JPH0445363Y2 - - Google Patents

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JPH0445363Y2
JPH0445363Y2 JP7062084U JP7062084U JPH0445363Y2 JP H0445363 Y2 JPH0445363 Y2 JP H0445363Y2 JP 7062084 U JP7062084 U JP 7062084U JP 7062084 U JP7062084 U JP 7062084U JP H0445363 Y2 JPH0445363 Y2 JP H0445363Y2
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contactor
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、電気車用電動機発電機(以下、
「MG」という)の制御装置に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
第3図はMGの主回路図である。同図におい
て、架線1から供給される直流電力は集電装置2
によつて車両内に導入される。集電装置2とアー
ス間には、低電圧継電器3と直列回路とが並列に
接続される。ここで、直列回路は、過電流継電器
4、MG主回路接触器5、起動抵抗短絡接触器6
と起動抵抗7の並列回路、直列抵抗8、界磁巻線
9aを有する走行用直流直巻電動機9、界磁回路
抵抗器10、及び逆流阻止用ダイオード11,1
2が順次直列に接続されて構成される。さらに界
磁巻線9a、界磁回路抵抗器10および逆流阻止
用ダイオード11と並列に、分路リアクトル13
及び分路回路接触器14からなる直列の分路回路
が接続され、また界磁巻線9aと並列に、サイリ
スタ等からなる直流出力可変の制御整流器15と
平滑リアクトル16との直列回路が接続される。
前記電動機9には界磁巻線17aを有する補機電
源用同期発電機17が連結され、電動機9によつ
て同期発電機17が回転する。同期発電機17の
交流出力電流は、サイリスタ等からなる直流出力
可変の制御整流器18によつて直流に変換された
後、界磁巻線17aに与えられると共に、該同期
発電機17の交流出力電流は制御整流器15、及
び負荷接触器19を介して車両用制御回路等の負
荷へそれぞれ供給される。なお、直流直巻電動機
9及び同期発電機17によつてMG20を構成し
ている。
第4図は第3図に示されるMG主回路の制御回
路である。図中、30は制御電源を入、切する制
御スイツチであり、この制御スイツチ30を介し
て+側電源線31及び−側電源線32へ制御電圧
が供給される。電源線31,32間には並列に、
低電圧継電器の接点3a及びオフデイレイタイマ
33の直列回路と、オフデイレイタイマ33の接
点33a、過電流継電器4の接点4b及びMG主
回路接触器5からなる直列回路と、MG主回路接
触器5の接点5a及びオンデイレイタイマ34の
直列回路とが、それぞれ接続される。さらに、オ
ンデイレイタイマ34には並列に、オンデイレイ
タイマ34の接点34a及び起動抵抗短絡接触器
6の直列回路と、接触器6の接点6a及びオンデ
イレイタイマ35の直列回路と、オンデイレイタ
イマ35の接点35a及び分路回路接触器14
と、接触器14の接点14a及びオンデイレイタ
イマ36の直列回路と、オンデイレイタイマ36
の接点36a及び負荷接触器19の直列回路と
が、それぞれ接続される。
以上の構成において、MG20の起動は、架線
1と制御スイツチ30が生きている条件で始ま
り、まず架線1の電圧が規定値以上あることで低
電圧継電器3が励磁される。低電圧継電器3が励
磁されると、その接点3aがオンとなり、オフデ
イレイタイマ33に電圧が供給される。ここでオ
フデイレイタイマ33は、ごく短かい電力中断で
低電圧継電器3がオフしても制御回路をオフしな
いようにしている。オフデイレイタイマ33に電
圧が供給されると、その接点33aがオンとな
り、MG20の主回路接触器5が投入され、MG
20は起動を始める。主回路接触器5の投入後
は、オンデイレイタイマ34,35,36の各接
点34a,35a,36aにより起動抵抗短絡接
触器6、分路回路接触器14、及び負荷接触器1
9がそれぞれの時限により順次投入され、起動を
完了する。
接触器14のオンによる分路回路投入後は、制
御整流器15により電動機界磁巻線9aへ与える
直流電流が変えられ電動機9の回転速度が制御さ
れる。
一方、集電装置2を介して導入される電力が中
