JPH0443088Y2 - - Google Patents
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- JPH0443088Y2 JPH0443088Y2 JP7758289U JP7758289U JPH0443088Y2 JP H0443088 Y2 JPH0443088 Y2 JP H0443088Y2 JP 7758289 U JP7758289 U JP 7758289U JP 7758289 U JP7758289 U JP 7758289U JP H0443088 Y2 JPH0443088 Y2 JP H0443088Y2
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- Japan
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- seaweed
- fabric
- moisture
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- cushion
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- Expired
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Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は床敷物として使用される座布団及び座
椅子用座布団、寝具類として使用される敷布団な
どの布団の改良に関する。
椅子用座布団、寝具類として使用される敷布団な
どの布団の改良に関する。
従来技術と問題点
床敷物として使用される座布団及び座椅子用座
布団、寝具類として使用される敷布団などは、綿
類(木綿綿、合成繊維綿など)或はスポンジ類
(発泡合成樹脂類)を布帛で包被した構成である。
布団、寝具類として使用される敷布団などは、綿
類(木綿綿、合成繊維綿など)或はスポンジ類
(発泡合成樹脂類)を布帛で包被した構成である。
それら周知の布団類にあつて、綿類のうちの木
綿綿を使用した布団類は、吸湿性、吸汗性などを
有するものの通風性、放湿性がないため、とかく
じめじめしがちになり、カビやダニが発生しやす
くなる。また、合成繊維綿を使用したものは、吸
湿性、吸汗性などが少ないため、使い心地が思つ
たほどでない。スポンジ類を使用した布団類も、
吸湿性、吸汗性に劣るため、使い心地が思つたほ
どでない。
綿綿を使用した布団類は、吸湿性、吸汗性などを
有するものの通風性、放湿性がないため、とかく
じめじめしがちになり、カビやダニが発生しやす
くなる。また、合成繊維綿を使用したものは、吸
湿性、吸汗性などが少ないため、使い心地が思つ
たほどでない。スポンジ類を使用した布団類も、
吸湿性、吸汗性に劣るため、使い心地が思つたほ
どでない。
上述した綿類、スポンジ類などに代えてわらを
使用できれば、吸湿性、吸汗性、通風性、放湿
性、保温性などにすぐれた布団類をつくることが
できるのであるが、農業の機械化によつて、わら
が入手困難な現況である。
使用できれば、吸湿性、吸汗性、通風性、放湿
性、保温性などにすぐれた布団類をつくることが
できるのであるが、農業の機械化によつて、わら
が入手困難な現況である。
本考案は、かかる事情及び海藻の有する有効成
分に着目してなしたもので、海藻をわらに代えて
使用することにより、わらを使用したことに匹敵
する使い心地にすぐれた布団類の提供を目的とす
る。
分に着目してなしたもので、海藻をわらに代えて
使用することにより、わらを使用したことに匹敵
する使い心地にすぐれた布団類の提供を目的とす
る。
問題点解決のための手段
上記目的を達成するために本考案がなした手段
は、有効成分を分解しない程度に除塩及び乾燥し
た海藻を吸湿性、放湿性、通風性のある添着材
と、或は該海藻を同様な添着材及び同様な保形材
などと一緒に重ねて布帛で被包してなるというこ
とである。
は、有効成分を分解しない程度に除塩及び乾燥し
た海藻を吸湿性、放湿性、通風性のある添着材
と、或は該海藻を同様な添着材及び同様な保形材
などと一緒に重ねて布帛で被包してなるというこ
とである。
作 用
海藻、添着材、保形材などによつて、吸湿性、
放湿性、通風性のほかに保温性が発揮され、かつ
保形材によつて布団の形態が保たれる。
放湿性、通風性のほかに保温性が発揮され、かつ
保形材によつて布団の形態が保たれる。
実施例
いくつかの例を図面で説明する。
第1図a,b,cは、座椅子用座布団の例を示
すもので、使用部材から説明すると、海藻1とし
ては、日本沿岸に広く分布しているアマモが手軽
に利用できて好適である。海藻1は、有効成分の
葉緑素を分解或は破壊しない程度に除塩及び乾燥
して使用する。海藻1の除塩手段は、採取したら
直に直射日光を避けながら淡水に4時間位浸漬し
て行なう。ここで注意しなければならないこと
は、採取した海藻を長時間淡水に浸漬して除塩し
すぎないことである。即ち、長時間かけて全塩分
を除去すると繊維質が脆弱になつて弾力性が失わ
れ、同時に葉緑素も失われて枯草と同じ状態にな
