JPH0443558B2 - - Google Patents

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JPH0443558B2
JPH0443558B2 JP61141356A JP14135686A JPH0443558B2 JP H0443558 B2 JPH0443558 B2 JP H0443558B2 JP 61141356 A JP61141356 A JP 61141356A JP 14135686 A JP14135686 A JP 14135686A JP H0443558 B2 JPH0443558 B2 JP H0443558B2
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JP
Japan
Prior art keywords
center rod
center
earth drill
bottom cover
pile hole
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61141356A
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English (en)
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JPS63592A (ja
Inventor
Katsumi Kitanaka
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Original Assignee
Individual
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Publication of JPS63592A publication Critical patent/JPS63592A/ja
Publication of JPH0443558B2 publication Critical patent/JPH0443558B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建設工事における場所打ち杭等の基
礎工事を施工する場合等において、地盤に杭孔を
掘削するために使用するバケツト型のアースドリ
ルに関するものである。
(従来の技術) 第5図は従来のアースドリルの一例を示すもの
で、図中1はケリーバー、2はバケツト型のアー
スドリル本体、3はその底蓋、4はカツターであ
る。
(発明が解決しようとする問題点) 上述のように従来のアースドリルには、その底
部に中心位置決め手段が何もなかつたため、地表
で従来のアースドリルによつて掘削をはじめよう
とする場合に、アースドリルが前後左右に振れる
ために、杭孔の中心と正確に整合することがむず
かしいという問題点があつた。
またアースドリルはケリーバーによつて上方よ
り見て時計回り(右回り)に回転させながら地盤
を掘削するものであるから、第6図に示すように
地盤5に対して杭孔6を掘削してゆくと、杭孔6
が実線で示すように次第に曲がりを生じる。通常
杭孔長Lが30mの場合、杭孔の底部における横振
れ量lは平均して約50cmである。なお第6図にお
いて二点鎖線で示す杭孔6aは、垂直に正しく掘
削された場合の杭孔を示すものである。
上述のように杭孔が曲がると、曲がつた場所打
ち杭ができるため、強度上の問題が生ずる上に、
コンクリート打設前に鉄筋籠を杭孔内に吊り下ろ
す際に、鉄筋籠が曲がつた杭孔の壁面にあたる結
果、孔壁の土砂礫が崩れ落ちて杭孔の底部に二次
スライムが溜まるという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本発明において
は、杭孔掘削用のバケツト型アースドリルの下面
中心部にセンターロツドを下方へ向けて突出させ
ると共に、このアースドリルの下面に開閉自在に
設けた底蓋のセンターロツド貫通部の側方に底蓋
開放時にセンターロツドを通過させ得る長孔を設
けてアースドリルを構成する。
(作 用) 上述のように本発明においては、アースドリル
の下面中心部にセンターロツドを下方へ向けて突
出させたから、このアースドリルによつて地表で
掘削を開始する場合に、センターロツドを杭孔の
中心位置の地中に押し込むことによつて掘削開始
時におけるアースドリルの横振れを確実に防止す
ることができる。
また本発明のアースドリルによれば、掘削進行
中も常にセンターロツドが地中に先行して押し込
まれるから、このセンターロツドの案内によつて
杭孔をほぼ垂直に掘削することができる。
したがつて本発明によれば、ほぼ垂直な場所打
ち杭が得られるため、設計通りの強度が得られる
と共に、コンクリート打設前に杭孔内に鉄筋籠を
吊り下ろす場合も、孔壁の土砂礫を崩して二次ス
ライムを発生するおそれがなくなる。
(実施例) 以下、第1図〜第4図について本発明の一実施
例を説明する。
図中7はバケツト型アースドリルのバケツト本
体、8および9はバケツト本体7の上部に十字状
にかけ渡したビーム、10はバケツト本体7の中
心位置においてビーム8上に突設したケリーバー
との接手、11はバケツト本体7の底蓋、12は
底蓋11をバケツト本体7に開閉自在に取り付け
るためのヒンジ、13はビーム8およびバケツト
本体7の内側に突設したブラケツト14を貫通す
ると共に、回動自在にしたロツクレバーで、この
ロツクレバー13のロツド13aの下端部には係
止片15を固着し、底蓋11をバケツト本体7に
対して閉じた時に、この係止片15が底蓋11を
貫通した後、ばね16(第2図参照)の作用によ
つてロツクレバー13が回動することによつて底
蓋11をロツクするようになつている。第2図に
示す17,18はロツクレバー13のストツパー
である。
また19(第3図参照)は底蓋11の半径方向
に並設したカツター、20はサイドカツター、2
1は底蓋11にヒンジ22を介して開閉自在に設
けた開閉底蓋である。
本実施例においては、第1図に示すようにバケ
ツト本体7の中心位置である接手10の真下に軸
筒23を垂直にビーム8に固定して設け、この軸
筒23に底蓋11を貫通するセンターロツド24
の上端部を挿入し、軸筒23およびセンターロツ
ド24を水平方向に貫通するコツター25により
センターロツド24を固定できるようにする。な
お26はコツター25をビーム8に繋止するチエ
ンである。また27はセンターロツド24の上部
の側方に突設した突片で、センターロツド24を
引き抜く場合に使用するものである。そしてセン
ターロツド24は底蓋11の下方に適当な長さ突
出すようにし、その先端部24aは円錐形状に形
成するのがよい。
また第1図および第3図に示すように、底蓋1
1をヒンジ12を支点にして第1図の矢印Aのよ
うに回動させた場合に、センターロツド24の通
過を許容する長孔28を底蓋11に設け、この長
