JPH044376Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH044376Y2
JPH044376Y2 JP5767386U JP5767386U JPH044376Y2 JP H044376 Y2 JPH044376 Y2 JP H044376Y2 JP 5767386 U JP5767386 U JP 5767386U JP 5767386 U JP5767386 U JP 5767386U JP H044376 Y2 JPH044376 Y2 JP H044376Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating cover
conductor
support member
cover
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5767386U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62168570U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5767386U priority Critical patent/JPH044376Y2/ja
Publication of JPS62168570U publication Critical patent/JPS62168570U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH044376Y2 publication Critical patent/JPH044376Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、絶縁導体(母線)の接続部のカバ
ー構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第7図および第8図は従来の導体接続部のカバ
ー構造を示している。これらの図に示すように、
絶縁導体1の接続部はモールド絶縁物である支持
部材40によつて支持されるとともに、軟質樹脂
でつくられた箱形の絶縁カバー41を支持部材4
0に嵌着して被覆保護される。絶縁カバー41は
底部が開口し、導体1が通る両側面には導体挿通
用の丸孔42およびこの丸孔42から底部開口に
わたつてスリツト43が形成されている。
絶縁カバー41を取付けるには、導体1をスリ
ツト43より丸孔42に通し、絶縁カバー41を
支持部材40に嵌着させる。ついで、樹脂製のバ
ンド44で絶縁カバー41と支持部材40とを共
締めして絶縁カバー41を固定する。
また、第9図は他の従来例を示しており、絶縁
導体1の接続部を固定支持した支持部材40に嵌
着する絶縁カバー45は本体46と、その両側面
に配置される樹脂製の側板47,47とからな
り、本体46にはその両側面に導体1が通る切欠
部48が本体46の開口した底部からU字形に形
成されており、また側板47には本体46の切欠
部48とは反対方向の切欠部49が形成されてい
る。
絶縁カバー45を取付けるには、その本体46
を支持部材40にはめこみ、切欠部48に導体1
を挿通させる。ついで、本体46の両側部に側板
49を、それぞれその切欠部49に導体1を挿通
させて配置する。しかるのち、本体46の両側面
および側板47のそれぞれ対応する部位に設けた
複数の小孔50,51に樹脂製の固定具52(商
品名ナイラツチ)を貫通させてこれらを一体に固
定する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第7図および第8図に示す従来例では、絶縁カ
バー41を軟質樹脂で形成し、その軟質性を利用
して側面のスリツト43を押し拡げて導体1を丸
孔42に導いているが、冬期などの低温下では、
絶縁カバー41が変形しにくくなるため、スリツ
ト43を押し拡げて導体1を丸孔42に通すのが
困難になるという問題があつた。また、バンド4
4による固定では、バンド44がずれるおそれが
あり、固定が不安定であつた。
また、第9図に示す従来例では、絶縁カバー4
5として本体46のほかに2つの側板47を必要
とし、さらに少なくとも4つの固定具52を必要
とするために、部品点数が多くなるとともに、カ
バーの取付けに時間がかかるという問題があつ
た。
したがつて、この考案は、絶縁カバーの取付け
を簡単にかつ確実に行うことができる導体接続部
のカバー構造を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の導体接続部のカバー構造は、 絶縁導体の接続部に向かつて突設され頭部が首
部よりも大きく形成されるとともに、頭部前面に
導体支持部を有する導体接続部の絶縁支持部材
と、 底部が開口した箱形で構成され前記絶縁導体の
延設方向と直交する両面に底部から導体挿通用の
切欠部を設け、さらに前記導体接続部を含む支持
部材の頭部を被覆しこれらを保護するとともに、