るからである。海藻1の乾燥手段は、淡水から引
揚げた海藻を直射日光を避けながら水切りし、蔭
干して行なう。この乾燥手段で肝要なことは、直
射日光にさらさないことである。即ち、直射日光
にさらすと、葉緑素が分解され、茶褐色の枯れて
風化した状態になり、繊維質が脆弱になつてしま
つて使用価値がなくなる。従つて、海藻1は、適
した含塩量(採取時の含塩量の半分位の含塩量)
にし、かつ葉緑素が含有された活力のある状態で
使用するようにする。
すもので、使用部材から説明すると、海藻1とし
ては、日本沿岸に広く分布しているアマモが手軽
に利用できて好適である。海藻1は、有効成分の
葉緑素を分解或は破壊しない程度に除塩及び乾燥
して使用する。海藻1の除塩手段は、採取したら
直に直射日光を避けながら淡水に4時間位浸漬し
て行なう。ここで注意しなければならないこと
は、採取した海藻を長時間淡水に浸漬して除塩し
すぎないことである。即ち、長時間かけて全塩分
を除去すると繊維質が脆弱になつて弾力性が失わ
れ、同時に葉緑素も失われて枯草と同じ状態にな
るからである。海藻1の乾燥手段は、淡水から引
揚げた海藻を直射日光を避けながら水切りし、蔭
干して行なう。この乾燥手段で肝要なことは、直
射日光にさらさないことである。即ち、直射日光
にさらすと、葉緑素が分解され、茶褐色の枯れて
風化した状態になり、繊維質が脆弱になつてしま
つて使用価値がなくなる。従つて、海藻1は、適
した含塩量(採取時の含塩量の半分位の含塩量)
にし、かつ葉緑素が含有された活力のある状態で
使用するようにする。
実験によれば、海藻1の除塩は、前記したよう
に淡水浸漬約4時間、乾燥は、前記蔭干しを行な
つたところ、葉緑素を十分に含有した青々とした
活力のある海藻が得られ、布団構成部材に適して
いることがわかつた。
に淡水浸漬約4時間、乾燥は、前記蔭干しを行な
つたところ、葉緑素を十分に含有した青々とした
活力のある海藻が得られ、布団構成部材に適して
いることがわかつた。
このように適量の塩分及び十分な葉緑素を含ん
だ海藻1は、活力によつて吸湿性、放湿性を有し
て乾燥が早く、布団に使つた場合、吸湿性、放湿
性などの発揮及びカビやダニの不発生に少なから
ず寄与する。
だ海藻1は、活力によつて吸湿性、放湿性を有し
て乾燥が早く、布団に使つた場合、吸湿性、放湿
性などの発揮及びカビやダニの不発生に少なから
ず寄与する。
添着材2は吸湿性、放湿性、通風性等発揮のた
めに、海藻1に添着して使用する部材であり、麻
織物、麻織物と合成繊維との混紡織物、植物繊維
フエルト(たとえば麻フエルト)、その他上記諸
能力を有する部材を使用する。
めに、海藻1に添着して使用する部材であり、麻
織物、麻織物と合成繊維との混紡織物、植物繊維
フエルト(たとえば麻フエルト)、その他上記諸
能力を有する部材を使用する。
保形材3は、吸湿性、放湿性、通風性等発揮の
ためと、布団の形態保持のためとに使用する部材
で、植物繊維でできた敷物(たとえば、ゴザな
ど)を海藻1に添着して使用する。
ためと、布団の形態保持のためとに使用する部材
で、植物繊維でできた敷物(たとえば、ゴザな
ど)を海藻1に添着して使用する。
しかして、座椅子用座布団は、床敷部と背当部
とで構成する必要があり、背当部を立てた状態に
保持しなければならないので、保形材3を背当部
のほうに使用するようにする。
とで構成する必要があり、背当部を立てた状態に
保持しなければならないので、保形材3を背当部
のほうに使用するようにする。
布帛4は、外布であり、予め内布5で包まれた
海藻1、添着材2、保形材3などを出入れ可能に
被包せしめる。布帛4は、周知の座布団を構成し
ている布帛と同様に一側又は片面適所に出入口
(不図示)を開設し、そこにスライドフアスナー、
ホツク釦、ベルベツト式フアスナー等適宜の開閉
具を取付けて構成し、前記海藻1、添着材2、保
形材3などを出入れ可能ならしめる。
海藻1、添着材2、保形材3などを出入れ可能に
被包せしめる。布帛4は、周知の座布団を構成し
ている布帛と同様に一側又は片面適所に出入口
(不図示)を開設し、そこにスライドフアスナー、
ホツク釦、ベルベツト式フアスナー等適宜の開閉
具を取付けて構成し、前記海藻1、添着材2、保
形材3などを出入れ可能ならしめる。
次に、座椅子用座布団の構造について説明する
と、床敷部と背当部とで若干異なつた構造であ
る。床敷部は、第1図bに示す如く海藻1の上面
に添着材2を添着せしめ、それら両方を内布5で
包んだ後布帛4で被包して構成する。背当部は、
第1図cに示す如く海藻1の一側面に添着材2
を、他側面に保形材3を夫々添着せしめ、それら
を内布5で包んだ後布帛4で被包して構成する。
そして、背当部は、添着材2が背当側となるよう
に位置決めしてから、布帛4の一側を床敷部の布
帛4の一側に縫合して接合せしめ、その接合部で
折畳みと、背当部の起立とを自由に行ない得るよ
うに構成する。
と、床敷部と背当部とで若干異なつた構造であ
る。床敷部は、第1図bに示す如く海藻1の上面
に添着材2を添着せしめ、それら両方を内布5で
包んだ後布帛4で被包して構成する。背当部は、
第1図cに示す如く海藻1の一側面に添着材2
を、他側面に保形材3を夫々添着せしめ、それら
