JPH0445923B2 - - Google Patents

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JPH0445923B2
JPH0445923B2 JP60045278A JP4527885A JPH0445923B2 JP H0445923 B2 JPH0445923 B2 JP H0445923B2 JP 60045278 A JP60045278 A JP 60045278A JP 4527885 A JP4527885 A JP 4527885A JP H0445923 B2 JPH0445923 B2 JP H0445923B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tetrafluoroethylene
copolymer
polyvinylidene fluoride
electric wire
propylene
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60045278A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61206118A (ja
Inventor
Hideki Yagyu
Ikuo Seki
Yoshuki Ando
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP4527885A priority Critical patent/JPS61206118A/ja
Publication of JPS61206118A publication Critical patent/JPS61206118A/ja
Publication of JPH0445923B2 publication Critical patent/JPH0445923B2/ja
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  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、強靱性および可撓性を有する架橋ふ
つ素樹脂被覆電線の製造方法に関するものであ
る。 [従来の技術] ふつ素樹脂は、耐熱性、強靱性、絶縁性等多く
の特性において他の樹脂に比して優れていること
から、電線・ケーブルの絶縁体に多く使用されて
きている。 中でも、ポリふつ化ビニリデンは、融点が低い
ためポリエチレンや塩化ビニルの押出加工機がそ
のまま適用できる特徴を有しており、その需要は
ますます増加するものと期待されている。 しかしながら、ポリふつ化ビニリデンは、他の
ふつ素樹脂と同様に硬いという問題があり、配線
作業という面からみれば不十分な点もある。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記に基いてなされたものであつて、
ポリふつ化ビニリデンの機械的特性を低下させる
ことなく可撓性を付与できる製造方法の提供を目
的とするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、(A)ポリふつ化ビニリデンおよび(B)テ
トラフルオロエチレンと炭素数2〜4のα−オレ
フインとの共重合体を含有し、(A)/(B)の含有重量
比が95/5〜65/35である混合物を導体周上に押
出被覆し、しかる後電離性放射線を照射して架橋
することを特徴とするものである。 本発明において使用する(A)成分としてのポリふ
つ化ビニリデンは特に規定しないが、強度、加工
性のバランスから分子量が数万〜数十万の範囲の
ものが好ましい。 (B)成分におけるテトラフルオロエチレンと共重
合してエラストマ性状を呈する炭素数2〜4のα
−オレフインとしては、プロピレンおよびブテン
−1単独、ならびにエチレン、プロピレン、ブテ
ン−1およびイソブテンから選ばれる2種以上の
組み合わせが例示されるが、本発明の目的達成の
ためにはプロピレンが好ましく採用可能である。 本発明において好適なテトラフルオロエチレン
−プロピレン系共重合体としては、主成分のテト
ラフルオロエチレンとプロピレンに加えて、これ
らと共重合可能な成分、例えばエチレン、ブテン
−1、イソブテン、アクリル酸およびアルキルエ
ステル、ふつ化ビニル、ふつ化ビニリデン、ヘキ
サフルオロプロペン、クロロエチルビニルエーテ
ル、グリシジルビニルエーテル、クロロトリフル
オロエチレン、パーフルオロアルキルビニルエー
テル等を適当に含有せしめたものであつてもよ
い。 かかる共重合体において、テリラフルオロエチ
レン/プロピレンの含有モル比としては95/5〜
30/70、特に90/10〜45/55の範囲から選定する
ことが好ましく、また、適宜加えられる主成分以
外の成分の含有量としては、通常50モル%以下、
特に30モル%以下の範囲から選定することが好ま
しい。かかる共重合体の数平均分子量は、2万〜
15万とすることが押出性及び機械的強度の点から
好ましい。 (A)成分/(B)成分の含有重量比は、95/5〜65/
35の範囲とする必要があり、(B)成分が5重量%未
満では可撓性の付与が十分でなく、35重量%を越
えるとポリふつ化ビニリデン本来の優れた強靱性
が失われる。 本発明においては、照射架橋反応性を高めるた
めに架橋助剤を配合することも可能である。 架橋助剤としては、アリル化合物、イオウ、有
機アミン類、マレイミド類、ジビニル化合物、メ
タクリレート類、ポリブタジエン等があげられ
る。 上記以外の配合剤としては、酸化カルシウム、
酸化マグルシウム、酸化鉛などの金属酸化物、水
酸化カルトウム、水酸化マグネシウム、水酸化ア
ルミニウムなどの金属水酸化物、炭酸カルシウ
ム、炭酸鉛、炭酸アルミニウムなどの金属炭酸
塩、更に加工性を良くするためのカーボンブラツ
ク、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、無
水レイ酸などの無機充填剤、その他安定剤、酸化
防止剤、可塑剤などがあげられる。 [実施例] 第1表の各例(比較例1は除く)に示す配合割
合に従つて各種成分を200℃に設定したロールを
用いて10分間混練して均一に混合した。これをヘ
ツド:200℃、シリンダー−1:195℃、シリンダ
ー−2:180℃に設定された40m/m押出機
(L/D=22)に導入し、外径0.26mmのスズメツ
キ銅線を37本撚り合わせた導体の外周に厚さ0.6
mmに押出被覆した。比較例1はペレツトをそのま
ま押し出した。 次いで、電子線照射を行つたものについては、
5Mradを照射して架橋した。 かくして得られた絶縁電線のたわみ量と引張強
さを測定した。その結果は第1表の下欄に示す通
りである。 たわみ量は、電線を50mmの長さに切断し、一端
を固定して他端に100gの荷重をかけることによ
つて測定した。
【表】
【表】 第1表からも明らかな通り、実施例1および2
では比較例1に比して可撓性を有し、しかもポリ
ふつ化ビニリデン本来の強靱性を有している。 一方、比較例2のように照射架橋を行わないも
の、また比較例3のようにテラフルオロエチレン
−プロピレン共重合体の含有量が多すぎるもの
は、可撓性はあつても強靱性が大幅に低下する。 [発明の効果] 以上説明してきた通り、本発明によれば可撓性
を有し、しかも絶縁体の機械的強度に優れたポリ
ふつ化ビニリデンを絶縁体とする電線が得られる
ようになる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)ポリふつ化ビニリデンおよび(B)テトラフル
    オロエチレンと炭素数2〜4のα−オレフインと
    の共重合体を含有し、(A)/(B)の含有重量比が95/
    5〜65/35である混合物を導体周上に押出被覆
    し、しかる後電離性放射線を照射して架橋するこ
    とを特徴とする架橋ふつ素樹脂被覆電線の製造方
    法。 2 テトラフルオロエチレンと炭素数2〜4のα
    −オレフインとの共重合体はテトラフルオロエチ
    レン−プロピレン系共重合体である特許請求の範
    囲第1項記載の架橋ふつ素樹脂被覆電線の製造方
    法。
JP4527885A 1985-03-07 1985-03-07 架橋ふつ素樹脂被覆絶縁電線の製造方法 Granted JPS61206118A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2711557B2 (ja) * 1988-11-21 1998-02-10 株式会社クラベ 押出成型用電気絶縁組成物

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5987705A (ja) * 1982-11-11 1984-05-21 日立電線株式会社 耐熱、耐油性耐火電線
JPS6116932A (ja) * 1984-07-03 1986-01-24 Hitachi Cable Ltd 含フツ素エラストマ架橋成形体の製造方法

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