JPH0446569A - 汎用インバータの周波数設定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、汎用インバータの周波数設定装置に関する。

Ｂ０発明の概要 本発明は、アナログ入力で周波数設定値が与えられ、こ
の入力をディジタル信号に変換して出力周波数を制御す
る汎用インバータにおいて、周波数設定値をディジタル
信号とし、この信号とインバータ制御装置内のディジタ
ル信号とを比較してＤ／Ａ変換器の入力を制御し、Ｄ／
Ａ変換器からアナログ周波数設定値を得ることにより、
汎用インバータの周波数精度を高めるものである。

Ｃ０従来の技術 従来の汎用インバータは、第２図に示すように構成され
る。整流器（又は順変換器）１に得る直流電力から逆変
換器２によって制御された電圧（又は電流）及び周波数
の交流電力を得、この交流電力によって誘導電動機や同
期電動機の速度やトルク制御を行う。制御装置３は、周
波数設定器４からのアナログ信号をＡ／Ｄ変換器５によ
ってディジタル信号に変換し、マイクロコンピュータ６
を中枢部として逆変換器２のゲート制御さらには順変換
器のゲート制御を行う。

Ｄ３発明が解決しようとする課題 従来の汎用インバータは、周波数設定をアナログ入力に
よって取り込むように構成されるため、周波数設定値が
設定器やパターン発生器の温度条件等によって変動する
不都合が生じ、定格周波数で±０．５％程度の精度しか
維持できない。この精度では、複数の電動機を同期運転
させるシステムへの適用を難しくする問題があった。

本発明の目的は、汎用インバータの周波数精度を高める
ことができる周波数設定装置を提供することにある。

Ｅ０課題を解決するための手段と作用 本発明は、前記目的を達成するため、周波数設定値をア
ナログ信号で取り込み、このアナログ信号をＡ／Ｄ変換
器によってディジタル信号に変換して出力周波数を制御
する汎用インバータにおいて、前記周波数設定値をディ
ジタル信号で設定する周波数設定手段と、ディジタル信
号が与えられて前記Ａ／Ｄ変換器にアナログ周波数設定
値を出力するＤ／Ａ変換器と、前記周波数設定手段によ
る設定値と前記Ａ／Ｄ変換器の出力とが一致するよう前
記Ｄ／Ａ変換器へのディジタル信号を制御する制御手段
とを備え、インバータの制御装置内のディジタル周波数
設定値をフィードバック信号としてディジタル周波数設
定値の制御をし、このディジタル周波数設定値をアナロ
グ信号に変換してインバータの周波数設定値にする。

Ｆ、実施例 第１図は本発明の一実施例を示す回路図である。

制御装置３のＡ／Ｄ変換器５に入力するアナログ周波数
設定信号は周波数設定装置７のＤ／Ａ変換器８から得る
。周波数設定装置７は、ディジタルスイッチ９（又は外
部からのディジタル入力）によってインバータの周波数
設定値（又は外部からの可変周波数設定値）を得る。一
方、制御装置３のＡ／Ｄ変換器５の出力になるパルス列
信号を入力とするＦ／Ｄ変換器１０に該パルス列信号の
周波数に比例したディジタル値を得る。

これらスイッチ９とＦ／Ｄ変換器１０の両デイ゛ンタル
値は比較器１１によって比較され、その大小か比較され
る。アップダウンカウンタ１２はクロック信号を計数入
力とし、比較器１１の比較結果でアップカウント又はダ
ウンカウントを行い、この計数結果をＤ／Ａ変換器８の
ディジタル周波数設定入力として取り出す。

本実施例において、周波数設定動作は、ディジタルスイ
ッチ９の数値設定（又は外部人力による設定）でなされ
る。この設定がそれまでの設定値よりも大きければ、比
較器１１の出力にはカウンタ１２の計数値を上昇させる
方向になり、カウンタ１２の計数値がクロックタイミン
グで上昇し、Ｄ／Ａ変換器８のアナログ出力も上昇する
。逆に、設定がそれまでの設定値よりも小さければ、カ
ウンタ１２の計数値を下降させ、Ｄ／Ａ変換器８の出力
を下降させる。

最終的には、スイッチ９の設定値とＦ／Ｄ変換器１０の
出力とが一致するときにカウンタ１２の計数値が±１を
繰り返す状態に保持される。

ここで注目すべきことは、Ｄ／Ａ変換器８やＡ／Ｄ変換
器５に含まれるアナログ回路の温度変動が発生するも、
この変動が比較器１１で検出されてカウンタ１２の計数
値アップ又はダウンとして補償され、Ａ／Ｄ変換器５の
出力を常にスイッチ９の設定値に制御することができる
。

従って、汎用インバータ３がアナログ入力によって周波
数設定される構成においても、そのアナログ入力を与え
る周波数設定装置７を実現しながら周波数設定精度には
ディジタル設定と同等の高精度を得ると共にその自動補
償を行うことができる。

なお、実施例において、Ａ／Ｄ変換器５の出力がパルス
列でなく２進行号等のディジタル符号で与えられる場合
にはＦ／Ｄ変換器１０を省略することができる。

また、複数のインバータによる複数又は多数の電動機を
同期運転するシステムではディジタルスイッチ９の設定
値を他の周波数設定装置７Ａに共用的に与えることで済
む。

また、Ｄ／Ａ変換器８のディジタル入力の制御はアップ
ダウンカウンタによる構成に限らず、ディジタル演算に
よる方法など他の構成にすることができる。

Ｇ９発明の効果 以上のとおり、本発明によれば、汎用インバータの周波
数設定に、ディジタル設定値とインバータ内のディジタ
ル信号との比較をし、この比較結果でＤ／Ａ変換器の入
力を制御し、該Ｄ／Ａ変換器のアナログ出力をインバー
タのアナログ周波数設定値とするようにしたため、アナ
ログ部分の温度変動にも周波数設定値の補償がなされ、
高い精度の出力周波数になるインバータを実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回路図、第２図は従来
の汎用インバータの構成図である。 ３・・・制御装置、５・・・Ａ／Ｄ変換器、７・・・周
波数設定装置、８・・・Ｄ／Ａ変換器、９・・・ディジ
タルスイッチ、１０・・・Ｆ／Ｄ変換器、１１・・・比
較器、１２・・・アップダウンカウンタ。 外１名 第１図 実施例の回路図 ３　制御装置 ５−　Ａ　／　Ｄ変換器 ７　周波数設定装置 Ｆｌ−Ｄ／Ａ変換器 ９　ディノタルスイッチ １０−Ｆ／Ｄ変換器 １１　比較器 １２　アップダウノカウンタ 従来の構成図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）周波数設定値をアナログ信号で取り込み、このア
   ナログ信号をＡ／Ｄ変換器によってディジタル信号に変
   換して出力周波数を制御する汎用インバータにおいて、
   前記周波数設定値をディジタル信号で設定する周波数設
   定手段と、ディジタル信号が与えられて前記Ａ／Ｄ変換
   器にアナログ周波数設定値を出力するＤ／Ａ変換器と、
   前記周波数設定手段による設定値と前記Ａ／Ｄ変換器の
   出力とが一致するよう前記Ｄ／Ａ変換器へのディジタル
   信号を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする汎
   用インバータの周波数設定装置。