JPH0446098A - 超電導部材 - Google Patents
超電導部材Info
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- JPH0446098A JPH0446098A JP2154247A JP15424790A JPH0446098A JP H0446098 A JPH0446098 A JP H0446098A JP 2154247 A JP2154247 A JP 2154247A JP 15424790 A JP15424790 A JP 15424790A JP H0446098 A JPH0446098 A JP H0446098A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
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- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的1
(産業上の利用分野)
本発明は、酸化物超電導体薄膜を使用した超電導部材に
関する。
関する。
(従来の技術)
1986年にLa−Ba−Cu−0系の層状ペロブスカ
イト型の酸化物が40に以上の高い臨界温度を有するこ
とが発表されて以来、ペロブスカイト構造を基本とし、
Cuを含む酸化物系の超電導体が注目を集め、精力的に
研究が進められ、その結果、数多くの酸化物超電導体が
発見されるに至った。
イト型の酸化物が40に以上の高い臨界温度を有するこ
とが発表されて以来、ペロブスカイト構造を基本とし、
Cuを含む酸化物系の超電導体が注目を集め、精力的に
研究が進められ、その結果、数多くの酸化物超電導体が
発見されるに至った。
なかでも、臨界温度TCが液体窒素の沸点以上ノY−B
a−Cu−0系で代表される酸素欠損ペロブスカイト型
の酸化物超電導体は、冷媒として高価な液体ヘリウムに
代えて、安価な液体窒素を利用することができるため、
工業的にも重要な砿値を有している。
a−Cu−0系で代表される酸素欠損ペロブスカイト型
の酸化物超電導体は、冷媒として高価な液体ヘリウムに
代えて、安価な液体窒素を利用することができるため、
工業的にも重要な砿値を有している。
このようなY系に代表される酸化物超電導体を電子デバ
イス分野に応用するためには、液体窒素の沸点で臨界電
流密度Jcが高い良好な超電導性を示し、かつC軸配向
した膜が必要である。しかし、酸化物系の基板上に酸化
物超電導体層を直接、スパッタ法や蒸着法等で単に形成
しただけでは、基板の膜形成面に対してC軸配向させた
酸化物超電導体薄膜は得られるものの、必ずしも良好な
超電導特性を示すものが得られる訳ではない。
イス分野に応用するためには、液体窒素の沸点で臨界電
流密度Jcが高い良好な超電導性を示し、かつC軸配向
した膜が必要である。しかし、酸化物系の基板上に酸化
物超電導体層を直接、スパッタ法や蒸着法等で単に形成
しただけでは、基板の膜形成面に対してC軸配向させた
酸化物超電導体薄膜は得られるものの、必ずしも良好な
超電導特性を示すものが得られる訳ではない。
このことは、酸化物超電導体への酸素の拡散が、C軸に
平行な方向と垂直な(C軸)方向では異なり、C軸に平
行な方向よりもa軸方向への酸素の拡散係数が大きいこ
とから、C軸配向した膜には、所定の酸素が入り難いた
めと考えられている。つまり、基板面に対してC軸配向
させた酸化物超電導体膜には、成膜時において十分に酸
素を供給することが困難なため、良好な超電導特性を示
さないものと考えられる。そこで、形成した膜に所定の
酸素を供給するために、成膜後に高温下での熱処理や高
圧酸素下での熱処理等の特殊な熱処理を施し、超電導性
を向上させなければならなかった。
平行な方向と垂直な(C軸)方向では異なり、C軸に平
行な方向よりもa軸方向への酸素の拡散係数が大きいこ
とから、C軸配向した膜には、所定の酸素が入り難いた
めと考えられている。つまり、基板面に対してC軸配向
させた酸化物超電導体膜には、成膜時において十分に酸
素を供給することが困難なため、良好な超電導特性を示
さないものと考えられる。そこで、形成した膜に所定の