底部近くの周面に貫通孔を設けた絶縁カバーと、 互いに嵌合する雄部と雌部とからなり、前記絶
縁カバーに設けた貫通孔を介して絶縁カバーの内
外から互いに連結され、絶縁カバー内に位置する
一方が前記支持部材の頭部に係止して支持部材に
絶縁カバーを固定した固定具 とを備えたものである。
〔作用〕
この考案によれば、固定具である雄部と雌部の
うち一方は絶縁カバー内に配置されて絶縁カバー
の外にある他方と貫通孔を介して一体に連結さ
れ、支持部材の頭部に係止するので、絶縁カバー
が支持部材から外れるのを防止することができ
る。したがつて、絶縁カバーを支持部材に嵌着
し、ついで固定具を絶縁カバーに取付けるだけ
で、簡単に絶縁カバーの固定を行うことができ
る。このため、絶縁カバーの取付けを簡単にかつ
確実に行うことができ、作業時間の短縮も可能に
なる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図〜第6図に基づい
て説明する。第1図はこの実施例における絶縁導
体1のカバー状態を示す側面図である、同図にお
いて、2は導体接続部を固定支持した絶縁支持部
材であり、この支持部材2は導体1の接続部に向
かつて突設され、その頭部2aが首部2bよりも
大きく形成されている。
導体接続部を含む支持部材2の頭部2aは絶縁
カバー3で被覆される。この絶縁カバー3は底部
が開口した箱形で構成され、導体1の延設方向と
直交する両側面に導体1を挿通させるためのU字
形の切欠部4が形成される。
絶縁カバー3の支持部材2への取付けは、互い
に嵌合する雄部5と雌部6とからなる固定具7に
よつて行う。第2図〜第3図は固定具7による絶
縁カバー3の取付け状態を示しており、第5図お
よび第6図はそれぞれ固定具7の雄部5および雌
部6の構造をより詳細に示している。
第2図〜第4図に示すように、絶縁カバー3を
支持部材2にかぶせた状態で、固定具7の雄部5
と雌部6とは、絶縁カバー3の底部に近い上面に
設けた貫通孔8を介して絶縁カバーの内外から互
いに連結される。その際、絶縁カバー3の内部に
位置する一方(図面では雌部6)が支持部材2の
頭部2aに係止して支持部材2から絶縁カバー3
が外れるのを防止する。雄部5および雌部6はい
ずれも樹脂製である。
前記雄部5は、第5図に示すように、その頭部
5aに連接した軸部5bの下部両側に突起部9を
設けたものである。また、雌部6は、第6図Bに
示すように、絶縁カバー3との当接部6aと、こ
の当接部6aの下方に位置し前記雄部5の突起部
9と嵌合する嵌合部6bとを有する。
雌部6の当接部6aにはその中央に雄部5の軸
部5bを挿通させる長穴10が形成される。ま
た、長穴10の下方にある嵌合部6bには、雄部
5の突起部9を含む軸部5bの下部を挿入する挿
通孔11が形成される(第6図A)。そして、嵌
合部9の下面側には、挿通孔11と周方向に並設
された突起部受け部12とストツパ13が設けら
れる(第6図C)。突起部9が入る挿通孔11の
部分から受け部12までは、底部からみて上り傾
斜面14となつて雄部5と雌部6とを相互に引き
締めするように形成されている。
雄部5と雌部6とを互いに連結させるには、ま
ず絶縁カバー3に設けた貫通孔8の下方(カバー
3の内部)に雌部6を配置し上面の当接部6aを
カバー3の内面に当接させる。この状態で雄部5
の軸図5bを貫通孔8および当接部6aの長穴1
0を経て嵌合部6bの挿通孔11に挿入する。つ
いで、雄部5を回転させて突起部9を底部に向か
う上り傾斜面14を経て受け部12に入れ、その
過程で雄部5と雌部6とを相互に引き締めして雌
部6の当接部6aをカバー3の内面に強く圧接さ
せて雌部6をたわませ、絶縁カバー3に強固に固
定する。
このため、雌部6が絶縁カバー3内に収容され
た支持部材2の頭部2aに係止し、絶縁カバー3
が支持部材2から外れるのを防止することができ
る。したがつて、この実施例においては、導体1
の接続部を支持した支持部材2に絶縁カバー3を
嵌着し、固定具7の雄部5と雌部6とをそれぞれ
カバー3の貫通孔8を介してカバー3の内外面に
配置し雄部5の軸部5bを雌部6の長穴11に挿
入し、これを回転させるだけで、簡単にかつ確実
に絶縁カバー3を支持部材2に固定することがで
きる。その際、固定具7は絶縁カバー3の上面に
少なくとも1つだけ取付けるようにすればよい。
また、絶縁カバー3を取外す場合は、雄部5を
前記と逆方向に回転させることにより、雌部6か
ら簡単に取外すことができる。したがつて、固定
具7の取外しにより、絶縁カバー3を着脱自在に
することができ、メンテナンス等に便利である。
かかる固定具7は、たとえば日本ドライブイツ
ト社より市販のものを使用することができる。ま
た、このような固定具7に代えて、たとえばボル
ト(雄部)とナツト(雌部)との嵌合による固定
具などを使用してもよいことは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案によれば、固定具である雄部と雌部の
うち一方は絶縁カバー内に配置されて絶縁カバー
の外にある他方と貫通孔を介して一体に連結さ
