JPH0444301Y2 - - Google Patents

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JPH0444301Y2
JPH0444301Y2 JP1986081045U JP8104586U JPH0444301Y2 JP H0444301 Y2 JPH0444301 Y2 JP H0444301Y2 JP 1986081045 U JP1986081045 U JP 1986081045U JP 8104586 U JP8104586 U JP 8104586U JP H0444301 Y2 JPH0444301 Y2 JP H0444301Y2
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long nozzle
arm
handle
arm structure
tip
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は連続鋳造設備において使用され溶鋼鍋
とタンデイツシユ間に設けたロングノズルのハン
ドリング装置に関するものである。
(従来の技術) 溶鋼を連続的に鋳造する連続鋳造設備において
は、溶鋼ヤードから運ばれてきた溶鋼鍋内の溶鋼
が、その下部に設けた開口部からタンデイツシユ
に注入され、タンデイツシユより鋳型内へ注湯さ
れる。ところで、溶鋼鍋からタンデイツシユに至
る過程において、溶鋼中の不純物と大気中の酸素
とが結合して介在物が発生するので、これを防止
するため、最近ではロングノズルがよく使用され
ている。
このロングノズルは、その過酷な使用条件から
しばしばトラブルが発生するので交換する必要が
あり、そのためにロングノズルハンドリング装置
が設けられている(例、実公昭60−27579号参
照)。
ロングノズルハンドリング装置としては、例え
ば、第7図及び第8図に示すように、先端にロン
グノズル33を取付けた第2アーム34とこのア
ーム34に連結された第1アーム35からなり、
第1アーム35の軸受36によつて支持された第
2アーム34をハンドル37によつて図示の回転
中心軸Yを中心として傾転させて、ロングノズル
33をタンデイツシユ32内より突き出した後、
所定の位置におくものである。なお、31は溶鋼
鍋、38はそのスライデイングノズルである。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、このようなロングノズルハンドリング
装置では操作性が悪く、作業の安定性に欠けると
いう欠点がある。
一般にロングノズル33は、重量が50Kgを超
え、溶鋼が付着した場合には60Kgにも達する重さ
となり、更にその重心が回転中心軸Yより遠く離
れた位置にあることもあつて、ハンドル37に加
わる力はカウンターバランス39を付設した場合
でも20Kg近くにも達する。他方、破損したロング
ノズルを新品と交換する場合には、付設したカウ
ンターバランス39が逆にハンドル力の負荷とし
て作用することになる。
このため、いずれの場合にもハンドル力が大き
く、また目視確認のため任意の傾転角度で静止保
持しようとするときの操作が困難であり、安全性
に欠けるという欠点がある。
本考案は、上記従来技術の欠点を解消し、ハン
ドル力を軽減すると共に、任意の傾転角度での静
止保持を容易に行うことができ、作業の安全性を
向上し得るロングノズルハンドリング装置を提供
することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案に係るロング
ノズルハンドリング装置は、連続鋳造設備におけ
る溶鋼鍋とタンデイツシユ間に配置したロングノ
ズルをアーム構成体の先端に取付け、アーム構成
体内に支持された回転軸の後端に設けたハンドル
の操作によりアーム構成体の回転中心軸を中心に
ロングノズルを傾転可能のするハンドリング装置
において、アーム構成体内に支持された回転軸の
後端とハンドルとの間にウオーム減速機を設ける
ことにより、ハンドルの回転操作によりロングノ
ズルを傾転し、かつ、ウオーム減速機自体のセル
フロツク作用によりその時のロングノズルの傾転
状態をそのまま停止できる構成にしたことを特徴
とするものであることを特徴とするものである。
以下に本考案を実施例に基づいて詳細に説明す
る。
(実施例) 第1図乃至第3図は本考案の一実施例に係るロ
ングノズルハンドリング装置を示している。
図中、1はロングノズルであり、アームの先
端、すなわち、第1アーム2、第2アーム3及び
先端アーム4からなるアーム構成体の先端アーム
4に交換可能に取付けられていて、後述する如く
前後、左右、上下及び傾転の各動作によつて溶鋼
鍋5の底面開口部にセツトされ、タンデイツシユ
6内に浸漬されるものである。
上記先端アーム4は第2アーム3に対して回転
可能に装着されている。第2アーム3は、第1ア
ーム2に設けられた支持ガイドローラ8(図示の
場合、上下4ケ所、側面4ケ所)によつて第1ア
ーム2に対して入力又はスライドバルブ(図示せ
ず)の動きに追従してテレスコープ式に前後進自
在に支持されており、また第1アーム及び第2ア
ーム内には回転軸9が支持され、この回転軸9の
先端は先端アーム4に連結されていると共に、後
端はウオーム減速機を介してハンドル7に連結さ
れている。第2アーム3が第1アーム2に対して
テレスコープ式に前後進した場合、回転軸9は第
2アーム3の前後進に対して追従できるように、
スプライン結合(溝付き軸(スプライン軸)の溝
に嵌り合うような溝を持つボスが軸方向に移動可
能にした結合)されている。これにより、後述の
如くハンドル7の回転操作によりウオーム減速機
を介して回転軸9を回転すると先端アーム4は回
転し、したがつて、先端アーム4に取付けられて
いるロングノズル1が傾転される。
第1アーム2は、第3図に示すように、ガイド
フレーム10に摺動自在に設けられている昇降フ
レーム11に固定されている。この昇降フレーム
11はシリンダー装置12によつて昇降される。
したがつて、このシリンダー装置12の作動によ
つてアーム構成体(第1アーム2、第2アーム3
及び先端アーム4)が昇降し、ロングノズル1の
高さが調整される。
他方、上記ガイドフレーム10はその下端でタ
ーンテーブル13に設けられており、このターン
テーブル13は入力又はモーター(図示せず)に
よつて回転可能に構成されている。これにより、
ターンテーブル13を回転すれば、アーム構成体
が水平面内で回転し、したがつて、ロングノズル
1が左右に回転され、水平面内での位置が調整さ
れる。
