JPH044292B2 - - Google Patents
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- JPH044292B2 JPH044292B2 JP1101650A JP10165089A JPH044292B2 JP H044292 B2 JPH044292 B2 JP H044292B2 JP 1101650 A JP1101650 A JP 1101650A JP 10165089 A JP10165089 A JP 10165089A JP H044292 B2 JPH044292 B2 JP H044292B2
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- hair
- tea
- lawsonia
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- dyeing
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Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、毛髪の染料であり、化学薬品を使用
せず全て天然成分で構成され、然も髪のつや・は
りを向上させ、色落ちし難いトリートメント効果
を有する染髪料に関するものである。 [従来の技術] 本発明に供されるローソニア(Lawsonia)種
の植物は別名ヘンナとも呼ばれ、エジプトや地中
海沿岸地方で広く栽培され、紀元前の古来より、
その葉の乾燥粉末を水に溶いた液や煮詰めた液
は、染髪料等として使用されてきた。染髪料とし
て使用されるローソニアは、その歴史が物語るよ
うに頭髪及び皮膚に無害であるだけでなく、頭髪
においては、髪につや・はりを与える効果も有す
る。また、近年、このローソニアの煮詰めた液に
は、抗菌・抗カビ作用のあることが解り、古来よ
り染髪料としてだけではなく、消毒薬・外傷薬・
うがい薬等の民間治療薬として広く用いられてい
た理由が判明されるに至つた。 また、近年では上記の天然染料だけではなく、
化学の発達に伴い髪を自在に染めることのでき、
色落ちのない化学染料を主成分とした染髪剤が
種々提供されているのは周知のことである。 また、髪にはり・つやを与える所謂トリートメ
ント効果を有する種々の育毛剤が、化学薬品を主
成分として市販されているのは公知である。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、化学薬品を主成分とした染髪料
や育毛剤は、製品コストが安い、色落ちしない等
の長所を有する反面、人類が創りだした多くの化
学物質と同様に化学的副作用を有するという短所
があつた。即ち、従来の化学薬品を主成分とした
染髪料は、化学色素が毛髪表面のケラチンと呼ば
れる蛋白質に結合することにより、一度染髪した
毛髪が色落ちしないようになつていたが、これは
結局毛髪を損傷させることとなつていた。 特に頭髪は皮膚が分化して生成されたものであ
り、皮膚の場合と同様に薬品に対する応答は個人
差がある。また、その頭髪の発育過程は今だ解明
されていない因子が多数あり、単に染料によつて
頭髪を染める目的の追求だけでは、頭髪・頭皮の
炎症、頭髪の脱落等の不測の事態を招きかねな
い。 また、古来より使用されてきたローソニアの葉
の乾燥粉末を水に溶いた液や煮詰めた液は、すぐ
に色落ちしてしまい、これが前記の化学染髪料に
取つて代られる原因となつていた。 本発明は、天然染髪料として使用されてきたロ
ーソニアを主成分として色落ちの少ない染髪効果
と、毛髪にはり・つやを与える所謂トリートメン
ト効果とを有する染髪料を得ることを目的とす
る。 [課題を解決するための手段] 本発明に係る染髪料では、主として頭髪の染料
として作用するローソニア種の植物体の粉末と、
主として前記染料を頭髪に定着剤として作用する
紅茶又は/及びウーロン茶等の発酵茶又は/及び
半発酵茶の水抽出物と、レシチン又は/及びプロ
