JPH0445795A - C型肝炎ウイルス抗原ポリペプチド、その産生方法および抗体の検出方法 - Google Patents

C型肝炎ウイルス抗原ポリペプチド、その産生方法および抗体の検出方法

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JPH0445795A
JPH0445795A JP2154542A JP15454290A JPH0445795A JP H0445795 A JPH0445795 A JP H0445795A JP 2154542 A JP2154542 A JP 2154542A JP 15454290 A JP15454290 A JP 15454290A JP H0445795 A JPH0445795 A JP H0445795A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、C型肝炎ウィルスの診断等に有効な、C型肝
炎ウィルスゲノムの構造領域から翻訳される新規な抗原
、その産生方法及びこの抗原を用いたC型肝炎関連抗体
の検出方法に関するものである。
さらに詳しくは、C型肝炎ウィルス(以下HC■という
)構造遺伝子領域にコードされるペプチドであって、5
DS−PAGEで分子量が約22キロダルトンを示す新
規なHCV抗原ポリペプチド(以下p22と略す)、こ
のHCV抗原ポリペプチドの産生方法、このポリペプチ
ドを利用したC型肝炎関連抗体の検出方法に関する。
1見血韮薯 HCVはウィルス性肝炎のひとつであるC型肝炎の病原
ウィルスとして最近同定された。C型肝炎はわが国にお
ける輸血後肝炎のほとんどを占めること、一過性感染の
他に持続性感染のあること(わが国では全人口の約12
%が持続性感染者)が特徴である。急性C型肝炎のうち
約半数が慢性化し、また慢性肝炎は徐々に肝硬変、肝癌
へと移行する。また持続性感染者の比率は世界各地で全
人口の1〜3%を占めると報告されている。すなわちC
型肝炎は、全世界の重大な感染症であり、−その予防、
早期診断並びに治僚は世界的な重要Il!題になってい
る。
HCVはプラス鎖RNAウィルスでそのウィルスゲノム
は約1万塩基からなる。ゲノムの5°側にウィルス構造
蛋白をコードする構造遺伝子領域があり、その下流には
非構造(non−structural、NS)遺伝子
領域がある。現在までのところ、このウィルスのコード
する抗原蛋白はひとつも同定されていない、現在までに
報告されている唯一の抗原抗体測定法は、HCV非構造
遺伝子領域の−1(NS3からMS411域にかけて)
の363アミノ酸を含む、酵母で産生された融合蛋白(
C100)に対する抗体(抗C100抗体)検出法であ
る。この抗体検出法でHCVに対する重置の既往をある
程度知ることが出来るため、この検出法はC型肝炎ウィ
ルスの診断に利用されている。また、この検出法で陽性
の血液は感染性の)(CVを含むことが多いため、現在
わが国ではこの検出法が輸血用血液のスクリーニングに
使用されている。
上記C100抗体は、C型肝炎発症後陽性になるために
通常3〜6ケ月を要するため、この間C型肝炎の診断法
としては利用できないことが、最大の閏題点として拳げ
られる。また、抗C100抗体陰性の血液だけを輸血し
た症例でも、C型肝炎ウィルスの発生がある程度見られ
ることから、この抗体検査だけでは、輸血後肝炎の半分
程度しかスクリーンアウトできないと予想されており、
斬たな抗体検査あるいはウィルス構造蛋白抗原の検出法
が期待されている。:iたC100抗原は非構造蛋白遺
伝子由来であることから、より直接的な診断法や将来の
ワクチン材料の候補として、ウィルス構造蛋白の同定と
その抗原抗体検出系の確立が極めて重要であった。
t・ 本発明者らは、以上のような問題点を解決すべく研究を