れ、支持部材の頭部に係止するので、絶縁カバー
が支持部材から外れるのを防止することができ
る。このため、絶縁カバーを支持部材に嵌着し、
ついで固定具の雄部と雌部とを連結させるだけ
で、簡単に且つ確実に絶縁カバーの固定を行うこ
とができ、さらに作業時間の短縮も可能になると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の側面図、第2図
は絶縁カバーの平面図、第3図は絶縁カバーの取
付状態を示す断面図、第4図は固定具の取付状態
を示す断面図、第5図は固定具の雄部を示す斜視
図、第6図A,BおよびCはそれぞれ固定具の雌
部を示す平面図、正面図、底面部、第7図は従来
のカバー構造を示す側面図、第8図はその分解斜
視図、第9図は従来の他のカバー構造を示す分解
斜視図である。 1……導体、2……支持部材、2a……首部、
3……絶縁カバー、5……雄部、6……雌部、7
……固定具、8……貫通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 絶縁導体の接続部に向かつて突設され頭部が
    首部よりも大きく形成されるとともに、頭部前
    面に導体支持部を有する導体接続部の絶縁支持
    部材と、 底部が開口した箱形で構成され前記絶縁導体
    の延設方向と直交する両面に底部から導体挿通
    用の切欠部を設け、さらに前記導体接続部を含
    む支持部材の頭部を被覆しこれらを保護すると
    ともに、底部近くの周面に貫通孔を設けた絶縁
    カバーと、 互いに嵌合する雄部と雌部とからなり、前記
    絶縁カバーに設けた貫通孔を介して絶縁カバー
    の内外から互いに連結され、絶縁カバー内に位
    置する一方が前記支持部材の頭部に係止して支
    持部材に絶縁カバーを固定した固定具 とを備えた導体接続部のカバー構造。 (2) 前記固定具の雄部および雌部は、互いに着脱
    自在に嵌合する実用新案登録請求の範囲第(1)項
    記載の導体接続部のカバー構造。
JP5767386U 1986-04-17 1986-04-17 Expired JPH044376Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5767386U JPH044376Y2 (ja) 1986-04-17 1986-04-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5767386U JPH044376Y2 (ja) 1986-04-17 1986-04-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62168570U JPS62168570U (ja) 1987-10-26
JPH044376Y2 true JPH044376Y2 (ja) 1992-02-07

Family

ID=30887598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5767386U Expired JPH044376Y2 (ja) 1986-04-17 1986-04-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH044376Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62168570U (ja) 1987-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH044376Y2 (ja)
KR20170138969A (ko) 버스바 고정용 스터드 클립
JPH08249919A (ja) 灯具装着装置
JPS62502082A (ja) 多心線平形電気ケ−ブルを他の回路素子に接続するためのコネクタ
JPH0720847Y2 (ja) 孔付板端子の仮係止構造
JPS6329840U (ja)
KR20170138965A (ko) 버스바 고정용 스터드 클립
JPH0732035B2 (ja) 電極キヤツプ
JP2000253537A (ja) 電気接続箱
JPH048619Y2 (ja)
JPS6028154Y2 (ja) 電子機器の防水ケ−ス取付装置
JPH0321156Y2 (ja)
JPH0338872Y2 (ja)
JPS5821099Y2 (ja) 防水形配線器具
JP3248473B2 (ja) 配電ボックス及びその組み付け方法
JPS5917095Y2 (ja) コネクタ装置
JPH0341501Y2 (ja)
JPH0438546Y2 (ja)
JP3248472B2 (ja) 配電ボックス
JPH0547493Y2 (ja)
JP4239408B2 (ja) 電気湯沸かし器
JP3016355U (ja) 壁スイッチの収容体
JPS6138251Y2 (ja)
JPS6018856Y2 (ja) 自動車用ヒユ−ズボツクス
JPH0126044Y2 (ja)