従来通りの構成のものを用いて組みつけるよ
うにしてもよい。
さらにアーム5,6,7および該アームに一体
構造とされる接続用ステム5a,6a,7aの断
面形状を任意に変化させることにより、たとえば
楕円、菱形等種々の断面形状を有するフレーム接
続部材を用いることができるのみならず、シート
セツトラグ1の外面に種々の装飾的なデザインを
施し、あるいは逆に接合部としてのシートラグ特
有のラインを除去したシンプルな仕上げ面とする
ことも可能である。
さらに上記した実施例においてはダイヤモンド
形という最も一般的な自転車フレーム構造に適用
させる場合について説明したが、必ずしもこれに
限定されるものではなく、他にスタツガード形、
ループ形、あるいはH形、U形、L形その他種々
のフレーム構造の組付けにも適用できることは勿
論である。
(考案の効果) 本考案は上記したように、上方にシートポスト
を挿通保持可能とするとともに、立パイプおよび
上パイプ、あるいは立パイプ、上パイプおよびバ
ツクホーク等の各接続部材との接続方向に向けて
それぞれ突設した支持部を有し、しかも該支持部
にはこれと接続すべき上記接続部材の先端部に嵌
着可能な接続用ステムを先端に有するアームを、
溶接等により一体的に接合させたものであるため
に、立パイプや上パイプなどの接合用の突出部を
鋳造などにより一体成型する場合に比して、各突
出部の突出方向(角度)の精度が極めて良好とな
り、そのために立パイプ、上パイプ等の各フレー
ム部材との結合に際し、相互の面倒な位置合わせ
の必要がなく、また格別の熟練を要しないばかり
かコストを低減させ、さらに各部品相互の組付工
程数を大幅に減少させることができ、しかも組み
付け後のフレーム精度ならびに強度を著しく向上
させることができる。
また一体に設けられた接続用ステムはアームと
の間に段差をつけてその外径を接続すべきフレー
ム部材(パイプ)の内径と略同径としたために印
籠継ぎした場合において、上記フレーム部材を比
較的薄肉のものを使用することによつてその両端
部は接続用ステムに重合された分だけ結果的に厚
肉となるために、従来は高級車のフレームにしか
使用されなかつたバテツトチユーブ(パイプの左
右両端部の厚みを比較的大きくするとともに中央
部を薄肉にしてフレームの重量軽減をはかるよう
にしたフレーム部材)の使用と同じ効果をきわめ
て簡便に実現できる。
さらに各アームおよび接続用ステムの断面形状
を任意に変えて楕円、菱形その他の種々の断面形
状をしたフレーム部材を用いることができ、さら
に各基本部材の表面には第3図にも示したように
従来構造の接続部を模倣した種々のラインあるい
は装飾を施すことができるほか、逆にたとえばラ
インや角部の全く存しないシンプルな表面に仕上
げることも可能となる等、意匠的に従来の常識を
破つた自転車フレームを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるシートセツト
ラグの側面図、第2図は第1図における中央縦断
面図、第3図は本案のシートセツトラグを使用し
て組みつける場合の一例を示した自転車フレーム
の分解図である。 1……シートセツトラグ、2……保持孔、3…
…割り溝、4a,4b……締付用環体、5,6,
7……アーム、5a,6a,7a……接続用ステ
ム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方にシートポストを挿通保持可能とするとと
    もに、立パイプおよび上パイプ、あるいは立パイ
    プ、上パイプおよびバツクホーク等の各接続部材
    との接続方向に向けてそれぞれ突設した支持部を
    有し、しかも該支持部にはこれと接続すべき上記
    接続部材の先端部に嵌着可能な接続用ステムを先
    端に有するアームを、溶接等により一体的に接合
    させたことを特徴とするシートセツトラグ。
JP1985074745U 1985-05-20 1985-05-20 Expired JPH0447033Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985074745U JPH0447033Y2 (ja) 1985-05-20 1985-05-20

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JP1985074745U JPH0447033Y2 (ja) 1985-05-20 1985-05-20

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JPS61189895U JPS61189895U (ja) 1986-11-26
JPH0447033Y2 true JPH0447033Y2 (ja) 1992-11-06

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ID=30615321

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