孔28の周囲を垂直壁板29によつて囲繞し、こ
の垂直壁板29の上縁に、第4図に詳細に示すよ
うなフランジ30を固着し、第4図aに示すよう
にセンターロツド挿通孔31aと、この孔31a
から長孔28を縦断するような切断線31bを有
するゴム板31をフランジ30上に重合し、押え
板32およびボルト33、ナツト34により固定
する。なお35,36(第1図および第3図参
照)は底蓋11の下面の中心部に突設したリブで
ある。
つぎに上述のように構成した本発明装置の作用
を説明する。
本発明のアースドリルは、その下面中心部にセ
ンターロツド24を下方へ向けて突出させたか
ら、このアースドリルによつて地表で掘削を開始
する場合に、センターロツド24を杭孔の中心位
置の地中に押し込むことによつて掘削開始時にお
けるアースドリルの横振れを確実に防止すること
ができると共に、杭孔の中心整合が正確にでき
る。
また本発明のアースドリルによれば、掘削進行
中も常にセンターロツド24が地中に先行して押
し込まれるから、このセンターロツド24の案内
によつて杭孔をほぼ垂直に掘削することができ
る。
したがつて本発明によれば、ほぼ垂直な場所打
ち杭が得られるため、設計通りの強度が得られる
と共に、コンクリート打設前に杭孔内に鉄筋籠を
吊り下ろす場合も、孔壁の土砂礫を崩して二次ス
ライムを発生するおそれがなくなる。
なおこのアースドリルは、掘削中においてバケ
ツトが満杯になれば、一旦杭孔から引き揚げて土
砂捨場において、ロツクレバー13を第2図の矢
印B方向に操作して、係止片15による底蓋の係
止を解除することにより、底蓋11をヒンジ12
を支点として第1図の矢印Aの方向に回動させて
底蓋11を開放して土砂を排出する。
この場合底蓋11には長孔28があるため、セ
ンターロツド24が底蓋11の回動を邪魔するこ
とはない。しかも底蓋11が閉じている場合、こ
の長孔28はその上方においてゴム板31により
閉じられているため、掘削した土砂が落下するお
それはない。
そしてセンターロツド24はゴム板31の切断
線31bを介してゴムの弾性によつて自由に通過
することができる。
センターロツド24は通常アースドリルに装着
したままで掘削を続ければよいが、芯振れのおそ
れがなくなつた後等において、センターロツド2
4を外す時は、コツター25を抜いてから、突片
27を下方へ向かつて打撃することによつて容易
にセンターロツド24を取り外すことができる。
(発明の効果) 上述の通りであるから本発明装置によれば次の
ようなすぐれた効果が得られる。
(a) 掘削開始時にセンターロツド24を杭の中心
にあたる地中に押し込むことによつて、アース
ドリルの横振れを防止すると共に、杭孔の中心
整合が短時間で正確にできる。
(b) 掘削途中においても、常にセンターロツド2
4が地中に先行して押し込まれるから、このセ
ンターロツド24の案内によつて曲がりのない
杭孔を掘削することができる。したがつて杭孔
の曲がりによる修正作業がなくなる。
(c) 垂直な杭孔が掘削できるから、コンクリート
打設前に鉄筋籠を杭孔内に吊り下ろす場合も、
孔壁の土砂礫を崩して二次スライムを発生する
おそれがなくなる。
(d) 垂直で二次スライムのない杭孔ができるか
ら、出来上がつた場所打ち杭も曲がりのない設
計通りの高品質のものとなる。そして全体的に
も作業時間を著しく短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の立断面図、第2図はその
平面図、第3図は第1図の底面図、第4図aは第
1図のX−X矢視図、同図bはそのY−Y断面
図、第5図は従来のアースドリルの一例を示す立
断面図、第6図は従来のアースドリルによつて掘
削した杭孔の説明用断面図である。 7…バケツト本体、8,9…ビーム、10…接
手、11…底蓋、12…ヒンジ、13…ロツクレ
バー、15…係止片、19…カツター、20…サ
イドカツター、21…開閉底蓋、22…ヒンジ、
23…軸筒、24…センターロツド、25…コツ
ター、27…突片、28…長孔、31…ゴム板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 杭孔掘削用のバケツト型アースドリルの下面
    中心部にセンターロツドを下方へ向けて突出させ
    ると共に、このアースドリルの下面に開閉自在に
    設けた底蓋のセンターロツド貫通部の側方に底蓋
    開放時にセンターロツドを通過させ得る長孔を設
    けたことを特徴とするアースドリル。
JP14135686A 1986-06-19 1986-06-19 ア−スドリル Granted JPS63592A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14135686A JPS63592A (ja) 1986-06-19 1986-06-19 ア−スドリル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14135686A JPS63592A (ja) 1986-06-19 1986-06-19 ア−スドリル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63592A JPS63592A (ja) 1988-01-05
JPH0443558B2 true JPH0443558B2 (ja) 1992-07-16

Family

ID=15290073

Family Applications (1)

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JP14135686A Granted JPS63592A (ja) 1986-06-19 1986-06-19 ア−スドリル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996006262A1 (fr) * 1994-08-25 1996-02-29 Kabushiki Kaisha Iseki Kaihatsu Koki Excavateur pour forages verticaux

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5440601B2 (ja) * 1972-05-18 1979-12-04

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5440601U (ja) * 1977-08-26 1979-03-17

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Publication number Publication date
JPS63592A (ja) 1988-01-05

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