JPH0443622A - チョークコイル - Google Patents

チョークコイル

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JPH0443622A
JPH0443622A JP15225290A JP15225290A JPH0443622A JP H0443622 A JPH0443622 A JP H0443622A JP 15225290 A JP15225290 A JP 15225290A JP 15225290 A JP15225290 A JP 15225290A JP H0443622 A JPH0443622 A JP H0443622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
winding
loss
choke coil
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP15225290A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Fujiwara
徹 藤原
Ryoichi Tawara
田原 良一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP15225290A priority Critical patent/JPH0443622A/ja
Publication of JPH0443622A publication Critical patent/JPH0443622A/ja
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高周波回路に用いられるチョークコイルに関
するものである。
[従来の技術] チョークコイルは、電源回路において、電流。
電圧の平滑用や共振用として必要性の高い部品である。
このチョークコイルとしては、以下に記す2種類の方式
が使われている。
■ センターギャップを有するEEココア方式。
これは、2個のE字状のコアをE字状に組み合わせて、
コアの中脚部、に巻線を施したコイルで、2つのコアの
間にギャップをとり、インダクタンス値を調節している
。ただし、all洩磁束を防ぐ;−めに、ギャップは、
中脚部のみに存在するようにコアが加工されている。コ
アの材質としては、低鉄損であるMn−Znn系フシイ
)〜が主として使用されている。
■ 環状磁心を用いる方式。
これは2環状磁心(トロイダルコア)に巻線を施してチ
ョークコイルとする方式であり、漏洩磁束が原理的に存
在しない点で有利である。コアの材質としては2透磁率
が適当な数値(200以下)で、磁場に対して一定の数
値をとり、飽和磁化の高い圧粉鉄心(ダストコア)が通
常使用されている。
上記■、■の2種類のコイルには、それぞれ、一長一短
があり、必要に応じて使い分けられている。
チョークコイルの巻線としては、岸線の銅線にエナメル
等の絶縁層を被覆したソリッド線と、極細の単線を束ね
合わせたリッツ線とがある。上記■のEEココア用いる
方式では、周波数やインダクタンス値によって、ソリッ
ド線とリッツ線が使い分けられている。しかし、■の環
状磁心を用いる方式では、巻線としてリップ線は使われ
ておらず、ソリッド線が用いられている。これは、前述
したように、環状磁心では、漏洩磁束がないために、直
流での電気抵抗が小さいソリッド線を用いる方が損失が
小さくなるためと考えられる。
[発明が解決しようとする課題] 前述したように、■、■のチョークコイルのどちらが優
れているかは、単純には決められない。
しかし、周波数が高くなると、必要なインダクタンス値
は低くなり、■の方式だと、損失を最小にするギャップ
が長くなる。このために、漏洩磁束を防止することが困
難となるという欠点を生じるために、高周波では不利に
なると考えられる。従って、■の環状磁心を使う方が、
高周波では有利となる。
また、現在、環状磁心の巻線について、軟らかい線では
、自動巻線機によって機械化がなされている。しかし、
太くて硬い線について、自動化が困難であり、主に人間
の手によって巻線がなされており、生産性が悪いという
問題がある。
本発明は、上述の点に鑑みて提供したものであって、高
周波で低損失のチョークコイルを提供することを目的と
したものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、環状磁心に巻線を施したチョークコイルにお
いて、上記巻線をリップ線としたものである。
[作 用コ 而して、巻線をリッツ線とすることで、高周波での損失
を低減するようにしている。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する0本発
明における高周波とは、主としてIMHz以上の周波数
を示している。また、共振形の電源回路のように、チョ
ークコイルに高周波の大電流が流れる回路についても本
発明のチョークコイルに適用でき、且つ有用である。
ところで、本発明者らは、誠意努力を重ねた結果、環状
磁心でも、高周波になると、ソリッド線よりもリッツ線
を巻線として使用した方が低損失となることを見いだし
な、ここで、ソリッド線のコイルよりも、リッツ線のコ
イルが低損失となる周波数は、インダクタンス値、磁心
の透磁率、磁心の寸法、巻線の種類等に条件によって異
なり、一義的に決定することは困難である。しかし、−
般的には、この周波数は、500kHz以上であり、特
に、IMHz以上になると、リップ線のコイルの方がか
なり低損失となる。
尚、リッツ線といっても、その単線の直径と束ね数が適
当なものを選定しないと低損失とはならない1例えば、
後述するように、単線径を一定として、束ね数を増せば
、直流での損失は減少する。しかし、高周波では、一定
の束ね数で損失は最小となり、必要以上に束ね数を増す
と逆に損失は増加していく。
また、高周波における損失については、学問的にも不明
な点が多いが、一応以下に記すようなものであると考え
られる。
すなわち、巻線の電気抵抗による損失(銅損)は、直流