酸素を供給するために、成膜後に高温下での熱処理や高
圧酸素下での熱処理等の特殊な熱処理を施し、超電導性
を向上させなければならなかった。
(発明が解決しようとする課題)
上述したように、従来の薄膜法を適用した酸化物超電導
体薄膜では、良好な超電導性を示すC軸配向させた酸化
物超電導体薄膜を有する超電導部材とするために、成膜
後に高温下や高圧酸素下で熱処理しなければならないと
いう難点かあった。
体薄膜では、良好な超電導性を示すC軸配向させた酸化
物超電導体薄膜を有する超電導部材とするために、成膜
後に高温下や高圧酸素下で熱処理しなければならないと
いう難点かあった。
そして、上述したような熱処理を酸化物超電導体薄膜に
対して施すと、基板との反応によって異相が形成された
り、膜の表面性が低下する等の問題が発生しやすいため
、熱処理を経ることなく、基板の厚さ方向に対してC軸
配向させると共に、良好な超電導特性を示す酸化物超電
導体薄膜を形成することを可能にすることが強く望まれ
ている。
対して施すと、基板との反応によって異相が形成された
り、膜の表面性が低下する等の問題が発生しやすいため
、熱処理を経ることなく、基板の厚さ方向に対してC軸
配向させると共に、良好な超電導特性を示す酸化物超電
導体薄膜を形成することを可能にすることが強く望まれ
ている。
本発明は、このような課題に対処するためになされたも
ので、成膜後の熱処理プロセスを施すことなく、良好な
超電導特性を示すと共に、C軸配向させた酸化物超電導
体薄膜を形成することを可能にし、表面性に優れ、かつ
異質相を含まない酸化物超電導体薄膜を有する超電導部
材を提供することを目的とするものである。
ので、成膜後の熱処理プロセスを施すことなく、良好な
超電導特性を示すと共に、C軸配向させた酸化物超電導
体薄膜を形成することを可能にし、表面性に優れ、かつ
異質相を含まない酸化物超電導体薄膜を有する超電導部
材を提供することを目的とするものである。
[発明の構成コ
(課題を解決するための手段)
すなわち、本発明の超電導部材は、表面にAuを主体と
する金属が部分的に配置された基体と、この基体上の前
記Auを主体とする金属が配置された領域およびそれ以
外の領域に連続して設けられた酸化物超電導体層とを有
することを特徴とするものである。
する金属が部分的に配置された基体と、この基体上の前
記Auを主体とする金属が配置された領域およびそれ以
外の領域に連続して設けられた酸化物超電導体層とを有
することを特徴とするものである。
酸化物超電導体としては、多数のものが知られているが
、本発明においては、希土類元素含有のペロブスカイト
型の酸化物超電導体が使用される。
、本発明においては、希土類元素含有のペロブスカイト
型の酸化物超電導体が使用される。
希土類元素を含有しペロブスカイト型構造を有する酸化
物超電導体は、超電導状態を実現できるものであればよ
く、たとえばRE N2 Cu) 07−J系(RE
は、Y 5Lax Sc−Nds Sm1Eu1Gd−
Dy−Ho−Er5 TIIN Yb%Lu等の希土類
元素から選ばれた少なくとも 1種の元素を、−はBa
、 Sr、 Caから選ばれた少なくとも 1種の元素
を、δは酸素欠陥を表わし通常1以下の数、Cuの一部
はTis V 、Cr、Mn、Fes 00% N1、
Zn等で置換可能。)の酸化物等が例示される。なお、
希土類元素−は広義の定義とし、Sc、 YおよびLa
系を含むものとする。
物超電導体は、超電導状態を実現できるものであればよ
く、たとえばRE N2 Cu) 07−J系(RE
は、Y 5Lax Sc−Nds Sm1Eu1Gd−
Dy−Ho−Er5 TIIN Yb%Lu等の希土類
元素から選ばれた少なくとも 1種の元素を、−はBa
、 Sr、 Caから選ばれた少なくとも 1種の元素
を、δは酸素欠陥を表わし通常1以下の数、Cuの一部
はTis V 、Cr、Mn、Fes 00% N1、
Zn等で置換可能。)の酸化物等が例示される。なお、
希土類元素−は広義の定義とし、Sc、 YおよびLa
系を含むものとする。
本発明の超電導部材に使用される基体は、膜形成する酸
化物超電導体と反応しにくい酸化物、例えばMgOや5
rT1(h等の酸化物からなるものであり、その膜形成
