JPH0444979B2 - - Google Patents

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JPH0444979B2
JPH0444979B2 JP12255184A JP12255184A JPH0444979B2 JP H0444979 B2 JPH0444979 B2 JP H0444979B2 JP 12255184 A JP12255184 A JP 12255184A JP 12255184 A JP12255184 A JP 12255184A JP H0444979 B2 JPH0444979 B2 JP H0444979B2
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JP
Japan
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cash
teller
transaction
counter
carrier
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JP12255184A
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JPS61867A (ja
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Yoshihiko Aizaki
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPS61867A publication Critical patent/JPS61867A/ja
Publication of JPH0444979B2 publication Critical patent/JPH0444979B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • G06Q40/02Banking, e.g. interest calculation or account maintenance

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  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Technology Law (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は現金(紙幣,貨幣)や証券類の取引物
品を搬送するシステムに関する。
例えば金融機関においては、窓口業務の負荷軽
減のために現金の受け渡しを自動化した自動取引
装置が普及している。さらに窓口業務の自動化、
特に窓口係員(以下テラーと称す)の現金処理の
自動化を図るために、各窓口で取扱う現金を一括
して管理する出納部を設け、この出納部から必要
な現金を逐次窓口まで搬送する入出金システムが
開発されている。
〔従来の技術〕
上述した入出金システムは、各窓口のテラーと
出納部とを搬送ベルト等の手段によつて連絡し、
窓口で取扱う現金の一括収納、一括投出を可能と
するものである。このシステムにより窓口で行わ
れた取引について、現金管理がより容易に行われ
得るものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで金融機関における業務形態を見ると、
窓口による業務と自動取引装置により業務とが同
一店舗内にて並行して行われるものである。従つ
て、金融機関側からすれば、これら窓口及び自動
取引装置にて遂行される取引のトータル的な管理
が必要である。しかしながら従来においては窓口
業務に於ける現金の管理と、自動取引装置におけ
る取引現金の管理とは全く別々に行われている。
上述した入出金システムを導入したとしても、自
動取引装置における現金の初期セツト、精算回収
はあくまでマニユアル操作に頼る他はない。即
ち、自動取引装置を含む店舗内業務における現金
管理(特に精算作業)に多大の労力を必要とする
問題点は、依然として残されたままであつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述した従来の問題点を解決するため
の手段を提供することを目的としている。そして
その為に、テラーが業務を行う窓口カウンタと、
利用者(顧客)の操作する自動取引装置とを、現
金・証券等の取引物品を予め収納する出納機に搬
送路を介して接続したものである。そして窓口カ
ウンタに対しては1つの取引が発生する毎出納機
からの取引物品の投出(或いは収納)を行う。一
方自動取引装置に関しては現金類を収容する収容
庫を設けておき、この収容庫の現金類の収容量が
少なくなつた時、或いは係員(出納係)によるコ
ンソールからの現金類装填要求に基いて、選択的
に出納機及び搬送手段を駆動制御するように構成
したものである。
〔作用〕
即ち上記出納機は、窓口カウンタにて支払うべ
き現金等の取引物品を、その取引が発生する毎に
投出するものである。これにより窓口テラーによ
る取引物品の取扱い時間を極力少なくすることが
できる。一方出納機は、出納係による指示或いは
収容現金類の量の減少によつて自動取引装置の収
容庫への現金類の補充を行うものである。これに
より、自動取引装置による現金類の支払速度の遅
延化を招くことなく、収容庫への現金類の補充を
自動化できる。つまり、自動取引装置への現金類
の搬送は窓口カウンタの如く一取引毎ではなく、
あくまで収容庫の現金類の補充或いは初期装填の