分と交流分とに分けられ、交流分は更に、表皮効果によ
る損失と、近接効果による損失と)こ分けられる(信字
技報 PE85−56>。
また、信学技報PE83−11によると、交流での電気
抵抗Rcの実験式とし、て次式を示している。
Rc=R,dc(1+af”’+bf2)ここで、Rd
cは直流での電気抵抗であり、abは定数である。af
””は、表皮効果による抵抗の増加分、bf2は近接効
果による抵抗の増加分である。ただし、近接効果による
増加分で、周波数のべき数2は、条件によって変化し、
確定的なものではない(信字技報PE84−3)。
交流での抵抗Rcを減少させるためには、Rdc、a、
bを低減する必要がある。Rdcを減少させるためには
、巻線径を大きくして、多層に巻けばよい。しかし、巻
線径を大きくすると、表皮効果が増大し、多層に巻くと
、近接効果が増大する。特に、高周波になると、損失と
しては直流分よりも交流分が大きくなるために、表皮効
果と近接効果を減少させる必要が大きくなる。
EEココアEIココア用いたコイルでは、ギャップ付近
の漏洩磁束の影響や、多層に巻いたために、近接効果が
増大するために、100kHz以下でもソリッド線より
もリッツ線の方が損失が減少することもあると考えられ
る。
一方、環状磁心の場合、漏洩磁束がなく、また、スペー
スの関係で、多層巻きが国璽なために、直流電気抵抗が
小さいソリッド線を巻線として使用するものと考えられ
る。
しかし、MHz以上の高周波になると、交流分の損失が
増加するために、環状磁心であっても、リッツ線を巻線
とした方が低損失となると考えられる。これは、リッツ
線を構成する単線の直径が小さいために、表皮効果が小
さいなめと、多層巻きしても近接効果があり、あまり増
加しないためと考えられる。
以下に具体実施例を示す、第1図は本発明に係るチョー
クコイルを示し、主としてダストコアからなる環状磁心
1にリッツ線2を巻回したものである。このチョークコ
イルは、周波数IMHzで、52μHのインダクタンス
を有するものである。環状磁心1としては、カーボニル
鉄を、外径20.2m曽、内径12.6−−、高さ6.
4輪−の環状に焼結したものを用いた。尚、商品名は、
アミトントロイダルコアT −80−,2である。この
磁心の透磁率は、μ=10で、各種巻線を99ターン巻
き、52μHのチョークコイルとした。また、インダク
タンス値及び、IMHzでのQ値は、インピーダンスア
ナライザ(HP社製、HP4194A)を用いて測定し
た。
表1にソリッド線を用いたコイルのQ値の測定結果を示
す。
(表 1) 表1は、巻線径を変化させて、Q値を測定したものであ
り、これによると、Q値は、線径が0.3m−のときに
最大となり、線径を太くして、2層巻きとすると、損失
は増加することがわかる。
表2は、線径0.1mmの単線を束ねたリッツ線で、東
ね数と電気抵抗の関係を示したものである。
(表 2) これによると、Q値は束ね数によって変化しているが、
全般的にソリッド線に比べて、低損失となっていること
がわかる。特に、表19表2それぞれで、Q値が最大と
なっているコイル(線径0゜3m曽のソリッド線コイル
と、束ね数10本のリッツ線コイル)を比較すると、リ
ッツ線コイルの方が、損失は、約80%になっているこ
とがわかる。
以上は、インピーダンスアナライザによる微小電流によ
る損失評価であったが、以下の方法で、大電流での損失
を評価した。
線径0.3mmのソリッド線のコイルと、束ね数10本
のリッツ線のコイルに、IMHz、実効値でIAの電流
を通電し、巻線部に設置した熱電対で、温度上昇を測定
した。結果として、ソリ・ンド線のコイルは85度、リ
ッツ線のコイルで67度の温度上昇があった。このこと
から、大電流でもリッツ線のコイルの方が損失が小さい
ことが確認された。
[発明の効果] 本発明は上述のように、環状磁心に巻線を施したチョー
クコイルにおいて、上記巻線をリッツ線としたものであ
るから、巻線をリッツ線とすることで、高周波での損失
を低減することができ、そのため、高周波で低損失のチ
ョークコイルを提供することができる効果を奏し、また
、リッツ線は軟らかく、しなやかであるため、従来の環
状磁心の巻線技術を応用することが容易であり、巻線の
自動化による生産性の向上を図ることができる効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の斜視図である。 1は環状磁心。 2はリッツ線である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)環状磁心に巻線を施したチョークコイルにおいて
    、上記巻線をリッツ線としたことを特徴とするチョーク
    コイル。
JP15225290A 1990-06-11 1990-06-11 チョークコイル Pending JPH0443622A (ja)

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JP15225290A JPH0443622A (ja) 1990-06-11 1990-06-11 チョークコイル

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JPH0443622A true JPH0443622A (ja) 1992-02-13

Family

ID=15536422

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1148522A3 (en) * 2000-04-17 2001-12-12 Nkk Corporation Low noise and low loss reactor

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JPS63211711A (ja) * 1987-02-27 1988-09-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波変圧器

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