JPH0443741Y2 - - Google Patents

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JPH0443741Y2
JPH0443741Y2 JP1985028282U JP2828285U JPH0443741Y2 JP H0443741 Y2 JPH0443741 Y2 JP H0443741Y2 JP 1985028282 U JP1985028282 U JP 1985028282U JP 2828285 U JP2828285 U JP 2828285U JP H0443741 Y2 JPH0443741 Y2 JP H0443741Y2
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は内燃機関用であつて、多くの場合オ
イルフイルタを上方に重ねて装着される、筒形の
プレート式オイルクーラに関する。
(従来の技術) 従来、プレートを重ね合わせて2流体間の熱交
換を行わせるものとして、特開昭55−23822号に
次のようなものが開示されている。その第1の例
として、プレートに、コツプのふち状の斜面を周
辺側壁とする凹部を設け、その底面と残存凸部の
平面部に開口又はルーバーを多数設け、このプレ
ートの凹部をはめ合わせて積層体とした熱交換器
である。このものはプレートの外周縁が斜面にな
つていて外郭を区画し、その内部に2流体の流路
が形成されるようになつている。第2の例は、プ
レートの外周縁が斜面をとなさず平坦でプレート
の中央寄りに複数の凹部が形成され、残存凸部す
なわち平坦な部分には開口やルーバーを設けない
で、このプレートを積層体とし、ケーシングに収
容したものである。第3の例として、ふちつきの
灰皿状のプレートを重ね合わせ灰皿状凹部の底面
開口にプロペラ状のひれを設けたものである。
以上の第1〜第3の例では、凹部の周辺側壁が
よろい状の隔壁になつて2流体を区画し、熱の授
受を行う。
(考案が解決しようとする課題) 以上のような従来の熱交換器では次のような問
題がある。第1の例ではプレート自体で流体とプ
レート周縁の外部とが区画されているがそのため
凹部はプレート外周縁に環状に形成され、外周に
環状をなす凹部と、凹部に取り巻かれた中央残存
凸とに複数の開口が設けられている。従つて2種
の流体は流れの方向は反対であつてもいずれも上
下に同軸上に配列された各開口列に従つてプレー
トを貫いて流れ、並行な軸方向の流れをなす。従
つてこの流れのうちには各開口列の占める位置に
よつてよろい状隔壁と接触の少ない流れが生じ熱
交換効率が低下する。第2の例では凹部内の流体
はプレートを貫いて上下方向に流れ、他の流体は
プレートの平坦部(残存凸部の平面部)に沿つて
流れ、方向が交叉するので上記第1の例のような
問題は生じない。しかし平面部には流れを規制す
る手段がないので平面部の一方に偏つて平均的に
分散されず複数の各隔壁に均等に接触せず、隔壁
のうちには外側の流体と熱授受が行われ難い位置
のものもあり熱交換効率が低下する。しかもこの
場合は積層体を囲むケーシングを必要とし、大型
化、重量増加および制作費の増大を招く。また、
第3の例のものは、管状の隔壁の外側を流れる流
体には外郭を区画する境界壁がないから、例えば
内燃機関のオイルと冷却水のように循環する流路
の途中に組み込むことができない。
(課題を解決するための手段) この考案は以上のような諸問題を解決すべく、
ケーシングの不要なオイルクーラであつて、オイ
ルはプレートを貫いて上下方向に流れ、冷却水は
プレートに沿つて流れ、しかもオイル流路との隔
壁のおのおのに万遍なく冷却水が行きわたるよう
にしたものである。その構成は次の如くである。
すなわち、中央通孔と外周の各々の周縁に短い筒
状のフランジを設け、両フランジ間に複数の凹所
とその余の平坦部を設け、凹所の底面に複数のス
リツトを切り開いてスリツト開口群を形成させ、
かつ平坦部の外周寄りの一方側と他方側にそれぞ
れ複数の水入口孔および水出口孔を設けてなる円
形のプレートを、複数枚重ね合わせ、上下に隣接
する各プレートの凹所の側壁およびフランジをそ
れぞれ接合させ、最下段には水入口孔、水出口孔