面の一部に八Uを主体とする金属、例えばAuやその合
金が配置された領域が存在するように構成する。
化物超電導体と反応しにくい酸化物、例えばMgOや5
rT1(h等の酸化物からなるものであり、その膜形成
面の一部に八Uを主体とする金属、例えばAuやその合
金が配置された領域が存在するように構成する。
上記酸化物系基体の膜形成面は、 (100)結晶面ま
たは (110)結晶面とすることが好ましい。このよ
うに、酸化物超電導体層の形成面を (100)結晶面
や (110)結晶面とすることによって、この膜形成
面に対してC軸配向させた酸化物超電導体層が得られる
。特に、 (100)結晶面が酸化物超電導体層をC軸
配向させるのに適している。
たは (110)結晶面とすることが好ましい。このよ
うに、酸化物超電導体層の形成面を (100)結晶面
や (110)結晶面とすることによって、この膜形成
面に対してC軸配向させた酸化物超電導体層が得られる
。特に、 (100)結晶面が酸化物超電導体層をC軸
配向させるのに適している。
また、上記基体の酸化物超電導体薄膜の形成面に存在す
るAuを主体とする金属の領域上には、膜形成面に対し
てa軸配向させた酸化物超電導体層が形成される。すな
わち、本発明の超電導部材においては、膜形成面に対し
てC軸配向させた酸化物超電導体とa軸配向させた酸化
物超電導体とから酸化物超電導体層が構成され、その結
果、a軸配向させた酸化物超電導体が酸素の供給源とな
り、C軸配向させた酸化物超電導体に対して良好な超電
導性を示すために必要な酸素が充分供給される。
るAuを主体とする金属の領域上には、膜形成面に対し
てa軸配向させた酸化物超電導体層が形成される。すな
わち、本発明の超電導部材においては、膜形成面に対し
てC軸配向させた酸化物超電導体とa軸配向させた酸化
物超電導体とから酸化物超電導体層が構成され、その結
果、a軸配向させた酸化物超電導体が酸素の供給源とな
り、C軸配向させた酸化物超電導体に対して良好な超電
導性を示すために必要な酸素が充分供給される。
上記Auを主体とする金属の占有面積比率は、基体の膜
形成面の総面積に対し50%以下とすることが好ましい
。Auを主体とする金属の占有面積比率をあまり大きく
すると、C軸配向させた酸化物超電導体膜による特性向
上効果が阻害される可能性があるためである。
形成面の総面積に対し50%以下とすることが好ましい
。Auを主体とする金属の占有面積比率をあまり大きく
すると、C軸配向させた酸化物超電導体膜による特性向
上効果が阻害される可能性があるためである。
また、Auを主体とする金属の領域は、酸化物系基体の
膜形成面全面に分散させて形成してもよいし、またその
一部分に集中して形成してもよい。
膜形成面全面に分散させて形成してもよいし、またその
一部分に集中して形成してもよい。
このようなAuを主体とする金属領域を酸化物系基体の
表面に存在させるには、例えばスパッタ法、蒸着法、C
VD法等の一般的な薄膜形成法を適用して、必要な位置
に膜形成すればよい。
表面に存在させるには、例えばスパッタ法、蒸着法、C
VD法等の一般的な薄膜形成法を適用して、必要な位置
に膜形成すればよい。
本発明の超電導部材における酸化物超電導体層の形成方
法としては、物理的蒸着法であるスパッタ法、反応性蒸
着法、レーザ蒸着法、あるいは化学的蒸着法であるCV
D法、MOCVD法等、各種の薄膜形成法を用いること
が可能であり、特に薄膜形成法に限定されるものではな
い。
法としては、物理的蒸着法であるスパッタ法、反応性蒸
着法、レーザ蒸着法、あるいは化学的蒸着法であるCV
D法、MOCVD法等、各種の薄膜形成法を用いること
が可能であり、特に薄膜形成法に限定されるものではな
い。
(作 用)
本発明の超電導部材においては、酸化物系基体の酸化物
超電導体層の形成面の一部にAuを主体とする金属を存
在させている。このAuを主体とする金属の領域上には
、膜形成面に対してa軸配向させた酸化物超電導体が形
成され、酸化物系基体の表面上にはC軸配向させた酸化
物超電導体が形成される。このように本発明においては
、酸素の供給バスとして効果のあるa軸配向させた酸化
物超電導体を、C軸配向させた酸化物超電導体領域に隣
