JP2018085827A - 電圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置分解能よりも高精度で電圧変換部の出力電圧を制御できる電圧制御装置を提供する。【解決手段】電圧変換部の出力電圧と目標出力電圧との差分に基づいてPWM信号の目標デューティ比を求める演算部110と、目標デューティ比より小さく装置分解能に従った第1デューティ比を算出しPWM信号を出力する第1算出部120と、指令に従ったデューティ比が設定されたPWM信号を生成する生成部140と、目標デューティ比より大きく装置分解能に従った第2デューティ比を算出し、かつ、時間平均デューティ比を目標デューティ比に一致させるための第1デューティ比と第2デューティ比との割合を算出する第2算出部130と、割合に基づいて第1デューティ比から第2デューティ比に切り替える期間を決定し、期間中はPWM信号が第2デューティ比となるように指令を変更する変更部150と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、入力電圧を所定の出力電圧に変換する電圧変換部のスイッチング動作を指令するパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)信号を制御する電圧制御装置に関する。
例えば、特許文献1に、DC/DCコンバータ(電圧変換部)の出力電圧が目標の出力電圧に収束するように、DC/DCコンバータのスイッチング動作を指令するPWM信号のデューティ比を制御する電圧制御装置が、開示されている。
特開平11−136929号公報
上記特許文献1に記載の電圧制御装置などでは、1つの制御周期の期間中は、電圧変換部の出力電圧と目標の出力電圧との差に基づいて、電圧制御装置の分解能に従った固定のデューティ比を持つPWM信号を出力し続ける。このため、従来の電圧制御装置では、装置の分解能よりも高精度で電圧変換部の出力電圧を制御することができない。
なお、高精度で電圧変換部の出力電圧を制御するためには、より動作周波数が高くかつ分解能が高い電圧制御装置を使用することが考えられるが、このような高性能の電圧制御装置は、高価かつ消費電流が大きいという課題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、装置の分解能に従ったデューティ比を持つPWM信号を用いつつ、当該装置の分解能よりも高精度で電圧変換部の出力電圧を制御することができる、電圧制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、入力電圧を所定の出力電圧に変換する電圧変換部のスイッチング動作を指令するPWM信号を制御する電圧制御装置であって、電圧変換部の出力電圧と所定の目標出力電圧との差分に基づいて、PWM信号の目標デューティ比を求める演算部と、目標デューティ比より小さくかつ電圧制御装置の分解能に従った第1デューティ比を、所定の制御周期の間隔で算出し、PWM信号を第1デューティ比に設定するデューティ指令を出力する第1算出部と、デューティ指令に従ったデューティ比が設定されたPWM信号を生成する生成部と、目標デューティ比より大きくかつ電圧制御装置の分解能に従った第2デューティ比を、制御周期の間隔で算出し、かつ、制御周期における時間平均デューティ比を目標デューティ比に一致させるための第1デューティ比と第2デューティ比との割合を算出する第2算出部と、割合に基づいて制御周期内において第1デューティ比から第2デューティ比に切り替える期間を決定し、決定された期間中はPWM信号のデューティ比が第2デューティ比となるようにデューティ指令を変更する変更部と、を備えることを特徴とする。
この本発明では、演算部で求められたPWM信号の目標デューティ比に基づいて、目標デューティ比より小さくて電圧制御装置の分解能に従った第1デューティ比と、目標デューティ比より大きくて電圧制御装置の分解能に従った第2デューティ比とが、算出される。PWM信号のデューティ比は、所定の制御周期における時間平均デューティ比が目標デューティ比に一致する割合で、第1デューティ比の期間と第2デューティ比の期間とが切り替えられて(換言すれば時分割に)設定される。
この第1デューティ比と第2デューティ比との切り替え制御(時分割制御)により、制御周期内の全デューティ比を時間平均した見かけ上のデューティ比を、電圧制御装置の分解能よりも高い精度で制御することができる。これにより、高精度の分解能を持つ高価で消費電力が大きいマイコンなどを新たに用いなくても、自装置が持つ分解能よりも高精度で電圧変換部の出力電圧を制御することができる。
