JPH0446996Y2 - - Google Patents

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JPH0446996Y2
JPH0446996Y2 JP19918984U JP19918984U JPH0446996Y2 JP H0446996 Y2 JPH0446996 Y2 JP H0446996Y2 JP 19918984 U JP19918984 U JP 19918984U JP 19918984 U JP19918984 U JP 19918984U JP H0446996 Y2 JPH0446996 Y2 JP H0446996Y2
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welding
bumper
welding flange
air intake
intake opening
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JP19918984U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、特に車両の樹脂製バンパの補強に使
用する補強ビームに関するものである。
(従来の技術) 車両の樹脂製バンパにおいては、その強度を高
めるため、裏面に補強ビームを配設することが通
常行われているが、従来この補強ビームは第3図
に示すように断面コ字形でその上下両辺の後端を
夫々スポツト溶接等の溶接用フランジ部1′a,
1′aとしたアウタービーム1′と、平板状でその
上下両端を後方へ屈曲させて溶接用フランジ部
2′a,2′aを形成したインナービーム2′とを、
両溶接用フランジ部1′a,2′aにおいてスポツ
ト溶接S,S…等により接合して補強ビーム3′
を構成し、あるいは第4図に示すように、断面コ
字形でその上下両辺の後端を夫々外方へ屈曲させ
て溶接用フランジ部1″a,1″aを形成したアウ
タービーム1″と、平板状でその上下両端を溶接
用フランジ2″a,2″aとしたインナービーム
2″とをスポツト溶接S,S…等により接合して
補強ビーム3″を構成し、この補強ビーム3′ある
いは3″をバンパ4の裏面のリブ4a,4b間に
配設するとゝもに、この裏面に固着したシヨツク
アイソレータ5,5(第2図参照)で衝突エネル
ギーを吸収するようにしたものが一般的であつ
た。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記第3図に示すものは強度的
に弱いばかりでなくアウタービーム1′及びイン
ナービーム2′の溶接用フランジ部1′a及び2′
aがボデイ方向に向いているため、衝突時のスト
ロークを考えた場合、ボデイ等とのクリアランス
が不利となつてしまう。また第4図に示すもの
は、クリアランスは確保するものゝ、通常バンパ
4の少なくとも一方のリブ4b側にはエアーイン
テエイク開口部4cが形成されているため、この
リブ4b側の溶接用フランジ部1″a,2″aが外
方に突出してこのエアーインテエイク開口部4a
を塞ぎ、エアーフローの妨げとなつてしまう。
即ち、従来のバンパ用補強ビームにおいては、
限られたスペースでビーム強度や冷却等の性能を
満足させることが難しく、そのため衝突時のシヨ
ツクアイソレータストロークと補強ビーム自体の
撓みとの合計であるビームストロークを抑えるべ
くレインフオースやガセツト等の追加による重量
アツプや、冷却性能を確保すべくバンパへの冷却
用穴の追加によるデザイン形状の変更等の問題が
あるのが現状であつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記に鑑み、低速衝突(FMVSS
Part581 ベース)時のストロークスペースを確
保するとゝもに、冷却風導入を妨げることなく補
強度を維持し、且つスポツト溶接等の溶接による
組立作業を悪化させることのないものを提供せん
として案出されたもので、バンパに形成したエア
ーインテエイク開口部を構成するリブの近傍に位
置するアウタービームとインナービームとの溶接
用フランジ部を、該リブの内面より内方で且つ前
記インナービームの後面より前方に設けたもので
ある。
(作用) 而して、補強ビームのエアーインテエイク開口
部側の溶接用フランジ部を、これを構成するリブ
の内方に位置せしめて、これがエアーフローの邪
魔となることを防止するとゝもに、これがボデイ
方向に突出することを防止してストロークスペー
スを確保し、更に必要断面を確保して強度の維持
を図るようにしたものである。
(実施例) 第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すも
ので、アウタービーム1とインナービーム2とで
補強ビーム3が構成されているとゝもに、この補
強ビーム3はバンパ4の裏面のリブ4a,4b間
に配設され、衝突エネルギーを吸収するためのシ
ヨツクアイソレータ5,5の先端に固着されてい
る。
アウタービーム1は断面コ字状で、その上辺の
後端は上方に屈曲させて溶接用フランジ部1a
が、またバンパ4に形成したエアーインテエイク
開口部4c側である下辺後端には断面山形に屈曲
させ上方に向け突出させて溶接用フランジ部材b
が夫々形成され、この溶接用フランジ部1bはエ
アーインテエイク開口部4cを構成するリブ4b
の内方(上方)に位置するよう構成されている。
このように溶接用フランジ部1a,1bを屈曲形
成することにより、必要な断面を確保し十分な強
度を維持するのである。
インナービーム2は平板状の板体で、その上端
を溶接用フランジ部2aとするとゝもに、エアー
インテエイク開口部4c側である下端には断面山
形に屈曲されバンパ4の方向に向け突出させて溶
接用フランジ部2bが形成され、この溶接用フラ
ンジ部2bはインナービーム2の後面より前方に
位置するよう構成されている。
このようにアウタービーム1及びインナービー
ム2のエアーインテエイク開口部4c側である下
方溶接用フランジ部1b及び2bを夫々内方(上
方)及び前方に突出した断面山形に屈曲させるこ
とにより、ここが外方(下方)に突出してエアー
インテエイク開口部4aが塞がれて、エアーフロ
ーの妨げとなつたり、ボデイ方向に突出してボデ
イ等6とのストロークスペースWが狭くなつてし
まうことを防止するのである。
そして、アウタービーム1及びインナービーム
2の上方溶接用フランジ部1a,2a及び下方溶
接用フランジ部1b,2bを夫々当接させ、ここ
を夫々スポツト溶接S,S…等の溶接により接合
して、補強ビーム3を構成しているのである。
(考案の効果) 本考案は上記のような構成であるので、補強ビ
ーム、特にアウタービームの形状により必要な断
面を確保して必要な強度を維持しつゝ、ストロー
クスペースの確保、冷却用導入路の確保を図るこ
とができる。しかも、安価に製作することができ
るばかりでなく、スポツト溶接等による組立て作
業を容易に行うことができる。
更に、レインフオースやガセツト等の追加によ
る重量アツプを防止するとゝもに、冷却性能を確
保すべくバンパへの冷却用穴を追加する必要はな
いのでデザイン上の拘束を減少させることができ
るといつた諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、
第1図は中央縦端面図(第2図−線端面図)、
第2図は分解斜視図、第3図及び第4図は夫々異
なる従来例を示す中央縦端面図である。 1……アウタービーム、1a,1b……同溶接
用フランジ部、2……インナービーム、2a,2
b……同溶接用フランジ部、3……補強ビーム、
4……バンパ、4a,4b……同リブ、4c……
同エアーインテエイク開口部、5……シヨツクア
イソレータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バンパに形成したエアーインテエイク開口部を
    構成するリブの近傍に位置するアウタービームと
    インナービームとの溶接用フランジ部を、該リブ
    の内面より内方で且つ前記インナービームの後面
    より前方に設けたことを特徴とするバンパ用補強
    ビーム。
JP19918984U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0446996Y2 (ja)

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JP5617681B2 (ja) * 2011-02-22 2014-11-05 三菱自動車工業株式会社 車両用バンパ
JP6802543B2 (ja) * 2017-03-28 2020-12-16 株式会社ワイテック 自動車の前部車体構造

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