JPH0445872Y2 - - Google Patents

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JPH0445872Y2
JPH0445872Y2 JP1988043226U JP4322688U JPH0445872Y2 JP H0445872 Y2 JPH0445872 Y2 JP H0445872Y2 JP 1988043226 U JP1988043226 U JP 1988043226U JP 4322688 U JP4322688 U JP 4322688U JP H0445872 Y2 JPH0445872 Y2 JP H0445872Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンクリート壁面に対する防水・脱
気処理技術に関する。
〔従来の技術〕
この種のコンクリート壁面の防水・脱気処理技
術としては、従来から種々の処理方法が提案され
ており、それらを大別すると次の通りである。
(A) 防水材による処理方法 (a) 弾性ゴム系(ウレタン、アクリルゴム等)
やエポキシ系或いはプラスチツク複合系
FRPの塗膜防水材をコンクリート壁面に塗
布する方法。
(b) 有機系(シラン、ポリエステル、ウレタン
等)及び無機系(硅酸塩化合物、硅フツ化マ
グネシウム等)の塗布浸透型防水材をコンク
リート壁面に塗布する方法。
(c) ポリマー系(又はレジン系)や弾性系(ラ
テツクス系)のポリマーモルタル型防水材を
コンクリート壁面に被覆する方法。
(B) 脱気シート防水工法 第14図に示すように、コンクリート壁面Wの
表面に、不織布等の通気性に優れた通気材50を
貼付け、この通気材50の表面に、非透湿性の弾
性ゴム系の防水シート51を貼付けるとともに、
前記通気材50内の水蒸気を外部に吸引排出する
脱気装置52を設ける方法。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の(a)処理方法のうち、弾性ゴム系の塗膜防
水材による場合は、コンクリートに亀裂が発生し
たときの追従は良好であるものの、透湿性が悪い
ため、水蒸気分圧差によりコンクリート中の水分
が水蒸気として表面側に透過する。この水蒸気が
コンクリート壁面の表面側で凝縮結露し、その結
露水が前記亀裂を通してコンクリート内部に逆流
するか、もしくは亀裂部以外の部分においても、
長期的には鉄筋部位の水分量が増加し、鉄筋の腐
食を促進する問題がある。
又は反応性骨材を有するコンクリート壁面の表
面側より鉄筋(配筋)部間で長期的な水分量の増
加により、そのコンクリート部内部に生ずる局部
的な膨脹圧力でひびわれが発生しコンクリート構
造物の劣化を促進する問題もある。しかも、耐久
性も低いため、5〜10年の短い期間でメンテナン
スが必要となり、もた、可燃性であるため、適用
範囲も自ずと制限される問題がある。
また、エポキシ系の塗膜防水材による場合は、
コンクリートに亀裂が発生したときの追従性が悪
いために塗膜に割れを生じ易い。その結果、その
塗膜の割れ及びコンクリートの亀裂を通して外部
から水が浸入し、鉄筋等の腐食を促進する欠点が
ある。しかも、上述と同様に透湿性が悪いととも
に可燃性であり、その上、耐久性にも劣る問題が
あつた。
更に、プラスチツク複合系の塗膜防水材による
場合は、難燃性のものもあるものの、上述と同様
にコンクリートの亀裂に対する追従性が無く、ま
た、透湿性も非常に悪い問題がある。
従来の(b)処理方法の有機系(シラン系)による
場合は、透湿性に非常に優れているものの、コン
クリートに亀裂が発生したときの追従性が無く、
防水膜に割れを生じ易いとともに、塩分等の粒子
が付着し易く、その上、約半年位で撥水効果が無
くなる耐久性上の問題があつた。
従来の(b)処理方法の無機系の場合は、上述と同
様に透湿性に非常に優れているものの、コンクリ
ートに亀裂が発生したときの追従性が無く、防水
