JPH0444218B2 - - Google Patents

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JPH0444218B2
JPH0444218B2 JP13970186A JP13970186A JPH0444218B2 JP H0444218 B2 JPH0444218 B2 JP H0444218B2 JP 13970186 A JP13970186 A JP 13970186A JP 13970186 A JP13970186 A JP 13970186A JP H0444218 B2 JPH0444218 B2 JP H0444218B2
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JP
Japan
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film
color
coating film
coating
base
Prior art date
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Application number
JP13970186A
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English (en)
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JPS62298480A (ja
Inventor
Tomeichi Nahata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は補修塗装、とくにパールマイカ塗装の
補修塗装の際の色合せ方法およびそれに用いる色
合せ器具に関する。
〔従来の技術〕
近年自動車ボデーの塗装において特異な意匠効
果を奏するパールマイカ塗装が採用されつつある
(たとえば特開昭59−160571号公報参照)。
この塗装は第5図に示すごとく、被塗物11上
に設けられた電着塗膜12上に、通常の着色顔料
を含有するカラー中塗塗膜13、カラーベース塗
膜14、パールマイカ顔料を含有するパールベー
ス塗膜15およびクリヤ塗膜16を順次形成した
ものであり、パールマイカ顔料の干渉色によりパ
ール状の光沢を呈するものである。なおカラーベ
ース塗膜14の隠ぺい力が高く、かつ下地の保護
が充分である場合は、前記カラー中塗塗膜13は
省略することが可能である。
パールマイカ顔料としては、(i)マイカ片の表面
にTiO2をコーテイングしたもの、(ii)前記(i)にお
けるTiO2のコーテイングの厚さをコントロール
したもの、(iii)前記(ii)のTiO2のコーテイングのう
えにさらに透明な酸化鉄のコーテイングを施した
ものなどがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
パールマイカ塗装においては、塗装の基本色は
カラーベース塗膜14の塗色であり、パールベー
ス塗膜15はカラーベース塗膜14の塗色を外観
に出すために隠ぺい力の小さいものである。
そのため、パールマイカ塗装塗膜を補修するば
あい、カラーベース塗膜14の色合せを一応して
もパールベース塗膜15をそのうえに設けると色
味が変り、補修部位の色が非補修部位の色と異な
ることが起る。さらにカラーベース塗膜14は紫
外線の影響を受けて変色しやすいものであるため
一層補修時の色合せが困難となる。
本発明は前記の点に鑑みて、パールマイカ塗装
塗膜の補修時の色合せを正確になしうる手段を提
供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は (1) カラーベース塗膜、パールマイカ顔料を含有
するパールベース塗膜およびクリヤ塗膜からな
るパールマイカ塗装における塗膜を補修するに
際して、同一または別々の基材上に前記カラー
ベース塗膜の変色度に対応して色を違えた複数
の塗膜を設け、一方透明なフイルムまたはシー
ト材の裏面に前記パールベース塗膜に対応する
塗膜を設け、該フイルムまたはシート材の塗膜
の下側に前記基材上の任意の塗膜を重ね合せ、
該フイルムまたはシート材の側における重ね合
された塗膜の色が補修塗膜の色と一致するばあ
いの基材上の塗膜を選択し、該塗膜の色を補修
塗膜におけるカラーベース塗膜の色とすること
を特徴とする補修塗装における色合せ方法、お
よび (2) カラーベース塗膜、パールマイカ顔料を含有
するパールベース塗膜およびクリヤ塗膜からな
るパールマイカ塗装における塗膜を補修する際
に用いる色合せ器具であつて、前記カラーベー
ス塗膜の変色度に対応して色を違えた複数の塗
膜が長手方向に並べて設けられた帯状の基材
と、裏面に前記パールベース塗膜に対応する塗
膜を設けた透明なフイルムまたはシート材とか
らなり、前記フイルムまたはシート材と帯状基
材とが、前記フイルムまたはシート材の塗膜が
前記基材の塗膜上に重ね合された状態で前記基
材の長手方向に相対的に移動可能に構成されて
なることを特徴とする補修塗装用色合せ器具に
関する。
〔作用〕
カラーベース塗膜の変色度に対応した複数の塗
膜を用意し、これをパールベース塗膜に対応する
塗膜の下に重ね、その重ね合せ色が補修部位の塗
膜の色と一致するときの下側の塗膜の色を補修塗
膜のカラーベース塗膜の色とすることによつて、
補修塗膜の色合せを正確にすることができる。
〔実施例〕
つぎに図面に基づいて本発明の色合せ方法およ
び器具を説明する。
第1図は本発明の器具の一実施例を示す斜視
図、第2図はそのX−X線拡大断面図、第3図は
その要部拡大断面図である。
図面において、1はフイルムなどの帯状基材で
あり、その表面にはカラーベース塗膜14に対応
する塗膜Aが設けられている。この塗膜Aはカラ
ーベース塗膜14の紫外線の影響による変色度合
を見込んで色味の異なる複数の塗膜A1,A2,
A3,A4,A5,A6からなり、これらは帯状
基材1の長手方向に並べて配置されている。
前記帯状基材1は細長い基板2上に接着などの
適宜の手段で固着される。帯状基材1が自己保持
性の充分なものであるばあいは基板2を省略して
もよい。
5は透明なプラスチツクフイルムまたはシー