テインとを主成分とするものである。 [作用] 本発明においては、ローソニア種の植物体の粉
末と、紅茶又は/及びウーロン茶等の発酵茶又
は/及び半発酵茶の水抽出物とを主成分とする染
髪料であり、染料としてのローソニア種の植物体
の粉末の色素を発酵茶又は/及び半発酵茶の水抽
出物が頭髪に定着剤として作用する。 また、ローソニア種の植物体の粉末が有する毛
髪にはり・つやを与える所謂トリートメント効果
と、頭髪へのビタミンB1、ビタミンF等の栄養
補給作用を有するレシチン又は/及びプロテイン
の有するトリートメント効果との相乗効果によ
り、従来の染髪料にない染髪とトリートメント効
果を与えることができる。 [実施例] 下記の組成の実施例及び比較例の染髪料を調整
した。 実施例 1 1の沸謄水に紅茶7g、ウンナン茶14gを入
れ、火を止め室内に放置して、室温まで冷まして
茶抽出液を作つた。ローソニア粉末60gとレシチ
ン20gとを調整し、前記茶抽出液150mlに混合し
てよく撹拌して実施例1を調整した。 実施例 2 下記の組成で、前記実施例1と同様な操作を行
い実施例2を調整した。 ローソニア粉末 80g レシチン 20g 茶抽出液 150ml (紅茶 20g/) 実施例 3 下記の組成で、前記実施例1と同様な操作を行
い実施例3を調整した。 ローソニア粉末 80g レシチン 10g プロテイン 10g 茶抽出液 150ml (ウンナン茶 20g/) 実施例 4 下記の組成で、前記実施例1と同様な操作を行
い実施例3を調整した。 ローソニア粉末 60g レシチン 20g 茶抽出液 150ml (紅茶 14g/ ウンナン茶 28g/) 比較例 1 ローソニア粉末 80g 沸謄水 150ml (沸謄水にローソニア粉末を加え、室内に放
置して、室温まで冷ました。) 比較例 2 茶抽出液 150ml (紅茶 7g/ ウンナン茶 14g/) (沸謄水に紅茶・ウンナン茶を加え、室内に
放置して、室温まで冷ました。) 比較例 3 ローソニア粉末 80g 沸謄水 150ml レシチン 20g (沸謄水にローソニア粉末を加え、室内に放
置して、室温まで冷ました後、レシチンを加
えよく混合撹拌した。) 前記実施例及び比較例は、全てペースト状であ
り、得られた実施例及び比較例の調整ペーストを
用いて染髪トリートメント試験を行つた。 染髪される頭髪試料は、同一人物の白髪の混じ
つた毛髪を筆先状に束ねたものを各調整ペースト
数用意し、シヤンプー液で洗浄し、水よく濯いだ
ものを使用した。各調整ペースト中に1時間浸潤
し、流水で濯いだ後、各頭髪試料を同一のシヤン
プー液で洗浄し、水で濯いぎ、染髪状態と髪質の
相違を比較した。結果を第1表に示す。 また前記染髪された各頭髪試料を、2日常温で
乾燥させた後、各頭髪試料を同一のシヤンプー液
で洗浄し、水で濯いだ。これを2日毎繰返し、染
髪の色落ちの度合を試験した。第2表にその結果
を示す。
せず全て天然成分で構成され、然も髪のつや・は
りを向上させ、色落ちし難いトリートメント効果
を有する染髪料に関するものである。 [従来の技術] 本発明に供されるローソニア(Lawsonia)種
の植物は別名ヘンナとも呼ばれ、エジプトや地中
海沿岸地方で広く栽培され、紀元前の古来より、
その葉の乾燥粉末を水に溶いた液や煮詰めた液
は、染髪料等として使用されてきた。染髪料とし
て使用されるローソニアは、その歴史が物語るよ
うに頭髪及び皮膚に無害であるだけでなく、頭髪
においては、髪につや・はりを与える効果も有す
る。また、近年、このローソニアの煮詰めた液に
は、抗菌・抗カビ作用のあることが解り、古来よ
り染髪料としてだけではなく、消毒薬・外傷薬・
うがい薬等の民間治療薬として広く用いられてい
た理由が判明されるに至つた。 また、近年では上記の天然染料だけではなく、
化学の発達に伴い髪を自在に染めることのでき、
色落ちのない化学染料を主成分とした染髪剤が
種々提供されているのは周知のことである。 また、髪にはり・つやを与える所謂トリートメ
ント効果を有する種々の育毛剤が、化学薬品を主
成分として市販されているのは公知である。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、化学薬品を主成分とした染髪料