また、本発明では、電圧制御装置の分解能よりも高い精度で電圧変換部の出力電圧を制御することができる。よって、ある制御周期について、その前後の制御周期との間における出力電圧(出力電流)の平均値の差が小さくなる。従って、電圧変換部の出力電圧(出力電流)の揺れ(リップル)を小さくすることができる。
上記本発明の電圧制御装置によれば、装置の分解能に従ったデューティ比を持つPWM信号を用いつつ、当該装置の分解能よりも高精度で電圧変換部の出力電圧を制御することができる。
本発明の一実施形態に係る電圧制御装置を適用したシステムの構成例 電圧制御装置の各構成が出力するデューティ比の関係を示す一例 電圧制御装置の各構成が出力するデューティ比の関係を示す他の一例
[概要]
本発明の電圧制御装置では、PWM信号の目標デューティ比について、目標デューティ比より小さい装置分解能に従った第1デューティ比と、目標デューティ比より大きい装置分解能に従った第2デューティ比とを、算出する。そして、1つの制御周期における時間平均デューティ比が目標デューティ比Dに一致する割合になるように、第1デューティ比の期間と第2デューティ比の期間とを切り替えて(時分割に)設定したPWM信号を生成する。これにより、電圧制御装置の分解能よりも高い精度で電圧変換部の出力電圧を制御することができる。
[構成の説明]
図1は、本発明の一実施形態に係る電圧制御装置100を適用したシステムの構成例を示す図である。図1に例示したシステムは、電圧制御装置100と、電圧変換部200と、帰還入力段フィルタ300と、を含んで構成されている。
本実施形態に係る電圧制御装置100は、例えばマイコンなどで構成され、電圧変換部200の出力電圧を制御することを行う。図1に示した電圧制御装置100は、演算部110と、第1算出部120と、第2算出部130と、PWM信号生成部140と、デューティ変更部150と、を備えている。PWM信号生成部140は、請求項における「生成部」に対応している。デューティ変更部150は、請求項における「変更部」に対応している。
演算部110は、帰還入力段フィルタ300を介して電圧変換部200から出力される出力電圧Vを帰還入力する。そして、演算部110は、電圧変換部200の出力電圧Vと予め保持する目標出力電圧Vtgtとの差分に基づいて、制御指令であるPWM信号の目標デューティ比Dtgtを求める。この目標デューティ比Dtgtは、電圧制御装置100のデューティ比分解能に依存されることなく、そのデューティ比分解能よりも高い精度で求められる。
例えば、電圧制御装置100のデューティ比分解能が1%の精度であって、目標出力電圧Vtgtが「12V」と設定されている場面を一例に考える。この場面において、直前に目標デューティ比Dtgtを「50%」として制御した電圧変換部200の出力電圧Vが目標出力電圧Vtgtよりも低い「11V」であった場合、一般的には、デューティ比分解能の精度に従って、出力電圧Vを昇圧させる方向に次の目標デューティ比Dtgtを「51%」と設定することが考えられる。
これに対して、本実施形態による演算部110は、デューティ比分解能よりも高い精度で、目標デューティ比Dtgtを「50.3%」や「50.5%」などと設定することが可能に構成されている。なお、デューティ比分解能よりも高い精度によるいずれのデューティ比に設定するかについては、これまでの電圧変換部200の出力電圧Vの変動傾向や、後述する1つの制御周期中に時分割による割り当てが可能な数(割合)などに基づいて、決定される。
第1算出部120は、所定の制御周期Tの間隔で、演算部110によって求められた目標デューティ比Dtgtを入力する。そして、第1算出部120は、目標デューティ比Dtgtに基づいて、1つの制御周期T中におけるPWM信号の基準デューティ比となる第1デューティ比D1を算出する。そして、第1算出部120は、この算出した第1デューティ比D1をPWM信号に設定するためのデューティ指令をPWM信号生成部140へ出力する。
第1算出部120は、電圧制御装置100のデューティ比分解能の精度に従った第1デューティ比D1を算出する。具体的には、この第1デューティ比D1は、目標デューティ比Dtgtよりも小さいデューティ比であって、かつ、電圧制御装置100のデューティ比分解能に従ったデューティ比とすることができる。
例えば、上述のように、電圧制御装置100のデューティ比分解能が1%の精度であって、目標デューティ比Dtgtが「50.3%」である場合には、「50.3%」より小さい値であって、かつ、精度1%のデューティ比分解能に従った「50%」が、第1デューティ比D1として算出される。なお、「49%」や「48%」も条件を満たすので、第1デューティ比D1として選択されても構わない。