断し、さらに復電した時に電動機9に流れる突入
電流iは第5図に示す如く主回路側のi1と分路回
路側のi2に分流される。この分流比は定常特性と
電動機9の整流状態により決められる。
この状態において運転中に集電装置2による離
線等の電力中断が起こつたとすると、電動機9の
逆起電力eは第6図の電動機逆起電力特性に示す
如く、電力中断時点tから回転数nの減衰にほぼ
比例して減衰する。このことは、e=kn(但し、
e=逆起電力、k=比例定数、=界磁磁束、n
=回転数)で示されるが如く、公知のものである
が、この様な状態の時にEという直流電圧がMG
20の主回路に再加圧されたとすると、主回路に
はE−e/R(但し、R=回路抵抗)により、突入 電流iが流れる。つまり逆起電力eが小ならば突
入電流iは大きく、逆起電力eが大きければ突入
電流iは小さい。この突入電流iは電動機9の許
容し得る電流で押えることが必要であり、これを
超えることがあれば過電流継電器4を動作させて
電動機9の保護を図つている。また、このことか
ら電力中断時間が決まり、オフデイレイタイマ3
3の時間が決まつて来る。一方、このMG20の
使用される機関車または電車システムでは、一般
にMGの出力電圧を制御電源として使用してお
り、MG20の停止は即機関車の停止を意味す
る。
従来の制御装置では、セクシヨンが多く、しか
も電力中断の長い路線においては、システム上電
力中断時間が長くとれず、このため走行に支障が
出てくるという欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、以上のような従来技術の欠点を除去
するためになされたもので、セクシヨン通過のよ
うな長い電力中断においても車両用電動機発電機
(MG)を停止させずに常に負荷側に電源供給を
行なうことのできる車両用電動機発電機の制御装
置を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、起動時制御部と、電力中断時制御部
とを有し、 起動時制御部は、集電装置から導入される電圧
が規定値以上であるとき主回路接触器を動作させ
て直流直巻電動機を回転させると共に、同期発電
機を回転させ、かつ、主回路接触器が動作したこ
とを条件にして短絡用接触器およびしゃ断用接触
器を順次動作させる制御信号を出力し、 電力中断時制御部は、集電装置を介して導入さ
れる電力の中断を検出し、中断時間が所定値を超
えてから復電するまで、起動時制御部の短絡用接
触器およびしゃ断用接触器に対する制御信号をし
ゃ断側に保持するものである。
〔考案の実施例〕
以下、第1図及び第2図を参照しつつ本考案の
一実施例を説明する。
第1図はこの実施例に係るMG主回路の制御回
路である。なお前記第3図乃至第6図中の要素と
同一の要素には同一の符号を付して重複する説明
を省略する。そしてこの制御回路が第4図のもの
と異なる点は、オフデイレイタイマ33と並列に
オフデイレイタイマ40を接続し、このオフデイ
レイタイマ40の接点40aを起動抵抗短絡接触
器6に直列に接続すると共に、負荷接触器19に
自己保持用の接点19aを設け、この接点19a
をオンデイレイタイマ接点36aに並列接続した
ことである。ここで、オフデイタイレイマ33の
セツト値、すなわち時限は停電、あるいは集電装
置2のオフ等の検知に使用し、一方オフデイレイ
タイマ40は接触器14のオンによる分路回路の
投入で許容出来る時限にセツトされる。また負荷
接触器19は、一旦起動を完了した後はMG主回
路接触器5がオフするまで、接点19aで自己保
持されるようにする。なお、第1図に示した制御
装置は、制御スイツチ30、低電圧継電器3の接
点3a、主回路接触器5の接点5aおよびオンデ
イレイリレータイマ34,35,36が本考案の
起動時制御部Xに対応し、オフデイレイタイマ3
3,40および負荷接触器19の接点19aが本
考案の電力中断時制御部Yに対応している。
以上の構成において、集電装置2による離線等
の電力中断がオフデイレイタイマ40の設定時間
より短かいときには、接点40aがオフせず、従
つて従来の第4図の回路と同様な動作をする。し
かし、オフデイレイタイマ40の設定時間より長
い中断のときは、オフデイレイタイマ40がオフ
し、その接点40aで起動抵抗短絡接触器6以降
の回路、すなわち分路回路接触器14をオフ状態
とする。しかし負荷接触器19は接点19aによ
り自己保持されているため、オン状態を維持す
る。
接触器6以降の回路がオフすると、第3図の
MG主回路では起動抵抗7が挿入され、さらに分
路回路接触器14のオフにより分路回路がオフ状