重ねてきた結果、HCV構造遺伝子領域のcDNAを培
11m胞中で発現させ、C型肝炎患者血清を用いた蛍光
抗体法およびウェスタンプロット法により、C型肝炎患
者血清と特異的に反応する分子量約22キロダルトンの
HCV遺伝子由来の新規ポリペプチド<p22>を見い
だしこれを分離して本発明を完成するに至った。
次いで、上記で用いたHCV構造遺伝子領域のcDNA
断片を挿入した発現ベクターをトランスフェクトして培
養細胞株を形質転換し、クローニングすることにより得
られる新たな細胞株からHCV関連抗原p22を抽出 
精製する方法、さらにこの)(CV楕遣遺伝子領域のc
DNA断片を挿入されたバキュロウィルス発現ベクター
を夜盗蛾由来の培養細胞株Sf細胞に感染させることに
より、HCVp22を効率よく大量に培養細胞系で産生
させ抽出・精製する方法を開発した。
さらに、このようにして得られるHCVp22を用いて
、p22抗体を検出するELISAキットを構築し、こ
れが従来のHCV抗体測定法と比較して非常に優れてい
ることを確認した。
また本発明は、上記の分子量約22キロダルトンのp2
2のみならず、この全ペプチドをその一部に含むことを
特徴とする、さらに分子量の大きいHCV関連ポリペプ
チド、この産生方法およびこれを用いたHCV抗体検出
方法をも提供するものである。
以下本発明のp22およびその関連ポリペプチド、その
産生方法並びに該抗原を利用したHCV抗体の検出に関
して詳細に説明する。
(1)p22 近縁のワラビウイルスの遺伝子配置、この蛋白が塩基性
アミノ酸に富み、N−N鎖を持たないなどの実験結果か
ら、本発明のP22はC型肝炎ウィルス構造蛋白のひと
つであるヌクレオカプシド蛋白であると考えられた。近
縁のワラビウイルスなどの例からも、HCVの構造蛋白
は、動物細胞及び昆虫細胞に存在する酵素(シグナラー
ゼ)により、前駆体蛋白から切り出されて生成すると考
えられた。
本発明者らの研究の結果、本発明のp22は、HCV構
造遺伝子にコードされるHCVの前駆体ポリペプチドが
、細胞中においてプロセッシングを受けることにより生
じるポリペプチドであることが見いだされた。このこと
から、本発明のp22は、HCV本来のヌクレオカプシ
ド蛋白と同じポリペプチドであると考えられ、HCV関
連抗体を検出する上で非常に重要な抗原であると考えら
れる。また、本発明の抗原は、このような抗体の検出系
のみならず、HCVの感染を防御することを目的とした
ワクチンの為の重要な材料ともなるものである。
本発明者らの、各種HCVcDNA断片を用いた発現実
験によって、本発明のp22は、HCV遺伝子がコード
している非常に長いHCV @ 躯体ポリペプチドの最
もN末端(アミン末端)に位置するポリペプチドである
と推察された。またこのポリペプチドは親水性で、塩基
性のアミノ酸に富むことが塩基配列上推定された。
さらに、上記前駆体ポリペプチドにコードされる最初の
アミノ酸(メチオニン)から数えて、約180〜190
番目のアミノ酸の領域が、特に疎水性の強いアミノ酸配
列となっていることから、この領域のアミノ酸がングナ
ラーゼによって認識され、ltg体ポリペプチドから切
断されて本発明のポリペプチドが生じるものと考えられ
た。
(2)p22および関連ペプチドの産生方法本発明のp
 22は、HC〜′構造遠伝子領域のCDNAを、培g
L細胞で発現させることによって大量に得ることができ
る。宿主!ll!!!lとなる培養細胞としては、通常
用いられているcoss胞やCHoa+m等の動物細胞
を用いることが可能であり、形質転換方法、培貧方法も
常法に従い実施することができる。
一方、動1@紹胞と同等のングナラーゼを有しない大腸
菌や酵母を発現の宿主にした場合には、あらかじめp 
22をコードする遺伝子領域のみをオープンリーデング
フレームの形にして発現後のプロセッシングを受ける必