第2算出部130は、所定の制御周期Tの間隔で、演算部110によって求められた目標デューティ比Dtgtを入力する。そして、第2算出部130は、目標デューティ比Dtgtに基づいて、1つの制御周期中におけるPWM信号の切り替えデューティ比となる第2デューティ比D2を算出する。そして、第2算出部130は、この算出した第2デューティ比D2をデューティ変更部150へ出力する。
第2算出部130は、電圧制御装置100のデューティ比分解能の精度に従った第2デューティ比D2を算出する。具体的には、この第2デューティ比D2は、目標デューティ比Dtgtよりも大きいデューティ比であって、かつ、電圧制御装置100のデューティ比分解能に従ったデューティ比とすることができる。
例えば、上述のように、電圧制御装置100のデューティ比分解能が1%の精度であって、目標デューティ比Dtgtが「50.3%」である場合には、「50.3%」より大きい値であって、かつ、精度1%のデューティ比分解能に従った「51%」が、第2デューティ比D2として算出される。この例の場合、第2デューティ比D2は、上述した第1デューティ比D1=「50%」に対して、電圧制御装置100のデューティ比分解能における1最下位ビット(1LSB)だけオフセットを持たせたデューティ比と言える。なお、「52%」や「53%」も条件を満たすので、第2デューティ比D2として選択されても構わない。
ここで、所定の制御周期Tは、基本的には、電圧制御装置100の性能によって要求される第1周期と、システムによって要求される第2周期と、に基づいて定めることができる。電圧制御装置100の性能によって要求される第1周期とは、例えば電圧制御装置100が内蔵するCPU(Central Processing Unit)の負荷が100%を超えない周期である。システムによって要求される第2周期とは、例えばシステムに接続される負荷で許容される電圧・電流に依存する周期である。典型的には、所定の制御周期は、第1周期を越え、かつ、第2周期未満に設定される。
さらに、第2算出部130は、制御周期Tにおける時間平均デューティ比を目標デューティ比Dtgtに一致させるための第1デューティ比D1と第2デューティ比D2との割合Rate(=D1:D2)を算出する。そして、第2算出部130は、第2デューティ比D2と共に、この算出した割合Rateをデューティ変更部150へ出力する。なお、第2算出部130は、第1デューティ比D1を第1算出部120から取得してもよいし、第1デューティ比D1と同様にして自ら算出してもよい。
例えば、上述のように「50.5%」である目標デューティ比Dtgtに関して、「50%」の第1デューティ比D1と「51%」の第2デューティ比D2とが算出された場合、制御周期Tを10分割するのであれば、第1デューティ比D1と第2デューティ比D2との割合Rateが5対5として算出される(D1:D2=5:5)。また、例えば、「50.3%」である目標デューティ比Dtgtに関して、「50%」の第1デューティ比D1と「51%」の第2デューティ比D2とが算出された場合、制御周期Tを10分割するのであれば、第1デューティ比D1と第2デューティ比D2との割合Rateが7対3として算出される(D1:D2=7:3)。
なお、制御周期Tをいくつに分割するのか、すなわち1分割期間の長さについては、後述する電圧変換部200の出力段フィルタ220が有する時定数および帰還入力段フィルタ300が有する時定数に基づいて、適切に設定すればよい。具体的には、第1デューティ比D1と第2デューティ比D2との電圧差分の変化が平均化されるように、各フィルタが有する時定数以内の期間で設定される。
PWM信号生成部140は、第1算出部120からPWM信号を第1デューティ比D1に設定するデューティ指令を入力する。そして、PWM信号生成部140は、制御周期T中におけるデューティ比を第1デューティ比D1に設定したPWM信号を生成する。また、PWM信号生成部140は、後述するデューティ変更部150から受信するデューティ指令の変更指示に従って、PWM信号のデューティ比を第1デューティ比D1から第2デューティ比D2に切り替えることを行う。このデューティ指令に基づいて生成されたPWM信号は、電圧変換部200へ出力される。