接させることが可能となる。したがって、良好な超電導
特性を示すのに必要な酸素を含み、かつC軸配向させた
酸化物超電導薄膜を有する超電導部材が得られる。
超電導体層の形成面の一部にAuを主体とする金属を存
在させている。このAuを主体とする金属の領域上には
、膜形成面に対してa軸配向させた酸化物超電導体が形
成され、酸化物系基体の表面上にはC軸配向させた酸化
物超電導体が形成される。このように本発明においては
、酸素の供給バスとして効果のあるa軸配向させた酸化
物超電導体を、C軸配向させた酸化物超電導体領域に隣
接させることが可能となる。したがって、良好な超電導
特性を示すのに必要な酸素を含み、かつC軸配向させた
酸化物超電導薄膜を有する超電導部材が得られる。
(実施例)
次に、本発明の実施例について説明する。
実施例1
まず、第1図に示すように、膜形成面1aとして(10
0)結晶面を有するMgO単結晶基板(10msx10
膳■)1の該膜形成面1aの端部に、蒸着法によってA
u層2を膜形成面1aの総面積に対し10%の領域とな
るように形成した。なお、上記Au蒸着層2に関し、マ
イクロX線回折でその結晶方位を調べたところ、 (1
11)面に配向していることが明らかとなった。
0)結晶面を有するMgO単結晶基板(10msx10
膳■)1の該膜形成面1aの端部に、蒸着法によってA
u層2を膜形成面1aの総面積に対し10%の領域とな
るように形成した。なお、上記Au蒸着層2に関し、マ
イクロX線回折でその結晶方位を調べたところ、 (1
11)面に配向していることが明らかとなった。
次に、下記に示す手順にしたがって、上記MgO単結晶
基板1の膜形成面1aに酸化物超電導体層を形成した。
基板1の膜形成面1aに酸化物超電導体層を形成した。
第2図は、この実施例において用いたスパッタ装置を模
式的に示した図である。同図において、11は密閉され
たスパッタ室である。このスパッタ室11内には、遮蔽
板12によって個々に遮蔽されたスパッタ用のターゲッ
ト13.14.15と基板ホルダ16とが対向して配置
されている。
式的に示した図である。同図において、11は密閉され
たスパッタ室である。このスパッタ室11内には、遮蔽
板12によって個々に遮蔽されたスパッタ用のターゲッ
ト13.14.15と基板ホルダ16とが対向して配置
されている。
基板ホルダ16の後方には基板加熱用ヒータ17が設け
られており、基板ホルダ16は回転軸18を中心にして
、この基板ホルダ16にセットされる基板1が各ターゲ
ット13.14.15上を順に通過するように回転駆動
される。また、ターゲット13.14.15には、それ
ぞれ図示を省略したスパッタ用電源が接続されており、
スパッタ室11にはスパッタガスを導入するためのガス
供給系19と排気系20とが接続されている。
られており、基板ホルダ16は回転軸18を中心にして
、この基板ホルダ16にセットされる基板1が各ターゲ
ット13.14.15上を順に通過するように回転駆動
される。また、ターゲット13.14.15には、それ
ぞれ図示を省略したスパッタ用電源が接続されており、
スパッタ室11にはスパッタガスを導入するためのガス
供給系19と排気系20とが接続されている。
上記構成のスパッタ装置を用いて、まず上記MgO単結
晶基板1の膜形成面1aが各ターゲット13.14.1
5と対向するように基板ホルダ16にセットし、基板加
熱用ヒータ17によって700℃に加熱した。また、ス
パッタガスとしてガス供給系19から混合比50% (
圧力比)のArと02との混合ガスを供給すると共に、
スパッタ室11内のガス圧を5mTorrに調整した。
晶基板1の膜形成面1aが各ターゲット13.14.1
5と対向するように基板ホルダ16にセットし、基板加
熱用ヒータ17によって700℃に加熱した。また、ス
パッタガスとしてガス供給系19から混合比50% (
圧力比)のArと02との混合ガスを供給すると共に、
スパッタ室11内のガス圧を5mTorrに調整した。
ターゲット13.14.15として、金属Y1金属Cu
、 Ba2Cu03焼結体を用い、YBa2 Cu30
フ−aで表される酸化物超電導体層を上記MgO単結
晶基板1の膜形成面1aに形成した。