要の無いよう発現させることは可能と考えられる。しか
しながら、P22ポリペプチドをコードしている遺伝子
領域よりも長めのcD−NAを用いて発現させる場合に
は、シグナラーゼによるプロセッシングが受けられない
と考えられることから、大腸菌や酵母による発現ではR
22の発現は容易ではないと考えられる。
さらに効率よくR22を発現させるためには、バキュロ
ウィルスをベクターとして用い、昆虫細胞に導入するこ
とによってその目的を達成することができる。
このようなウィルスベクターは、バキュロウィルスに分
類されるウィルスであればいかなるものでもよく5 例
えばオートグラファ カリフオルニカ(^utogra
pha Ca1ifornica)、トリコプルシアニ
(Trichoplusf ni)、ラキプルシア・オ
ウ(Rachjplusia ou)、ガレリア メロ
ネラ(Galleria 5ellonella>、或
はボンビツクス・モリ(B。
−byx■0r1)などが例示される。 これらのウィ
ルスの中でもオートグラファ・カリフオルニカ(^cN
PVと略す)が好適である。
組換えウィルスの作製に当たっては、まずバキュロウィ
ルスの増殖に非必須なりNA領領域組み込んだ第一の組
換えベクターが作製される。この場合、前記領域にバキ
ュロウィルス内で機能するプロモーターを存在させるこ
とが必要であり、さらにプロモーターの下流に適当な制
限酵素切断配列を有する合成リンカ−を挿入することが
好ましい。
ここで言う増殖に非必須なりNA領領域は、例えばバキ
ュロウィルスのポリヘトリン遺伝子[LL14i11e
rら 5cience、  219.  R715−7
21(1983)]など、外来性DNAの挿入による変
異を受けても実質上ウィルスの増殖に影響を及ぼさない
領域を言う。
ちなみに、ポリヘトリンは、およそ29.000タルト
ンの分子量の蛋白質であり、AcVPVゲノムのEc。
R1断片上にその遺伝子が存在することが示されており
、  [G、E、Sm1thら、 J、Virol、、
  45.R215−225(1983) ]、ポリヘ
トリン遺伝子のDNA配列はGE、 Sm1thらの論
文[VirologL 131. R561−565(
1983) ]に示されている。
また、バキュロウィルス内で機能するプロモーターとは
、合成・天然を問わずバキュロウィルスが保有する転写
の系でプロモーターとして有効に機能しえるものなら如
何なる塩基配列のものでもよく、その具体例としては、
例えばバキュロウィルスのポリヘトリンをコードする遺
伝子のプロモーター 10にポリペプチドをコードする
バキュロウィルス遺伝子のプロモーターなどが例示され
る。
また発現量を増加させるためには2 ポリヘトリン遺伝
子プロモーターとポリヘトリン遺伝子の5非翻訳領域の
直後に制限酵素切断配列を付加し、ポリヘトリンの構造
遺伝子配列を完全に欠失させポリヘトリンの3°非翻訳
領域が続いているベクターを用いることが好ましい、こ
のようなベクターは、外来遺伝子の発現量が極めて高く
なることが示されている(松浦ら、J、GenJiro
l、 68. R1233−125θ(1987)、特
開平1−285198号〕。
本発明に用いられるHC■構造遺伝子領域のCDNAに
関しては、先に本出願人らにより単離されており(米国
出願408.405号)、またこのようなHCV遺伝子
断片は、出願人によって微生物工業技術研究所に寄託さ
れており(pS7−28e:微工研条寄第2638号、
psi−713c:微工研条寄第2637号およびP[
]]1−1216C:微工研条寄第2594号、これら
の遺伝子断片を代表的な出発材料として用いることが可
能である。
発現ベクターに組み込むHCV−cDNAとしては、H
CVゲノムにコードされる前駅体ペプチドの翻訳開始コ
ドン(^π メチオニン)からシグナラーゼによる認!
