JPH04447B2 - - Google Patents

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JPH04447B2
JPH04447B2 JP59275718A JP27571884A JPH04447B2 JP H04447 B2 JPH04447 B2 JP H04447B2 JP 59275718 A JP59275718 A JP 59275718A JP 27571884 A JP27571884 A JP 27571884A JP H04447 B2 JPH04447 B2 JP H04447B2
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JP
Japan
Prior art keywords
plate
pressure
pressure medium
laminated material
laminate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59275718A
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English (en)
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JPS61154932A (ja
Inventor
Kazuyoshi Tsunoda
Takeyuki Sotoki
Haruki Yokono
Ryoji Yokoyama
Hisao Kono
Kazuo Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP59275718A priority Critical patent/JPS61154932A/ja
Publication of JPS61154932A publication Critical patent/JPS61154932A/ja
Publication of JPH04447B2 publication Critical patent/JPH04447B2/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、電気絶縁材料等として広く用いられ
る積層板の製造法に関する。 (従来の技術) 従来、合成樹脂積層板等の積層板は、第2図に
示すようにフエノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
イミド樹脂などを紙、ガラス布などの基材に含浸
乾燥させたプリプレグ1を積層板の必要板厚に応
じた枚数を積み重ね、必要に応じて表面に銅箔を
更に積み重ねステンレスなどの板厚1〜3mmの金
属板(以下鏡板という)2に挟み、その1〜数10
組を、クラフト紙、ゴム板と布との複合体、ゴム
板等のクツシヨン3を介して、金属製の板である
キヤリヤー板4に載せて搬送し、第2図に示すよ
うに、積層板成形用圧縮プレスの熱盤間に入れ加
熱加圧して製造している。 第3図に於て、5は上板、6は支柱、7は可動
板、8は固定部、9はシリンダー、10は油室、
11は油槽、12はバイブ、13はポンプ、14
は熱盤である。 積層材料1はキヤリヤー板4に載せられたまま
熱盤14の間に入れられる。15はキヤリヤー板
と同じ材質、例えば鉄、銅でつくられた当て板、
16はクツシヨンで、熱盤14内で上下対称にな
るように構成される。上板4は固定部8に支柱6
により支持・固定されており、熱板14、可動板
7は支柱に上下可動に支持されており、可動板7
はポンプ13により、油を油室10に圧入するこ
とにより、シリンダー9の動きと共に上方に押上
げられる。可動板の動きに応じて、熱板14も上
方に押し上げられ、固定されている上板4と可動
板7との間で、積層材料は圧縮成形される。圧縮
成形時に必要な熱は、熱盤内部に埋込まれている
パイプ(図示せず)に蒸気を流入し、これにより
供給される。 (発明が解決しようとする問題点) クツシヨン3は、圧力、温度を均一にするため
に使用されるが、鏡板のエツジによる繰返し応力
から疲労し寿命は長いもので500サイクルとなつ
ている。また時には、クツシヨンの板厚分布が不
均一であるために、積層板の板厚精度の低下、か
すれ不良が発生している。また、クツシヨン材を
使用していることから熱伝導率を下げている。 本発明はこのような点に鑑みてなされたもの
で、プリプレグ等の積層材料に圧力が均一にかか
り、不均一な圧力がかかるために発生する積層板
の板厚精度の低下、かすれによる不良、等の発生
しない積層板の製造法を提供するものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、第1図aに示すように、加圧板20
と、積層材料21を挟む鏡板22との間に一面に
弾性体膜23で覆われた圧力媒体層24を有する
