JPH0445391Y2 - - Google Patents

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JPH0445391Y2
JPH0445391Y2 JP1988084896U JP8489688U JPH0445391Y2 JP H0445391 Y2 JPH0445391 Y2 JP H0445391Y2 JP 1988084896 U JP1988084896 U JP 1988084896U JP 8489688 U JP8489688 U JP 8489688U JP H0445391 Y2 JPH0445391 Y2 JP H0445391Y2
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gear
planetary gear
sun gear
electric wire
revolving body
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は産業機械の施回体またはその上の物品
に対する信号線若しくは給電線を配線するための
構造に関する。
従来の技術 従来多く利用されている配線方法として、電線
をブレードフレキに通し、本体外部を案内なしで
両端だけを固定しているもの、或いは軸芯付近を
螺線状に配したもの、さらには実開昭63−10090
号のように円筒状の中空部内周に沿つて一端を固
定し同心の相対回転体の外周にそつてU字形とし
た電線の他端を固定したもの、また特開昭58−
192534号のように旋回体の外歯車付ドラムと同芯
に固定側に半円形内歯車付ドラムとの間に遊星歯
車を介在させ固定側と旋回体側に端を固定した電
線を遊星歯車で折り返すようにした電線案内装置
がある。
考案が解決しようとする課題 前記第1のものは旋回範囲が規制されて大きく
とれなくまた本体外部に配置するための加工など
の接近性に支障をきたす問題があつた。前記第2
のものは主軸駆動などに必要な軸芯部を配線と分
け合うという不都合な問題がある。さらに前記第
3のものは旋回範囲が規制されて大きくとれない
という問題があつた。さらにまた第4のものは重
力で電線をドラム表面に接触させたものであるの
で、180°以上の旋回では電線が垂れ下がる部分が
生じ、同じ張力を保たせることができなくほぼ
180°以上の旋回体への応用には問題がある。
本考案は従来のこのような技術の有する問題点
に鑑みなされたものであり、その目的とするとこ
ろは旋回体の旋回中電線張力をほぼ一定にでき大
きな角度の旋回範囲がとれる配線構造を提供しよ
うとするものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案における旋回
体への配線構造は、旋回体の回転中心と同心に固
定側に設けた内歯車の第1太陽歯車と、前記旋回
体に該第1太陽歯車と同心に設けた外歯車の第2
太陽歯車と、前記第1太陽歯車と第2太陽歯車に
噛合い中央を凹部とする糸巻形の遊星歯車と、前
記固定側と旋回体側とで固定された連続した電線
を途中前記遊星歯車で折返した電線案内装置にお
いて、前記遊星歯車は同歯数の多数個を円周上等
角度に配置し、電線の折返しの前後を前記遊星歯
車群の各遊星歯車の中央凹部の外包絡線と前記第
1太陽歯車の内側及び各遊星歯車の中央凹部の内
包路線と前記第2太陽歯車の外側で支持し、旋回
体の旋回移動量を遊星歯車の約1/2移動量で対応
させるように構成したものである。
作 用 旋回体を旋回させると遊星歯車群は固定側の太
陽歯車上を転動しその移動量は旋回体の外周移動
量の約1/2で外歯車の太陽歯車上の伸縮した電線
長さは遊星歯車の外側,内側の電線の移動量の和
に等しく遊星歯車の移動により長さの変化が吸収
される。そして電線は内外歯車及び遊星歯車群の
中央凹部の内外包絡線との間で挟待状態にあるの
で、180°以上の旋回に対してもほぼ同じ張力で支
持される。
実施例 実施例について図面を参照して説明する。
第1図,第2図において例えばマシニングセンタ
のサドル1上に設けた回転テーブル2において、
サドル1を固定側としテーブル2と同心に上下2
枚一体の同歯数同位相の内歯車を軸方向に間隔を
おきその間に内周凹部3aを形成した太陽歯車3
が固定されている。一方テーブル2側には旋回中
心と同心で中央に外周凹部4aを形成し前記内歯
車の2枚一体の太陽歯車3と同心に直径が小さい
外歯車の2枚の太陽歯車4が固定されている。そ
してこの内歯車と外歯車の太陽歯車にそれぞれ噛
合する歯車を両端に刻設し、巾方向中央に環状凹
部5aを形成し糸巻形とした遊星歯車5が円周方
向等角度位置に多数個が配設されている。凹部3
aと5a及び4aと5aの合計隙間は丁度給電
線,信号線の厚みとほぼ等しくつくられている。
なお太陽歯車3,4はそれぞれ巾中央に環状凹部
を形成した1枚の歯車でもよいことは勿論であ
る。
このテーブル2に給電する連続した電線または
信号線6はフラツトケーブルであつてサドル1側
が金具7でサドル1に固定され、内歯車の太陽歯
車3の上下歯車の間の窓より内歯車の中に入り、
遊星歯車5の中央の凹部5aの外包絡線に沿つて
折返し点の遊星歯車5の凹部5aの外包絡線に沿
つて折返し点の遊星歯車5の凹部5aを廻つて外
歯車の太陽歯車4の外周凹部4aに沿つて太陽歯
車4の上下の歯車の間の窓より太陽歯車4の中心
側に入り偏向点2aで曲げられ案内に沿つてテー
ブル2側の固定具8でテーブル2に固定され、そ
の先は給電部材に接続される。窓より折返し遊星
歯車5に至る途中の案内用遊星歯車は電線の途中
のたるみやひつぱりを防止する。そしてテーブル
最大旋回角によつてフラツトケーブルの長さが決
まり案内に寄与する遊星歯車の数も決まる。なお
電線は1条若しくは必要により複数条かけ、1条
で数回巾方向にずらせて巻くこともある。