1部位(メチオニンから数えて180〜190番目のア
ミノM>の前後までを少なくとも含むDNA断片である
また、さらに長いc D N A、例えばメチオニンか
ら数えて400番目程度のアミノ酸までをコードする遺
伝子等を用いて培養細胞で発現させた場合においても、
宿主細胞内でプロセッシングを受けて目的のR22を得
ることが出来る。
このようにして、培養細胞においてR22を発現させる
時に、組み込むHCV構造遺伝子とじてサイズの大きな
遺伝子を用いる場合には、本発明のp22のペプチドの
アミノ酸を有し、さらに分子サイズの大きいポリペプチ
ドが副産物として一部得られる。このようなp22のペ
プチドを含むさらに分子量の大きなHCV抗原について
もヒトC型肝炎患者血清と特異的に反応することが確認
された。すなわち、本発明は、p22ポリペプチドをそ
の一部に有する、分子量のさらに大きいHC■抗原も提
供するものである。このポリペプチドの分子量に関して
は、組み込むHCV−cDNAの長さに応じて変化し、
例えば、メチオニンをN末端として289個のアミノ酸
をコードするHCVcDNAを用いた場合には約35キ
ロダルトン、また同様に441アミノ酸をコードするH
CVcDNAを用いた場合には約50キロダルトンのポ
リペプチドが得られる。
(3)T)22を含んだ組換えHCV構造蛋白質を用い
たHCV関連抗体の検出 本発明の組換えHCV構造蛋白質を抗原として使用する
ことにより、これに特異的なHCV抗体を検出すること
ができ、このことによって従来不可観であった、C型肝
炎の早期診断が可能となる。
測定方法としては、通常の酵素sum法(E I A)
、RIA、蛍光抗体法および凝集法等いずれでも用いる
ことができる。
すなわち、本発明により、HCVの構造遺伝子に由来す
るp22について、抗体検査法が確立され、血清および
組織診断が可能になった。
抗p22抗体は、正常人、A型肝炎患者およびB型肝炎
患者の血清からは検出されず、また、C型肝炎発症のか
なり早い時期に陽性になる傾向が認められたことから、
この抗体を検出する検査法は、C型肝炎の早期診断およ
び輸血血液のスクリーニングを可能にするものである。
以下、本発明を実施例に従ってさらに詳細に説明するが
、何等これに限定されるものではない。
HCV構造遺伝子に関しては、先に本尭明者らにより日
本人の非A非B型肝炎病原保菌者から逆転写PCR法に
よってクローニングされており、特許出願されている(
米国特許出願No、 408.405 ) 。
本発明のHCV抗原蛋白質の発現には、プラスミドpS
?−28c、  psl−713c、  psl−71
3gおよびPUI−1216cに組み込まれている各c
DNAを使用した9通常の方法に従い、これら4つのc
DNAの共通部分の塩基配列を制限酵素で部分切断し、
他のクローンと再結合することにより、これらのクロー
ン全体をひとつながりにしたcDNAを持つプラスミド
pS7/1−216を作成した。下記に、使用した各プ
ラスミドの寄託番号と、構築されたプラスミドpS7/
1−216に用いた(クローン化された)それぞれの遺
伝子断片暮を示す。
ps7−28c  微工研条寄第2638号ps]−7
13g    なし psi−7]3c  微工研条寄第2637号pU1−
1216c微工研条寄第2594号5′端−B5U36
1 Bsu361− !3all Sail−Ddel Ddel−3’端 さらに、各1ラスミドに組み込まれているHCVの塩基
配列の領域と構築されたプラスミドpS7/1−216
に組み込まれた領域を下記に示す、塩基の番号は、いず
れもプラスミドps7−28Cの日本のHCVcDNA
の最初の塩基を1番とした場合の番号である。
ps7−28c        1−572     
   1−518psi−713g     51]]
−1100519−874Psi−713C51]1−
1100     875−1083ps+−713g
は寄託されていないが、psi−713Cと比較して6
27番目のG〈グアニン)が^(アデニン)に、104
1041番目チミン)がC(シトシン)に変異している
だけであり、コードするアミノ酸配列は両cDNA断片
とも同じものである。
このようにして作成されたpS7/I −216は14
13塩基の日本のHCVのcDNAを有し、その3°末
端にはBa−旧とEcoRlのリンカ−が付加されてい
る。
このcDNAには、はぼ全長を占める大きなオープンリ
ーディングフレームが存在し、その塩基の91番目に翻
訳開始コドンと思われる^TG配列が見られた。
次にこのpS7/1−216を翻訳開始コドンの上流1
2堪基の位置にある^ee1部位で部分切断後、Pst
Iリンカ−を付加した0次にcDNAの3°喝に付加し
であるEcoRI部位にさらにKpn Iリンカ−を付
加し、cDNAをPst I −1ipn 1断片とし
て回収し、これを培養細胞系における発現ベクターpc
DL−8Rα296[大部豊ら、Mo1. Ce11.
