JPH0444844A - 加熱積層板の冷却プレス方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

（産業上の利用分野］ プリント配線基盤等として使用される積層板は、ワニス
を含浸させた紙、布等の繊維質シート材を積層一体化し
て得られるが、かくして得られた積層板は平滑板ではな
く、湾曲状に歪んでいることが多い。かかる歪の発生は
、積層数が多くなればなる程大きくなる。歪のある積層
板は商品価値が低いことは勿論、使用上程々の不都合を
招来する。 例えば、プリント配線基盤にロボット等によりＩＣを実
装する場合、基盤に歪があると実装できない。そこで、
一般には、積層板を加熱処理して軟化させた上、この加
熱積層板を冷却プレスすることにより、歪を除去して平
滑板に形状矯正させるようにしている。本発明は、この
ような加熱積層板の冷却プレスを好適に行うための方法
とこれを実施するための装置に関するものである。

【従来の技術】

従来にあっては、加熱処理機を水平姿勢で経過した加熱
積層板を、垂直姿勢に変更し７た。ヒで、垂直対峙する
プレス枠間に導いて冷却プレスし、平滑板に形状矯正さ
せるようにＬ２ているのが普通である。 ［発明が解決しようとするｌＤＩ！題］しかし、かかる
方法では、冷却プレス中はラインが停止されるため、生
産効率が頗る低い。（７がも、加熱積層板は軟化されて
傷付き易い状態にあるから、かかる加熱積層板を水平姿
勢から垂直姿勢に変更するとき（）プレス枠間に導入す
るときに、積層板が姿勢変更装置やプレス枠に接触して
傷が付き、不良品となる虞れがある。 本発明は、かかる点に塚みてなされたもので１加熱積層
板を傷付けることなく効率良く冷却プレスしつる方法と
これ釦好適に実施しうる装置を提供することを目的とす
るものである。 ［課題製解決するための手段］ この課Ｍｋ解決した本発明の冷却プレス方法は。 加熱処理機を経過した加熱積層板を、そのまま。 上下に対向する金属ベルトコンベア間に導いて挾持搬送
さセ、七の搬送中において１．加熱積層板を。 これを挾持する金属ベルト部分を介して、冷却し５゜つ
つ１−下からプレスすることによって、歪のない平滑板
に形状矯正させるようにするものである。 また、この方法を実施するための本発明の冷却プレス装
置は、１−下に対向Ｌ２且つ同一方向

