JPH04429Y2 - - Google Patents

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JPH04429Y2
JPH04429Y2 JP14534187U JP14534187U JPH04429Y2 JP H04429 Y2 JPH04429 Y2 JP H04429Y2 JP 14534187 U JP14534187 U JP 14534187U JP 14534187 U JP14534187 U JP 14534187U JP H04429 Y2 JPH04429 Y2 JP H04429Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電磁ペンやカーソル等の励磁装置か
らの磁界により導線に誘起される電圧を検出し、
この電圧に基づいて励磁装置の位置を検出する電
磁誘導方式デジタイザに関する。
〔従来の技術〕
電磁誘導方式デジタイザは、電磁ペン、カーソ
ル等の励磁装置によりタブレツト上の位置を指示
したとき、その位置のX軸、Y軸座標を検出する
装置である。このような電磁誘導方式デジタイザ
は、例えば、特公昭53−34855号公報に開示され
ている。
第2図、第3図及び第4図を用いて、以下従来
技術を説明する。1は発振回路で、所定の周波数
のパルスを出力する。2はフイルタで、発振回路
1に接続され、前記パルスを前記パルスと同一周
波数同一位相角の正弦波に変換する。
3は励磁装置で、フイルタ2に接続され、前記
正弦波により後述するCOS線、SIN線を励磁す
る。4はタブレツトで、X軸用ベース41、座標
域検出用ベース42及びY軸用ベース43からな
り、重ね合せてサンドイツチ構造にしたものであ
る。41a,42a及び43aはそれぞれ電気絶
縁シート材料。41bはX軸用COS線で、ピツ
チPで蛇行状にX軸用ベース41に布線されてい
る。41CはX軸用SIN線で、COS線41bに対
して1/4PピツチずらしてピツチPで蛇行状にX
軸用ベース41に布線されている。43bはY軸
用COS線で、ピツチPで蛇行状にY軸用ベース
43に布線されている。43CはY軸用SIN線
で、COS線43bに対して1/4Pピツチずらして
ピツチPで蛇行状にY軸用ベース43に布線され
ている。42bはX軸用セレクタ線で、SIN線4
1Cの布線を一周期ごとに分割し、櫛歯状に座標
検出用ベース42に布線されている。42CはY
軸用セレクタ線で、SIN線43Cの布線を一周期
ごとに分割し、櫛歯状に座標域検出用ベース42
に布線されている。なお、Y軸用導線はX軸用導
線と直交するように布線されている。31〜35
はセレクタ線42bの各櫛歯の端部の端子であ
る。5は切換器で、後述するデータ処理装置から
の制御信号により、X軸用COS線41b、SIN線
41C、セレクタ線42b及びY軸用COS線4
3b、SIN線43C、セレクタ線42C等の導線
を時分割で後段の回路に接続する。6,7はいず
れも増幅器で、切換器5から入力された信号を増
幅する。8は微分器で、増幅器6に接続され、増
幅器6からの入力信号を微分して位相角を90度進
める。9は加算器で、微分器8と増幅器7に接続
され、それらの出力信号を加算する。10は変換
器で、加算器9に接続され、その出力信号と同一
位相角のパルス信号に変換する。11は比較器
で、発振回路1と変換器10に接続され、それら
出力パルスの位相角の差に相当する信号を出力す
る。12はレベル検出器で、切換器5に接続さ
れ、その入力信号の振幅に相当する信号を検出す
る。13はデータ処理装置で、比較器11とレベ
ル検出器12に接続され、比較器11から検出さ
れた位相角の差とレベル検出器12から検出され
た振幅に相当する信号に基づいてX軸、Y軸の座
標を求め、かつ、切換器5の接続の制御信号を出
力する。
上記構成において、次に作用を説明する。
発振回路1は所定の周波数のパルスをフイルタ
2と比較器11に出力する。フイルタ2は前記周
波数のパルスと同一周波数同一位相角の正弦波を
励磁装置3に出力する。これによりX軸用COS
軸41b、SIN線41C、セレクタ線42b及び
Y軸用COS線43b、SIN線43C、セレクタ線
42Cに励磁装置3の位置に対応する電圧が誘起
される。
ここで、Y軸用COS線43b,SIN線43C、
セレクタ線42CはX軸用COS線41b,SIN線
41C、セレクタ線42bと、構成及び作用は同
じであるので、以後X軸の座標を求める従来技術
のみ説明する。
例えば、励磁装置3にE=A1SINωt(A1は定
数、ωは角周波数)なる正弦波信号を印加する
と、COS線41bとSIN線41Cの布線は1/4P
ピツチずれているので、COS線41bの端子A,
B間の誘導電圧EAB、SIN線41Cの端子C,D
間の誘導電圧ECDは励磁装置3の位置に応じて以
下の式で与えられる。
EAB=A2COS(2πX/P)SINωt ECD=A2SIN(2πX/P)SINωt ここで、Xは励磁装置3のピツチP内の位置であ
