JPH0445651Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、石材類を形成してなる煮沸用鍋に
関するものである。

（従来の技術） 従来使用されている鍋は主として金物製品で、
焼き石を使用した鍋料理等はあるが一般に市販さ
れている石材製の鍋は見当たらない。

（考案が解決しようとする課題） 上述の焼き石を使用した鍋料理は、従来の鍋料
理と比較すると異なつた風味を有するものであ
る。又温泉等においても岩風呂は異なつた効果を
有している。これらの岩石と湯との作用効果を食
品に活用し、更に岩石の有する意匠的特徴と合わ
せて食卓に提供することが本考案の目的である。

（課題を解決するための手段） 次に、実施例を示す図面により本考案の構成に
ついて説明する。

本考案は、従来使用されているような鍋本体１
の底部等に、必要に応じて大きさと形状を適宜に
形成した加熱用開口部２を設け、その鍋本体１の
内壁に合わせて形成した煮沸用石材内鍋４を、着
脱可能に保持させた石材を形成してなる鍋であ
る。

（作用） 第２図に示すような石材内鍋４を、第３図に示
すような鍋本体１の内壁に合わせて保持させ、第
１図に示すように加熱器６の上部に定置させて鍋
本体１の下方から加熱すると、鍋本体１の底部の
開口部２から石材内鍋４内の煮沸物７、例えば魚
肉等を加熱することができる。

なお、鍋本体１と石材内鍋４の着脱移動はそれ
ぞれ把手３，５によつて行うことができる。

（実施例） (イ) 前述の実施例は鍋本体１と石材内鍋４を分離
して組み合わせた構成であるが、両者を一体と
した石材鍋を形成することもできる。なお、こ
の場合必要によつては放熱を防止するため外側
を被覆してもよく、又開口部２を除いた使い方
もできる。

(ロ) 鍋の形状についても、美観を有する石材を使
用する等各種に適用できる。

(ハ) 石材については自然石のほか合成石材も利用
でき、更に種々の組み合わせによつて構成して
もよく、現在使用されている陶器成形品に更に
味覚的付加価値を具備させようとするものであ
る。

（考案の効果） 従来の鍋料理にない風味のほか、実施例に示す
ように新規な意匠的鍋を提供できる。

又、石材と鍋料理ならびに石焼き芋等について
は海岸とか海の石が使用されているように、今後
の活用と効果等研究テーマを提起するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の使用状態を示す全体斜視説明
図、第２図は石材内鍋の全体斜視図、第３図は鍋
本体の全体斜視図、第４図は正面Ａ−Ｂ断面図。 １……鍋本体、２……開口部、３……把手、４
……石材内鍋、５……把手、６……加熱器、７…
…煮沸物又は加熱物。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 鍋本体１の底部等に必要に応じて適宜に加熱用
   開口部２を設け、その内壁に合わせて形成した煮
   沸用石材内鍋４を着脱可能に保持させた、石材を
   形成してなる鍋。