や育毛剤は、製品コストが安い、色落ちしない等
の長所を有する反面、人類が創りだした多くの化
学物質と同様に化学的副作用を有するという短所
があつた。即ち、従来の化学薬品を主成分とした
染髪料は、化学色素が毛髪表面のケラチンと呼ば
れる蛋白質に結合することにより、一度染髪した
毛髪が色落ちしないようになつていたが、これは
結局毛髪を損傷させることとなつていた。 特に頭髪は皮膚が分化して生成されたものであ
り、皮膚の場合と同様に薬品に対する応答は個人
差がある。また、その頭髪の発育過程は今だ解明
されていない因子が多数あり、単に染料によつて
頭髪を染める目的の追求だけでは、頭髪・頭皮の
炎症、頭髪の脱落等の不測の事態を招きかねな
い。 また、古来より使用されてきたローソニアの葉
の乾燥粉末を水に溶いた液や煮詰めた液は、すぐ
に色落ちしてしまい、これが前記の化学染髪料に
取つて代られる原因となつていた。 本発明は、天然染髪料として使用されてきたロ
ーソニアを主成分として色落ちの少ない染髪効果
と、毛髪にはり・つやを与える所謂トリートメン
ト効果とを有する染髪料を得ることを目的とす
る。 [課題を解決するための手段] 本発明に係る染髪料では、主として頭髪の染料
として作用するローソニア種の植物体の粉末と、
主として前記染料を頭髪に定着剤として作用する
紅茶又は/及びウーロン茶等の発酵茶又は/及び
半発酵茶の水抽出物と、レシチン又は/及びプロ
テインとを主成分とするものである。 [作用] 本発明においては、ローソニア種の植物体の粉
末と、紅茶又は/及びウーロン茶等の発酵茶又
は/及び半発酵茶の水抽出物とを主成分とする染
髪料であり、染料としてのローソニア種の植物体
の粉末の色素を発酵茶又は/及び半発酵茶の水抽
出物が頭髪に定着剤として作用する。 また、ローソニア種の植物体の粉末が有する毛
髪にはり・つやを与える所謂トリートメント効果
と、頭髪へのビタミンB1、ビタミンF等の栄養
補給作用を有するレシチン又は/及びプロテイン
の有するトリートメント効果との相乗効果によ
り、従来の染髪料にない染髪とトリートメント効
果を与えることができる。 [実施例] 下記の組成の実施例及び比較例の染髪料を調整
した。 実施例 1 1の沸謄水に紅茶7g、ウンナン茶14gを入
れ、火を止め室内に放置して、室温まで冷まして
茶抽出液を作つた。ローソニア粉末60gとレシチ
ン20gとを調整し、前記茶抽出液150mlに混合し
てよく撹拌して実施例1を調整した。 実施例 2 下記の組成で、前記実施例1と同様な操作を行
い実施例2を調整した。 ローソニア粉末 80g レシチン 20g 茶抽出液 150ml (紅茶 20g/) 実施例 3 下記の組成で、前記実施例1と同様な操作を行
い実施例3を調整した。 ローソニア粉末 80g レシチン 10g プロテイン 10g 茶抽出液 150ml (ウンナン茶 20g/) 実施例 4 下記の組成で、前記実施例1と同様な操作を行
い実施例3を調整した。 ローソニア粉末 60g レシチン 20g 茶抽出液 150ml (紅茶 14g/ ウンナン茶 28g/) 比較例 1 ローソニア粉末 80g 沸謄水 150ml (沸謄水にローソニア粉末を加え、室内に放
置して、室温まで冷ました。) 比較例 2 茶抽出液 150ml (紅茶 7g/ ウンナン茶 14g/) (沸謄水に紅茶・ウンナン茶を加え、室内に
放置して、室温まで冷ました。) 比較例 3 ローソニア粉末 80g 沸謄水 150ml レシチン 20g (沸謄水にローソニア粉末を加え、室内に放
置して、室温まで冷ました後、レシチンを加
えよく混合撹拌した。) 前記実施例及び比較例は、全てペースト状であ
り、得られた実施例及び比較例の調整ペーストを
用いて染髪トリートメント試験を行つた。 染髪される頭髪試料は、同一人物の白髪の混じ
つた毛髪を筆先状に束ねたものを各調整ペースト
数用意し、シヤンプー液で洗浄し、水よく濯いだ
ものを使用した。各調整ペースト中に1時間浸潤
し、流水で濯いだ後、各頭髪試料を同一のシヤン