態となる。そしてこの状態からMG主回路へ再加
圧されたとすると、起動抵抗7で突入電流が押え
られ、さらにこの突入電流が電動機9の電機子巻
線及び界磁巻線9aへ流れ、該電動機9が直巻電
動機となつて逆起電力eの立上がりを早めるた
め、第2図の電動機電流icの如く突入電流を押え
ることが出来る。すなわち、第2図は電動機電流
の特性図であり、図中、iaは過電流継電器4のセ
ツト電流値、ibは第4図の回路でオフデイレイタ
イマ33の時限を長くした場合の電流波形、及び
icは第1図の回路で電力中断後再加圧時の電流波
形であり、さらにtaは再加圧時点、T1は起動抵抗
7の投入時間、T2は起動抵抗7の短絡時間、及
びT3は分路回路が投入された通常運転時間であ
る。この第2図の電流波形icから明らかなよう
に、再加圧時点ta後に生じるMG主回路への突入
電流を従来よりも低く押えることが出来、従つて
MGを停止させなくとも車両の運転を継続するこ
とが出来る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、集電装
置を介して導入される電力の中断を検出し、中断
時間が所定値を超えてから復電するまで、短絡用
接触器およびしゃ断用接触器に対する制御信号を
しゃ断側に保持するようにしたため、セクシヨン
通過等の長い電力中断においてもMGを停止させ
ず、長い中断ごとに車両を停車させる等の不具合
がなくなるばかりか、電力中断後の再加圧時の突
入電流を押えることができ、MGの整流上常に好
ましい状態となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す回路
図、第2図は同実施例の動作を説明する電動機電
流と時間との関係を示す線図、第3図は車両用電
動機発電機の主回路図、第4図は従来の車両用電
動機発電機の制御装置の構成を示す回路図、第5
図は第3図の動作を説明するための部分回路図、
第6図は第3図及び第4図の動作を説明するため
の電動機逆起電力と時間との関係を示す線図であ
る。 1……架線、2……集電装置、4……過電流継
電器、5……MG主回路接触器、6……起動抵抗
短絡接触器、7……起動抵抗、9……直流直巻電
動機、9a……界磁巻線、13……分路リアクト
ル、14……分路回路接触器、15……制御整流
器、17……同期発電機、17a……界磁巻線、
18……制御整流器、19……負荷接触器、19
a……負荷接触器接点、20……MG、30……
制御スイツチ、33……オフデイレイタイマ、3
4〜36……オンデイレイタイマ、40……オフ
デイレイタイマ、40a……オフデイレイタイマ
接点、X……起動時制御部、Y……電力中断時制
御部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 起動時制御部Xと、電力中断時制御部Yとを有
    する電気車用電動機発電機の制御装置であつて、 電気車は、集電装置2を介して導入される直流
    電力により駆動される走行用直流直巻電動機9
    と、この直流直巻電動機20に連結された補機電
    源用同期発電機17とを有し、直流直巻電動機2
    0には主回路接触器5と、短絡用接触器6を並列
    接続した起動抵抗7とが直列接続され、かつ、そ
    の界磁巻線9aにはしゃ断用接触器14を有する
    分路リアクトル13が並列接続され、 起動時制御部Xは、集電装置2から導入される
    電圧が規定値以上であるとき主回路接触器5を動
    作させて直流直巻電動機20を回転させると共
    に、同期発電機17を回転させ、かつ、主回路接
    触器5が動作したことを条件にして短絡用接触器
    6およびしゃ断用接触器14を順次動作させる制
    御信号を出力し、 電力中断時制御部Yは、集電装置2を介して導
    入される電力の中断を検出し、中断時間が所定値
    を超えてから復電するまで、起動時制御部Xの短
    絡用接触器6およびしゃ断用接触器14に対する
    制御信号をしゃ断側に保持するものである、 電気車用電動機発電機の制御装置。
JP7062084U 1984-05-15 1984-05-15 電気車用電動機発電機の制御装置 Granted JPS60183501U (ja)

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JPS60183501U JPS60183501U (ja) 1985-12-05
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