場合にのみ行うものである。
以下実施例を用いて本発明を詳述する。
〔実施例〕
第1図及び第2図は本発明の一実施例構成を示
す図であつて、第1図はその外観図、第2図は上
面図である。図中、共通の部分には同一の符号を
附すものである。
1はカウンタであり、銀行等店舗内に設けら
れ、顧客側と係員側にフロアを仕切るものであ
る。本実施例では、このカウンタ1に窓口テラー
が業務を行う窓口カウンタ80と、自動取引装置
(ATM)10とを配置する。従つて、窓口カウ
ンタ80では、カウンタ1を介してテラー(第1
図では手前側)と顧客とが対向することになる。
一方自動取引装置10は、窓口カウンタ80とは
別個の位置でカウンタ1内に埋め込まれる。或い
はカウンタ1の継ぎ目に設置される。そしてカー
ド挿入口、現金放出口等が設けられる操作面は、
顧客側(第1図ではカウンタ1のむこう側)に配
置されるものである。
窓口カウンタ80には、テラーが取引データを
操作入力するための窓口装置(OTM)8、及び
テラーによる現金の積込み或いは取出しが行われ
る現金取扱口25aが設けられる。更に窓口装置
8に隣接してテラー用入金機9及びターミナルラ
イタ90が装置される。
一方出納部として現金収納機5及び現金放出機
6とがカウンタ1の後方に設置されるまた、これ
ら出納機に隣接して出納係等の銀行係員が操作す
る出納コンソール4が設けられる。このコンソー
ル4上には、出納係による現金取出し、積込みが
行われる現金取扱口21aが設けられる。7は搬
送レールであり、出納コンソール4を含む出納部
と、自動取引装置10及び窓口カウンタ80との
間に敷設される。そしてこのレール7上を後述す
る搬送体(以下キヤリアと称す)が走行する。ま
た21〜27はレール7上に設けられるステーシ
ヨンであり、キヤリアの発着が行われるものであ
る。
第2図に示す例では、2つの窓口カウンタ80
a,80bに依つてテラー用入金機9及びターミ
ナルライタ90を共用する構成を示す。そして各
カウンタ80a,bには、窓口装置8a,b及び
現金取扱口25a,27aがそれぞれ設けられ
る。更に搬送レール7には、所定の間隔でステー
タ20がレールの下方に設けられる。このステー
タス20は、キヤリアの加速/減速駆動を行うも
のであり、上述した各ステーシヨン21〜27と
同様に、コントロール線31を介して搬送制御装
置(LC)3により駆動制御される。本実施例で
は各ステーシヨン21〜27のうち、各窓口カウ
ンタのステーシヨン25,27、自動取引装置1
0のステーシヨン24、及び出納コンソール4の
ステーシヨン21にそれぞれ対応してキヤリアが
設けられる。
また各窓口装置8a,8b及び自動取引装置1
0は回線51を介して端末制御装置(TC)50
に接続され、更に回線を介してセンタとオンライ
ン接続される。また窓口装置8a,8b及び自動
取引装置10は回線52及び53を介してシステ
ムコントローラ(SC)2と接続される。またシ
ステムコントロール2は信号線21〜24を各々
介して搬送制御装置3、出納コンソール4、出納
機5,6に接続される。即ち、各窓口カウンタ8
0及び自動取引装置10にて取引が発生すると、
その取引要求データが回線51及び端末制御装置
50を介してセンタへ送出される。そしてセンタ
からの応答電文に基いて自動取引装置10は、現
金の出入金処理を遂行することになる。
一方窓口カウンタ80においては、センタから
の応答電文に基いて、入金或いは出金取引の種別
及びその取引額を回線52を介してシステムコン
トローラ2に送出する。これによりシステムコン
トローラ2は信号線23或いは24を介して出納
機5,6に対し、現金収納或いは投出命令を発す
る。と同時にコントローラ2は、要求のあつた窓
口カウンタ80に対応したキヤリアの移動命令を
信号線21を介して搬送制御装置3に与える。搬
送制御装置3は、この移動命令に従つてコントロ
ール線31を介しキヤリアの移動制御を行うこと
になる。
次に、実施例システムを構成する各装置の構成
を説明する。
第3図はテラー用入金機9及びターミナルライ
タ90の構成を示す図である。図において900
は紙幣投入口、905は貨幣投入口であり、窓口
にて顧客より受け取つた紙幣或いは貨幣がテラー
により投入されるものである。投入口900より
投入された紙幣は繰り出し機構901によつて1
枚ずつ繰出され、鑑別部902により真偽及び金
種が判別される。そして鑑別部902によつて真
券と判別されたものは一対のベルト等からなる積
込み機構908に一時プールされる。鑑別部90
2によつて偽券(鑑別不能)と判別された紙幣
は、ゲート903により振分けられ、搬送路90
9を通つて返却口904より放出される。一方、
投入口905より投入された貨幣は搬送ベルト9
11等の搬送手段により検銭部906に送られ、
真偽及び金種が判別される。そして検銭部906
にて真銭とされた貨幣は搬送ベルト907上にプ
ールされる。尚、検銭部906にて偽銭にとされ
た貨幣も、図示しない返却搬送手段によりテラー
に放出される。
これら鑑別部902及び検銭部906による投
入現金の真偽及び金額係数が終了すると、制御部
910を介して窓口装置側にその結果を通知す
る。そして窓口装置からの現金積込み指令によ
り、各プール部907,908にプールされてい
た現金(紙幣及び貨幣)がキヤリア70上に積込
まれる。
しかしてキヤリア70は、直方体の本体に紙幣
及び貨幣の収容ボツクス72,73を有する。更
に本体に対して開閉可能に指示された蓋体71を
備える。これら収容ボツクス72,73は搬送レ
ール上を走行する際には本体内に収容され、また
蓋体71は閉じられた状態となる。キヤリア70