 Biol、、 8.466−472<1988) ]
のPst I −Kpn I部位にクローン化した。
この発現ベクターは、大部らによって開発され、強力な
プロモーター スプライシング配列、ポリA配列からな
る。このようにして作成されたが発現プラスミドpsR
316である(第1図参照)。
psR316を基にして、HCV楕遣遺伝子の一部が欠
失した2種類のプラスミドpsR312およびpsR3
16d46を作成した(第1図参照)。
psR312は、HCVcDNA配列の957番目のP
vu1部位から下流をEcoRIと二重切断後、ポリメ
ラーゼで修復して結合することにより欠失させた。
psR316d46ハ、HCVcDNA配列ノ21θ配
列上210番目のAp轟1部位で部分切断し、リガーゼ
で結合させることにより、210−411の201塩基
を欠失させた。この場合にはHCVcDNAの翻訳フレ
ームは保持されており、アミ71167個の欠失が起き
ていると考えられる。
上記の3種のプラスミド各々20珂を2X 10G個の
サル賢細胞由来培am胞株であるCO5−1m胞[Y、
  Gluzumao、  Ce11. 23.  p
175−182  (1981):]  ’\リン酸カ
ルシウム法によりトランスフェクトした。
2日後に、常法に従って、慢性C型肝炎患者血清を用い
て、蛍光抗体法で抗原を染色した。また、同じ日に紐胞
内蛋白質をウェスタンプロット法により、上記慢性C型
肝炎患者血清を用いて検出した。
蛍光抗体法では、約10%の細胞において、細胞質内に
限局して細顆粒状に染色される抗原を認めた。この蛍光
は、psR316およびpSR312を用いた時は同程
度に検出されたが、psR316d46の場合にはほと
んど検出されず、またHCVcDNAを組み込んでいな
いベクターpcDL−8Rα296のみでは全く検出さ
れなかった。
ウェスタンプロット法ではpsR316を用いると分子
量22キロダルトンの蛋白質が極めて太いバンドとして
検出されたく第2図参照)、このバンドは、psR31
2でも同様に検出されたが、psR316d46あるい
はベクターpcDL−8Ra296では検出されず、蛍
光抗体法で見られた抗原を検出していると考えられた。
ここで用いた日本のHCVcDNAに由来する翻訳可能
領域の長さは、psR316では441アミノ酸であり
、pSR312では289アミノ酸であるにもかかわら
ず、検出された主要蛋白質の分子量が22キロダルトン
であることは、この蛋白質が翻訳された後にcoss胞
の中で蛋白質のプロセシングにより切断されて生じたと
考えられる。同様の機構は、このウィルスに近縁と考え
られているフラビウイルスE C,N、 Riceら、
5cience、 229. p726−733(19
85) :]の構造道伝子領域の蛋白質でも観察されて
おり、遺伝子から翻訳された1R駆体ペプチドが細胞内
の酵素シグナラーゼにより切断されると考えられる。
p22がpsR316、psR312で検出されるがp
s1316d46では検出できないことから、p22を
コードする領域は、アミノ酸配列最初のNet (メチ
オニン)から289番目のアミノ酸の間にあり、psR
316d46ノ欠失をそのコード領域に含んでいるもの
と考えられる。さらに、コードされるアミノ酸配列の1
80番目から190番目付近に疎水性アミノ酸が連続す
るシグナルペプチド様の配列が見られ、これがングナラ
ーゼの切断認識部位と推測された。また、pSR316
646では、】4キロダルトンの蛋白質が弱いバンドと
して検出されるが、これは本来の922が201塩基の
欠失により67アミノ酸短くなった蛋白質が検出されて
いると考えられた。
また、ウェスタンプロットでは、p22以外にマイナー
な蛋白質として、  PSll1316を用いた時には
約50キロダルトンのバンド、psR312では約35
キロダルトンのバンドが検出された。これらのバンドは
、プラスミドが含むHCVペプチドのコード領域全体の
蛋白質の大きさには一致していることから、恐らく発現
に用いなcDNA全長から翻訳された前駆体蛋白であろ
うと考えられた。
バ   ロ         いた psR316の構築に用いたものと同じcDNA断片(
へccI部位切断−EcoRI )をポリメラーゼ処理
により、その末端を平滑末端にし、同じポリメラーゼに
より平滑末端にしたプラスミドpAcYi41 [松浦
ら、 J、  Gen、  Virol、  68. 