ロングノズル1の傾転は以下に示す機構によつ
て可能である。すなわち、前述の如く上記回転軸
9の一端には先端アーム4が設けられているが、
他端、すなわち操作側の端部にはウオームホイー
ル14が設けられ、このウオームホイール14に
ウオームギヤ15及びベベルギヤ16が噛合し、
ベベルギヤ16にはハンドル7が装着されてい
る。ウオームギヤ15、ベベルギヤ16は第2ア
ーム3に装着されている。このようなウオーム減
速機を設けることにより、ハンドル7の回転操作
によつて回転軸9を回転させ、したがつて、先端
アーム4を回転させ、ロングノズル1を傾転させ
ることができる。
なお、ハンドル7の操作力をウオーム減速機を
介してロングノズル1に伝達するための回転軸9
は、第4図に示すように、一端において軸受17
によつて第2アーム3に支承され、この軸受17
はスペーサースリーブ18で押えられ、ウオーム
ホイル14を装着した外側にナツト19が嵌着さ
れている。また、他端においては、第5図に示す
ように、軸受17′によつて第2アーム3に支承
され、その外側に先端アーム4が装着されてい
る。
また、第1アーム2と進退可能な第2アーム3
とのスライド部は、第6図に示すように、ブラツ
シ20が設けられ、防塵対策がとられている。
(作用) 上記ロングノズルハンドリング装置は次のよう
に作用する。
アーム構成体の先端アーム4に取付けられたロ
ングノズル1を溶鋼鍋5の開口部位に位置決めす
るには、ターンテーブル13の回転によつて水平
面内での位置を定め、シリンダー12の作動によ
つて昇降フレーム11を昇降させて高さを調整す
る。また前後の移動は第2アーム3の進退により
行う。これらの前後、左右及び昇降動作はいずれ
の順序によつて行つてもよいことは云うまでもま
い。
次いで、ロングノズル1の傾転は、ハンドル7
の回転操作によつてウオーム減速機を介して回転
軸9を回転させ、先端アーム4を回転させること
により行う。その際、ロングノズル1の状況を目
視確認するには、ハンドル7の回転を任意の位置
で停止すればよく、格別のハンドル力を必要とし
ないので、小さな力で操作でき、操作も容易であ
る。しかも、ウオーム減速機はセルフロツク機能
を持つているので、ハンドルから手を離しても負
荷側(ロングノズル側)からは回転せず、ロング
ノズルを任意の傾転状態に停止でき、安全な作業
ができる。
ロングノズル1を交換するには、これらの操作
を適宜組合せてロングノズル1を所望の位置に持
ち来し、新たなロングノズルと交換すればよい。
勿論、これらの操作は自動化することも可能で
ある。
なお、上記実施例では、アーム構成体を第1ア
ーム、第2アーム及び先端アームで構成したが、
第7図及び第8図に示した構造を一例とする他の
構成にしてもよく、また、ウオーム減速機として
他の構造のもの、例えば、ウオームホイールとウ
オームギアとの位置関係を上下逆にした構造(こ
の場合、ハンドルの位置が下側に変わるだけであ
る)のものも使用できる。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、ロング
ノズルを一端に取付けたアーム構成体の他端にウ
オーム減速機を介してハンドルを設けたので、ハ
ンドル力を著しく軽減でき、また任意の傾転角度
でロングノズルを容易に静止保持して目視確認等
を行うこともでき、作業の安全性を向上すると共
に迅速化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例に係るロ
ングノズルハンドリング装置を示す図であつて、
第1図は側面図、第2図は平面図、第3図は第1
図のX−Xからみた図、第4図は第1図のA部の
断面図、第5図は第1図のB部の断面図、第6図
は第1図のC部の断面図、第7図及び第8図は従
来のロングノズルハンドリング装置を示す図であ
つて、第7図は側面図、第8図は平面図である。 1……ロングノズル、2……第1アーム、3…
…第2アーム、4……先端アーム、5……溶鋼
鍋、6……タンデイツシユ、7……ハンドル、8
……支持ガイドローラ、9……回転軸、10……
ガイドフレーム、11……昇降フレーム、12…
…シリンダー装置、13……ターンテーブル、1
4……ウオームホイール、15……ウオームギ
ヤ、16ベベルギヤ、17,17′……軸受、1
8……スペーサースリーブ、19……ナツト、2
0……ブラツシ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連続鋳造設備における溶鋼鍋とタンデイツシユ
    間に配置したロングノズルをアーム構成体の先端
    に取付け、アーム構成体内に支持された回転軸の
    後端に設けたハンドルの操作によりアーム構成体
    の回転中心軸を中心にロングノズルを傾転可能に
    するハンドリング装置において、アーム構成体内
    に支持された回転軸の後端とハンドルとの間にウ
    オーム減速機を設けることにより、ハンドルの回
    転操作によりロングノズルを傾転し、かつ、ウオ
    ーム減速機自体のセルフロツク作用によりその時
    のロングノズルの傾転状態をそのまま停止できる
    構成にしたことを特徴とするロングノズルハンド
    リング装置。
JP1986081045U 1986-05-30 1986-05-30 Expired JPH0444301Y2 (ja)

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JP1986081045U JPH0444301Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

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JP1986081045U JPH0444301Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

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JPS62193947U JPS62193947U (ja) 1987-12-09
JPH0444301Y2 true JPH0444301Y2 (ja) 1992-10-19

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JPS62193947U (ja) 1987-12-09

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