、 Ba2Cu03焼結体を用い、YBa2 Cu30
フ−aで表される酸化物超電導体層を上記MgO単結
晶基板1の膜形成面1aに形成した。
このようにして得た酸化物超電導体層の結晶方向を膜表
面のX線回折法により調べたところ、MgO単結晶基板
1上にはC軸配向した酸化物超電導体層が形成され、^
U蒸看層2上にはa軸配向した酸化物超電導体層が形成
されていることが各々分った。
面のX線回折法により調べたところ、MgO単結晶基板
1上にはC軸配向した酸化物超電導体層が形成され、^
U蒸看層2上にはa軸配向した酸化物超電導体層が形成
されていることが各々分った。
また、超電導部材の超電導特性を評価したところ、臨界
温度Tcが85にで、液体窒素温度77に11丁での超
電導特性も安定しており、Auを蒸着したことが酸化物
超電導体に対して酸素を所定量供給するのに有効である
ことを確認した。
温度Tcが85にで、液体窒素温度77に11丁での超
電導特性も安定しており、Auを蒸着したことが酸化物
超電導体に対して酸素を所定量供給するのに有効である
ことを確認した。
なお、この超電導部材のAu蒸着層2を酸化物超電導体
層形成後に切断すれば、良好な超電導特性を示し、C軸
配向した酸化物超電導体薄膜のみを有する超電導部材が
得られる。
層形成後に切断すれば、良好な超電導特性を示し、C軸
配向した酸化物超電導体薄膜のみを有する超電導部材が
得られる。
比較例1
基板としてMg0(100)単結晶体を用い、実施例1
と同様なマグネトロンスパッタ法により、Y Ba2C
u30t−a組成の酸化物超電導体を成膜し、超電導部
材を作製した。
と同様なマグネトロンスパッタ法により、Y Ba2C
u30t−a組成の酸化物超電導体を成膜し、超電導部
材を作製した。
得られた超電導部材は、X線回折によりC軸配向してい
ることが分ったが、酸素の供給が充分でないため、超電
導部材の電気抵抗の温度依存性は、温度の低下に伴い半
導体的に増加し、3[IX付近で最大となり、その後、
急激に減少し、20にでようやく超電導状態に転移した
。
ることが分ったが、酸素の供給が充分でないため、超電
導部材の電気抵抗の温度依存性は、温度の低下に伴い半
導体的に増加し、3[IX付近で最大となり、その後、
急激に減少し、20にでようやく超電導状態に転移した
。
実施例2
膜形成面として(100)結晶面を有する5rTiO3
単結晶基板(10m■X 10am)を用意し、実施例
1と同様にして該膜形成面の端部に蒸着法によってAu
層を形成した。なおこのAu蒸着層も、マイクロX線回
折で (111)面に配向していることを確認した。
単結晶基板(10m■X 10am)を用意し、実施例
1と同様にして該膜形成面の端部に蒸着法によってAu
層を形成した。なおこのAu蒸着層も、マイクロX線回
折で (111)面に配向していることを確認した。
この後、実施例1と同様にスパッタ法により Y系酸化
物超電導体層を形成した。
物超電導体層を形成した。
成膜した酸化物超電導体薄膜の超電導特性を評価したと
ころ、臨界温度Tcが85にで、液体窒素温度77K
、 ITでの超電導特性も安定しており、Au蒸着層の
形成が、酸素の供給に対して有効なa軸配向した酸化物
超電導体を形成する機能があることが分った。
ころ、臨界温度Tcが85にで、液体窒素温度77K
、 ITでの超電導特性も安定しており、Au蒸着層の
形成が、酸素の供給に対して有効なa軸配向した酸化物
超電導体を形成する機能があることが分った。
比較例2
基板として5rTiO3(100)単結晶体を用い、実
施例1と同様なマグネトロンスパッタ法により、Y B
a2Cua 07−δ組成の酸化物を成膜した。この
とき、基板の表面の20%の領域にFeを蒸着した。
施例1と同様なマグネトロンスパッタ法により、Y B
a2Cua 07−δ組成の酸化物を成膜した。この
とき、基板の表面の20%の領域にFeを蒸着した。
得られた部材は、X線回折の結果、配向性か観察できず
、しかもその電気抵抗の温度依存性は、温度の低下に伴
い急激に増加し、100にで測定限界の108Ωを超え
て、超電導転移はみられなかった。
、しかもその電気抵抗の温度依存性は、温度の低下に伴
い急激に増加し、100にで測定限界の108Ωを超え