膜に割れを生じ易いとともに、遮塩性能及び耐久
性にも劣る問題があつた。
従来の(c)処理方法による場合は、コンクリート
に亀裂が発生したときの追従は可能であるけれど
も、充分ではなく、また、透湿性は材料の可撓性
が高くなればなるほど悪くなる特性を有し、しか
も、遮塩性及び耐久性にもやや劣る問題があつ
た。
従来の脱気シート防水工法(B)による場合は、コ
ンクリート内部の水分は水蒸気として脱気装置5
2により外部に排出することができるが、脱気装
置52までの行程が長い為、目詰まりや不織布の
へたり等によつて簡単に脱気効果が低下し易い。
それ故に、脱気効果の減少に伴い、コンクリート
から発生した水蒸気は凝縮結露し、この結露水が
コンクリートに発生した亀裂を通して内部に逆流
し、鉄筋等の腐食を促進する問題がある。
本考案の目的は、コンクリートの亀裂に対する
追従性、透湿性、耐久性、遮塩性等に非常に優れ
た適用範囲の広い有用なコンクリート用脱気防水
複合シートを提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるコンクリート用脱気防水複合シー
トは、コンクリート壁面に貼り付けられる通気性
及び柔軟性を有する緩衝材の表面に、含フツ素ポ
リマー多孔性膜を備えた表皮材を、これら両者間
での水蒸気の透過を許容する状態で積層接着して
ある事を特徴とするものであり、それによる作
用・効果は次の通りである。
〔作用〕
前記表皮材の含フツ素ポリマー多孔性膜は次の
特性を有する。
(イ) 耐寒・耐熱性に優れ、一般に−210℃〜+260
℃の範囲で使用可能である。
(ロ) 耐薬品性に優れ、アルカリ、酸、無機の大抵
の化学薬品に対して安定的である。
(ハ) 広い条件範囲で劣化、変質せぬ優れた耐候性
を有する。
(ニ) 不燃性である。
(ホ) 摩擦係数が極めて低く、塩分等の粒子が付着
しにくい。
(ヘ) 撥水性及び通気性に非常に優れ、かつ、柔軟
性に富む。
(ト) 多孔質によるアンカー効果を利用して接着処
理が可能である。
それ故に、このような特性を有する含フツ素ポ
リマー多孔性膜を利用して表皮材を構成すること
により、コンクリート壁面の保護材料として要求
される重要な機能のうち、特に、耐候性、防水
性、透湿性、不燃性、加工性、遮塩性に於いて優
れた効果を発揮する。
しかも、前記コンクリート壁面と表皮材との間
には、通気性及び柔軟性に優れた緩衝材が介在さ
れているから、コンクリートに亀裂が発生した場
合でも、この緩衝材の厚みの増減により、広い範
囲で亀裂にスムースに追従することができると同
時に、外部からの衝撃を緩衝することができるか
ら、特に、前記表皮材の含フツ素ポリマー多孔性
膜を保護することができる。
更に、前記コンクリート中の水分が水蒸気とし
てコンクリート表面側に透過してきたとき、この
水蒸気を前記緩衝材内及び表皮材内を通して最短
距離で外部にスムースに透過拡散させることがで
きる。
〔考案の効果〕
従つて、含フツ素ポリマー多孔性膜を備えた表
皮材と緩衝材との積層構造により、コンクリート
の亀裂発生に起因するシートの破断を防止するこ
とができるばかりでなく、コンクリート中の水分
をシート全面で大気中にスムースに拡散放出する
ことができ、しかも、防水性、耐候性、遮塩性、
不燃性、衝撃緩衝性でも優れた特性を有するか
ら、長期間に渡つて所期の脱気・防水効果を確実
に発揮することができるとともに、コンクリート
内の鉄筋等の腐食進行、及び、反応性骨材を有す
るコンクリート構造物の劣化進行を効果的に抑制
することができる。その上、適用範囲の拡大と同
時に、一枚のシートとして取り扱うことができる
から、施工の容易化も達成することができるに至
つた。
〔実施例〕
第1図及び第2図は、本考案のコンクリート用
脱気防水複合シートの第1実施例を示し、これ
は、コンクリート壁面Wに貼付けられる通気性及
び柔軟性を有する緩衝材1の表面に、含フツ素ポ
リマー多孔性膜2Aを備えた表皮材2を、これら