およびスリツトを設けないで凹所底面にオイル入
口孔を設けたプレートを重ね、最上段には、水入
口パイプを具えプレートの水入口孔と連通する第
1水室と、水出口パイプを具えプレートの水出口
孔と連通する第2水室とに内部が区画された環状
のカバーを設けてなる、プレート式オイルクーラ
である。
(作用) この考案のプレート式オイルクーラは内燃機関
本体に設けたブラケツトに装着され、上方に重ね
たオイルフイルタがブラケツトの中空センタパイ
プに螺着されて使用される。
機関のブラケツト側から送出されたオイルはオ
イルクーラ最下段のプレートの各オイル入口孔か
ら入り、重ね合わされた凹所を一層毎にスリツト
開口群をくぐりながら最上段に達してオイルクー
ラを出る。そして上方に重ねられているオイルフ
イルタの底面からオイルフイルタに入る。一方冷
却水は水入口パイプから第1水室へ入りプレート
の水入口孔を経て一部は各プレート間の層状空間
内で凹所の側壁を包囲して流れ水出口孔へ流れ
る、水入口孔および水出口孔は平坦部外周寄りの
一方側と他方側にそれぞれ複数個が分散して設け
られているから、水は層状空間内を分散して流
れ、すべて凹所側壁に万遍なく触れる。その他の
水は次層の水入口孔に入りその層内を流れるもの
と第3層へ向うものとに分れる。こうして各層の
水出口孔から第2水室へ戻り水出口パイプから送
出される。
このように冷却水はプレート間の各層において
複数個設けられた凹所を包囲して流れ、オイルは
凹所の内部を一層毎にスリツト開口をくぐり抜け
て乱流状態となるので凹所壁での熱交換は効率よ
く作用する。また凹所の配置を細かく多くするこ
とにより、側壁を介したオイルと水との接触面を
大にすることができる。
(実施例) 第1図〜第4図によりこの考案の実施例を説明
する。
第1図はこの考案のプレート式オイルクーラ1
のプレート2である。第2図の断面に示したよう
にプレート2は中央通孔3と外周との周縁にフラ
ンジ4a,4bが垂下している。両フランジの間
には平坦部5と凹所6とがあり、凹所6の底面に
はスリツト7が切られている。スリツト7の部分
を屈曲させて凹凸形(第4図イ)又はルーバ形
(第4図ロ)のようなスリツト開口8が設けられ
ている。平坦部5のフランジ寄りには一方側に複
数の水入口孔9が、他方側に複数の水出口孔10
がそれぞれ分散させて穿設される。このようなプ
レート2を積み重ね、上下に隣接するプレートの
フランジ4a,4bおよび凹所6の側壁11をそ
れぞれ接合させる。平坦部5が水入口孔9と水出
口孔10との間の連続的流路を形成するように、
凹所は多島状に配列される。第1図は卵形の凹所
が放射状に配列されたものである。積重されたプ
レート群の最下段には上記のプレート2とフラン
ジ、凹所および平坦部が同一形状で、水入口孔
9、水出口孔10およびスリツト開口8を設け
ず、凹所底面6にオイル入口孔12を設けたプレ
ート13が重ねられる。プレート群の上面にはプ
レートの平坦部5と凹所6の部分と同じ形状をな
し、各凹所6に連通するオイル出口孔14と水入
口孔9、水出口孔10とを具えた被い板17が固
着され、その上に環状で下方開放のカバー18が
固着される。カバー18は内部が側壁19で第1
水室20、第2水室21に区画され第1水室20
は水入口パイプ22を具えて水入口孔9に連通
し、第2水室21は水出口パイプ23を具えて水
出口孔10に連通する。
このオイルクーラはオイルがプレート13のオ
イル入口孔12から入り各凹所6のスリツト開口
8を経て上段に達し、この間に側壁を介して冷却
水により冷却され被い板17のオイル出口孔14
を経て送出される。冷却水は水入口パイプ22第
1水室20を経て各プレートの平坦部5の間およ
び各水入口孔を経て層状空間内全般に分散して流
れ、各水出口孔10から第2水室21に集まり水
出口パイプ23から送出される。
上記の実施例のほか、プレート形状は、第5図
のようにフランジが凹所の凹みと反対方向に上方
へ起立したものでもよい。あるいはこれらのプレ
ートを上下逆向きにして積ね合わせることとして
もよい。
(効 果) この考案は上記のような構成と作用を有するも
のであつて、従来のオイルクーラのようなカラ
ー、間隔板、別体のフイン、ケーシング等を必要
としないから小型化、軽量化をもたらすものであ