 p1233−1250.  <1987)コ のB&
−II部位にクローン化することによりpAc316を
構築した。
さらに、このプラスミドをバキュロウィルスDNAとと
もに昆虫由来培養細胞[スボドプテラ・フルジペルタ細
胞(Spodoptera frugiperda c
ells)コにコートランスフェクションを行い、常法
に従って、組換えバキュロウィルスを分離した。
このウィルスをMOIIOでSf細胞に感染させ、72
時間後にp22の発現を調べた。  lXl0″個の感
染細胞を、5DS−PAGE (SDS−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動)で泳動後、クマシーブリリアント
ブルー(CBB)で染色すると、発現蛋白質として22
キロダルトンの蛋白質が検出された。
このバンドはHCVcDNAを組み込んでいない本来の
バキュロウィルス感染細胞では検出できなかった。また
、慢性C型肝炎患者血清を用いた蛍光抗体法で感染細胞
の100%に細胞質に特異的な蛍光を検出した。検出細
胞のウェスタンプロット法による検出では、この発現系
でもやはり22キロダルトンの蛋白質が主要な発現産物
として検出された。COS細胞の場合と同様にツニカマ
イシン添加により、この蛋白のみかけの分子量は変化し
なかったことから、N−糖鎖は付加されていないものと
考えられた。また、等電点も極めて塩基性であることか
ら、ここで検出されている22キロダルトンの蛋白質は
CO8細胞で同定されたp22と、この積土方法の範囲
内では区別できない蛋白であることかわかった。
C■       いたHCV 検ユL誌 上記の組換えバキュロウィルスを感染させたHCV構造
タンパク発現感染細胞(AeHCV−3F9)を回収し
、PBSで2回洗浄した後、5X106細胞/mlの濃
度になるよう2mM EDT^と0.1sMDTTを添
加した50■間トリス塩Wfi緩衝液(p)t8. O
’Iに浮遊させた。
この細胞浮遊液を超音波を用いて破砕し、その後遠心外
IN (12000x G、20分間、4℃)すること
によりその上清を回収した。これを、33%飽和になる
ように飽和硫酸アンモニウムを加え、再び遠心分離に処
した後、沈殿画分にPBSを5X 10’個の細胞につ
き1−1づつ加え、超音波処理によって溶解し、分注し
てHCv抗原蛋白を得た。これらは、−80”Cで凍結
保存し、免疫測定法用の抗原として使用する場合には、
超音波処理後ただちにELISAプレートにコーティン
グさせた。
上記粗精製HCV抗原をPBSで50倍に希釈し、EL
ISA96穴用マイクロタイタープレートに100IA
づつ加え、4℃で一晩放置することによりELISAプ
レートにコーティングした。
このプレートを、PBS−Tweenで2回洗浄し、各
ウェルに20OAの3%スキムミルク添加PBSを添加
し、室温で1時間放置してブロッキングを行った。
このプレートに、HCV抗体測定の対象となる血清を各
ウェルに100Δ添加し、室温で2時間放置した。
このプレートを、PBS−Tweenで4回洗浄し、各
ウェルに100−の396スキムミルク添加PBS−T
weenで希釈したアルカリフォスファターゼwmヤギ
抗ヒト免疫グロブリンを添加し、室温で1時間放置した
このプレートをPBS−Tweenで4回洗浄し、各ウ
ェルに700−のアルカリフォスファターゼ基質液を加
えた。
室温で1〜2時間放置し、陽性反応のA405の吸収が
15前後の値となった時に全ウェルの吸光度を測定した
このアッセイを用いて実際の患者血清を測定し、次のよ
うな結果が得られた。
典型的な輸血後非A非B型肝炎を発症した2症例につい
て、発症直後から経時的に血液を採取し、肝機能検査、
現在唯一のHCVの抗体検査である抗C100抗体、そ
して該p22ペプチドに対する抗体の有無について調べ
た。12ケ月の観察期間を通じて抗C100抗体の検出
されない1症例においてもGPT値の上昇とほぼ同時に
p22抗体の上昇が認められた。
又、もう1例では、抗C100抗体が輸血後4ケ月に上
昇したが、P22に対する抗体は、それに先立つ3ケ月
前、つまり発症とほぼ同時に検出された。この抗体の検
出は、該蛋白を用いるウェスタンプロット法によっても
同一の結果であった。
次に、健常人5人の血液及び非A非B型肝炎患者(抗C
100抗体陽性6人、抗C100抗体陰性4人)の血清
を一点で調べた。健常人では陽性数O1抗C100抗体
陽性非A非B型慢性肝炎患者6例中5例、抗C100抗