本体下部には、モータで云うロータに相当するロ
ータ板36を有する。第3図(第4図〜第6図で
も同様)では、このキヤリア70がリフト機構に
よつてレール7より持ち上げられた状態を示す。
このリフト機構75は前述した窓口カウンタ8等
の各ステーシヨン21〜27に設けられる。そし
てキヤリア70をレール7より退避させて、他の
キヤリアの走行を可能とするものである。リフト
機構75は、レール7の両側に対向して配置され
る一対のリフトベルト76、このリフトベルト一
部に固着されるブラケツト77等より成る。この
リフト機構75が設けられる位置に対応したレー
ル7の下面にはステータ78が配設される。ステ
ータ78,78はそれぞれコイルが巻かれ、これ
らステータ間にキヤリア70のロータ板74が位
置するよう配置される。このステータ78は各ス
テーシヨン21〜27のみならず、上述の如くス
テーシヨン間のレール上に、所定間隔を持つて設
けられる。そして各ステータのコイルに電流を付
与することによつてキヤリア70を発進(又は加
速)或いは制動(又は停止)することが可能とな
る。
このように各ステーシヨンにて停止されたキヤ
リア70は、リフト機構75により所定の高さま
でリフトされる。尚キヤリア70は、レール7と
係合するガイドローラ(図示せず)を有する。従
つて、キヤリア70を持ち上げる際には、ステー
シヨン位置におけるレール7の係合部(ガイドレ
ール)をキヤリア70のガイドローラから退避す
るよう回動する。これによりリフトベルト76に
固着されるブラケツト77とキヤリア本体との係
止により、キヤリア70はリフトベルトの回動に
従つて上下動可能となる。
第3図に示す如くテラー用入金機9の下方には
ターミナルライタ90が置かれる。ターミナルラ
イタ90は通帳或いは単票が挿入される挿入口9
20を有し、顧客より受け取つた通帳又は単票が
テラーが挿入される。挿入された通帳又は単票
は、搬送手段921によつて印字部923へ送ら
れる。そしてこの印字部293で記帳或いは単票
印字が成される。また、通帳が挿入された場合
に、通帳上の磁気ストライプ(MS)上の記録デ
ータ(講座番号等)を読取る読取り手段922も
設けられる。
第4図は顧客操作により現金取引を行う自動取
引装置10の構成を示す図である。同図に示す装
置は現金(紙幣)自動支払機(キヤツシユデイス
ペンサ)であるが、預金取引が可能な取引装置で
も良い。この自動取引装置10は、支払い現金と
して必要な複数金種(例えば万円券,五千円券,
千円券)の紙幣を各々収容する金庫から成る現金
収容庫114を備える。また顧客の操作する操作
面120上に、カード挿入口103、紙幣放出口
100、表示部101、及びテンキー102が設
けられている。現金収容庫114には、各金庫
1,2,3に各々対応して現金収納機構115及
び繰出し機構118が設けられる。112は現金
取出し機構であり、キヤリア70にて搬送された
現金を取出すものである。取出し機構112は一
対の挾持ベルト等より成り同図に破線に示す位置
にスライド移動可能である。これによりキヤリア
70の紙幣収容ボツクスに積込まれている現金の
一括取出しが可能となる。取出し機構112にて
取出された現金は繰出し機構113の前段まで送
られる。そして繰出し機構113によつて現金は
一枚ずつ繰出され、鑑別部106によつて金種判
別が行われる。鑑別部による金種判別に従つて各
ゲート116及び117が選択的に駆動され、現
金は収容庫114の各金庫1〜3に収納されるこ
とになる。尚この時鑑別部106にて金種の判別
が不可能な現金は、ゲート107及び109に振
分けられてリジエクトボツクス111にリジエク
トされる。これらキヤリア70からの現金取出し
及び金庫への収納動作は、後述する現金補充時或
いは初期現金セツト時に行われる。取出し機構1
12は、現金精算回収時にはキヤリアへの現金積
込み機構として作動する。この場合繰出し機構1
18より各金庫毎の現金繰出しが行われる。そし
て鑑別部106にて計数が行われ、ゲート119
の振分けにより、搬送ベルト121を介して各金
庫の現金がキヤリア70に積込まれることにな
る。
一方、顧客操作部120における顧客の取引デ
ータ入力操作は、周知の自動取引装置での操作と
同一であり、その詳細な説明は省略する。制御部
110は、顧客の入力する支払金額及びカードリ
ーダ104にて読取つた顧客カードの内容に基い
てセンタに取引要求電文を送出する。そしてセン
タからの応答電文にしたがつて、制御部110は
支払金額に対応した現金を、繰出し機構118の
選択的な駆動により繰出し、鑑別部106へ供給
する。鑑別部106では上述の場合と同様に、繰
出された現金の金種判別を行う。そして判別が良
好の現金(紙幣)放出口100側へ搬送する。万
一判別不能の現金はゲート109の作動によつ
て、ボツクス111にリジエクトする。
第5図は出納機の1つである現金収納機5の構
成を示す図である。この収納機5に到着するキヤ
リア70の各収容ボークス72,73には、窓口
カウンタ80(第1図)にて利用者より受け取ら
れた紙幣及び貨幣が収容されている。更に、業務
終了後の精算処理においては、自動取引装置10
からの回収現金(紙幣)を搭載したキヤリア70
が到着する。
図において500は紙幣取出しロボツトであ
り、回動自在なアーム501と、このアーム50
1の先端に取付けられるハンド502とから構成
される。ハンド502はベルトが懸架された一対
のローラフインガ512と、これらローラフイン
ガを各々対向する方向に進退運動させる駆動機構
513とを有する。そしてこのフインガ512に
よつて収容ボツクス内の紙幣を挾持(把持)し、
