JPH0445178A - コーティング用組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、コーティング用組成物に関するものである。

［従来の技術］ 従来、ポリテトラフルオロエチレン（以下ＰＴＦＥと略
す）は、そのすぐれた非粘着性からフライパン・炊飯ジ
ャー内ナベ・ホットプレート等の厨房器具用、アイロン
底・ハサミ等の日用器具用、複写機熱圧着ロール・成形
用金型等の工業材料用、等幅広い分野における離型用コ
ーテイング材として用いられている。非粘着性の最もす
ぐれているものは、ＰＴＦＥのみをコートした塗膜であ
る。しかしこれらの塗膜はＰＴＦＥ粒子が０．２μ〜０
．２８μと小さいため厚塗りができず耐久性がＴ分では
ない。厚塗りを行った場合はクラック等の塗膜欠陥が生
じ良好な非粘着性を維持できず耐久性もない。一方固い
粒子を添加剤として配合した場合、耐久性は向上するが
非粘着性が低下する。

［発明の解決しようとする課題］ 本発明の目的は従来技術が有していた前述の欠点を解消
しようとするものである。すなわち非粘着性が最もすぐ
れ、かつ耐久性の十分な塗膜を得られるコーティング組
成物を提供しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、前述の課題を解決すべくなされたものであり
、平均粒子径０．３μ以上のＰＴＦＥ粒子と液状担体を
含むことを特徴とするコーティング組成物を提供するも
のである。

本発明において、ポリテトラフル才ロエチレン（以下Ｐ
ＴＦＥという）とはテトラフルオロエチレン単独重合体
およびテトラフルオロエチレンを主成分とし、これに１
重量％程度未満の他の共重合性単量体を変性剤として共
重合させた共重合体を意味する。共重合性単量体として
はヘキサフルオロプロピレン、パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル、ビニリデンフルオライド、クロロトリフ
ルオロエチレン、ビニルフルオライド、エチレン、プロ
ピレン等が例示される。

また、液状担体としては、水、ハロゲン系溶媒、芳香族
系溶媒、脂肪族系溶媒、ケトン系溶媒、アルコール系溶
媒等の有機溶媒の双方が用いられる。尚、ＰＴＦＥが高
分子量結晶性ポリマーのため繊維化・団塊化しやすいの
で液状担体がないと均一な塗膜は得られない。

これらＰＴＦＥと液状担体の組み合わせは通常ＰＴＦＥ
水性恕濁液又はオルガノゾルとして用いられるが、水性
恕濁液が一般的である。通常使用されるＰＴＦＥ水性懸
濁液はＰＴＦＥ平均粒子径が０．３μ未満であるが、こ
れを用いた塗膜は耐久性が不足している。

本発明者らの研究によると、　０．３μ以上の平均粒子
径のＰＴＦＥを用いると耐久性が著しく向上する。詳細
な原因は研究中であるが、塗膜の表面欠陥が無（なった
ためと推定している。

なお、ＰＴＦＥの平均粒子径は、水性分散液の５４６ｎ
ｍの吸光度（Ａ）、固形分濃度（Ｓ）、液比型（ＳＧ）
より式 また、本発明の塗料組成物は、本発明の目的を損なわな
い範囲で界面活性剤、顔料、充填剤など各種添加剤が添
加されていてもよい。

次に実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明す
る。

［実施例］ 実施例１、比較例１．２ 濃度６０％のＰＴＦＥ水性分散液（平均粒子径０．３５
μ）９７重量部にトリエチレングリコール３重量部と純
水６重量部を添加し、撹拌混合を行ない均一分散させ濃
度５５％、粘度６０ｃｐｓの塗料組成物を得る。

こうして得られた厚さ３０μｍの塗膜に関して後述の離
型性試験を行なった。尚、比較のため実施例の塗料に平
均粒径５Ｇμのマイカ０．５重量部添加した塗膜及び平
均粒径０．２８μのＰＴＦＥ水性分散液についても同様
にして塗膜をつくり試験を行なった。

離型性試験 スリーＭ社フィラメントテープＮｏ、　８８０を室温で
コーテイング面に強く圧着させテープ離型時の剥離強度
をバネばかり等で求める。

［発明の効果］ 本発明のコーティング組成物は優れた非粘着性を有し、
また耐久性もすぐれたものである。

このような組成物は、厨房用・日用器具用・工業材料用
・離型用コーテイング材として有用である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 平均粒子径０．３μ以上のポリテトラフルオロエチレン
   及び液状担体からなるコーティング用組成物。