プー液で洗浄し、水で濯いぎ、染髪状態と髪質の
相違を比較した。結果を第1表に示す。 また前記染髪された各頭髪試料を、2日常温で
乾燥させた後、各頭髪試料を同一のシヤンプー液
で洗浄し、水で濯いだ。これを2日毎繰返し、染
髪の色落ちの度合を試験した。第2表にその結果
を示す。
【表】
【表】
第1表に示すように、実施例1〜4と、比較例
1、3において、染髪状態は白髪が他の黒髪と混
じつて目立たなくなり良好となり、毛髪状態にお
いて実施例1〜4と、比較例3が、毛先から根元
に向つて指で触れても毛髪がまとわり付かず、手
触りが良好であつた。また明かりに反射するつや
もあつり、はり・つや共に良好であつた。 また、実施例2において、発酵茶の紅茶のみを
使用した場合には色調が赤みがかり、半発酵茶で
はその色が黒みがかることがること解つた。つま
り、発酵茶・半発酵茶の配合を調節することによ
り、ある程度色調を調節することができることが
解つた。
1、3において、染髪状態は白髪が他の黒髪と混
じつて目立たなくなり良好となり、毛髪状態にお
いて実施例1〜4と、比較例3が、毛先から根元
に向つて指で触れても毛髪がまとわり付かず、手
触りが良好であつた。また明かりに反射するつや
もあつり、はり・つや共に良好であつた。 また、実施例2において、発酵茶の紅茶のみを
使用した場合には色調が赤みがかり、半発酵茶で
はその色が黒みがかることがること解つた。つま
り、発酵茶・半発酵茶の配合を調節することによ
り、ある程度色調を調節することができることが
解つた。
【表】
【表】
第2表に示すように、実施例1〜4では良好な
染髪状態が得られ、特に実施例1、4においては
染髪後30日間も色落ちせず良好な染髪状態が得ら
れた。 ローソニア、紅茶単独の比較例と比較して本実
施例では、極端に色落ちしないことが判明した。
これは、ローソニア中に含まれる色素を、発酵茶
又は/及び半発酵茶の抽出物が定着剤として作用
して良好に頭髪を染色するためと思われる。 また、茶抽出液中の発酵茶又は/及び半発酵の
濃度の増減による染髪効果にはさほど影響を与え
ず、かなりの有効濃度の幅がある。しかしなが
ら、濃度を上げすぎると逆に毛髪の状態が悪くな
る傾向にある。逆に濃度を下げすぎると染髪効果
が持続しない傾向にある。 また、ローソニア、レシチン、プロテインの濃
度の増減による染髪・トリートメント効果への影
響は余り問題はなく、かなりの有効濃度の幅があ
る。しかしながら高すぎると茶抽出液と混合でき
なくなり、毛髪に塗布等の使用が不可能となる。
例えば、茶抽出液150mlに対して、レシチン160g
以上であれば混合されず、ローソニア粉末も200
g以上であれば混合されない。また、各濃度を下
げすぎると、染髪効果が悪くなる。染髪効果が持
続しない、トリートメント効果が悪くなる等の影
響がでる。 染髪試験で良好な結果を得られた実施例1の組
成の染髪料で、実際に被験者の頭髪を染髪した。 染髪前にシヤンプーで洗髪し、水でよく濯いだ
後、実施例1の染髪料を刷毛で塗布し、40分間放
置した後、水洗いをして、シヤンプーで染髪し水
で濯いだ。頭髪は良好に染まり、頭髪・頭皮に
は、カユミ・炎症等の異常は全く見られず、染髪
前に比べ、頭髪はつややはりが自覚された。 染髪後、2日置きに通常のシヤンプーを行つて
もらい色落ちの変化をみたところ、染髪後24日目
ぐらいで頭髪の色が茶色がかつてきたことが見受
けられた。尚、染髪後に枕カバー等に頭髪の色が
移ることはなかつた。 尚、本染髪料は上記ローソニア種の植物体の粉
末と、発酵茶又は/及び半発酵茶の水抽出物と、
レシチン又は/及びプロテインの他に、防腐剤と
してp−オキシ安息香酸ブチルエステル(例え
ば、商品名;メツキンス,上野製薬製)を配合し
てもよい。 以上説明したとおり、ローソニア種の植物体の
粉末と、紅茶又は/及びウーロン茶等の発酵茶又
は/及び半発酵茶の水抽出物とを主成分とする染
髪料であり、染料としてのローソニア種の植物体
の粉末の色素を発酵茶又は/及び半発酵茶の水抽
出物が頭髪に定着剤として作用し、またローソニ
ア種の植物体の粉末が有する毛髪にはり・つやを