る。切換器5はデータ処理装置13からの接続制
御信号により、電圧EABを増幅器7に出力し、電
圧ECDを増幅器6に出力する。微分器8は増幅器
6により増幅された電圧ECDを微分することによ
り位相角を90度進ませ、その電圧E2CDは以下の式
で与えられる。
E2CD=A2SIN(2πX/P)COSωt 加算器9は増幅器7から出力される電圧EAB
微分器8から出力される電圧E2CDを加算する。そ
の加算結果の電圧E0は以下の式で与えられる。
E0=A2SIN(ωt+2πX/P) 変換器10は電圧E0を電圧E0と同一角周波数
同一位相角のパルスに変換して、そのパルスの位
相角ωt+2πX/Pに相当する電圧を比較器11
に出力する。比較器11は発振回路1の周波数の
パルスの位相角に相当するωtと変換器10から
入力されたパルスの位相角に相当するωt+
2πX/Pとを比較する。その結果、励磁装置3の
位置Xに応じた位相角の差2πX/Pをもつ信号が
得られる。この位相角の差2πX/Pは、データ処
理装置13により位置データに換算され、SIN線
41CのピツチP内での励磁装置3の位置Xが求
まる。
従つて、COS線41bとSIN線41Cの誘起電
圧の組合せで、励磁装置3のピツチP内における
位置Xを検出できる。
一方、セレクタ線42bには励磁装置3が存在
する櫛歯間にのみ高い電圧が誘起される。すなわ
ち第2図a,bに示すように、セレクタ線42b
の端子32と33間に発生する誘導電圧V23は、
励磁装置3が端子32と33間に存在するとき高
い電圧となる。第2図c,dは、それぞれ端子3
3と34間、端子34と35間に発生する誘導電
圧V34及びV45で、いずれも励磁装置3が存在す
る端子間に高い電圧が誘起される。
切換器6はデータ処理装置13からの接続制御
信号により、隣接する端子31と32間、端子3
2と33間、端子33と34間、端子34と35
間の誘起電圧を順次検出して、レベル検出器12
に出力する。
レベル検出器12はセレクタ線42bの各櫛歯
間誘起電圧のレベルを所定の電圧レベルと比較
し、その比較結果をデータ処理装置13に出力す
る。その結果、データ処理装置13はセレクタ線
42bのどの端子間の電圧レベルが高いかを判別
でき、励磁装置3が存在するセレクタ線42bの
各櫛歯間の座標域を求めることができる。
以上で、COS線41bとSIN線41Cから誘起
される電圧よりSIN線21のピツチP内の位置X
が求まり、セレクタ線42bから誘起される電圧
より何番目のピツチかがわかり、タブレツト4上
の励磁装置3の位置を検出できる。これにより励
磁装置3の位置Xは以下の式で求まる。
X=P(N−1)+X ここで、Nはセレクタ線42bの端子31を基
準にして数えたピツチ番号である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来技術では、ピツチP内の位置Xを位相角検
出ピツチ番号Nはレベル検出よりそれぞれ求めて
いるので、検出回路が2つ必要で構成が複雑にな
る。
本考案の目的は、上記従来技術の問題点を解決
するため、検出回路を1つにして構成が簡単な電
磁誘導方式デジタイザを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するための手段を、実施例に
対応する第1図と第4図を用いて説明する。
第1図は本考案の電磁誘導方式デジタイザのブ
ロツク図で、第3図の従来技術のブロツク図と同
じ符号は同一部分または相当部分を示す。
本考案は、発振回路1にフイルタ2を経由して
接続された励磁装置3と、この励磁装置3の位置
に対応する位相角を出力するX軸用ベース41及
びY軸用ベース43と、このX軸用ベース41及
びY軸用ベース43にそれぞれ蛇行状に布線され
ているSIN線41C及びSIN線43Cの配列を1
周期ごとに分割して、励磁装置3の座標域を検出
する座標域検出用ベース42と、X軸用ベース4
1及びY軸用ベース43から出力される信号の位
相角と座標域検出用ベース42から出力される信
号の位相角を、それぞれ同一の比較器11で発振
回路1から出力されるパルスの位相角と比較し、
その位相差から励磁装置3のX座標とY座標を求
める制御部20とを設けた。
〔作用〕
前記手段により、励磁装置3をタブレツト4上
に置くと、座標域検出用ベース42に櫛歯状に布
線されたセレクタ線42b及びセレクタ線42C
の隣り合う櫛歯間に誘起される電圧の位相角は、
前記櫛歯間に励磁装置3が存在する場合と存在し
ない場合とで180度異なる。前記位相角を発振回
路1から入力されるパルスの位相角と比較するこ
とにより、励磁装置3が存在する櫛歯間の座標域
を求めることができる。また、櫛歯間の座標域内
での位置は従来技術と同様にそれぞれ求めること
ができる。
以上で、タブレツト4上の励磁装置3の位置を
位相角検出のみで求め、レベル検出器12を削除
した構成の簡単な電磁誘導方式デジタイザを提供
できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図、第2図及び第