しかる後アーム501の回動により紙幣収納庫5
03の投入口504に投入する。ロボツト500
にらつて投入された紙幣はプツシヤ等の収納機構
505により一括して収納庫503に納められ
る。一方、キヤリア70の収容ボツクス73は図
示しない押圧機構により傾けられ、その中に収容
する貨幣を受け口506に投出するよう構成され
る。受け口506に投出された貨幣は、搬送ベル
ト507によつて硬貨収納庫508に収納され
る。尚、510は上述した収納動作を制御するも
の、509は装置電源である。また511は開閉
扉であり、各収納庫503,508の収納現金を
出納係等が取出す際に開放される。
第6図は出納機の1つである現金放出機6の構
成を示す図である。現金放出機は、大別して紙幣
投出部600と貨幣投出部610とにより構成さ
れる。紙幣投出部600において601〜603
は各々紙幣収納庫であり、窓口カウンタ及び自動
取引装置にて取扱う金種の紙幣(例えば万円券,
五千円券,千円券)を収納している。これら各収
納庫601〜603は、繰出し機構604にて
各々独立して収納紙幣を取出される。取出された
紙幣は一次プール部606にて集積される。そし
て集積された紙幣は、送り機構607によつてキ
ヤリア70のボツクス72へ放出される。
貨幣投出部610において、611は貨幣収納
庫、612は収納庫611の収納する貨幣を取出
す取出す機構である。取出機構612にて取出さ
れた貨幣は、放出機構613に案内ガイドされ
て、キヤリア70の貨幣収納ボツクス73に放出
されることになる。
第7図は第1図及び第2図に示した各装置の制
御部の構成を示すブロツク図である。
システムコントローラ(SC)2は、メインプ
ロセツサ210、主メモリ(MS)230、回線
制御部(CHC)250及びインタフエース制御
部(IFC)240を備える。主メモリ230には
プロセツサ210の制御プログラムの他、各種格
納領域231〜235が割当てられる。領域23
1,232は送受信バツフアであり、回線及びイ
ンタフエース線上の送受信データ(コマンド及び
データを含む)をバツフアリングするものであ
る。領域233はコマンドバツフアであり、受信
したデータの中から自己の実行すべきコマンドが
順次格納される。即ちバツフア233には、コン
トローラ2の制御に基いて現金の投出、収納或い
は搬送を行うべきコマンドが待ち行列として順次
格納される。また漁期234は現金カウンタであ
り、各窓口装置8或いは自動取引装置10によつ
て取扱われた入金現金及び出金現金の枚数或いは
金額が各装置毎に記憶されるものである。この場
合、各装置毎に取引された金種毎の枚数或いは金
額も集計される。一方領域235はキヤリア位置
レジスタであり、システム内にある各キヤリアの
位置が逐次表示されるものである。
搬送制御装置3は、インタフエース回路340
を介してシステムコントローラ2と接続される。
そして、プロセツサ310及び制御メモリ315
を備える。後述する如く、搬送制御装置3はシス
テムコントローラ2からの指示に従つて、指定さ
れたキヤリアを指定されたステーシヨンまで走行
させる。更にコントローラ2からの指示により、
各ステーシヨンのリフト機構75の動作制御も行
う。
窓口カウンタにてテラーが操作する窓口装置8
a,8bは、回線制御部850を介してシステム
コントローラ2と接続される。この回線制御部8
50はまた、端末制御装置TCを介して図示しな
いセンタとオンライン接続される。第7図におい
てはこれら窓口装置8a,bのうちの装置8aの
みの構成を示す。窓口装置8aはプロセツサ81
0を備え、更にメモリ820、キーボード81
1、表示部812及びインタフエース回路840
を有する。メモリ820にはプロセツサ810の
実行すべき業務プログラムの他、テラーによつて
キーボード811より入力される取引データ(講
座番号取引種別コード、取引要求金額等)を格納
するバツフア821が設けられる。キーボード8
11はテラーによる取引データの入力手段の1つ
として用いられるものであり、他の入力手段とし
て通帳等の磁気ストライプ上の記録データを読み
取る読取装置が接続される。表示部812は、テ
ラーの入力した各種データのモニタ表示として用
いられる。更に、TCを介してセンタより送出さ
れるメツセージ等を表示する。
これら窓口装置8a,8bはインタフエース線
を介してテラー用入金機9に接続される。入金機
9は、インタフエース回路940及びプロセツサ
等から成る制御910を有する。制御部910
は、インタフエース線を介して窓口装置8aある
いは8bより与えられる計数命令に従つて、第3
図に示す鑑別部902及び検銭部等から成る計数
機構960を動作させる。
ターミナルライタ90は、回線制御部950を
介して端末制御装置TCないしはセンタに接続さ
れる。更にターミナルライタ90は、プロセツサ
925、メモリ930を備え、また磁気ストライ
プリーダ/ライタ922及び印字装置923を有
する。
自動取引装置10は、プロセツサ110及びメ
モリ123を備えまたカードリーダ104、ガイ
ダンス表示部101、キーボード102及び印字
部122を有する。また第4図に示した如く、繰
出し機構118、鑑別部106、ゲート109等
から成る支払機構160、及び取出し機構112
等から成る取込み機構170を有し、それぞれプ
ロセツサ110の制御の下に駆動される。プロセ
ツサ110は回線制御部150を介して端末制御
装置TC(及びセンタ)にオンライン接続される。
また、回線を介してシステムコントローラ2に接
続される。メモリ123上には取引プロクラムの
ほかに、各収容金庫1〜3(114)の収容現金