与える所謂トリートメント効果と、頭髪へのビタ
ミンB1、ビタミンF等の栄養補給作用を有する
レシチン又は/及びプロテインの有するトリート
メント効果との相乗効果により、従来の染髪料に
ない染髪とトリートメント効果を与えることがで
きるため、その組成物が天然材料で構成されてお
り、色落ちし難く染めの効果が長時間持続する。
また、髪のつや・はりが向上し、染髪による頭髪
への悪影響が非常に少ない染髪料が得られる。 [発明の効果] 本発明は以上説明したとおり、ローソニア種の
植物体の粉末と、紅茶又は/及びウーロン茶等の
発酵茶又は/及び半発酵茶の水抽出物とを主成分
とする染髪料であり、染料としてのローソニア種
の植物体の粉末の色素を発酵茶又は/及び半発酵
茶の水抽出物が頭髪に定着剤として作用し、また
ローソニア種の植物体の粉末が有する毛髪には
り・つやを与える所謂トリートメント効果と、頭
髪へのビタミンB1、ビタミンF等の栄養補給作
用を有するレシチン又は/及びプロテインの有す
るトリートメント効果との相乗効果により、従来
の染髪料にない染髪とトリートメント効果を与え
ることができるため、その組成物が天然材料で構
成されており、色落ちし難く染めの効果が長時間
持続する。また、髪のつや・はりが向上する染髪
料が得られる等の効果がある。
染髪状態が得られ、特に実施例1、4においては
染髪後30日間も色落ちせず良好な染髪状態が得ら
れた。 ローソニア、紅茶単独の比較例と比較して本実
施例では、極端に色落ちしないことが判明した。
これは、ローソニア中に含まれる色素を、発酵茶
又は/及び半発酵茶の抽出物が定着剤として作用
して良好に頭髪を染色するためと思われる。 また、茶抽出液中の発酵茶又は/及び半発酵の
濃度の増減による染髪効果にはさほど影響を与え
ず、かなりの有効濃度の幅がある。しかしなが
ら、濃度を上げすぎると逆に毛髪の状態が悪くな
る傾向にある。逆に濃度を下げすぎると染髪効果
が持続しない傾向にある。 また、ローソニア、レシチン、プロテインの濃
度の増減による染髪・トリートメント効果への影
響は余り問題はなく、かなりの有効濃度の幅があ
る。しかしながら高すぎると茶抽出液と混合でき
なくなり、毛髪に塗布等の使用が不可能となる。
例えば、茶抽出液150mlに対して、レシチン160g
以上であれば混合されず、ローソニア粉末も200
g以上であれば混合されない。また、各濃度を下
げすぎると、染髪効果が悪くなる。染髪効果が持
続しない、トリートメント効果が悪くなる等の影
響がでる。 染髪試験で良好な結果を得られた実施例1の組
成の染髪料で、実際に被験者の頭髪を染髪した。 染髪前にシヤンプーで洗髪し、水でよく濯いだ
後、実施例1の染髪料を刷毛で塗布し、40分間放
置した後、水洗いをして、シヤンプーで染髪し水
で濯いだ。頭髪は良好に染まり、頭髪・頭皮に
は、カユミ・炎症等の異常は全く見られず、染髪
前に比べ、頭髪はつややはりが自覚された。 染髪後、2日置きに通常のシヤンプーを行つて
もらい色落ちの変化をみたところ、染髪後24日目
ぐらいで頭髪の色が茶色がかつてきたことが見受
けられた。尚、染髪後に枕カバー等に頭髪の色が
移ることはなかつた。 尚、本染髪料は上記ローソニア種の植物体の粉
末と、発酵茶又は/及び半発酵茶の水抽出物と、
レシチン又は/及びプロテインの他に、防腐剤と
してp−オキシ安息香酸ブチルエステル(例え
ば、商品名;メツキンス,上野製薬製)を配合し
てもよい。 以上説明したとおり、ローソニア種の植物体の
粉末と、紅茶又は/及びウーロン茶等の発酵茶又
は/及び半発酵茶の水抽出物とを主成分とする染
髪料であり、染料としてのローソニア種の植物体
の粉末の色素を発酵茶又は/及び半発酵茶の水抽
出物が頭髪に定着剤として作用し、またローソニ
ア種の植物体の粉末が有する毛髪にはり・つやを
与える所謂トリートメント効果と、頭髪へのビタ
ミンB1、ビタミンF等の栄養補給作用を有する
レシチン又は/及びプロテインの有するトリート
メント効果との相乗効果により、従来の染髪料に
ない染髪とトリートメント効果を与えることがで