旋回状態図の第3図において、今テーブル2の
旋回角度を±630°として加工,取付などの作業を
行うものとする。作業位置に位置決めされたテー
ブル1の遊星歯車5は第3図ロの状態即ち内歯車
の太陽歯車3の電線引込み窓の位置と外歯車の太
陽歯車4の電線引込み窓の位置が一致しており折
り返しの遊星歯車5が上記一致点より22.5°右に
ずれた位置にあつてこの時の位置を基準位置とす
る。電線は遊星歯車5の凹部5aの外包絡線と、
外歯車の太陽歯車4の凹部4aの外周のほぼ全周
に一重に巻かれている。この状態から+630°の位
置が指令されると工作物を割出すべくテーブル2
が図で、CW方向に旋回される。テーブル2とと
もに太陽歯車4が右旋回され、これに噛合う各遊
星歯車5は固定の内歯車の太陽歯車3上を噛合い
ながら転動する。この転動量はテーブル2の回転
による円周長さの約半分であるからテーブル2の
旋回量相当の電線長さは丁度遊星歯車5の転動に
より内外の折返し電線の和に等しく電線と案内部
との間は大地上を移動するキヤタピラと同じで摩
擦が起きずまた両端を固定された電線はゆるみ引
張りなく同じ張力状態に保たれる。テーブルが1
3/4回転して+630°に旋回位置決めされるこのと
き折り返し遊星歯車5は289.5°旋回して312°の位
置第3図イの状態になり、電線は外歯車の太陽歯
車4の凹部4aの上下に位置してその外周をほぼ
2回りする。次に基準位置より−630°の位置が指
令されるとテーブルはCCWの方向に旋回される。
テーブル2とともに太陽歯車4が左旋回されテー
ブルは左に13/4回転し遊星歯車5は93°の位置第
3図ハの状態となり、電線は遊星歯車5の凹部5
aの外包絡線の2周りして上下2段に収納され
る。
効 果 本考案は上述のとおり構成されているので次に
記載する効果を奏する。
内歯太陽歯車,外歯太陽歯車の内外側面と遊星
歯車群の中央凹部の包絡線とで電線が挟持状態で
案内される本願の配線構造は、旋回体の180°以上
の旋回範囲で張力をほぼ同じ大きさで対応するこ
とができる。またキヤタピラ形で収納するための
摩擦のない配線が可能となるとともに、配線をコ
ンパクトに収納することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の平面図、第2図は第1図のA
−A断面図、第3図はテーブルの旋回位置決めに
よる折返し遊星歯車と配線の状態を示す図でイは
+630°の位置,ロは基準位置,ハは−630°の位置
の状態を示すものである。 1……サドル(固定体)、2……テーブル(旋
回体)、3,4……太陽歯車、5……遊星歯車、
6……電線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 旋回体の回転中心と同心に固定側に設けた内歯
    車の第1太陽歯車と、前記旋回体に該第1太陽歯
    車と同心に設けた外歯車の第2太陽歯車と、前記
    第1太陽歯車と第2太陽歯車に噛合い中央を凹部
    とする糸巻形の遊星歯車と、前記固定側と旋回体
    側とで固定された連続した電線を途中前記遊星歯
    車で折返した電線案内装置において、前記遊星歯
    車は同歯数の多数個を円周上等角度に配置し、電
    線の折返しの前後を前記遊星歯車群の各遊星歯車
    の中央凹部の外包絡線と前記第1太陽歯車の内側
    及び各遊星歯車の中央凹部の内包絡線と前記第2
    太陽歯車の外側で支持し、旋回体の旋回移動量を
    遊星歯車の約1/2移動量で対応させるように構成
    したことを特徴とする旋回体への配線構造。
JP1988084896U 1988-06-27 1988-06-27 Expired JPH0445391Y2 (ja)

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JP1988084896U JPH0445391Y2 (ja) 1988-06-27 1988-06-27

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JP1988084896U JPH0445391Y2 (ja) 1988-06-27 1988-06-27

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JPH027727U JPH027727U (ja) 1990-01-18
JPH0445391Y2 true JPH0445391Y2 (ja) 1992-10-26

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ID=31309577

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58192534A (ja) * 1982-05-07 1983-11-10 株式会社日立メデイコ Ctスキヤナのケ−ブル案内装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5971604U (ja) * 1982-11-08 1984-05-15 株式会社日立メデイコ Ctスキヤナのケ−ブル案内装置

Patent Citations (1)

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JPS58192534A (ja) * 1982-05-07 1983-11-10 株式会社日立メデイコ Ctスキヤナのケ−ブル案内装置

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JPH027727U (ja) 1990-01-18

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