を内布5で包んだ後布帛4で被包して構成する。
そして、背当部は、添着材2が背当側となるよう
に位置決めしてから、布帛4の一側を床敷部の布
帛4の一側に縫合して接合せしめ、その接合部で
折畳みと、背当部の起立とを自由に行ない得るよ
うに構成する。
第2図a,bは、座布団の例を示すものである
が、後述するように周知の三つ折り式マツトレス
と同じ様に構成することができる例でもある。こ
の座布団の構成部材は、海藻1、添着材2として
植物繊維フエルト(たとえば、麻フエルト)、布
帛4を使用する。これら各部材の使用目的は、座
椅子用座布団の場合と同様である。
が、後述するように周知の三つ折り式マツトレス
と同じ様に構成することができる例でもある。こ
の座布団の構成部材は、海藻1、添着材2として
植物繊維フエルト(たとえば、麻フエルト)、布
帛4を使用する。これら各部材の使用目的は、座
椅子用座布団の場合と同様である。
次に座布団の構造を説明すると、海藻1でサン
ドイツチ構造にし、そのサンドイツチ体を添着材
2でサンドイツチ構造にした後、布帛4で被包し
て構成する。この布帛4は、前記座椅子用座布団
の場合と同様に上記サンドイツチ体を出入れし得
るように構成すると共に、出入口に前記開閉具を
具備して構成する。この例では、海藻1と添着材
2とで構成したサンドイツチ体を内布5で包んで
いないが、その内布を使用することは任意であ
る。
ドイツチ構造にし、そのサンドイツチ体を添着材
2でサンドイツチ構造にした後、布帛4で被包し
て構成する。この布帛4は、前記座椅子用座布団
の場合と同様に上記サンドイツチ体を出入れし得
るように構成すると共に、出入口に前記開閉具を
具備して構成する。この例では、海藻1と添着材
2とで構成したサンドイツチ体を内布5で包んで
いないが、その内布を使用することは任意であ
る。
かかる構造の座布団の形状を長方形に変え、か
つその長方形座布団を3枚準備し、該各座布団の
布帛4の長辺側一側と他側とを周知の三つ折り式
マツトレスと同様に縫合して接合すれば、簡単に
三つ折り式に構成できる。
つその長方形座布団を3枚準備し、該各座布団の
布帛4の長辺側一側と他側とを周知の三つ折り式
マツトレスと同様に縫合して接合すれば、簡単に
三つ折り式に構成できる。
考案の効果
本考案は、叙上の如く構成したから、海藻、添
着材、保形材などによる吸湿性、放湿性、通風性
の発揮に加えて保温性の発揮される製品が得られ
る。従つて、カビやダニなどが発生する心配の少
ない使用心地にすぐれた布団が得られる。そし
て、保形材によつて布団の形態が保たれ、崩形の
心配少なく安心して使用できる。
着材、保形材などによる吸湿性、放湿性、通風性
の発揮に加えて保温性の発揮される製品が得られ
る。従つて、カビやダニなどが発生する心配の少
ない使用心地にすぐれた布団が得られる。そし
て、保形材によつて布団の形態が保たれ、崩形の
心配少なく安心して使用できる。
第1図は座椅子用座布団を構成した例を示すも
ので、aは全体の概略を表わした縦断側面図、b
及びcは部分拡大縦断側面図、第2図は座布団を
構成した例を示すもので、aは全体の概略斜視
図、bは部分拡大縦断側面図である。 図中、1……海藻、2……添着材、3……保形
材、4……布帛。
ので、aは全体の概略を表わした縦断側面図、b
及びcは部分拡大縦断側面図、第2図は座布団を
構成した例を示すもので、aは全体の概略斜視
図、bは部分拡大縦断側面図である。 図中、1……海藻、2……添着材、3……保形
材、4……布帛。
Claims (1)
- 有効成分を分解しない程度に除塩及び乾燥した
海藻を、吸湿性、放湿性、通風性のある添着材又
は同様な添着材と同様な保形材などと重ねて布帛
で被包した布団。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7758289U JPH0443088Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7758289U JPH0443088Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0316464U JPH0316464U (ja) | 1991-02-19 |
JPH0443088Y2 true JPH0443088Y2 (ja) | 1992-10-12 |
Family
ID=31620105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7758289U Expired JPH0443088Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0443088Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-29 JP JP7758289U patent/JPH0443088Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0316464U (ja) | 1991-02-19 |
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