JPH0445200A - トイレ用抗菌芳香洗浄剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、水洗トイレにおいて、トイレ内の悪臭の防止
、トイレの便器の洗浄、及び手洗い後の水やタンク、配
管、便器内に繁殖する細菌を防止する抗菌芳香洗浄剤に
関するものである。

（従来の技術） 従来、トイレに於いて使用されているトイレ用洗浄剤に
関する薬剤は、トイレの洗浄を目的とする洗浄剤、トイ
レの臭気を緩和する為の防臭剤又は芳香剤、或は洗浄と
防臭を兼ねた薬剤であり、殺菌を目的とする場合には、
クレゾール等の殺菌剤を使用する必要があった。

しかし、最近の消費者の傾向は、より快適な、より健康
的な、より安全な生活を指向し、求める製品えの要望も
多様化している。

この１例として、トイレの場合には、汚れやすいので洗
浄が必要となる、臭気があるので脱臭が必要となる、細
菌が多いので殺菌が必要である、等の対策を必要として
いる。

これに対し、従来は、洗浄の為には洗浄剤、臭気の為に
は芳香剤、殺菌の為には殺菌剤を使用して対処していた
が、薬剤を多数使用することは、不便であるばかりなく
、不経済でもあった。

従って、これらの問題を一度に解決する薬剤の提供が要
望されていた。

（発明が解決しようとする課題〉 本発明は、前記したような問題点、即ち、トイレに於け
る、洗浄、脱臭、殺菌の作用を１種の薬剤で対処するこ
とを目的とし、本願発明を完成したものである。

（課題を解決するための手段） 本発明は、前記課題を解決する為に、種々のテストした
結果、完成したものである。

即ち、本発明は、界面活性剤と芳香剤と銀イオンを含む
硝子を含有することを特徴としたトイレ用抗菌芳香洗浄
剤である。

本発明に於いて、使用出来る洗浄剤、芳香剤、殺菌剤は
、まず取扱が安全であり、各々の効果が確実であり、さ
らに経済的であることを基準にして、選択し種々検討し
て、決めたものである。

まず、洗浄剤としては、その主たる目的が、便器の洗浄
であるため、界面活性剤のうち、非イオン界面活性剤が
よく用いられる。

次に、芳香剤（防臭剤）としては、−船釣に知られ、市
販されている各種の品種のテストをした。

いずれの芳香剤も使用出来たが、芳香については、消費
者の嗜好にて決定すべきものである。

次に、殺菌剤であるが、本発明においては、水中におい
て、硝子成分を徐々に溶解する硝子を使用し、硝子成分
中に殺菌効果のある銀を入れておいて、硝子成分の溶解
とともに銀イオンを溶解させて、この銀イオンが殺菌作
用をするのである。

従って、クレゾール等の殺菌剤と比較して、その効果は
緩慢であるが、取扱が安全であり、しかも目的を達成出
来るものである。

そして、この硝子は、洗浄剤の溶解速度以上で溶解させ
ることが大切である。又、この硝子の溶解成分が、下水
処理場での活性汚泥処理、或は一般家庭の浄化槽のバク
テリアの活性を低下させない程度の量に、特に銀の溶出
量をコントロールしたものである。

更に又、本発明に係る抗菌芳香洗浄剤は、洗浄剤の種類
、硝子組成を選択することによって、その溶解時間を調
整出来るものであり、この溶解スピードの変化が、芳香
量の変化、洗浄効果の変化、殺菌効果の変化に寄与する
ものであるが、種々の制約の中で、最も適したものを選
択し製品化出来ることは言うまでもない。

次に、実施例を示し、本発明を明らかにする。

（実施例■） （ａ）トイレ用抗菌芳香洗浄剤の作成 殺菌剤である６肖子は、Ｂ２Ｏ３８５ｍｏｌ＊　（以下
特に記載ない場合は同じ）　５ｉ０２５、Ｎａ２Ｏ１０
、Ａｇ２Ｏ２ｗｃｌ；に調合した原料を溶融し、２５０
μｍ以下に粉砕した硝子を使用した。