デューティ変更部150は、第2算出部130から第2デューティ比D2および割合Rateを入力する。そして、デューティ変更部150は、第2デューティ比D2および割合Rateに基づいて、制御周期T内において第1デューティ比D1から第2デューティ比D2に切り替える期間を決定する。デューティ変更部150は、この決定した期間中はPWM信号のデューティ比が第2デューティ比D2となるように、PWM信号生成部140においてPWM信号の生成に参照されるデューティ指令を変更する。
このデューティ変更部150は、例えばダイレクトメモリアクセス(DMA)転送機能などを用いたCPUを介さない割り込みなどの処理によって、PWM信号生成部140がPWM信号を生成する際に参照するデューティ比が指示されたデューティ指令(レジスタの値など)を変更することができる。
電圧変換部200は、PWM信号生成部140が出力するPWM信号を受けて、入力電圧を所定の電圧に変換して出力することを行う。この電圧変換部200は、例えば、PWM信号によって入力電圧をデューティ比制御するDC/DCコンバータ210と、DC/DCコンバータ210が出力する電圧信号を平滑する出力段フィルタ220とで、構成される。
帰還入力段フィルタ300は、電圧変換部200が出力する変換後の電圧信号を入力して、当該電圧信号をさらに平滑する。この平滑された電圧信号Vは、電圧制御装置100の演算部110に帰還入力される。この平滑処理は、PWM信号のデューティ比制御によって生じる電圧変換部200の出力電圧の変動を小さくさせるために実施される。
例えば、デューティ比制御によって電圧変換部200の出力電圧が「10V」から「11V」に大きく切り替わるような場合でも、帰還入力段フィルタ300の平滑によって、例えば10.3V〜10.7Vの間の電圧値を出力することができる。この平滑処理によって、電圧制御装置100の演算部110において、電圧制御装置100のデューティ比分解能よりも高い精度の目標デューティ比Dtgtを求め易くなる。
なお、電圧変換部200の出力段フィルタ220において帰還入力段フィルタ300で求められる機能を果たすことができるのであれば、帰還入力段フィルタ300を省略することができる。
[装置が実行する制御例]
次に、図2および図3をさらに参照して、本発明の一実施形態に係る電圧制御装置100が実行する制御を説明する。図2および図3は、制御周期Tにおける電圧制御装置100の各構成が出力するデューティ比の関係の一例をそれぞれ説明する図である。
図2では、10分割された制御周期Tに対して、「50%」の第1デューティ比D1と「51%」の第2デューティ比D2とを用いて、制御指令である目標デューティ比Dtgt「50.5%」を実現させる場合を例示している。
図2に示すように、演算部110によって、PWM信号の目標デューティ比Dtgt「50.5%」が求められる。この目標デューティ比Dtgtに基づいて、第1算出部120および第2算出部130によって、第1デューティ比D1「50%」、第2デューティ比D2「51%」、および割合Rate「5:5」が、それぞれ算出される。そして、デューティ変更部150によって、割合Rateに基づいて、10に分割された第1デューティ比D1の期間のうち5つの期間を第2デューティ比D2に切り替える期間が決定される。PWM信号生成部140では、その決定した期間に第2デューティ比D2を、決定した期間以外に第1デューティ比D1を設定するというデューティ指令に従って、PWM信号が生成される。
図2の例では、第1、第3、第5、第7、および第9の分割期間(すなわちデューティ比切り替え単位)においてデューティ比を「50%」とし、第2、第4、第6、第8、および第10の分割期間においてデューティ比を「51%」に切り替える、デューティ指令を示している。このデューティ指令を用いた第1デューティ比D1との第2デューティ比D2との切り替えにより、制御周期Tにおける時間平均デューティ比を目標デューティ比Dtgt「50.5%」に一致させることができる。
また、図3では、10分割された制御周期Tに対して、「50%」の第1デューティ比D1と「51%」の第2デューティ比D2とを用いて、制御指令である目標デューティ比Dtgt「50.3%」を実現させる場合を例示している。
図3に示すように、演算部110によって、PWM信号の目標デューティ比Dtgt「50.3%」が求められる。この目標デューティ比Dtgtに基づいて、第1算出部120および第2算出部130によって、第1デューティ比D1「50%」、第2デューティ比D2「51%」、および割合Rate「7:3」が、それぞれ算出される。そして、デューティ変更部150によって、割合Rateに基づいて、10に分割された第1デューティ比D1の期間のうち3つの期間を第2デューティ比D2に切り替える期間が決定される。PWM信号生成部140では、その決定した期間に第2デューティ比D2を、決定した期間以外に第1デューティ比D1を設定するというデューティ指令に従って、PWM信号が生成される。