きるため、その組成物が天然材料で構成されてお
り、色落ちし難く染めの効果が長時間持続する。
また、髪のつや・はりが向上し、染髪による頭髪
への悪影響が非常に少ない染髪料が得られる。 [発明の効果] 本発明は以上説明したとおり、ローソニア種の
植物体の粉末と、紅茶又は/及びウーロン茶等の
発酵茶又は/及び半発酵茶の水抽出物とを主成分
とする染髪料であり、染料としてのローソニア種
の植物体の粉末の色素を発酵茶又は/及び半発酵
茶の水抽出物が頭髪に定着剤として作用し、また
ローソニア種の植物体の粉末が有する毛髪には
り・つやを与える所謂トリートメント効果と、頭
髪へのビタミンB1、ビタミンF等の栄養補給作
用を有するレシチン又は/及びプロテインの有す
るトリートメント効果との相乗効果により、従来
の染髪料にない染髪とトリートメント効果を与え
ることができるため、その組成物が天然材料で構
成されており、色落ちし難く染めの効果が長時間
持続する。また、髪のつや・はりが向上する染髪
料が得られる等の効果がある。
Claims (1)
- 1 主として頭髪の染料として作用するローソニ
ア(Lawsonia)種の植物体の粉末と、主として
前記染料を頭髪に定着剤として作用する紅茶又
は/及びウーロン茶等の発酵茶又は/及び半発酵
茶の水抽出物と、レシチン又は/及びプロテイン
とを主成分とすることを特徴とするトリートメン
ト効果を有する染髪料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1101650A JPH02282316A (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | トリートメント効果を有する染髪料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1101650A JPH02282316A (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | トリートメント効果を有する染髪料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02282316A JPH02282316A (ja) | 1990-11-19 |
JPH044292B2 true JPH044292B2 (ja) | 1992-01-27 |
Family
ID=14306258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1101650A Granted JPH02282316A (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | トリートメント効果を有する染髪料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02282316A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20020013116A (ko) * | 2000-08-11 | 2002-02-20 | 유상옥,송운한 | 염모용 모발 화장료 조성물 |
JP2003034625A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-02-07 | Hoyu Co Ltd | 植物性染毛剤、植物性染毛剤セット、染毛方法 |
CN105534873A (zh) * | 2016-02-29 | 2016-05-04 | 广西南岜仔科技有限公司 | 一种白芨染发剂及其制备方法 |
-
1989
- 1989-04-24 JP JP1101650A patent/JPH02282316A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02282316A (ja) | 1990-11-19 |
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