を管理する収容現金カウンタ124が設けられる
一方、出納係の操作する出納コンソール4は、コ
マンド入力用キーボード43及びモニタ表示部4
2を備える。プロセツサ41はこれら入出力機器
とのデータ授受を行うもので、インタフエース回
路40を介してシステムコントローラ2に接続さ
れる。メモリ44はプロセツサ41の実行する制
御プログラムを格納し、また、入出力データのバ
ツフア領域も割当てられる。
出納機を構成する現金収納機5および現金放出
機6は、それぞれインタフエース回路540及び
640を介してシステムコントローラ2に接続さ
れる。現金収納機5は、第5図に示した如く、紙
幣取出しロボツトから成る取込機構520、及び
紙幣,硬貨収納庫503,508等から成る収納
機構530を有する。これら各機構520,53
0は、システムコントローラ2からの指示に従つ
て、制御部510により制御される。
同様に現金放出機6は制御部620及びメモリ
630を備える。そして第6図に示した如く、紙
幣投出部600及び硬貨投出部610などの計数
機構670と、送り機構607及び放出機構61
3等から成る積込機構660とを備えるものであ
る。メモリ630には現金カウンタ635が設け
られる。この現金カウンタ635は各紙幣収納庫
601〜603及び硬貨収納庫611に収納され
ている各現金の枚数を示すものである。そして各
現金の放出に従つて対応するカウンタの内容が減
算されるものである。
次に、第7図の制御ブロツク図に基いて第2図
に示したシステムにおける現金処理動作を説明す
る。尚、キヤリア70は各窓口カウンタ80a,
80bに設けられるステーシヨン25,27、テ
ラー用入金機9に対応して設けられるステーシヨ
ン26、自動取引装置10のステーシヨン24、
及び出納コンソール4に対応するステーシヨン2
1にそれぞれ位置しているものとする。そしてホ
ームポジシヨンとして、各キヤリア70はリフト
機構75によりレール7より退避(上昇)した状
態にある。
まず、窓口カウンタ80aにおいて出金取引を
実行する際のシステム動作を説明する。
窓口カウンタ80aのテラーは、窓口に到来
した顧客より出金伝票と通帳を受取る。そして
テラーは窓口装置8aを用いて出金取引のため
の取引データを入力する。即ちキーボード81
1により取引種別(この場合出金)、出金金額
等を入力する。と同時にテラーは、顧客より受
取つた通帳をターミナルライタ90のリーダ/
ライタ922に挿入する。これにより通帳上よ
り読取られた口座番号が、上記キーボード81
1からの入力とともに端末制御装置(TC)5
0を介してセンタへ送出される。この結果、セ
ンタより取引許可電文が返送され、入力された
出金取引の許可通知が窓口装置8aに通知され
る。以上の動作は窓口装置により従来の動作と
同様である。窓口装置8aのプロセツサ810
はこの許可電文に基いて、取引バツフア821
内にストアしておいた出金金額に対応する紙幣
あるいは硬貨別の投出指令を回線を介してシス
テムコントローラ2に発する。
システムコントローラ2は、この投出命令を
自己の処理すべきコマンドと解し、コマンドバ
ツフア233内の待ち行列に登録する。そし
て、現金放出機6を用いた他の取引が終了した
時点でこの投出命令を実行することになる。即
ちメインプロセツサ210は、まずこの投出命
令に対する出金処理通番をとる。以降、この通
番が識別番号となつて当該投出命令に対する処
理が行われる。
次にシステムコントローラ2のメインプロセ
ツサ210は、投出命令のあつた窓口カウンタ
80aのステーシヨン25に位置するキヤリア
70を現金放出機のステーシヨン23に移動さ
せる指令を搬送制御装置3に対して発する。つ
まり窓口ステーシヨン25が出発ステーシヨン
で、ステーシヨン23が到着ステーシヨンであ
る旨の駆動命令を発する。とともにプロセツサ
210は、与えられた投出命令に対応した紙幣
及び硬貨(各金種別)の放出指令を現金放出機
6に発する。
システムコントローラ2からの駆動命令によ
り搬送制御装置3のプロセツサ310は、指定
された出発ステーシヨン(この場合ステーシヨ
ン25)のリフト機構を駆動する。これにより
ステーシヨン25のホームポジシヨンにあつた
キヤリアが下降し、レール7上に係合される。
次にプロセツサ310は、このステーシヨン2
5のステータを駆動しキヤリアを発進させる。
プロセツサ310はレール上に配置されるセン
サ(図示せず)によつてキヤリアの位置を検出
し、キヤリアが通過するレール上のステータ2
0を逐次駆動し、このキヤリアを走行させる。
そしてキヤリアが現金放出機6のステーシヨン
23に到着すると、プロセツサ310はステー
シヨン23のステータを逆励磁して、キヤリア
を停止させる。
これによつて、キヤリア70が第6図に示す
レール7上に位置したことになる。次にプロセ
ツサ310はリフト機構75を駆動し、同図に
示すキヤリア70の位置に上昇させる。尚キヤ
リア70の扉71及び各ボツクス72,73
は、図示する位置にキヤリア70が上昇される
ことによつて、図示しない駆動機構によつて開
放されるものである。これら一連のキヤリア移
動が終了するとプロセツサ310は、システム
コントローラ2に対して移動完了の通知をす
る。
一方現金放出機6の制御部620は、システ
ムコントローラから与えられた投出命令に従つ
て、計数機構670を動作させる。つまり第6
図にて述べた通り、指定された金種に対応した
収納庫601〜603から繰出し機構604に
より指定された枚数の紙幣を繰出す。そしてプ
ール部606にプールする。同様に指定された
放数の硬貨を収納庫611から取出してプール