両者1,2間での水蒸気の透過を許容する状態で
積層接着してある。
前記緩衝材1としては、連続気泡の軟質フオー
ム(ポリエチレン、ウレタン、シリコン、塩ビ、
ポリイミド等)又は不織布等の繊維系材料(ガラ
ス繊維、セラミツクフアイバー、ボロンフアイバ
ー、金属繊維等)などを挙げることができる。
特に、前記軟質ホーム(化学架橋ポリエチレン
連続気泡発砲体)を緩衝材として使用した場合に
は、次の特性を有する。
(イ) 通気性に優れている。
(ロ) コンクリートの亀裂に対しての追従性に優れ
ている。
(緩衝材の厚みの増減により、広い範囲で亀
裂に追従する。) (ハ) 繰り返し圧縮の残留歪みが少ない。
(ニ) 耐候性に優れている。
(ホ) 耐薬品性に優れている。
(ヘ) 水又は湿気で加水分解してボロボロになるよ
うなことはない。
(ト) 遅燃性で燃焼時に有害ガスを発生しない。
(チ) 低温性能は良好である。
(リ) 外部からの衝撃を緩和することができるか
ら、特に、前記表皮材2の含フツ素ポリマー多
孔性膜2Aを衝撃から保護することができる。
前記緩衝材1の厚みは施工条件に応じ種々変更
可能であるが、その一例を挙げると0.5mm〜10mm
の範囲である。
前記表皮材2は、2層の含フツ素ポリマー多孔
性膜2A,2A間にガラス繊維又は合成繊維等の
クロス2Bを介在させ、これらを隣接するもの同
志を接着剤(熱可塑性樹脂系:フツ素、ポリエス
テル、ウレタン等又は熱硬化性樹脂系:エポキ
シ、ウレタン等又は合成ゴム系)3で一体的に接
着してある。
この表皮材2の厚みも、上述の緩衝材1と同様
に施工条件に応じて種々変更可能であるが、その
一例を挙げると、全体としては100〜1000μmの範
囲であり、また、前記含フツ素ポリマー多孔性膜
2Aの厚みは10〜200μmの範囲である。
前記接着剤3のうち、フツ素接着剤は、耐熱性
を有するとともに、前記含フツ素ポリマー多孔性
膜2Aとクロス2Bとの界面で水分等の滞留を防
止する機能を有する。
また、前記接着剤3を塗布するに当たつては、
含フツ素ポリマー多孔性膜2Aの所期の通気性を
損なわないように、格子状、縞状、点状等の形状
で塗布する。
更に、前記接着剤3の質及び量についても、含
フツ素ポリマー多孔性膜2Aの所期の通気性を損
なわないように配慮して決定する。
前記含フツ素ポリマー多孔性膜2Aの一例であ
る多孔化したポリ四弗化エレチン(PTFE)の特
性は前述の〔作用〕の項で記載した通りである
が、特に、撥水性について詳述すると、ポリ四弗
化エレチンの臨界表面張力は18.5dyne/cm(at20
℃)であり、水の表面張力は72.8dyne/cm(at20
℃)であるから、著しい撥水性を示すことが明白
である。
また、前記含フツ素ポリマー多孔性質2Aは損
傷を受けることにより、フイブリル(多孔)が破
損して通気性が損なわれるが、上述のように、前
記クロス2Bの両面に含フツ素ポリマー多孔性膜
2A,2Aをプレス加工することにより、クロス
2Bの山部相当箇所のフイブリルは保護されて
も、谷部相当箇所のフイブリルは保護され、通気
性能に対して耐久性を有することになる。
前記表皮材2と緩衝材1とを接着する接着剤4
としては、合成ゴム系接着剤(クロロプレーン
系、ニトリルゴム系等)又は熱硬化性樹脂接着剤
(エポキシ系、フエノール系等)若しくは熱可塑
性樹脂接着剤(ポリエステル系、ウレタン系、シ
アノアクリレート系等)を挙げることができる。
また、前記表皮材2と緩衝材1とを熱溶着によ
つて貼付けることもある。
前記緩衝材1をコンクリート壁面Wに接着する
接着剤5としては、エポキシ系接着剤(湿潤硬化
型を含む)又は熱可塑性接着剤(ウレタン等)若
しくは合成ゴム系接着剤(クロロプレーン等)を
挙げることができる。
次に、上述の如く構成されたコンクリート用脱
気防水複合シートの施工時の一例について説明す
る。
第3図及び第4図に示すように、コンクリート
壁面W又は前記コンクリート用脱気防水複合シー