【、″同一・速度
で進行する金属ベルト部分により加熱積層板を挾持搬送
させるｈ丁一対の金属ベルトコンベアと、前記金属ベル
ト部分により挾持搬送される加熱積層板本、該金属ベル
ト部分を介し、で、冷却し。 つつ上下からプレスする上上一対の冷却口・う群とを具
備するものである。 【作用） 加熱積層板は、加熱処理機側経過しまた水３）１姿勢の
まま、金属ベルト間に導かれて挾持搬送される。 この間においては、積層板を姿勢変更せず、しかも積層
板と金属ベルトとの間に滑りを生じないから、積層板に
傷が伺くような虞才１．はない。 （して、積層板は、両金属ベルトで挾持搬送される間１
１．″おいて、冷却されつつ１−Ｆからプレスされる。 つまり、積層板は搬送されながら冷却プレスされること
になる。したがって、ラインを停止させることなく、積
層板の平滑化矯正を連続的に行うことができ、従来方法
に比して大幅な効率アップが可能となる。 ところで、積層板を金属ベルトを介することなく上下の
冷却ローラ間を通過させることによって冷却プレスさせ
ることも可能ではあるが、このようにすると、積層板に
はその進行方向において冷却ローラによるプレス作用を
受ける部分と受けない部分とが交互に存在して、積層板
が局部的にプレスされることになり、良好な平滑化矯正
をなし得ない。しかし１、金属ベルトを介してプレスさ
せると、金属ベルトに適度のテンションを付与し、でお
くことにより、金属ベルト間に挾持されている積層板部
分が全面的に均一なプレス作用を受けることになる。つ
まり、積層板がその進行方向においては金属ベルトと相
対運動を生じないこととも相俟って、積層板は従来のプ
レス枠によると同様小−４＋ｔ１ｋｔｉｔ−忍ｊ（ス！
し？−す一ス　吐肴−七ｎ朧ｍ層板の冷却も、金属ベル
１−を介することによって均〜に行われることになる。 し、たがって、加熱積層板の形状矯正を高精度ｒｔつ効
果的ＬＪ行うことができる。 ［実施例］ 以］・１本発明の構成を第１図に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。、二の実施例は、プリント配線基盤
として使用する積層板を平滑化矯正する場合に本発明を
適用した例に係るものである。 まず、冷却プレス装置】の構成についで説明する。。 、二の冷却プレス装置１、は、第〕１図ｖ７示オ如く、
熱風加熱炉等の加熱処理機２からＩ　Ｃの実装作業機：
３に至る積層板４の水平搬送経路Ｆ〉上に配置さ九てお
り、該搬送経路５を挾んで対向するＰ＝　”Ｔ”　−対
の金属ベルト・コンベア６．７と、積層板４を間接的に
冷却、ブＬ／スする」−Ｆ一対の冷却０−ラ群８・・・
、１〕・・・ど、コンベア６．７の始端近傍位に配設さ
れた１、下一対の送り込みローラ１０，１０’ど、対の
送り出しローラ１１，１１’と、下側のローラ１０’、
１１’のコンベア側近傍位に配設された受渡しローラ１
２，１３とを具備してなる。 各コンベア６．７は、駆動ローラ１４，１５と従動ロー
ラ１６，１７とに無端状の金属ベルト１８．１９を懸は
回してなる。面駆動ローラ１４゜１５は適宜の駆動手段
により同期して回転駆動され、搬送経路５を挾んで対向
する直線状の金属ベルト部分（以下「挾持作用部分」と
いう）１８ａ。 １９ａが同一速度で同一方向（矢印方向）に進行すべく
、金属ベルト１８，１９を回行駆動する。 各従動ローラ１６，１７は、金属ベルト１８，１９に常
時適度の緊張力を付与するテンションローラとして機能
するように構成されている。各金属ベルト１８．１９は
、０．２５〜３■程度の厚さのステンレス鋼製帯板で構
成されている。なお、金属ベルト１８．１９の構成材及
び厚みは、一定以上の引張強度及び熱伝導性を有し且つ
円滑に回行できる程度の可撓性を有することを条件とし
て、適宜に選択、設定することができる。 各冷却ローラ８，９は、各挾持作用部分１８ａ。 １９ａの内面に転接する状態で並列配置されていて、両
挾持作用部分１８ａ、１９ａを平行且つ水平に保持する
。下側の冷却ローラ９・・・は一定位置に固定されてい
るが、上側の冷却ローラ８・・・はエアシリンダ等の伸
縮操作部材により昇降可能に支持されていて、挾持作用
部分１８ａ、１９ａの上下間隔を積層板４の厚みに応じ
て適宜に調整しうるようになっている。各冷却ローラ８
，９の内部には冷却水等の冷却媒体が供給され、金属ベ
ルト１８．１９間に挾持される積層板４を間接的に冷却
する。また、各冷却ローラ１８，１９は挾持作用部分１
８ａ、１９ａの進行速度と同一速度で回転駆動されるよ
うになされており、金属ベルト１８．１９との間に滑り
を生じないように工夫されている。勿論、各冷却ローラ
８，９は、強制回転されない回転自在なものとして、金
属ベルト１８゜１９の進行に伴って転動されるようにし
ておいてもよい。 また、この実施例では、駆動ローラ１４，１５は２その
対向面位置が冷却ローラ８，９の対向面位置と一致する
ように配置されると共に内部に冷却水等の冷却媒体を供
給する構造とされていて。 冷却ローラ群８・・・　９・・・の一部として機能する
ように工夫されている。上側の駆動ローラ１４は、上側
の冷却ローラ８と同様に、エアシリンダ等の伸縮操作部
材により昇降可能に支持されていて、挾持作用部分１８
ａ、１９ａの上下間隔を調整する場合には冷却ローラ８
・・・と共に上下位置を変更できるようになっている。 一方、従動ローラ１６゜１７は、その対向面間隔が冷却
ローラ８，９の対向面間隔より適当量大きくなるように
配置されており、積層板４の挾持作用部分１８ａ、１９
ａ間への導入が円滑に行われるように配慮しである。 この従動ローラ１６，１７は冷却機能を有しないものと
されている。 送り込みローラ１０，１０’は、積層板４を加熱処理機
２から挾持作用部分１８ａ、１９ａ間に強制的に送り込
むためのもので、加熱積層板４に傷を付けないようなシ
リコンラバー等の軟質材ないし弾性材で構成されている
。また、送り出しローラ１１，１１’は、積層板４を挾
持作用部分１８ａ。 １９ａ間からＩＣ実装作業機３に強制的に送り出すため
のもので、送り込みローラ同様の軟質材ないし弾性材で