図3の例では、第1、第2、第3、第4、第5、第6、および第7の分割期間においてデューティ比を「50%」とし、第8、第9、および第10の分割期間においてデューティ比を「51%」に切り替える、デューティ指令を示している。このデューティ指令を用いた第1デューティ比D1との第2デューティ比D2との切り替えにより、制御周期Tにおける時間平均デューティ比を目標デューティ比Dtgt「50.3%」に一致させることができる。
なお、第1デューティ比D1と第2デューティ比D2との切り替えは、図2に示したように交互に行ってもよいし、図3に示したようにまとまって行ってもよい。どの分割期間をどのデューティ比に設定するかは、制御周期Tにおける割合Rateを満足していれば、電圧変換部200の出力段フィルタ220および帰還入力段フィルタ300が有する時定数を考慮して自由に設計することができる。
[本実施形態における作用・効果]
上述した本発明の一実施形態に係る電圧制御装置100によれば、演算部110で求めたPWM信号の目標デューティ比Dtgtに基づいて、目標デューティ比Dtgtより小さくて電圧制御装置100の分解能に従った第1デューティ比D1と、目標デューティDtgt比より大きくて電圧制御装置100の分解能に従った第2デューティ比D2とを、算出する。PWM信号のデューティ比は、制御周期Tにおける時間平均デューティ比が目標デューティ比Dtgtに一致する割合Rateで、第1デューティ比D1の期間と第2デューティ比D2の期間とが切り替えられて(換言すれば時分割に)設定される。
この第1デューティ比D1と第2デューティ比D2との切り替え制御(時分割制御)により、制御周期T内の全デューティ比を時間平均した見かけ上のデューティ比を、電圧制御装置100の分解能よりも高い精度で制御することができる。これにより、高精度の分解能を持つ高価で消費電力が大きいマイコンなどを新たに用いなくても、電圧制御装置100が持つ分解能よりも高精度で電圧変換部200の出力電圧を制御することができる。
また、本発明では、電圧制御装置100の分解能よりも高い精度で電圧変換部200の出力電圧を制御することができる。よって、ある制御周期Tについて、その前後の制御周期Tとの間における出力電圧(出力電流)の平均値の差が小さくなる。従って、電圧変換部200の出力電圧(出力電流)の揺れ(リップル)を小さくすることができる。
本発明の電圧制御装置は、ソーラー発電システムなどに利用可能であり、特に自己装置の分解能よりも高い精度で電圧変換部の出力電圧を制御したい場合などに有用である。
100 電圧制御装置
110 演算部
120 第1算出部
130 第2算出部
140 PWM信号生成部
150 時分割制御部
200 電圧変換部
210 DC/DCコンバータ
220 出力段フィルタ
300 帰還入力段フィルタ

Claims (1)

  1. 入力電圧を所定の出力電圧に変換する電圧変換部のスイッチング動作を指令するPWM信号を制御する電圧制御装置であって、
    前記電圧変換部の出力電圧と所定の目標出力電圧との差分に基づいて、前記PWM信号の目標デューティ比を求める演算部と、
    前記目標デューティ比より小さくかつ前記電圧制御装置の分解能に従った第1デューティ比を、所定の制御周期の間隔で算出し、前記PWM信号を当該第1デューティ比に設定するデューティ指令を出力する第1算出部と、
    前記デューティ指令に従ったデューティ比が設定された前記PWM信号を生成する生成部と、
    前記目標デューティ比より大きくかつ前記電圧制御装置の分解能に従った第2デューティ比を、前記制御周期の間隔で算出し、かつ、前記制御周期における時間平均デューティ比を前記目標デューティ比に一致させるための前記第1デューティ比と前記第2デューティ比との割合を算出する第2算出部と、
    前記割合に基づいて前記制御周期内において前記第1デューティ比から前記第2デューティ比に切り替える期間を決定し、当該決定された期間中は前記PWM信号のデューティ比が前記第2デューティ比となるように前記デューティ指令を変更する変更部と、
    を備えることを特徴とする、電圧制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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