る。そして同一形状のプレートを重ねるだけで外
部との隔絶、水流路とオイル流路の形成、オイル
の乱流発生手段(従来のフインに相当する底面の
開口)ができるから構造簡単、製造容易である。
そして同一層内で多数設けられている凹所の側壁
で冷却されて開口群を通り抜けながら順次に各層
の水で冷却される。また水は各層に分配されると
ともに各層内では水が水出口孔で分散してすべて
凹所の側壁を万遍なく囲むから熱交換効率のきわ
めて高いオイルクーラである。
【図面の簡単な説明】
第1図は考案の実施例のプレート平面図、第2
図は実施例の縦断面図、第3図はその平面図、第
4図イ,ロは考案の凹所の部分縦断面図、第5図
はプレートの他の実施例の断面図である。 2,13……プレート、4a,4b……フラン
ジ、6……凹所、8……スリツト開口、9……水
入口孔、10……水出口孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中央通孔と外周の各々の周縁に短い筒状のフ
    ランジを設け、両フランジ間に複数の凹所とそ
    の余の平坦部を設け、凹所の底面に複数のスリ
    ツトを切り開いてスリツト開口群を形成させ、
    かつ平坦部の外周寄りの一方側に複数の水入口
    孔を設け、他方側に複数の水出口孔をそれぞれ
    分散させて設けた円形のプレートを、複数枚重
    ね合わせ、上下に隣接する各プレートの凹所の
    側壁およびフランジをそれぞれ接合させ、最下
    段には水入口孔、水出口孔およびスリツトを設
    けないで凹所底面にオイル入口孔を設けたプレ
    ートを重ね、最上段には、水入口パイプを具え
    プレートの水入口孔と連通する第1水室と、水
    出口パイプを具えプレートの水出口孔と連通す
    る第2水室とに内部が区画された環状のカバー
    を設けてなる、プレート式オイルクーラ。 (2) 中央通孔と外周の各々の周縁に設けたフラン
    ジが凹所の凹み方向と同方向に、平坦部から垂
    下させたフランジである、実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のプレート式オイルクーラ。 (3) 中央通孔と外周の各々の周縁に設けたフラン
    ジが凹所の凹み方向と反対方向に、平坦部から
    起立させたフランジである、実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のプレート式オイルクーラ。 (4) 凹所が卵形をなして中央通孔のまわりに放射
    状に配列された、実用新案登録請求の範囲第1
    ないし第3項のいずれか一つの項記載のプレー
    ト式オイルクーラ。
JP1985028282U 1985-02-28 1985-02-28 Expired JPH0443741Y2 (ja)

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JPS61144378U JPS61144378U (ja) 1986-09-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS635135A (ja) * 1986-06-26 1988-01-11 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関のアイドル回転数制御装置
JPH055209Y2 (ja) * 1986-09-30 1993-02-10
JPH055210Y2 (ja) * 1986-12-27 1993-02-10

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523822A (en) * 1978-08-05 1980-02-20 Naoji Isshiki Cup-stack type heat exchanger
JPS5928219U (ja) * 1982-08-18 1984-02-22 日東電工株式会社 ゴム製チユ−ブの保持構造

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