ト、ガラス板などからなる透明なフイルムまたは
シート材(以下、単にフイルム材という)であ
り、その裏面には前記パールベース塗膜15に対
応する塗膜Bが設けられている。塗膜Bは補修す
る塗膜のパールベース塗膜15と同じ組成、同じ
膜厚で形成する。
3は基板2に沿つて摺動可能に構成されている
枠体であつて、枠体3の上面には開口部が設けら
れている。
前記フイルム材5はその塗膜Bが下側にくるよ
うに枠体3の上部開口部に接着などの手段により
固着される。
基板2の一方の端部には握り部4が設けられて
いる。
つぎに本発明の器具の使用方法を説明する。
基板2の一方の端部の握り部4を一方の手で持
ち、他方の手で枠体3の両側部を挟むようにして
持ち、基板2を左右に動かすことによつて、塗膜
Bの下にくる塗膜Aを変える。
このようにパールベース塗膜15に対応する塗
膜Bを基準とし、カラーベース塗膜14に対応す
る塗膜Aを動かして両塗膜の合せた色が補修面の
色と一致するようにする。そしてその際の塗膜A
がたとえば塗膜A3であれば塗膜A3の色が補修
部位に塗装するカラーベース塗膜の塗色となる。
したがつて塗膜A3の色と一致するように調色し
たカラーベース塗料を塗布してカラーベース塗膜
を形成し、さらにそのうえにパールベース塗膜1
5に対応する塗膜およびクリヤ塗膜16に対応す
る塗膜を形成すれば、色味が未補修部位と異なら
ない補修塗膜がえられる。
本発明の器具において、透明なフイルム材5は
パールマイカ塗装におけるクリヤ塗膜16として
の機能を果す。
基材1上のカラーベース塗膜14に対応する塗
膜Aはカラーベース塗膜14の初期の色と変色度
合がもつとも大きいばあいの色との間を適宜な段
階にわけてそれぞれに対応する塗膜A1,A2…
…を設ければよいが、通常は6〜10段階程度にわ
ければ実用上充分である。
カラーベース塗膜14が高彩色塗色のものなど
であつて、その隠ぺい力が充分でないばあいは、
塗膜Aの下にカラー中塗塗膜13に対応する塗膜
を設けると、より一層正確な色合せができる。
塗膜Aと塗膜Bを重ね合せる手段は前記の実施
例に限定されるものではなく、たとえば複数の塗
膜Aは別々の基材上に形成してもよい。第4図は
複数の塗膜Aを別々の基材上に設けた態様に使用
される色合せ器具である。
第4図に示される色合せ器具は、底の浅い箱体
6と蓋部7からなり、蓋部7は箱体6にヒンジ手
段などにより開閉可能に取付けられている。蓋部
7は枠状であつて、開口部にはガラス板などが取
付けられている。このガラス板は取付けなくても
よい。この箱体6の中にたとえば塗膜A1を設け
た基材1aを塗膜A1をうえにして入れ、そのう
えに塗膜Bを設けたフイルム材5を塗膜Bを下側
にして重ね合せ、蓋部7を閉じて重ね合せ色を観
察する。この操作を塗膜Aを順次取換えて重ね合
せ色が補修部位の塗色と一致するまで行なう。
塗膜Bを設けたフイルム材5は蓋部7に接着な
どの手段により固着しておいてもよい。
〔発明の効果〕
カラーベース塗膜とそのうえに設けられるパー
ルベース塗膜からなり、パールベース塗膜の隠ぺ
い力が小さくかつカラーベース塗膜が変色しやす
いところのパールマイカ塗装の塗膜を補修する際
に、カラーベース塗膜の変色度合に見合つた複数
の塗膜を用意し、そのうえにパールベース塗膜に
対応する塗膜を重ね合せて下色を選択することに
よつて、補修部位の色合せを正確にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の器具の一実施例を示す斜視
図、第2図はそのX−X線拡大断面図、第3図は
その要部拡大断面図、第4図は本発明の器具の他
の実施例を示す斜視図、第5図はパールマイカ塗
装塗膜の一例を示す部分断面図である。る。 (図面の主要符号) 1,1a:基材、5:フ
イルム材、A,B:塗膜、14:カラーベース塗
膜、15:パールベース塗膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カラーベース塗膜、パールマイカ顔料を含有
    するパールベース塗膜およびクリヤ塗膜からなる
    パールマイカ塗装における塗膜を補修するに際し
    て、同一または別々の基材上に前記カラーベース
    塗膜の変色度に対応して色を違えた複数の塗膜を
    設け、一方透明なフイルムまたはシート材の裏面
    に前記パールベース塗膜に対応する塗膜を設け、
    該フイルムまたはシート材の塗膜の下側に前記基
    材上の任意の塗膜を重ね合せ、該フイルムまたは
    シート材の側における重ね合された塗膜の色が補
    修塗膜の色と一致するばあいの基材上の塗膜を選
    択し、該塗膜の色を補修塗膜におけるカラーベー
    ス塗膜の色とすることを特徴とする補修塗装にお
    ける色合せ方法。 2 カラーベース塗膜、パールマイカ顔料を含有
    するパールベース塗膜およびクリヤ塗膜からなる
    パールマイカ塗装における塗膜を補修する際に用
    いる色合せ器具であつて、前記カラーベース塗膜
    の変色度に対応して色を違えた複数の塗膜が長手
    方向に並べて設けられた帯状の基材と、裏面に前
    記パールベース塗膜に対応する塗膜を設けた透明
    なフイルムまたはシート材とからなり、前記フイ
    ルムまたはシート材と帯状基材とが、前記フイル
    ムまたはシート材の塗膜が前記基材の塗膜上に重
    ね合された状態で前記基材の長手方向に相対的に
    移動可能に構成されてなることを特徴とする補修
    塗装用色合せ器具。
JP13970186A 1986-06-16 1986-06-16 補修塗装における色合せ方法およびそれに用いる色合せ器具 Granted JPS62298480A (ja)

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JPS62298480A JPS62298480A (ja) 1987-12-25
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JP4913956B2 (ja) * 2001-06-14 2012-04-11 関西ペイント株式会社 調色補助カード
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