芳香洗浄剤としては、エステ−化学製メロディフレッシ
ュを使用した。

芳香洗浄剤３０ｇを秤量し、７０℃に加熱したところえ
、硝子を３ｇ入れて十分撹拌し、均一にしてから、円筒
状の型枠に入れて、目的とする抗菌芳香洗浄剤を作成し
た。

（ｂ）使用方法 水洗トイレで水洗用の水保管タンクがあり、その上が手
洗いになっている物に於いて、手洗いの場所に、前記（
ａ）項にて作成した抗菌芳香洗浄剤をケスに設置して、
水を使用する都度、該抗菌芳香洗浄剤にも水が当たる様
にした。

（Ｃ）効果 この様に設置した抗菌芳香洗浄剤は、洗浄及び芳香効果
が従来どおりであり、更に、殺菌効果を有するものであ
る。殺菌効果を説明すると、水道水（２０℃、約５１／
ｌｌ１ｉｎ）を流し、その中に溶出してくる銀の量は９
　ｐｐｂてあった。

本実施例の水と従来の芳香洗浄剤での水で、普通ブイヨ
ンの１ｉ１００濃度の栄養を与え、１０”個／′（５）
の大腸菌を添加し、３０℃−６時間経過後、生菌数を測
定した。その結果は、次の通りであった。

今 従来の芳香洗浄剤使用時　　　４ｉ１０個／ｃｃ本願抗
菌芳香洗浄剤使用時　　８×１０個／ｃｃ即ち、本願発
明の抗菌芳香洗浄剤を使用することによって、細菌の数
が約１／１０００になっているのであります。

（実施例■〉 （ａ）トイレ用抗菌芳香洗浄剤の作成 殺菌剤である硝子は、Ｂ２Ｏ３８５ｍｏｌ＊　（以下特
に記載ない場合は同じ）Ｓｉ０２５、Ｎａ２Ｏ１０、Ａ
ｇ２Ｏ２ｗｔネに調合した原料を溶融し、２５０μｍ以
下に粉砕した硝子を使用した。

芳香洗浄剤としては、小林製薬製ブルーレット（タンク
内設置用）を使用した。

芳香洗浄剤６０ｇを秤量し、７０℃に加熱し、その中え
硝子を３ｇ入れて、十分撹拌し、均一にして型枠に入れ
、目的とする抗菌芳香洗浄剤を作成した。

（ｂ）使用方法 型枠に入れたまま蓋をする、蓋には水が通う様に穴が設
けである。これを、水洗用の水保管タンク（約２ＯＬの
容量〉内にいれる、タンク内に蓋の穴から、抗菌芳香洗
浄剤が溶出する。

（Ｃ）効果 この様に設置した抗菌芳香洗浄剤は、洗浄及び芳香効果
が従来どおりであり、更に、殺菌効果を有するものであ
る。殺菌効果を説明すると、タンク（約２ＯＬ）に溶出
してくる銀の量は、６時間後１５ｐｐｂであった。

本実施例の水と従来の芳香洗浄剤での水で、普通ブイヨ
ンの１／１００濃度の栄養を与え、１０＋個／ｃｃの大
腸菌を添加し、３０’Ｃ−６時間経過後、生菌数を測定
した。その結果は、次の通りであった。

従来の芳香洗浄剤使用時　　　２×１０個／ｃｃ本願抗
菌芳香洗浄剤使用時　　５×１０個／ｃｃ即ち、本願発
明の抗菌芳香洗浄剤を使用することによって、細菌の数
が約１／１０００になっていた。

（発明の効果） 以上の説明からも明らかなように、本発明の抗菌芳香洗
浄剤は、洗浄効果、脱臭（芳香）効果、及び殺菌効果を
有するものであり、健康増進、快適な生活を送る為に寄
与する極めて有用な発明である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 界面活性剤と芳香剤と銀イオンを含む硝子を含有するこ
   とを特徴としたトイレ用抗菌芳香洗浄剤。