て、超電導転移はみられなかった。
実施例3
実施例1て用いたMgO単結晶基板の膜形成面に、Au
蒸着層を総面積の50%となるように形成した後、実施
例1と同様な方法でY系酸化物超電導体層を形成した。
蒸着層を総面積の50%となるように形成した後、実施
例1と同様な方法でY系酸化物超電導体層を形成した。
このようにして得た超電導部材の超電導特性を評任した
ところ、Tc−84にで、77K SITにおいても超
電導特性は安定しており、Auを蒸着した領域が有効で
あることがわかった。
ところ、Tc−84にで、77K SITにおいても超
電導特性は安定しており、Auを蒸着した領域が有効で
あることがわかった。
実施例4〜17
第1表に示した八Uを主体とする各種金属を、実施例1
と同様にした)4gO単結晶基板の膜形成面に、面積比
が10%となるように落着し、この膜形成面にY系酸化
物超電導体層を形成して超電導部材をそれぞれ作製した
。
と同様にした)4gO単結晶基板の膜形成面に、面積比
が10%となるように落着し、この膜形成面にY系酸化
物超電導体層を形成して超電導部材をそれぞれ作製した
。
このようにして得た超電導部材の超電導特性を評価した
ところ、 第1表に示すような臨界温度 Tc を得た。
ところ、 第1表に示すような臨界温度 Tc を得た。
第
表
実施例18〜25
実施例1
と同様に八Uを蒸着したMg0(100)単結晶基板上
に、第2表に示すような組成の酸化物超電導体を成膜し
、超電導部材を作製した。
に、第2表に示すような組成の酸化物超電導体を成膜し
、超電導部材を作製した。
作製した各超電導部材について、その超電導特性を評価
したところ、第2表に示すようなTcを示すことが分っ
た。
したところ、第2表に示すようなTcを示すことが分っ
た。
第 2 表
実施例26
実施例1と同様な要領で、第3図に示すように、それぞ
れ1μm程度の直径を有するようにAu3を分散させて
蒸着したMg0(100)単結晶基板1上に、スパッタ
法によってY系酸化物超電導体層を形成した。
れ1μm程度の直径を有するようにAu3を分散させて
蒸着したMg0(100)単結晶基板1上に、スパッタ
法によってY系酸化物超電導体層を形成した。
このよ・うにして得た酸化物超電導体形成層の表面につ
いて、マイクロX線回折を行ったところ、Au3を蒸着
した領域上ではa軸配向した酸化物超電導体が形成され
、Auを蒸着しない領域、すなわちMgO単結晶(10
0)面上では、C軸配向した酸化物超電導体が形成され
ていることが分った。
いて、マイクロX線回折を行ったところ、Au3を蒸着
した領域上ではa軸配向した酸化物超電導体が形成され
、Auを蒸着しない領域、すなわちMgO単結晶(10
0)面上では、C軸配向した酸化物超電導体が形成され
ていることが分った。
作製した超電導部材の超電導特性を評研したところ、T
c−85にで、77K 、 5Tにおいても超電導特性
は安定しており、分散して形成したa軸配向した酸化物
超電導体領域がピンニングセンターとしても有効である
ことが分った。
c−85にで、77K 、 5Tにおいても超電導特性
は安定しており、分散して形成したa軸配向した酸化物
超電導体領域がピンニングセンターとしても有効である
ことが分った。
[発明の効果]
以上説明したように本発明の超電導部材は、酸化物超電
導体層を形成する基板の表面の一部分にAuを主体とす
る金属を形成するという簡単なプロセスを導入するだけ
て、C軸配向しかつ良好な超電導特性を示す酸化物超電
導体薄膜が容易に得られることから、酸化物超電導体の
電子デバイスへの応用に大きく貢献する。
導体層を形成する基板の表面の一部分にAuを主体とす
る金属を形成するという簡単なプロセスを導入するだけ
て、C軸配向しかつ良好な超電導特性を示す酸化物超電
導体薄膜が容易に得られることから、酸化物超電導体の
電子デバイスへの応用に大きく貢献する。
第1図は本発明の一実施例で使用した基板構造を示す図
、第2図は本発明の実施例で使用したスパッタ装置を模
式的に示す図、第3図は本発明の他の実施例で使用した
基板構造を示す図である。 1 ・−−−−−Mg0(100)単結晶基板、l a
−−(100)面からなる膜形成面、2.3・・・A