しておく。これらの繰出し計数動作が終了する
と、制御部620は計数終了の旨の通知をシス
テムコントローラに返送する。
搬送制御装置3からのキヤリアの移動終了通
知及び現金放出機6からの計数終了通知によつ
て、システムコントローラ2のメインプロセツ
サ210は紙幣及び貨幣の計数正常終了の通知
を窓口装置8aに通知する。この通知により窓
口装置8aのプロセツサ810は計数終了の旨
を表示部812にてテラーに通知するととも
に、先に発した投出指令の終了指令を応答信号
として発する。
窓口装置8aからの終了指令により、システ
ムコントローラ2のメインプロセツサ210は
窓口装置8aに対応した現金カウンタ234が
示す出金現金カウンタの値を更新する。これと
同時にプロセツサ210は、現金放出機6に対
して積込指令発する。積込指令によつて現金放
出機6の制御部620は、それぞれプールして
いた紙幣及び硬貨を送り機構607,613
(第6図)から成る積込機構660を動作させ
る。そしてこの積込みが終了すると積込終了通
知をシステムコントローラ2に返送する。
現金放出機6からの積込終了通知によつて、
システムコントローラ2は窓口装置8aに対し
て終了通知を発する。この終了通知を受信した
時点で窓口装置8aのプロセツサ810は、当
該取引における現金投出処理が完了したとし
て、出金処理完了の旨をセンタに通知する。こ
れによりセンタからターミナルライタ90へ挿
入されている通帳への印字データが返送される
ことになる。ターミナルライタ90のプロセツ
サ925は、与えられた印字データに従つて記
帳を行い、通帳をテラーに返却する。
これと併行してシステムコントローラ2は、
搬送制御装置3に対して駆動命令を発する。即
ち出発ステーシヨンを放出機6のステーシヨン
23、到着ステーシヨンを窓口カウンタ80a
のステーシヨン25とする駆動命令を発する。
メインプロセツサ210は更に出納コンソール
4に対して、取引印字を依頼することになる。
システムコントローラ2からの駆動命令に従
つて、搬送制御装置3は、まずステーシヨン2
3のリフト機構75を駆動し、現金が搭載され
たキヤリア70をレール7上に復帰させる。そ
して、上述の場合と同様にレール7上のステー
タを駆動制御し、キヤリア70をステーシヨン
5に到着させる。そしてステーシヨン25のリ
フト機構によりキヤリア70を上昇させる。こ
の結果窓口カウンタ80(第1図)の現金取扱
口25aの扉が開き、キヤリア70の各現金収
容ボツクス72,73がテラーの手の届くよう
に現れることになる。
テラーは、この取扱口25aの現金を取出
し、更にターミナルライタ90より排出された
通帳を取出す。そしてこれら現金と通帳を、窓
口にて顧客に手渡すことになる。
以上の動作により、出金処理が終了したことに
なる。このように窓口装置8aのプロセツサ81
0は、テラーが入力した取引データに基いてセン
タへ取引要求電文を上げるとともに、この取引デ
ータに含まれる金額データに基いてシステムコン
トローラ2側へ投出命令を発する。従つてテラー
から見れば、従来の窓口装置のオペレーシヨンを
何ら変更することはない。またキヤリアの移動時
間を、現金放出機6の計数動作及びターミナルラ
イタ90の記帳動作と併行して行う。従つて、こ
のキヤリア導入による窓口取引時間の遅延という
問題も解消できる。
次に窓口カウンタ80bにおける入金取引実行
時の動作を説明する。
まず窓口カウンタ80bのテラーは、顧客よ
り入金現金、入金依頼伝票及び通帳を受取る。
そしてテラーは、上記した出金処理のステツプ
と同様に通帳をターミナルライタ90に挿入
し、同時に窓口装置8bより入金金額等の取引
データを入力する。そして窓口装置8b及びタ
ーミナルライタ90からの取引データが端末制
御装置50を介してセンタに通知される。セン
タより取引許可の電文が返送されることによ
り、窓口装置8bはテラーの入力した入金金額
をシステムコントローラ2に通知する。
システムコントローラ2では、受信した入金
金額データによつて入金指令が発せられたとし
て、この入金指令に対して収納処理通番をと
る。以降、この通番が識別番号となつて、当該
入金取引が処理されることになる。そしてシス
テムコントローラ2は、窓口装置8bに対して
入金通知応答を返す。この通知によつて、テラ
ーによる現金の入金機9への収納が促される。
テラーは顧客より受取つた現金を入金機9
(第3図)の紙幣、硬貨投入口900,905
にそれぞれ投入する。投入された現金はそれぞ
れ鑑別部902、検銭部906にて計数され
る。この計数出力は制御部910によつて計数
バツフア930に累計される。そして投入され
た現金の全てについて鑑別計数が終了すると、
制御部910は窓口装置8bに投入現金の合計
金額(或いは金種毎の金額)を通知する。そし
て窓口装置8bでは通知された金額データを用
いて先にテラーにより入力された入金金額との
プルーフをとる。そしてプルーフ結果の正常に
より窓口装置8bは入金機9に対して現金収納
指令を発する。
この収納指令により入金機9の制御部910
は、各搬送機構907,908を駆動し、鑑別
終了した現金を、第3図の如く蓋71を開放し
て待機しているキヤリア70上に積込むことに
なる。この積込終了により、制御部910は積
込終了通知を窓口装置8bを介してシステムコ
ントローラ2に上げる。
この積込終了通知はメインプロセツサ210
により解析され、ステーシヨン27の収納処理
コマンドとしてコマンドバツフア233内の待
ち行列に登録される。
しかして登録した当該コマンドをメインプロ
セツサ210が実行する時点に達すると、メイ
ンプロセツサ210は窓口装置8bに対して積