キヤリヤー板25を介在させて圧力媒体層に加圧
を加えて圧縮成形するものである。 26は当て板で、キヤリヤー板と同じ材質で、
積層材料に上下からの熱が同時に伝わるようにす
るために使用される。 キヤリヤー板の構造を第1図bに示す。キヤリ
ヤー板は、表面に浅い凹部を有すベース板27、
ベース板の凹部に収納された圧力媒体層24、シ
ール板28、弾性体膜23、シール材と弾性体膜
とを押えるクランプ29、クランプ押えのボルト
30から成つている。ベース板は一般構造用圧延
鋼材で良く、板厚は一般的には4〜12mmである
が、搬出入の便利なように、又繰返しの熱応力か
らのベース板のそりから考え5〜9mmが良い。 凹部の深さは、0.5〜5mm、好ましくは1〜2
mmである。 凹部に入れられる圧力媒体として、鉱物油、
水、磁性流体、耐熱性液状合成樹脂、液状ハロゲ
ン化炭化水素等が使用される。 炭化水素系潤滑油で高温における熱安定性が良
く、金属に対する腐蝕性がなくて伝熱に優れてい
る油が望ましい市販名として例えばNeo SKoil
#170、#240、#L−400(綜研化学社製商品名)
がある。 凹部には、圧力媒体を圧入する注入口、及び排
出する排出口が設けられている(図示せず)。注
入口、排出口を設けなくとも、凹部に圧力媒体を
封入し、加熱による体積膨張で圧縮成形に必要な
圧力を得ることができる。シール材としては、加
熱温度が100〜200℃のときは、シリコンゴム、フ
ツ素ゴムのOリングが良く、それ以上の高温な
ら、グラフアイト製の成形品が良い。圧力媒体層
に加える圧力が100Kg/cm2を越える場合は、Oリ
ング面に、バツクアツプシール(Oリングに面す
る弾性体膜面を、Oリングの外形に従う形状に加
工する。)を施す。 弾性体膜としては、耐熱、耐油性に優れたゴム
シート例えばフツ素ゴム製がよく市販名としてバ
イトン(昭和ネオプレン製商品名)、フロレール
(住友3M社製、商品名)、ダイエル(ダイキン製
商品名)、アフラス(旭硝子社製商品名)等があ
り、必要によつてはゴムシートを中心とし下面及
び上面に薄い金属はく、例えば銅、ステンレス
等、又ガラス繊維布層、テフロンガラス繊維布層
等を形成組合せた構造のものを使用することによ
り使用ライフが長くなる。 又金層薄板も使用出来るが金属薄板は弾性及び
熱伝導性の良いものがよく、材質としては、一般
構造用圧延材、ステンレスが用いられる。板厚は
1〜4mmが良く、1.6〜2.2mmが最適である。クラ
ンプの材質は一般構造用圧延材で良いが機械構造
用炭素鋼のように引張り強度、降伏点の高いもの
ならさらに良い。板厚は材質、圧力媒体圧力より
決まる。例えば、SS41材で、圧力媒体圧力140
Kg/cm2の時9mm、S45なら6mmとなる。 圧力媒体は積層材料の全面にわたり介在させ
る。 しかし積層材料の端部には、圧力媒体が介在さ
れなくても良い。圧力媒体が介在されなくても良
い部分は最終製品の端部5cm以内好ましくは2〜
3cm程度である。 圧力媒体は鏡板の下面のみでなく、上面にも介
在させることも出来る。 鏡板で挟んだ積層材料を加圧板である熱盤20
の上に載せた構成体を第4図に示すように多段、
例えば10〜100段もしくは数100段積み重ねて圧縮
成形を行う。 第4図に於て、20は熱盤、31は上板、32
は可動板で、上板31は支柱33で固定部34に
固定されているが、可動板32は上方に移動す
る。熱盤20は可動板32が上方に移動するに従
つて上方に可動となつているが、可動板32が最
下位位置にある時に、各熱盤20の一定位置より
下方に落ちないようにストツパーが支柱33に取
付けられている(図示せず)。熱盤20の間には、
第1図に示すような構成で鏡板積層材料、加圧媒
体等が入れられており、熱盤20が可動板32に
より押し上げられて、熱盤、鏡板、積層材料が密
着される。この時積層材料にかかる圧力は接触圧
(0)〜10Kg/cm2である。熱盤、鏡板、積層材料
を密着させるには歯車、カム、トグル、油圧シリ
ンダー等により可動板32を移動することにより
行う。又、上型、下型の間に熱盤、積層材料、鏡
板をサンドイツチし、自重により密着させること
も出来る。この段階で上板、可動板の間隔が固定
される。その後第1図に示すように熱盤と鏡板の
間に介在する圧力媒体中に連通するパイプにより
圧力媒体を圧入することにより圧縮成形に必要な
圧力を加える。封入された圧力媒体の熱膨張によ
り圧力を加えることも出来る。圧力媒体に加えら
れる圧力は、積層材料がプリプレグである場合、
フエノール樹脂では40〜150Kg/cm2好ましくは60
〜100Kg/cm2、エポキシ樹脂では5〜100Kg/cm2
ましくは20〜80Kg/cm2、ポリエステル樹脂では5
〜100Kg/cm2、ポリイミド樹脂では10〜100Kg/cm2
が良い。積層材料の種類によつて数100Kg/cm2
圧力が使用しうる。 本発明は、積層材料に与えられる圧縮成形のた
めの圧縮力各段の熱板、鏡板に介在する加圧媒体
