JPH0446737A - 割出しテーブルのクランプ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はＮＣインデックステーブル（割出しテーブル）
の新規なりランプ装置に関するものである。

「従来技術と問題点」 割出しテーブル、取り分けＮＣインデックステーブルは
、その割出し精度が０．００１’割出しまで可能であり
、割出し動作後のクランプ時にこの割出し精度を崩さな
いようにクランプすることが望まれる。

ところで、上記クランプ装置を見ると、テーブルを上下
に微動させて噛合いリングを係合させる方式のものと、
テーブルを上下させることなく噛合いリングを係合させ
てクランプする方式が提案されている。

上記各方式の欠点は、テーブルを上下微動させたり、噛
合いリングの係合時にテーブルが微量ながら円周方向く
割出し方向）にズレることである。そこで、バンドブレ
ーキ式のようなブレーキ装置で割出しテーブルをクラン
プする方法も提案できるが、クランプ力が劣るほか、ワ
ーク加工時に発生する外力を受は応えられない欠点があ
る。

「発明が解決する課題と手段」 本発明は上記従来方式のクランプ装置が持つ問題点に鑑
みてなされたもので、割出しテーブルのクランプ外周面
にリング状油圧クランプ機構を設けた新規なりランプ装
置を提供することを目的と課題とする。

その目的及び課題を解決するための具体的手段は、割出
しテーブルにクランプ外周面を設けると共に、該クラン
プ外周面に狭圧環を微量の隙間にて嵌合装備させ、上記
狭圧環はリング状シリンダを備えてこの内周壁面を形成
し、油圧によるリング状シリンダへの加圧で前記狭圧環
がクランプ外周面を挾圧握持するように構成したクラン
プ装置である。

「作用」 しかして、割出しテーブルの割出し動作時は、油圧を解
除して狭圧環の歪みをなくしてテーブルのクランプ力を
解除する。また、テーブルのクランプ時はリング状シリ
ンダへの油圧の加圧で狭圧環がクランプ外周面側へ収縮
してテーブルを強固にクランプし、このクランプ時にテ
ーブルの割出し角度をズラスことなく高精度で強力なり
ランプが行える。

「実施例」 以下、本発明のクランプ装置を図面の簡単な説明する。

図において、１は割出しテーブル（インデックステーブ
ル）２の全体を支持する基体（ベース）で、この下側内
部にはＮＣ制御される割出駆動部やテーブル２の支持部
材などを備えている。本発明においては、割出しテーブ
ル２の中腹部に円筒状のクランプ外周面２ａを設け、こ
のクランプ外周面２ａに微量の隙間（例えば０．１〜０
．２ｍｍ）でもって狭圧環４を嵌合装備させている。こ
のため、割出しテーブル２は、常には狭圧環４と接触す
ることな（旋回することが出来る。３は上記狭圧環４の
外周に一体嵌着するリング状シリンダで、Ｏリングなど
で気密性を保持しており、ボルト８により基体１の上面
に固設されている。しかして、上記リング状シリンダ３
とこの内周面壁面を形成する狭圧環４とでシリンダ室Ｃ
を形成する。６はリングホルダで、両部材３．４間を一
体的に保持すべくボルト５及び止めどスフで固定されて
いる。上記シリンダ室Ｃへは油通路ａにより油圧源と連
絡され、油圧ＯＰが付与されるとシリンダ室内が加圧さ
れて狭圧環４を内径側（クランプ外周面２ａ側）へ収縮
（歪ませ）し、この歪みで前記両部材４，２ａの隙間を
無くして狭圧環の内周面４ａがクランプ外周面２ａを強
固にクランプ（握持）する関係構成になっている。また
、油圧力ＯＰを解除すれば狭圧環が復元し、再び隙間を
生じる。

次に、上記クランプ力を具体的な数値により紹介する。

油圧カニ　Ｐ＝５０Ｋｇ／ｃｍ”、応カニａ＝Ｐｒ／Ａ
　　（Ｄ−２ｒ）、Ｄ、＝φ４５０ｍｍ、Ｄ、＝φ４６
０ｍｍ。

Ｌ＝３０ｍｍ、ｔ＝ａ／Ｅ、　ΔＤ＝εＸφＤ１とする
。

応力は、ａ＝ｏ、５Ｘ２２５／ｌＸ５＝２２．５Ｋｇ／
ｍｍε＝２２．５／２１０００＝１．０７＋４２Ｘ　１
０″！ΔＤ＝０．４８２１ｍｍ　・・・歪み量上記寸法
条件において、狭圧環４は、その内径を０．４８２１ｍ
ｍ縮み得ることになる。一方、部材２ａ、４ａ間の隙間
を径差で０．２ｍｍに設定すると、狭圧環の縮み途上で
クランプ外周面を余裕をもってクランプすることになる
。この時のクランプ力は、Ｐ＝単径径面積当の圧力（ｐ
）×面積（ｓ）から、Ｐ＝０．５１ｇ／ｍｍ’ＸπＸ４
６０Ｘ３０＝２１６７６．９８８Ｋｇとなる。

外部からテーブル２に回転する力が作用した時、Ｄ、＝
φ４５０の掻上で円周方向に働くテーブルの把持力Ｆは
、Ｆ＝ＰＸ０．２（摩擦係数）の式から、Ｆ＝４３３５
．３９７６Ｋｇとなる。またトルクＴでは、Ｔ＝０．２
２５ｍＸＦから、Ｔ＝９７５Ｋｇｍとなる。

面、本発明は、上記一実施例に限定されることなく、そ
の要旨内での設計変更が自由に出来ること勿論である。

「効果」 本発明によるときは、割出しテーブルにクランプ外周面
を設けると共に、該クランプ外周面に挾圧環を微量の隙
間にて嵌合装備させ、前記挾圧環はリング状シリンダを
備えてこの内周壁面を形成し、油圧による前記リング状
シリンダへの加圧で萌記挾圧環がクランプ外周面を挾圧
握持するように構成したから、クランプ時に割出しテー
ブルの割出し位置（角度）をズラスことなく高精度にし
て且つ強固にクランプできるほか、アンクランプも油圧
の解除だけで良く、クランプ装置全体を安価に且つシン
プルな構造で構成できる利点を有す。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の割出しテーブルクランプ装置を示す実施
断面図である。 １・・・基体、２・・・割出しテーブル、２ａ・・クラ
ンプ外周面、３・・・リング状リンダ、４・・挾圧環、
１０・・・クランプ機構、Ｃ・・・シリンダ室、ＯＰ・
・・油圧、Ｐ・・・クランプ力。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、割出しテーブルにクランプ外周面を設けると共
   に、該クランプ外周面に挾圧環を微量の隙間にて嵌合装
   備させ、前記挾圧環はリング状シリンダを備えてこの内
   周壁面を形成し、油圧による前記リング状シリンダへの
   加圧で前記挾圧環がクランプ外周面を挾圧握持するよう
   に構成したことを特徴とする割出しテーブルのクランプ
   装置。