込終了に対する応答を返送する。そしてメイン
プロセツサ210は搬送制御装置3に対して駆
動命令を発する。つまり出発ステーシヨンをス
テーシヨン27とし、到着ステーシヨンを現金
収納機5のステーシヨン22とする駆動命令を
発する。
システムコントローラ2からの応答により窓
口装置8bは入金取引完了の旨の電文をセンタ
に発する。そしてセンタからの反送電文に従つ
てターミナルライタ90にて通帳への印字が行
われ、通帳が排出される。
テラーは、排出された通帳を取出し、顧客に
この通帳を手渡すことにより、窓口での取引が
終了することになる。
一方駆動命令が発せられた搬送制御装置3
は、前述の場合と同様キヤリアの移動を行う。
即ちステーシヨン27のキヤリア70の蓋71
を閉じ、リフト機構75を駆動してキヤリア7
0をレール7に復帰させる。そして各ステータ
を駆動してキヤリア70を現金収納機5(第5
図)のステーシヨンに到着させる。そしてリフ
ト機構を駆動し、第5図に示す如くキヤリア7
0を上昇せしめる。この一連の動作終了によ
り、搬送制御装置3は駆動終了通知をシステム
コントローラ2に発する。
駆動終了通知によりシステムコントローラ2
のメインプロセツサ210は、収納機5に対し
て、収納指令を発する。
この収納指令を受けた収納機5は、その制御
部510の駆動により取込収納機動520,5
30が動作する。即ち第5図にて示した如く、
ロボツト500によつてキヤリア70の紙幣の
取出しが行われる。更にボツクス73の傾きに
より硬貨が取出され、各々の収納庫503,5
08に一括して収納される。そして収納終了の
旨がコントローラ2に通知される。
メインプロセツサ210は、この収納終了通
知によつて現金カウンタ234の窓口装置8b
に対応するカウント値を更新累計する。そして
出納コンソール4に対して取引内容の印字を依
頼することになる。
メインプロセツサ210はまた、収納機5から
の収納終了通知により、搬送制御装置3に対して
キヤリア返送の指令を発する。これによつてキヤ
リア70は、窓口ステーシヨン27のホームポジ
シヨンに戻ることになる。
以上により入金処理時の動作が終了する。この
ように入金処理においては、テラー用入金機9に
よる入金・現金計数終了及びキヤリアへの積込終
了に基づくシステムコントローラ2の収納動作開
始によつて、テラー側の入金終了処理(通帳印字
等)が完結される。従つて、キヤリアによる現金
収納時間が窓口処理での待ち時間に反映しない。
一方、カウンタ1に組込まれた自動取引装置1
0においては、上述した窓口処理とは全く独立し
て、顧客操作に基く出金取引を実行する。即ち自
動取引装置10のプロセツサ110は、顧客によ
るカード挿入によつてトリガされ、表示部101
による操作案内表示、回線部150によるセンタ
との交信、更にはキーボード102により入力さ
れた出金金額に対応した紙幣の繰出し放出等を行
う。これら自動取引装置の動作は周知のものであ
り、その詳細は省略する。しかして支払(出金)
取引の遂行により、プロセツサ110はメモリ1
23上の現金カウンタを更新(減算)し、自己の
収容庫114内の現金在高(枚数或いは金額)を
管理する。
システムコントローラ2は、常時一定周期で回
線を介して自動取引装置10にポーリングを発す
る。プロセツサ110はこのポーリングの受信に
より、現金カウンタ124のカウント値をシステ
ムコントローラ側に返送する。これによりメイン
プロセツサ210は、自己の管理する現金カウン
タ234の対応するカウント値を更新し、自動取
引装置10で逐次実行(支払)された現金を累計
する。またメインプロセツサ210は、自動取引
装置10の現金在高も記憶更新する。そして各現
金収容庫114のいずれかの収容現金が一定枚数
以下になると、メインプロセツサ210は対応す
る金種の現金に対する投出命令を現金放出機6に
発する。更にメインプロセツサ210は、自動取
引装置10のステーシヨン24にあるキヤリアを
現金放出機6のステーシヨン23に移動させる駆
動命令を搬送制御装置3に発する。これら命令に
対する搬送制御装置3及び現金放出機6の動作は
上述した通りである。これにより、自動取引装置
10にて不足した金種の現金が現金放出機6より
キヤリア上に積込まれる。
補充現金の積込終了通知が放出機6より発せら
れると、メインプロセツサ210は更に搬送制御
装置3に対してキヤリア返却の駆動指令を発す
る。この駆動指令により、補充現金を搭載したキ
ヤリア70が第4図に示す如く位置されることに
なるキヤリア70の返却終了により、メインプロ
セツサ210は自動取引装置10のプロセツサ1
10に対して補充現金の取込み指令を発する。こ
の取込指令によりプロセツサ110は取込機構1
70を駆動する。
尚、プロセツサ110は収容庫の現金の枚数不
足により、取引休止状態としている。本実施例で
は、メインプロセツサ210からの取込指令を受
信した時点で休止状態となる。尚この時、取扱い
中の取引があれば、その取引を完結した後に休止
となる。
取込み機構170の動作によりキヤリア70上
の現金が取込まれる。即ち取出し機構112が図
示破線で示す位置に移動し、現金を挾持する。そ
して実線の位置に戻つた後、ローラ等の搬送機構
を動作させ、繰出し機構113の手前まで一括し
て搬送する。しかる後繰出し機構113によつて
補充現金が一枚ずつ繰出され、鑑別部106で金
種判別された後に、収容庫114の所定の金庫に
収容される。プロセツサ110は鑑別部106か
らの判別結果に基いて現金カウンタ124を更新
する。この結果、現金が不足した金庫への補充が
確認され、プロセツサ110は取引休止状態を解
除することになる。