に圧力を加える方式であり、熱盤、鏡板、積層材
料は互に密着固定されているため加圧のための油
等の圧力媒体の量は少なくてすむばかりでなく、
多段の各段へ必要な圧力をスピーデイに加える圧
力コントロールがきわめて容易であり、どの段に
も均一な必要圧が加わるようにすることが容易で
ある。 又、圧力媒体に圧力を加えて一定時間(例えば
10秒〜60分程度)積層材料を加熱加圧しその後、
一定時間(例えば10秒〜数分程度)圧力媒体を脱
圧し、又圧力媒体に圧力を加えるという、加圧、
脱圧、解放を繰り返しで積層材料を圧力成形する
ことも出来る。 このように場合に、本発明では、圧力の変化の
スピーデイーに、しかも均一にコントロールして
行うことが出来る。 圧縮成形に必要な温度は、例えばフエノール樹
脂、エポキシ樹脂では150℃〜200℃、ポリイミド
樹脂では180〜250℃が好ましい。 積層材料としては、フエノール樹脂、エポキシ
樹脂、エポエステル樹脂、ポリアミド樹脂、シリ
コーン樹脂等の合成樹脂のワニスを紙、ガラス布
等の基材に含浸、乾燥させたプリプレグ、SMC、
金属板、シート状本質材、グリーンシート、多層
配線板の構成材等が用いられる。多層配線板の構
成材は、絶縁基板の片面又は両面に必要な回路パ
ターンが形成された内層用回路板の1枚以上をプ
リプレグを介して重ね合せ、更にプリプレグを介
して、片面又は両面回路板、片面銅箔張り積層
板、銅箔を重ね合せたものである。外層に配置さ
れる片面回路板、片面銅箔張り積層板は回路が形
成された面、銅箔面が外側になるように配置す
る。 圧縮成形に必要な温度は、熱盤から供給する方
式以外に、例えば、熱風、赤外線等、により与
え、熱盤の代りに単なる加圧板でも良い。 (発明の効果) 以上説明したように本発明に於ては、次の効果
が達成される。 (1) 圧力がクツシヨン材利用より均一である。よ
つて圧力むらのカスレ不良率が低減される。 (2) クツシヨン材を無くせる。 実施例 紙フエノール銅張り積層板製造において、製造
条件は加圧圧力120Kg/cm2、加熱温度180℃、加熱
加圧時間30分、キヤリアプレートはキヤリアベー
ス板(材質SS41、板厚9mm)流体膜(流体熱媒
油、膜厚1.0mm)、シール材(“O”リングシリコ
ンゴム直径7mm)、クランプ(材質SS41、板厚9
mm)、ボルト(M12、穴付六角ボルト、ボルトピ
ツチ50mm)、流体膜カバー(SUS304、2mm)で、
圧力均一化ができ、外観、板厚良好な製品が得ら
れた。 実施例の油膜キヤリアプレートを使用した場合
と、従来のゴムクツシヨンを利用した場合の比較
を表1に示す。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図aは本発明の方法を示す断面図、第1図
bはキヤリアープレートの拡大断面図、第2図、
第3図は従来法を示すもので、それぞれ断面図、
一部切欠側面図、第4図は本発明の方法を示す側
面図である。 符号の説明、20……加圧板、21……積層材
料、22……鏡板、23……弾性体膜、24……
圧力媒体、25……キヤリアー板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 積層材料を2枚の鏡板で挟んで、2枚の加圧
    板の間に挿入し、加熱下で、鏡板の外側から加圧
    する積層板の製造法に於て、鏡板と加圧板との間
    に、一面に弾性体膜で覆われた圧力媒体層を有す
    るキヤリヤー板を介在させると共に、積層材料、
    鏡板、加圧板、キヤリヤー板を密着させ、加圧板
    の間隔を固定した後、加圧媒体層に、積層板の圧
    縮成形に必要な圧力を加えることを特徴とする積
    層板の製造法。
JP59275718A 1984-12-28 1984-12-28 積層板の製造法 Granted JPS61154932A (ja)

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JP59275718A JPS61154932A (ja) 1984-12-28 1984-12-28 積層板の製造法

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JP59275718A JPS61154932A (ja) 1984-12-28 1984-12-28 積層板の製造法

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JPS61154932A JPS61154932A (ja) 1986-07-14
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JPS61154932A (ja) 1986-07-14

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