JP3128526U - 硬質かばん - Google Patents

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秀作 大友
勝彦 大友
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株式会社トリオ
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Abstract

【課題】シェル体が所望の色に着色しやすく、損傷しにくく、表面に入った傷によって着色やフィルム層が剥がれて傷が目立つこともなく、しかも容易に製造することが可能な硬質かばんを提供すること。
【解決手段】この考案の硬質かばんは、透明な合成樹脂で形成するとともにその裏面を塗装した基材1からなるシェル体2を備えたものとしている。前記透明な合成樹脂をポリカーボネート樹脂とすることができる。基材1の裏面が光沢を有する塗料で塗装されたものとすることができる。また、基材1の裏面が液状の塗料を噴霧して塗装されたものとすることができる。
【選択図】 図3

Description

この考案は、アタッシュケースや旅行かばん等の硬質かばんに関するものである。
従来、アタッシュケースや旅行かばん等のシェル体を備えた硬質なかばんが使用されているが、これらは通常、シェル体の材料となる合成樹脂に顔料を加えることで着色したり、又は、表面に着色したフィルム層を熱着させるようにしたりしているため、色の微調整が難しく、思い通りの発色を得ることは非常に困難である。また、顔料や、メタリック材、パール材を加えると強度が低下するため、シェル体が損傷しやすいという問題もあった。しかも、表面に入った傷によって、前記着色やフィルム層が剥がれて、より傷が目立つようにもなっていた。
そのため、特許文献1に記載のような、かばん本体を構成する基材の表面上の少なくとも一部分にフィルム層、発色性を有する粉体塗装層、焼付された透明樹脂層が順番に積層一体化して形成されることにより、表面が思い通りの色で、光沢を発し、且つ傷がつきにくくなった硬質かばんが開発された。しかし、製造工程が複雑になり、製造に要する時間、設備、コストの面で不利になることがあるため、さらなる改善が求められていた。
特開2005−27694号公報
そこで、この考案は、シェル体が所望の色に着色しやすく、損傷しにくく、表面に入った傷によって着色やフィルム層が剥がれて傷が目立つこともなく、しかも容易に製造することが可能な硬質かばんを提供することを課題とする。
この考案の硬質かばんは、透明な合成樹脂で形成するとともにその裏面を塗装した基材1からなるシェル体2を備えたものとしている。
前記透明な合成樹脂をポリカーボネート樹脂とすることができる。
基材1の裏面が光沢を有する塗料で塗装されたものとすることができる。
また、基材1の裏面が液状の塗料を噴霧して塗装されたものとすることができる。
この考案の硬質かばんは、上述のような構成を有しており、シェル体2が所望の色に着色しやすく、損傷しにくく、表面に入った傷によって着色やフィルム層が剥がれて傷が目立つこともなく、しかも容易に製造することが可能である。
前記透明な合成樹脂をポリカーボネート樹脂とすれば、耐衝撃性に優れ、変形しにくく、軽量で、しかも、シェル体2の裏面の塗料の鮮やかな発色が損なわれない美しいものとなる。
基材1の裏面が光沢を有する塗料で塗装されたものとすれば、塗料の色が基材1を透過して見え、シェル体2の表面が極めて美しい鮮やかさが感じられるものとなる。
また、基材1の裏面が液状の塗料を噴霧して塗装されたものとすれば、容易にシェル体2を所望の色に着色することができる。
以下、この考案の好適な実施形態を、図面を参照して説明する。
図1はこの考案の実施形態の硬質かばんの斜視図、図2は裏面を塗装する前のシェル体2の基材1の斜視図、図3は裏面を塗装したシェル体2の断面図である。
この硬質かばんは、透明な合成樹脂で形成するとともにその裏面を塗装した基材1からなるシェル体2を備えたものとしている。
この硬質かばんは、図1に示したように、外観の形状は従来の硬質かばんと同様なものとすることができる。図示したものは、キャスタ付旅行かばんとして作製されたものであり、かばん本体を構成する前後のシェル体2の一方の長辺部分がヒンジを介し開閉可能に連結され、他方の長辺部分が開閉可能でロック機構3を備えたものとしている。
前後のシェル体2の基材1は、それぞれ図2に示したように、まず合成樹脂の成形により、周囲に周壁4を有する略四角形状に形成される。基材1は適宜形状の凹凸を設けたものとすることができる。そして、このシェル体2の基材1の裏面に、適宜の色の塗料を使用して塗装を行う。塗装を行うと、図3に示したように、シェル体2の裏面に塗膜5が形成される
各シェル体2の周壁4には、両シェル体2を閉じたときに内部の密閉性を保つための枠状の嵌合部材6が取り付けられる。前側のシェル体2の嵌合部材6は、その内側に後側のシェル体2の嵌合部材が嵌るようになっている。
かばん本体の底部の四隅にはキャスタ7がそれぞれ取り付けてあり、後側のシェル体2の上部と側部にはハンドル8,9、さらにその背面側には伸縮性ハンドル(図示せず)が取り付けられている。
各シェル体2の基材1の材料となる合成樹脂としては、ポリカーボネート樹脂が好適である。ポリカーボネート樹脂は、耐衝撃性に優れ、変形しにくく、軽量であるため、かばんの材料として適当と言うだけでなく、高い透明度が得られ、裏面の塗料の鮮やかな発色が損なわれない。
塗料としては、光沢を有するものが好適である。例えば、メタリック塗装、パール塗装に使用されるような塗料で塗装すれば、塗料の色がポリカーボネート樹脂を透過して見え、シェル体2の表面が極めて美しい鮮やかさが感じられるものとなる。特に、金属色の塗料を使用した場合には、シェル体2の基材1の凹凸やカーブした部分において陰影ができ、基材1の表面の光の反射と相まって、金属で形成されたシェル体2と遜色ない美しさが得られる。
塗装は、液状の塗料を噴霧することにより行うことができる。塗装はシェル体2の全体に均一に塗膜5が形成されるように行うとよいが、完成したかばんにおいて外部に露出しない領域については、塗膜5を形成する必要はない。
なお、シェル体2の機材の材料となる合成樹脂としては、ポリカーボネート樹脂以外にも、ABS樹脂その他適宜のものを使用することができる。また、前後のシェル体2のいずれか一方のみの基材1を、透明な合成樹脂で形成するとともにその裏面を塗装したものとすることもできる。
また、シェル体2の裏面は、適宜の内装生地で覆うことにより、塗膜5の露出や、塗料の匂いが周囲に漂うことを防止することができる。その他、この硬質かばんの各部の形状、寸法、材質等は、適宜変更して実施することが可能である。
この考案の実施形態の硬質かばんの斜視図である。 この考案の実施形態の硬質かばんの裏面を塗装する前のシェル体の基材の斜視図である。 この考案の実施形態の硬質かばんの、裏面を塗装したシェル体の断面図である。
符号の説明
1 基材
2 シェル体

Claims (4)

  1. 透明な合成樹脂で形成するとともにその裏面を塗装した基材(1)からなるシェル体(2)を備えていることを特徴とする硬質かばん。
  2. 透明な合成樹脂をポリカーボネート樹脂とした請求項1記載の硬質かばん。
  3. 基材(1)の裏面が光沢を有する塗料で塗装されたものである請求項1又は2記載の硬質かばん。
  4. 基材(1)の裏面が液状の塗料を噴霧して塗装されたものである請求項1、2又は3記載の硬質かばん。
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