構成されている。受渡しローラ１２゜１３は挾持作用部
分１８ａ、１９ａと送り込みローラ１０，１０’又は送
り出しローラ１１，１１’との間における積層板４の受
渡しを円滑に行うためのもので、シリコンラバー等の軟
質材ないし弾性材で構成されている。なお、上側の送り
込みローラ１０及び送り出しローラ１１についても、上
側の冷却ローラ８と同様に、積層板４の厚みに応じた位
置調整をできるようにしておくことが好ましい。 而して、本発明の方法は、上記冷却プレス装置１を使用
して次のように実施される。 加熱処理機２により加熱された積層板４は、水平姿勢の
まま、搬送経路５上を進行して送り込みローラ１０，１
０’により金属ベルトコンベア６゜７の挾持作用部分１
８ａ、１９ａ間に送り込まれる。挾持作用部分１８ａ、
１．９ａ間に送り込まれた積層板４は、爾後、同一速度
で同一方向に進行する挾持作用部分１８ａ、１９ａによ
り挾持搬送されていく。この間においては、積層板４と
これに接触する硬質部材との間で相対運動が生じないか
ら、加熱されて軟化しているにも拘らず、積層板４の表
面に傷が付くような虞れはない。 そして、加熱積層板４は、挾持作用部分１．８　ａ　。 １９ａで挾持搬送される間において、冷却ローラ群８・
・・、９・・・による冷却プレス作用を受けて、冷却さ
れつつ順次重を除去されていく。 このとき、積層板４は緊張された金属ベルト１８．１９
を介して冷却作用及びプレス作用を受けるから、積層板
４にはこれらが均一に作用することになる。したがって
、積層板４が冷却ローうとしても機能する駆動ローラ１
４，１５間に至る段階では、積層板４は完全な平滑板に
形状矯正されることになる。なお、プレス力は、上側の
冷却ローラ８・・・　］４の位Ｗ調整によって、積層板
４の厚みに応じた最適のものに設定しておく。 このようにして平滑化された積層板４は、送り出しロー
ラ１１，１１’によりコンベア１．８，１．９から送り
出されて、そのままＩＣ実装作業機３にもたらされる。 したがって、プリント配線基盤４の製造工程からＩＣの
実装］−程までの全１−程を、ラインを停止させること
なく連続的に行うことができ、極めて効率的な大量生産
を行うことができる。 本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の基本原理を逸脱し、ない範囲において適宜に変更、改
良することができる。 例えば、上記実施例においては、異なる厚みの積層板４
を冷却プレスする場合、上側の冷却ローラ８・・・　１
４のト■方向位置を変更して、挾持作用部分１８ａ、１
．９ａ間の間隔を積層板４の厚みに応じたものに調整す
るが、上側の冷却ローラ８・・・の支持構造を工夫して
おくことにより、かかる調整を不要とすることができる
。 すなわち、第２図に示す実施例では、上側の冷却ローラ
８・・・をスプリングを介して支持させている。すなわ
ち、冷却ローラ８の軸受部をスプリングを介して前記エ
アシリンダ等の伸縮操作部組又は装置機枠に取付けて、
冷却ローラ８を挾持作用部分１８ａに抑圧附勢・させる
ようにしておく。このようにすれば、積層板４の厚みに
応じて挾持作用部分１８ａ、１９ａが自動的に変化して
、異なる厚みの積層板４・・・を容易に冷却プレスさせ
ることができるのであり、多品種少量生産を行う場合に
好適する。ところで、−、ｈ側の挾持作用部分１８ａの
位置変化に伴う金属ベルト１８の緊張力の増減はテンシ
ョンローラ１６により自動調整されて、金属ベルト〕８
には常に適正なテンションが付すされるようになってい
る。また、駆動ローラ１４゜１５は積層板４にプレス力
を作用させない位置に配置してあり、冷却ローラとして
の機能は有しないものとされている。なお、上側の送り
込みローラ１０及び送り出しローラ１１については、冷
却ローラ８と同様の支持構造としておくことが好ましい
。 また、積層板４を挾持作用部分１８ａ、１９ａを介して
冷却、プレスさせる手段も、冷却ローラ８・・・、１９
・・・に限定されず、任意である。但し、かかる手段は
、挾持作用部分１８ａ、１９ａの円滑な進行を妨げるも
のであってはならない。 （発明の効果］ 以上の説明から容易に理解されるように、本発明の方法
によれば、ラインを停止させることなく積層板の平滑化
矯正を連続的に行うことができ、従来方法に比して大幅
な効率７ツブを図ることができる４、しかも、ラインに
才ハづる積層板姿勢が変更されず、■ｔつ積層板を金属
ベルトで挾持させた状態で冷却プレスさせることから、
積層板をこれが傷付くことなく良好に平滑化矯正するこ
とができ、不良品の発生を確実に防止できる。 また、本発明の装置によれば、かかる方法を好適に実施
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る冷却プレス装置の一実施例を示す
概略側面図、第２図はその変形例を示す第１図相当の概
略側面図である。 １・・・冷却プレス装置、２・・・加熱処理機、４・・
・積層板、６，７・・・金属ベルトコンベア、８，９・
・・冷却ローラ、１８．１９・・・金属ベルト、１８ａ
、１９ａ・・・挾持作用部分（積層板を挾持搬送する金
属ベルト部分）。 出願人　　株式会社三和プラント

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）加熱処理機を経過した加熱積層板を、そのまま、
   上下に対向する金属ベルトコンベア間に導いて挾持搬送
   させ、その搬送中において、加熱積層板を、これを挾持
   する金属ベルト部分を介して、冷却しつつ上下からプレ
   スすることによって、歪のない平滑板に形状矯正させる
   ようにしたことを特徴とする加熱積層板の冷却プレス方
   法。
2. （２）上下に対向し且つ同一方向に同一速度で進行する
   金属ベルト部分により加熱積層板を挾持搬送させる上下
   一対の金属ベルトコンベアと、前記金属ベルト部分によ
   り挾持搬送される加熱積層板を、該金属ベルト部分を介
   して、冷却しつつ上下からプレスする上下一対の冷却ロ
   ーラ群とを具備することを特徴とする加熱積層板の冷却
   プレス装置。