トの緩衝材1若しくはこれら両者W、(1)に前記接
着剤5を格子状に塗布し、前記コンクリート用脱
気防水複合シートをコンクリート壁面Wに貼付け
る。
また、隣接するコンクリート用脱気防水複合シ
ート間にボンドブレーカー6を接着し、このボン
ドブレーカー6の表面とコンクリート用脱気防水
複合シートの隣接側辺部とに渡つて、水密性及び
機密性のシーラント7を充填するとともに、前記
シーラント7とコンクリート用脱気防水複合シー
トの隣接側辺部の上面との間にプライマー8を充
填してある。
次に、別の実施例について説明する。
〔〕 第2実施例 第5図に示すように、前記表皮材2を、2層の
含フツ素ポリマー多孔性膜2A,2A間に、ガラ
ス繊維又は合成繊維等のクロス2Bと、連続気泡
の軟質フオーム又は不織布等の繊維系材料からな
る緩衝材2Cとを介在して構成してもよい。
この実施例の場合、外層に位置する含フツ素ポ
リマー多孔性膜2Aとクロス2Bとを接着する接
着材3としては、熱可塑性樹脂系接着剤又はゴム
系接着剤等を挙げることができ、また、前記クロ
ス2Bと緩衝材2C、この緩衝材2Cと内層に位
置する含フツ素ポリマー多孔性膜2A、この含フ
ツ素ポリマー多孔性膜2Aと緩衝材1とを夫々接
着する接着剤4としては、熱可塑性樹脂系接着剤
又はゴム系接着剤等を挙げることができる。
〔〕 第3実施例 第6図に示すように、前記表皮材2を一層の含
フツ素ポリマー多孔性膜2Aから構成してもよ
い。
この実施例の場合、前記表皮材2と含フツ素ポ
リマー多孔性膜2Aとを接着する接着剤3として
は、熱可塑性樹脂接着剤又はゴム系接着剤等を挙
げることができる。
〔〕 第4実施例 第7図に示すように、前記表皮材2を、一層の
含フツ素ポリマー多孔性膜2Aと、これの表面に
積層接着される通気性のある織物2Dとから構成
してもよい。
この実施例の場合、前記織物2Dと含フツ素ポ
リマー多孔性膜2A、及び、この含フツ素ポリマ
ー多孔性膜2Aと緩衝材1とを接着する接着剤3
としてはゴム系接着剤等を挙げることができる。
〔〕 第5実施例 第8図に示すように、前記表皮材2を、一層の
含フツ素ポリマー多孔性膜2Aと、これの表面に
ゴム系接着剤3等を介して接着される通気性のあ
る織物2D、ならびに、前記織物2Dの表面に塗
布される通気性のある無機系塗料2Gから構成し
てもよい。
〔〕 第6実施例 第9図に示すように、前記表皮材2を、一層の
含フツ素ポリマー多孔性膜2Aと、これの裏面に
熱可塑性樹脂系接着剤3等を介して接着されるガ
ラスクロス等のクロス2B、ならびに、前記クロ
ス2Bの裏面に熱可塑性樹脂系接着剤3等を介し
て接着される塩素イオン吸着性多孔質材料2Eと
なら構成してもよい。
この実施例による場合は、外部から浸入する塩
素イオンを吸着除去することができるから、前記
塩素イオンがコンクリートの亀裂を通して鉄筋等
に付着することに起因する腐食の促進を抑制する
ことができる利点がある。
〔〕 第7実施例 第10図に示すように、前記表皮材2を、2層
の含フツ素ポリマー多孔性膜2A,2Aと、これ
ら両者2A,2A間に接着剤(熱可塑性樹脂系接
着剤、ゴム系接着剤等)3を介して接着されるガ
ラス繊維等のクロス2B、ならびに、内層に位置
する含フツ素ポリマー多孔性膜2Aの裏面に接着
剤(熱可塑性樹脂系接着剤、ゴム系接着剤等)4
を介して接着される連続気泡の軟質フオーム又は
不織布等の繊維系材料からなる緩衝材2C、及
び、この緩衝材2Cの裏面に上述と同じ接着剤4
を介して接着される塩素イオン吸着性多孔質材料
2Eとから構成してもよい。
〔〕 第8実施例 第11図に示すように、前記緩衝材1の裏面に
も、含フツ素ポリマー多孔性膜6を接着してもよ
い。
この実施例の場合、前記含フツ素ポリマー多孔
性膜6を緩衝材1に接着する接着材4としては、
合成ゴム系接着剤(クロロプレーン系、ニトリル
ゴム系等)又は熱硬化性樹脂接着剤(エポキシ
系、フエノール系等)若しくは熱可塑性樹脂接着
剤(ポリエステル系、ウケタン系、シアノアクリ