4図で説明する。
第1図は本考案の電磁誘導方式デジタイザのブ
ロツク図で、従来技術の第3図のブロツク図と同
じ符号は同一部分または相当部分を示す。なお、
20は制御部で、発振回路1、フイルタ2、切換
器5、増幅器6、増幅器7、微分器8、加算器
9、変換器10、比較器11、データ処理装置1
3を総称する。
X軸用COS線41b,SIN線41CとY軸用
COS線43b、SIN線43Cに誘起される電圧の
位相角をそれぞれ検出して、ピツチP内における
励磁装置3の位置のX座標及びY座標を求めるこ
とは従来技術と同じであるので省略する。
また、Y軸用セレクタ線42CはX軸用セレク
タ線42bと直交するように布線され、構成及び
作用は同じであるので、X座標の検出についての
み説明する。
以下、セレクタ線42bの各櫛歯間に発生する
誘起電圧の位相角から、励磁装置3の存在する櫛
歯間の座標域を求める手段及び作用について述べ
る。
第2図aのように一対の端子32と33間に励
磁装置3が存在する場合、励磁装置3にE=A1
SINωtなる正弦波電流を印加すると、切換器5
はセレクタ線42bの隣接する一対の端子31と
32,32と33,33と34,34と35を順
次選んで、それら端子間の誘起電圧を増幅器7に
のみ出力する。
第2図bに示すように、端子32と33間の誘
起電圧V23は他の区間(端子31と32,33と
34,34と35間)の誘起電圧と極性が異なる
ので、位相角が180度異なる。
増幅器7はセレクタ線42bの隣接する一対の
端子間の誘起電圧を増幅し、加算器9を経由し、
そのまま変換器10に出力する。
変換器10は増幅された誘起電圧とパルス波形
に変換して比較器11に出力する。
比較器11は発振回路1の出力電圧の位相角
ωtと変換器10の出力電圧の位相角ωtとを比較
し、位相角の差0度をデータ処理装置13に出力
する。
また、一対の端子33と34間のように励磁装
置3が存在しない場合、変換器10の出力電圧の
極性が負で、位相角ωt+πとなり、位相角の差
180度をデータ処理装置13に出力する。
データ処理装置13は測定する一対の端子と、
その測定した時の位相角の差から、励磁装置3が
セレクタ線42bの何番目のピツチ内にあるかを
判別する。
なお、第2図c,dは、それぞれ端子33と3
4,34と35間の誘起電圧V34及びV45の波形
で、いずれも励磁装置3の存在する区間の端子間
の誘起電圧は他の区間の端子間の誘起電圧の位相
角と180度異なる。
以上で、COS線41bとSIN線41Cから誘起
される電圧の位相角からピツチP内の位置Xが、
セレクタ線42bから誘起される電圧の位相角か
ら何番目のピツチ(座標域)かがわかり、レベル
検出器12を使用せずに位相検出のみで、タブレ
ツト4上の励磁装置3の位置のX座標を求めるこ
とができる。
同様にY座標もY軸COS線43b,SIN線43
C、セレクタ線42bから求めることができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案では、検出回路を位
相角検出の1つにして構成の簡単な電磁誘導方式
デジタイザを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電磁誘導方式デジタイザのブ
ロツク図、第2図aは電磁誘導方式デジタイザの
タブレツト上の布線図、第2図b〜dは励磁装置
3の位置によりそれぞれ端子32と33,33と
34,34と35間に発生する誘導電圧の波形
図、第3図は従来の電磁誘導方式デジタイザのブ
ロツク図。第4図はタブレツト3の分解斜視図で
ある。 1……発振回路、3……励磁装置、41……X
軸用−ス、42……座標域検出用ベース、43…
…Y軸用ベース、11……比較器、20……制御
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発振回路に接続された励磁装置と、この励磁装
    置の位置に対応した位相角をX座標とY座標につ
    いて出力する導体線が布線されたX軸用ベース及
    びY軸用ベースと、このX軸、Y軸用ベースと重
    ね合されて配置され、かつX軸、Y軸用ベースの
    前記導体線を1周期ごとに分割して前記励磁装置
    の座標域を検出する座標域検出用ベースと、前記
    X軸、Y軸用ベースから出力される信号の位相角
    と前記座標域検出用ベースから出力される信号の
    位相角を、それぞれ同一の比較器で前記発振回路
    から出力される信号の位相角と比較し、その位相
    角の差から前記励磁装置のX軸、Y軸座標を求め
    る制御部とを備えたことを特徴とする電磁誘導方
    式デジタイザ。
JP14534187U 1987-09-25 1987-09-25 Expired JPH04429Y2 (ja)

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