尚上述した例ではシステムコントローラ2によ
る収容庫114の現金残高センスが行われるもの
であるが、これに代えて現金が不足した旨を自動
取引装置10より通知する方法も考えられる。こ
の場合ポーリングによる残高センス、及びシステ
ムコントローラ2による収容庫の現金残高管理が
不要となる。
また自動取引装置10への現金装填(補充)
は、出納コンソール4より指示される。これは例
えばシステムの動作開始時、即ち業務開始時に、
自動取引装置10の収容庫114へ現金を初期セ
ツトする際に主に用いられる。この場合、まず出
納係(以下出納テラーと称す)が出納コンソール
4のキーボード43より自動取引装置10に対す
る現金装填10に対する現金装填オペレーシヨン
を行う。即ち、装填すべき現金の金種及び枚数、
更には装填先装置アドレス等が入力される。これ
らの入力データはシステムコントローラ2に送出
される。するとメインプロセツサ210は、自動
取引装置10に対して現金装填指令を発する。更
に現金放出機6に対して指定された現金の投出命
令を発する。またメインプロセツサ210は搬送
制御装置3に対してキヤリアの駆動命令を発す
る。
自動取引装置10は、現金装填指令を受けて、
次の現金取込指令を待機する。また、この現金装
填指令を取引実行中に受けた場合、この実行中の
取引を遂行した後に取引休止状態となり、システ
ムコントローラ2からの現金取込指令を待つ状態
となる。
投出命令を受けた現金放出機66は指定された
金額の現金を繰出し、更にシステムコントローラ
からの積込指令に基いて繰出した現金をキヤリア
上に積込むことになる。システムコントローラ2
は、この積込終了の通知を受けて再び搬送制御装
置3を起動し、キヤリアを自動取引装置10のス
テーシヨン24へ移動させる。そして第4図にて
説明した如く、自動取引装置10によるキヤリア
70上の現金の取出し収納を動作させる。
また、銀行業務終了時には、この自動取引装置
10の収容庫114の現金を回収する。即ち出納
テラーはコンソール4よりシステムコントローラ
2に対して回収指令を発する。回収指令を受ける
とシステムコントローラ2は、自動取引装置10
に対して現金回収指令を発する。この場合自動取
引装置10が複数台設置される時には、各装置に
一斉に現金回収指令を発することになる。この指
令により自動取引装置10は、収容庫114(第
4図)の各金庫1〜3から順次紙幣を繰出し、鑑
別部106、ゲート107,119、及び搬送機
構121を介してキヤリア70上に積込むことに
なる。
現金の積込みが終了するとシステムコントロー
ラ2は、搬送制御装置3を駆動して、キヤリア7
0を現金収納機5のステーシヨン22に移動せし
め、現金収納(回収)を行わせる。また複数の自
動取引装置の場合は、キヤリア70への現金積込
みが終了したものから順次収納(回収)させるこ
とになる。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によれば窓口カウンタのみな
らず自動取引装置の取扱う現金等の取引物品をも
一括して管理することができ、店舗内における取
引物品の一元管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示す
図、第3図は実施例におけるテラー用入金機9及
びターミナルライタ90の構成を示す図、第4図
は実施例における自動取引装置10の構成を示す
図、第5図は同じく現金収納機の構成を示す図、
第6図は現金放出機6の構成を示す図、第7図は
実施例の制御ブロツク図である。 1はカウンタ、2はシステムコントローラ、3
は搬送制御装置、7は搬送レール、10は自動取
引装置をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 窓口係員によつて取引データが操作入力され
    る窓口装置が設置される窓口カウンタと、この窓
    口カウンタとは別個に設置され利用者による操作
    に基いて現金類の自動放出を行うとともに放出す
    る現金類を収容する収容庫を備えた自動取引装置
    と、窓口カウンタ及び自動取引装置にて取扱われ
    る取引物品を収容する出納機と、この出納機と窓
    口カウンタ及び自動取引装置とを結ぶ搬送路と、
    この搬送路上を移動し出納機より投出された取引
    物品を窓口カウンタあるいは自動取引装置に搬送
    する搬送キヤリアと、前記窓口カウンタにて取引
    が発生する毎に発生した取引に対応する取引物品
    を出納機より投出して窓口カウンタまで搬送せし
    めるとともに、前記自動取引装置における収容庫
    の現金類収容状態に応じて対応する現金類を出納
    機より操出して搬送せしめる制御装置とを備えた
    取引物品搬送システム。 2 前記制御装置は、前記自動取引装置の収容庫
    に収容される現金類の残量をセンスする手段を有
    し、この現金類が一定量以下になつた際に、不足
    した現金類を出納機より投出せしめ搬送キヤリア
    により現金類の補充を行う特許請求の範囲第1項
    記載の取引物品搬送システム。 3 前記制御装置は、係員の操作するコンソール
    からの現金類装填要求に基いて出納機により現金
    類の投出及び搬送を行う特許請求の範囲第1項記
    載の取引物品搬送システム。
JP59122551A 1984-06-14 1984-06-14 取引物品搬送システム Granted JPS61867A (ja)

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