レート系等)を挙げることができる。
また、前記含フツ素ポリマー多孔性膜6をコン
クリート壁面Wに接着する接着剤5としては、エ
ポキシ系接着剤(湿潤硬化型を含む)又は熱可塑
性接着剤(ウレタン等)若しくは合成ゴム系接着
剤(クロロプレーン等)を挙げることができる。
〔〕 第9実施例 第12図に示すように、前記表皮材2を、2層
のガラス繊維又は合成繊維等のクロス2B,2B
と、これら両者2B,2B間に接着剤(熱可塑性
樹脂系接着剤、合成ゴム系接着剤、ウレタン系接
着剤)3を介して接着される含フツ素ポリマー多
孔性膜2Aとから構成してもよい。
〔〕 第10実施例 第13図に示すように、前記表皮材2を、2層
の含フツ素ポリマー多孔性膜2A,2Aと、これ
ら両者2A,2A間に熱可塑性樹脂系接着剤3等
を介して接着されるガラスクロス等のクロス2B
とから構成するとともに、前記含フツ素ポリマー
多孔性膜2A,2Aに夫々酸素遮断機能を備えた
ガス選択性材料2F,2Fを薄膜状に付設して構
成してもよい。
この実施例による場合は、酸素の浸入を阻止す
ることができるから、コンクリートの亀裂によつ
て露出状態となつた鉄筋等の酸化促進を抑制する
ことができる利点がある。
また、前記ガス選択性材料2Fは、前記含フツ
素ポリマー多孔性膜2A,2Aの何れか一方にの
み付設して実施してもよい。
なお、実用新案登録請求の範囲及び各実施例で
説明したコンクリート壁面とは、側壁の内外面、
天井壁の下面、柱や梁の表面など、コンクリート
製構造物にあらゆる箇所の表面を意味するもので
ある。
また、実用新案登録請求の範囲の項に図面との
対照を便利にする為に符号を記すが、該記入によ
り本考案は添付図面の構造に限定されるものでは
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案に係るコンクリート
用脱気防水複合シートの実施例を示し、第1図は
分解概略図、第2図は施工状態の概略断面図、第
3図、第4図は施工の一例を示す一部切欠正面図
とその−線拡大断面図である。第5図乃至第
13図は夫々別の実施例を示す分解概略図であ
り、第14図は従来の脱気シート防水工法を示す
断面図である。 W……コンクリート壁面、1……緩衝材、2…
…表皮材、2A……含フツ素ポリマー多孔性膜、
2B……クロス、2E……塩素イオン吸着性多孔
質部材、2F……ガス選択性部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 コンクリート壁面Wに貼付けられる通気性及
    び柔軟性を有する緩衝材1の表面に、含フツ素
    ポリマー多孔性膜2Aを備えた表皮材2を、こ
    れら両者1,2間での水蒸気の透過を許容する
    状態で積層接着してあるコンクリート用脱気防
    水複合シート。 2 前記緩衝材1が連続気泡の軟質フオームであ
    る請求項1記載のコンクリート用脱気防水複合
    シート。 3 前記緩衝材1が不織布や金属繊維等の繊維製
    である請求項1記載のコンクリート用脱気防水
    複合シート。 4 前記表皮材2が、複数層の含フツ素ポリマー
    多孔性膜2A,2A間にガラス繊維又は合成繊
    維等のクロス2Bを介在させて構成されたもの
    である請求項1ないし3のいずれか一つに記載
    のコンクリート用脱気防水複合シート。 5 前記表皮材2が、含フツ素ポリマー多孔性膜
    2Aと塩素イオン吸着性多孔質材料2Eとを備
    えたものである請求項1ないし3のいずれか一
    つに記載のコンクリート用脱気防水複合シー
    ト。 6 前記表皮材2が、含フツ素ポリマー多孔性膜
    2Aとガス選択性材料2Fとを備えたものであ
    る請求項1ないし3のいずれか一つに記載のコ
    ンクリート用脱気防水複合シート。
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