u蒸着層。 出願人 株式会社 東芝
、第2図は本発明の実施例で使用したスパッタ装置を模
式的に示す図、第3図は本発明の他の実施例で使用した
基板構造を示す図である。 1 ・−−−−−Mg0(100)単結晶基板、l a
−−(100)面からなる膜形成面、2.3・・・A
u蒸着層。 出願人 株式会社 東芝
Claims (2)
- (1)表面にAuを主体とする金属が部分的に配置され
た基体と、 この基体上の前記Auを主体とする金属が配置された領
域およびそれ以外の領域に連続して設けられた酸化物超
電導体層と を有することを特徴とする超電導部材。 - (2)請求項1記載の超電導部材において、前記酸化物
超電導体層は、前記基体上に形成され該基体表面に対し
てc軸配向させた酸化物超電導体と、前記基体上のAu
を主体とする金属上に形成され該基体表面に対してa軸
配向させた酸化物超電導体とから構成されていることを
特徴とする超電導部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2154247A JPH0446098A (ja) | 1990-06-13 | 1990-06-13 | 超電導部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2154247A JPH0446098A (ja) | 1990-06-13 | 1990-06-13 | 超電導部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0446098A true JPH0446098A (ja) | 1992-02-17 |
Family
ID=15580051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2154247A Pending JPH0446098A (ja) | 1990-06-13 | 1990-06-13 | 超電導部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0446098A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0653561A (ja) * | 1992-07-28 | 1994-02-25 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 超伝導薄膜粒界接合素子及びその製造方法 |
JPH0677545A (ja) * | 1992-08-24 | 1994-03-18 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 超伝導薄膜縦型接合素子及びその製造方法 |
JPH0690032A (ja) * | 1992-09-09 | 1994-03-29 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 超伝導薄膜層間配線 |
-
1990
- 1990-06-13 JP JP2154247A patent/JPH0446098A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0653561A (ja) * | 1992-07-28 | 1994-02-25 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 超伝導薄膜粒界接合素子及びその製造方法 |
JPH0677545A (ja) * | 1992-08-24 | 1994-03-18 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 超伝導薄膜縦型接合素子及びその製造方法 |
JPH0690032A (ja) * | 1992-09-09 | 1994-03-29 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 超伝導薄膜層間配線 |
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