体陰性非A非B型慢性肝炎患者4例中4例が陽性であっ
た。
以上の結果から下記のことが確認された。
■正常人ではこの抗体は検出されない。
■非AII−B型肝炎では90%陽性となる。
■抗C100抗体が陰性の、臨床的に診断された非A非
B型肝炎患者でも、この方法に従えばほぼ100%陽性
となる。
■抗C100抗体が陽性の血清でもこの抗体が陰性にな
ることもある。
これらの結果から、p22に対する抗体は、現在もしく
は過去におけるHCVの感染に伴い特異的に検出される
ことが確認された。この抗体は感染のごく初期に誘導さ
れることから、その検出はC型肝炎の早期診断にきわめ
て有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、発現プラスミドPSR316、psR312
およびpsR316d46に組み込まれたHCV−cD
NA[片のHCVゲノム上の領域を示したプラスミドの
構造図を示す。 第2図は、実施例(2)でのそれぞれのプラスミドで形
質転換された細胞の細胞内蛋白質のウェスタンプロット
の結果を示す模式図である。十はツニカマイシン(Tm
) 処理、 −はTm未処理のサン プルを示す。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)C型肝炎ウィルス構造遺伝子領域から発現される
    分子量約22キロダルトンのC型肝炎ウィルス抗原ポリ
    ペプチド。
  2. (2)該抗原ポリペプチドが、C型肝炎ウイルスゲノム
    にコードされる前駆体ポリペプチドの最もN末端に位置
    するペプチド断片である前記第(1)項記載のポリペプ
    チド。
  3. (3)前記第(1)項のポリペプチドをその一部に有す
    るC型肝炎ウィルス抗原ポリペプチド。
  4. (4)分子量が約35キロダルトンである前記第(3)
    項記載のポリペプチド。
  5. (5)分子量が約50キロダルトンである前記第(3)
    項記載のポリペプチド。
  6. (6)C型肝炎ウィルス構造遺伝子領域のcDNA断片
    を挿入した発現ベクターを培養細胞株に導入し、得られ
    た形質転換株を培養することを特徴とする分子量約22
    キロダルトンのC型肝炎ウィルス抗原ポリペプチドおよ
    び/またはその関連ペプチドの産生方法。
  7. (7)該培養細胞株が動物細胞である前記第(6)項記
    載の産生方法。
  8. (8)該培養細胞株が昆虫細胞である前記第(6)項記
    載の産生方法。
  9. (9)該発現ベクターが組換えバキュロウイルスである
    前記第(8)項記載の産生方法。
  10. (10)該C型肝炎ウィルス構造遺伝子領域のcDNA
    断片が、C型肝炎ウイルスゲノムにコードされる前駆体
    ポリペプチドをコードする遺伝子の翻訳開始コドンから
    少なくとも180番目のアミノ酸をコードする領域まで
    を含むDNA断片である前記第(6)項記載の産生方法
  11. (11)該C型肝炎ウィルス構造遺伝子領域のcDNA
    断片が、C型肝炎ウイルスゲノムにコードされる前駆体
    ポリペプチドをコードする遺伝子の翻訳開始コドンから
    少なくとも190番目のアミノ酸をコードする領域まで
    を含むDNA断片である前記第(6)項記載の産生方法
  12. (12)該C型肝炎ウィルス構造遺伝子領域のcDNA
    断片が、C型肝炎ウイルスゲノムにコードされる前駆体
    ポリペプチドをコードする遺伝子の翻訳開始コドンから
    289番目のアミノ酸をコードする領域までを含むDN
    A断片である前記第(6)項記載の産生方法。
  13. (13)該C型肝炎ウィルス構造遺伝子領域のcDNA
    断片が、C型肝炎ウイルスゲノムにコードされる前駆体
    ポリペプチドをコードする遺伝子の翻訳開始コドンから
    411番目のアミノ酸をコードする領域までを含むDN
    A断片である前記第(6)項記載の産生方法。
  14. (14)上記第(1)項記載のC型肝炎ウィルス抗原ポ
    リペプチドおよび/または第(3)項記載のC型肝炎ウ
    ィルス抗原ポリペプチドを抗原として使用し、これに特
    異的な抗体を検出することを特徴とするC型肝炎ウィル
    ス抗体の検出方法。
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